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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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雪辱戦ドイツ学園オクトーバーフェスト


ケータイをガラホにしてから初めて写メ撮ってPCに送ったのですが、
今までのケータイは原寸大でブログに載せるのにちょうど良いサイズだったのに
今日送った上のケーキ画像はPCで開いたらめちゃくちゃ大きくて変な声でしました…
いちいちフォトショでサイズ小さくして載せるのめんどいな~…

と言うわけで去年は絶好の秋晴れ行楽日和だったにも関わらず
自己管理の甘さのせいで行けなくて死ぬほど歯がみしたドイツ学園オクトーバーフェスト、
今年は無事行けましたー!!
途中天気予報が不穏な感じになって絶望してましたが、
昨日の夜の時点では晴れになってたので神様に感謝!実際の今日は薄曇りでしたが…
オクトーバーフェストの日は毎年秋晴れで夏日な事が多いのですが、
今日はTシャツの上から薄手のユニクロのカーデガン羽織っても肌寒い感じでしたー
ともあれ2年ぶりのオクトーバーフェストだったけど
今年も例年通り和やかで和気藹々とした雰囲気で、久々という感覚が全然ありませんでした。
やっぱりドイツ学園は良いなあ~
今年は特別目立った美少女はいなかったけど、
例年通り学校の関係者やドイツ人の方々のディアンドル(ドイツの民族衣装)姿がたくさんで、
ゴスロリみたいな凄く可愛い色とデザインの物もいっぱいあって
絵の参考になりそうで大収穫vv

しかし主目的は毎年恒例手作りケーキの並ぶドイツカフェですよ!!
いつもはケーキの前に校庭に並ぶ屋台でドイツ料理を食べるのですが、
今年は体重の関係で泣く泣くケーキのみ。
11時半頃ドイツ学園に着いて、カフェは12時半からだというので12時前から並んでましたが
私の前にもかなり人がいて、開場時間には既に後ろにも長蛇の列でした。
今回はアップルケーキ、チョコレートトルテ、ザーネトルテをチョイス。
アップルケーキは生地の素朴なお味とりんごの甘さと酸味が凄くマッチしてて
優しいお味でとっても美味しかったです~vv
チョコケーキも美味しかった!!
いつもドイツ学園のチョコケーキっていまいちな事多いのですが、
今年のはチョコがぎっしり層になってて上質なチョコレートの甘みがとっても上品で
チョコ好きには大満足でしたvv
最後に食べたザーネトルテは多分チェリーのケーキだと思うけど、すっぱいだけでいまいち…
チョコケーキを最後に食べれば良かった!;;と後悔しましたが
まあ3個中2個が当たりなら良いか…
ドイツ学園のお母様方お手製ケーキはいつも大人気であっという間に長蛇の列になるので、
毎年早めに並ぶのを心がけてます~経験って大事よね。
食べた後は可愛いドイツ人&日本の子供達のライブなどを楽しんで、
2時間ほどで満足して帰ってきました~子供達のカントリー・ロード聞けて良かった!
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コバルト文庫とフィギュアジャパンオープン


絵はベルリン国立歌劇場の白鳥の湖のDVDの第一幕で王妃が着ていた
アールヌーヴォー・スタイルのドレスと帽子姿が
とってもエレガントで素敵だったので描いてみました。
全身白いドレスなのに大きなつばの帽子だけが黒と言うところがとってもお洒落。
DVDの王妃様の髪は赤褐色でしたが…この絵は黒髪だからこれもリリー・ヘザー妃?
ハウルに出てきそうなアールヌーヴォー・スタイルの貴婦人も大好きです。
19世紀末とか20世紀初めくらいの王妃らしくないファッションの王妃様というのも凄く好き。


久賀理世さんのコバルト文庫「紺碧のリアーナ」シリーズ 
「恋の仮面舞踏会」「聖なる鐘は運命を告げる」読了しましたー
この前の日記に書いた「フロレンティアの花嫁」の続編。
全体的にはさらりと読める文章ですらすら読めましたが、ちょっと心理描写が多かったのと
私が頭悪いせいなのですがロドリゴの陰謀の部分とか、
推理劇的な部分はあまりついて行けませんでした…
分からなくてもそんなに困らないように書いてあるけど。

