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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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フランス万歳


絵は若き日のリリー・ヘザー姫。
白磁のように白くなめらかな肌、艶やかな漆黒の髪、夜の闇色の瞳を持つ
神秘的な美少女リリー・ヘザー姫は
「バーレイ公国の雪白姫」と謳われていたそうな。
彼女とロレンツォとのロマンスとかユーディとの和解エピも描きたいんですがまとまらんなあ…


ベルサイユのばらの40年ぶりに出た続刊、
エピソード編11巻と12巻買いましたー
11巻の方は大分前に手に入れてたのですが感想書きそびれてて。
12巻は9日の京都から新横浜に帰る日に新幹線の中で読むように駅の本屋で買おうか迷って
結局買わなかったら翌日近所のブックオフで売ってて歓喜!
定価で買わなくてほんま良かった…!
11巻も12巻も良かったですー!
作者自らの同人誌と言った雰囲気で、40年経った今だからこそ描ける物語で
キャラのその後や前日譚等が描かれていて、
池田理代子先生のプロの漫画家としての気概が感じられる作品達でした。
カラーページがいっぱい付いてて美麗~vv
素敵なローブ・ア・ラ・フランセーズのカラー絵がいっぱいで眼福でしたvv

アンドレとクリスティーヌ嬢のお話は何が描きたいのかよく分からなかったけど
カラー扉美麗で好きvv
アンドレを密かに想う女性がいたというだけでアンドレ萌えとしては嬉しいですvv
ジェローデルのお話はジェローデルのお母様のドレスのカラー絵が綺麗で素敵♪
ジェローデルも好きなので何と言うこともないお話だったけど良かったです。
アントワネット処刑後のフェルゼンとマリー・テレーズの邂逅の漫画は
切なくて良かったです~
アランの話も良かったけど、ル・ルーは美少女にならない方が良かったな…
ちんくしゃのル・ルーが好きだったのに…

12巻はジェローデルとソフィアの話は限りなく後付っぽかったけど、
IF話として楽しめました~ソフィア本編とかなりキャラ変わってたけど。
若き日のジャルジェ将軍とジョルジェットのお話は
マリア・テレジアとフランツが出てきたり、歴史的に美味しい話でした。
フランツ(フランソワ)がマリア・テレジアと結婚するために
祖国ロレーヌ公国を手放す決意をする所は切なかったです。
しかしジャルジェパパが若い頃あんなに美形だったとは!!
そしていくら両思いだからって森の中で押し倒してそのまま事に及ぶシーンは
若い頃は情熱的だったのね~と思う前にちょっと引きました…
出来ちゃった婚の子供オルタンス可哀想(笑)

全体的に完全IF話としてみれば楽しめる感じでしたー
とにかく池田理代子先生の描くドレスがカラーでいっぱい見られたのが満足度高かった!!vv
続刊に期待したいです~
ゼクシィに載ったオスカルとアンドレの結婚準備話も読んでみたかったなあ…


コバルト文庫は新しく買ってはいませんが、長い間読まずに置いておいた
「西洋人形は夢をみる 瑠璃色の事件手帳」読みました~
うーん、確かに著者もミステリー「風」なのでお気軽にお読み下さい、と書いてたけど
事件の感じが軽すぎて…
千崎のキャラは嫌いじゃないんだけど、撫子とのラブはもう少し丁寧に描いて欲しかったかな。
挿絵はとっても綺麗なんですけどね~。

ルルル文庫の葵木あんねさんの「猛獣姫の不機嫌な花婿」も買って読みましたー
ラティガーのロザレーナへの切ない片思いが良かったけど、
全体的に何をしたいのか良く分からないお話だったような。
松田志乃ぶさんの悪魔のような花婿シリーズのギャグセンスの高さに慣れてたので
キャラクター付けや童て…と繰り返す感じもいまいちノレなくて。
ロザレーナのキャラもどういう子なのかいまいち良く分からなかったしなあ…
でもそれなりには楽しめました~
葵木さんは元々の水準が一定以上あるので
有る程度のレベルは保障されてるからついつい作家買いしちゃいます。
ラストラティガーにむしゃむしゃ食べられちゃうロザレーナ可愛かった(笑)
椎名咲月さんの挿絵も可愛いv
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京都初日・中日日記