でもヒロインのリアーナがメディチ家に仕える組織に与して成長していく過程の一生懸命さが
丁寧に描かれていたので好感度高くて可愛かったです~
怒った時とか照れた時「○○しません!」「○○ですから!」とかいう口調になるのも可愛い(笑)
ヒーローのアウレリオもコバルト文庫のヒーローにしては珍しく
俺様じゃない不器用で初心な性格だったのが良かったです~
リカルドやレオ、ビアンカなどリアーナの仲間達も
特別個性的とか良い意味でアクがあるとかでは無かったけど、
ツボは押さえられていて仲間の絆が感じられる所も良かったです。
恋の仮面舞踏会では組織にとって自分は
アドルファーティの娘であることを必要とされているに過ぎないと考えてしまうリアーナに
アウレリオや仲間達がリアーナ自身を仲間だと信じていると伝える所が感動でした。
「君は迷惑をかけたんじゃない。心配をかけたんだ」というアウレリオの言葉が良いです…!
聖なる鐘は運命を告げるでは
自身の出自とそのために惨劇が起こった事を知って自暴自棄になるアウレリオに
リアーナが口づけする所が素敵でしたー
レオの正体はほとんど気付きませんでした…!
恋愛面はちょっと薄口だったけど、
悪婿とか甘甘なのに慣れきってたせいでかえって爽やかに感じられましたー
花の都フィレンツェが舞台のヒストリカル・ロマン、
すっごく面白かったとは言わないけど優等生な文章で読みやすかったし
ヒロインの成長が魅力的に描かれていたので最後まで読み切れました。
実在の歴史や人物に絡んだ架空歴史物って言うのも面白くて良いですね。


フィギュアスケートジャパンオープン観ましたー
宇野君のトゥーランドットや宮原知子ちゃんのためいきとか観てると、
若いって本当良いなあ~って思います。色んな意味で。
バレエとかでもそうだけど、若いと言うだけで拙さとかも全て初々しさとか魅力になって、
実際の能力以上に美しく見えたり、健気さを感じさせたり、
本人にも思いも及ばない可憐さとか愛らしさみたいな物が出ると思うのです。
それが競技やプログラムや曲と一体になって感動になる…
私がどうしても少女など「若さ」を信奉してしまう理由がそこにはある気がします。
年を重ねたからこそ出せる円熟の深みというのもまた違った感動を呼ぶし、
もちろん素敵だと思うんだけど、
それでも私は本人にも計算出来ない若さ故の感動とか奇跡を愛してしまいます。
知子ちゃんの濃いピンクのフリフリ衣装可愛かったー
投げキッスする振り付けの所の目を見張った表情とか、
初恋の人の姿を追う恋する乙女の顔そのもので本当に可憐でした。
そして真央ちゃん…競技から離れていたことを感じさせない完成度の演技で、
本物の天才なんだなーと改めて思いました。
衣装は淡いライラック色は素敵なんだけど
正直ドンキとかで売ってそうななんちゃって着物みたい…と思わないでもなかったですが、
演技を始める前の唇をかみしめる表情が今まで観たことのない真央ちゃんの顔で、
演技も今まで観た中で一番大人っぽい真央ちゃんでした。
蝶々夫人の夫はもう帰ってこないんじゃないかという気持ちと
信じたい気持ちのせめぎ合いが見事に表現されていて、
蝶々夫人というキャラクターを越えた
一人の生きた女性の姿や葛藤が立ち現れているようでした。
…でもこれからいよいよフィギュアシーズンかー…
また毎週末毎のGPシリーズを消費するのに忙殺される季節かと思うと複雑です…orz

カラオケ楽しい


20歳頃の若き日のリリー・ヘザー妃。
言わずと知れたシシィの有名な肖像画を参考にしました。
漫画にほとんど出してない割に王妃気に入ってます。
頭の中は彼女のビフォアーストーリーとかがもやもやしてるんですが
描けば描くほど3つの王冠の制度とかの設定面が綻んでくるので描けません。
3つの王冠ってそもそも王がいつ渡しても自由なのか?とか
渡された方に拒否権はあるのか?とか、
ラズルが王冠の持ち主を捜すとき
わざわざ自力で旅とかしないでおふれを出せばすむことだったんじゃないか?とか色々…
最初にしっかり設定を決めて描くんだったと後悔しても遅く…
しかし私のリリー・ヘザー王妃は置いておいて、艶やかな黒髪の美女って素敵ですよね。
お姫様の髪の色は今は特別こだわり有りませんが、
どちらかと言えば金髪より褐色や黒髪の方が好みです。濃い色の髪の方が清楚に見えませんか?


今日は20年来の親友、Nちゃんと中学生の時以来くらいにカラオケ行きましたー
そのころって言ったらまだ紙の目録見てコードを入力して曲入れてた時代ですよ…
お互いその後カラオケ行って無くてここ4,5年前位に今の端末使うカラオケを知ったので、
2人で原始人が現代にタイムスリップしたみたいな感じだったよねーと笑い話にしてました。
Nちゃんは一人で歌いたがらなかったので2人で歌える曲歌いつつ
自分も歌いたい曲入れたのでたった1時間半だったけど声凄い枯れました…
会社のお付き合いのカラオケとかだと
選曲とか空気読まないといけないから大変だよねーとか言いながら
セーラームーンのEDテーマだった乙女のポリシーとか歌ってました。
確実に空気読めって言われるよねとか言いながら(笑)
最終的には2人で靴脱いでソファの上に立ちながら歌い踊ってました。
誰かに入ってこられたら何事かと思われるレベル。
私はこの日のために猛練習してたAKBの恋するフォーチュンクッキーが歌えたので満足。
先週入籍したNちゃんに捧げる安室ちゃんのキャンユーセレブレッドでシメでした。
来月はいよいよ結婚式!Nちゃんの花嫁姿楽しみ~

久賀理世さんのコバルト文庫「紺碧のリアーナ フロレンティアの花嫁」読みました。
シリーズ物でまだ2冊続きがあるので何とも言えないけど、
現時点ではそんなに濃くない代わりにさらりと読めるのでまあ様子見かな。
幼い頃のアウレリオとリアーナが会うシーンの挿絵可愛すぎた!!vv




秋だから芸術鑑賞


NHKBSプレミアムでやっていたプッチーニの歌劇「トゥーランドット」観ました~
中国が舞台と言うことで、火のついた椅子をくるくる回す雑伎みたいなのが有ったり、
人民服を着て顔を緑色に塗ったコーラスがいたり、演出が凝ってて面白かったです~
湖上の野外劇場らしく船がすべっていったりするのもロマンチックで素敵。
トゥーランドット観るの初めてでしたが、音楽の使い方が何となく今の映画音楽っぽいなーと。
一つのテーマ曲がクライマックスのシーンの度に使われる所とか。
台本も良くできてて、リューの死を単にカラフとトゥーランドットのための捨て石にしないで
しっかり重く扱っている所とか好感が持てました。
愛するカラフのために自ら死を選ぶリューを演じたユ・ガンクンが涙を誘いました~
トゥーランドットのかける3つの謎も面白かったです。
有名な誰も寝てはならぬのアリアも良かったです~
ラスト結ばれたカラフとトゥーランドットを言祝ぐかのように
誰も寝てはならぬがリプライズ?される所も感動的。
カーテンコールではリュー役のユ・ガンクンが劇中では見せなかった笑顔を見せて、
それがとても可憐だったのが印象的でした。


前回の日記で書いた父に買ってもらったミラノ・スカラ座の
アンジェラ・ゲオルギュー主演の椿姫のBDも観たのですが、
衣装と装置は正統派でとっても綺麗だったのですが…
ゲオルギューって言われてるほど歌上手く無くない…?
そはかの人か~花から花へのラストももっと高く声延ばす人いっぱい知ってるし…
第二幕のヴィオレッタの衣装は可愛くて素敵なのですが、
髪型…艶やかな黒髪をたらして淡いピンクのリボンを結んでるのは
年が年なら凄く可憐なんだけど…ゲオルギューの年だとなんでこの髪型にした?って感じで…
ジェルモンとの二重唱もお互いが完全に一人だけで演技してて、
心が通い合っていく感じが全然出てませんでした。
椿姫の一番の泣き所だと思ってる「愛してね アルフレート」の所も全然泣けず…
その後のアルフレートとジェルモンの「プロヴァンスの海と陸」のシーンは
ジェルモン役の歌手、
この情感を何でヴィオレッタとの二重唱の時に出してくれなかった…って感じでした。
第二幕2場のフローラの家の夜会と第3幕はどの歌手もまあまあ良かったですが。
何度も言うように衣装と装置が正統派で素敵だったので
BSでやる時とかDVDになってる椿姫でもこれ位豪華なのは無いのでその点は良かったです。
第一幕のヴィオレッタの
黒髪を結い上げて真っ白いクリノリン・スタイルの夜会服を着た姿は素敵だった~
いつか描きたい題材です。


葵木あんねさんのルルル文庫「毒蛇姫の宮廷菓子」読みました~
前回書いた「黒椿姫の優美なる謀略」と比べると
正統派のきらきら宮廷物少女小説で、読みやすく面白かったです。
氷の魔女と呼ばれるユリアーニャが
大好きなお菓子を食べると子供のような笑顔になるのが可愛い。
ヒーローのレオナルドも勇猛果敢だけど魔物の類が苦手で恐がりな所が面白かったですー
〈赤い監獄〉の秘密が明かされるシーンも良かったです。叫び役の騎士がいる所とか噴いた(笑)
レオナルドにチョコレートクリームをもらえなくて大粒の涙をこぼすユリアーニャ可愛い♪
2人が結ばれるシーンで講和とか割譲とか戦争に例える所も甘さを増していて好きです。
策謀渦巻く黒椿姫と比べて小難しい計略もない比較的平和な話だったので良かったですー
イザベル王太后とアレクガート王とのすれ違いの関係や
母に愛されないレオナルドの心情も切なくて良かった。

気分は映画スタッフ


絵は少女リリー・ヘザー…のはずだったんですが、服は19世紀後半お嬢さま風。
父が買ってくれたアンジェラ・ゲオルギュー主演のミラノ・スカラ座の椿姫のDVDを観て
黒髪でこういう髪型(ピンクのリボン)してるの良いな~と思ったのですが
こういう髪型に似合うドレスが思いつかなくて、かつ
波津彬子さんの「お嬢様のお気に入り」のキャロラインっぽい女の子も描きたかったので
最終的に誰だかはっきりしない絵になりました…


去る9月21日は親友GAGAちゃんと一緒に作業所のお知り合いの娘さん、Kちゃんの出る劇を観に
Kちゃんの通う自由が丘の高校の文化祭に行ってきました~
高校の文化祭とか懐かしすぎてみんなぴちぴち過ぎて色々眩しかったです…
Kちゃんの出演した演劇部の劇は里見八犬伝の八犬士が揃うまでを描いた物。
ストーリーも台詞も良く分からなかったり聞き取れないところはありましたが、
女子校なので女子が男性役を演じるのにみんな違和感なくて良かったです~
所々に挟まれた小ネタが楽しくてツボでした♪
旦閑野(あさけの)と名乗り女装してる犬坂毛野が
懐から鏡を取り出して「やべ アイプチ取れてる」とか(笑)
「剣の指導をしてやろう」と舞台端に寄った2人が
アイドルみたいな振り付けで踊り始めて「もっと飛んで!!」とか(笑)
個人的には浜路役の女の子が台詞回しとか声とか可憐で可愛くて萌え萌えでしたv
色々拙い所はあってこういうの観るとプロの舞台って凄いなー…と改めて思ったけど、
最後揃った八犬士がそれぞれの字が入った玉を持って舞台に並んで、
玉が光る所は何だかんだ言って良かったです~かっこよかった!

その後美術部や文芸部等文化祭を冷やかしてから電車でセンター南に行き、
1時間カラオケした後サイゼリヤでランチしつつ、
今回の主目的であるGAGAちゃんと葉月ちゃんと私の3人で作る予定の本に載せる
青薔薇姫のリメイク版?の最初の打ち合わせをしました~
葉月ちゃんは残念ならが来られませんでしたが、
3人で本を作る計画をGAGAちゃんから聞いて、面白そうだな~と思って。
私の夢は誰か素敵な絵師さんが挿絵をつけてくれた青薔薇姫の絵本を
自分の娘に読み聞かせてあげる事だったのですが、
GAGAちゃんが絵を描いてくれるというので1も2もなく参加することにしました。
しかしGAGAちゃんが思った以上にガチでやる気満々だったので気圧される場面も…
とりあえず第1回の打ち合わせの今回は青薔薇姫の衣装のリメイク案と、
私が持って行った青薔薇姫の絵本を見ながら
おおざっぱにこのシーンのカメラワークはこう変えようか、とか言ったことを話し合いました。
GAGAちゃんはさすが美大出だけあって構図やカメラワークなどにこだわるので、
いつも真っ正面から見た全身絵しか描かない私には未知の領域で、
なかなかピンと来ないところもありましたが
でもそういう事相談し合うのはまるで映画を作っているスタッフにでもなった気分で
とっても楽しかったです~。
特に青薔薇姫の衣装考える時は
「アップになった時映えるように首周りに装飾を持ってこよう」とか、
本当に映画の衣装デザイナーになった気分で凄く楽しかったです。
途中脱線してオリキャラ談義になったりして、
「人に自分のキャラに萌えてるんだなーとバレてるの凄く恥ずかしいけど、
それでも自キャラ萌えしちゃうよね!!あるある!!」
とお互い確認しあえて良かったです(笑)


映画と言えば、昨日「ボリショイ・バビロン 華麗なるバレエの舞台裏」観てきました。
「エトワール」みたいな普通のドキュメンタリー映画だと思ってたら、
2年前起きたボリショイ・バレエの芸術監督セルゲイ・フィーリンが
何物かに顔に硫酸をかけられた事件を軸に、
ボリショイの内部分裂をあぶり出した映画で、
その事件の事全く知らなかったのもあってやや面食らいましたが、
ボリショイのダンサー達の美しい舞台映像も豊富で飽きずに観られました。
結局真相は闇の中でしたが、あんなに美しくロマンチックな舞台の裏側で
あんなにどろどろした世界が渦巻いていたなんて…と若干ショックを受けてました。
ロシアという国の政情とかも色々複雑に絡み合ってるんだろうなあと。
もうバレエ雑誌のダンサー達のインタビューを純粋な目で読めなくなりそうです…


葵木あんねさんのルルル文庫「黒椿姫の優美なる謀略」読みました。
華やかな宮廷物かと思いきや
神聖ローマ帝国を思わせる西の帝国と東方の異教徒の帝国との闘いを縦糸に
王侯貴族同士の謀略策略奸計の数々を描いたお話で、
戦争や抗争の描写が多くて少しダレる所はありましたが、
ヒロインとヒーローが政敵を陥れてのし上がることを躊躇しない策略家というか、
有り体に言えば悪女悪漢だったのが少女小説の主役として斬新で結構面白かったです(笑)
ヒロインの黒椿姫と謳われる美姫ルシェリーゼが意外と奥手だったり、
敵に掴まり捕虜となった父王を救い出すため
ロディオンを誘惑しようと自らの純潔を捧げる覚悟でストッキングを脱いでいくところとか
悪女なんだけど世慣れしていない感じが可愛かったです。
ロディオンに私を好きだというなら信じて欲しいと宣言し、
思いが通じ合って結ばれるシーンも
翌朝恥じらうルシェリーゼが悪女なのに初々しい感じが良かったです~
結局悪女の顔は表向きだけで根は純情な女の子なのね~って感じで。
最後2人の間に生まれた皇子にロディオンが嫉妬する所も可愛かった。

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プロフィール

HN:
小雨
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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