何度も言いますが6日から京都に行ってました。
初日の6日は新横浜から新幹線で京都駅に向かい着いたのが11時半頃。
違う新幹線で先に着いてた母とホームで合流し、
今年のお正月のオフ会でも行った烏丸御池の新風館の中にあるTAWAWAでランチ!
前とは少しメニューが変わってて、
前はメインの料理を3種類の中から選ぶ感じでしたが
今回は2種類のパスタから選ぶようになってましたー
私も母もベーコンのクリームソースパスタを注文。
早速焼かれてた石窯焼きピッツァと京野菜のサラダ・おばんざいを取りに走る私。
ピッツァ相変わらずめちゃんこ美味しかった~vv
体重を気にして3きれしか食べなかったけど;;ほくほくで美味しいのですvv
蟹クリームコロッケも凄くクリーミーで美味しかったー!
パスタも最初は運ばれてきた時量少なっ!!と思ってしまいましたが、
食べてみたら100g位は普通にあって、程よいクリーミーさでとっても美味しかったですvv
本当にTAWAWAのお料理やお野菜はみんな味付けがきつすぎずほどほどなのが
何とも上品なお味で美味しいです。ピッツァも次々と焼き上がってくるので楽しかった~

田舎に帰る山陰線の電車の時間まで余裕があったので
食べ終わった後私は一人でまたもや京都国際漫画ミュージアムへ。
明るい陽光に包まれた夏の漫画ミュージアムも冬とはまた違った趣で楽しかったです~
今回日本人のお客さんより観光客の外人さんの方が多かった気がします。
受付通ってすぐの所にその場で似顔絵描いてもらえるコーナーがあって、
めちゃくちゃ可愛い外人の女の子とお兄さん、お姉さん3人の兄弟が描いてもらってましたー
3人のお父さんが描いてる女性を写真撮ったりしてて、
私も描いてる所を後ろから覗いてみたけど、
あんなに即興で絵の具で描けるって凄いなーさすがプロだなーと思いました。
3人の似顔絵似てたし可愛かったvv
出来上がった絵に子供達もお父さんも満足顔で、見てて微笑ましい光景でした♪

その後2階に上がり企画展「戦争と漫画」展を観に行きました。
特攻、原爆、沖縄など6つのテーマ毎にそのテーマを扱った戦争漫画が紹介されていて、
水木しげる先生の空襲の中漫画を描き続けた自伝的な作品とか、
はだしのゲンとか、ロボット三等兵とか
見てて苦しかったけど、でも忘れちゃいけない記憶だよなと思いながら見てました。
個人的にひめゆり学徒隊の漫画が一番キツかった…;;
壕の中に爆弾が落ちて胴体と頭がばらばらになった死体の描写とか…;;
名香智子さんの、特攻に行く少年兵達を見送る女学生達の漫画とかも切なかったです。
でもそれらを熱心に見てる外人さん達がたくさんいて、
こういう所から戦争の悲惨さとか平和の尊さが伝わればいいなと少し希望が持てました。

3時頃漫画ミュージアムを出て暇つぶしに京都駅地下をうろうろし、4時37分の電車で綾部に。
綾部駅まで叔父に迎えに来てもらい、スーパーで買い物して7時半頃母の実家に帰りましたが
祖母が大分認知症が進行していて、
暗くてほとんど何も見えないのに畑で仕事してて、
叔父に熱中症になったら困るからクーラーのかかった部屋で大人しくてしてろって言ったやろ、
と怒られる祖母。
辛うじて私と母のことは分かりますが、
本当に昔のようなちゃきちゃきした感じや覇気が無くなって魂が抜けたようになってて
見てて寂しかったです。
次の日、7日は念願の夏の京都での縁側の読書を満喫しました。
田舎の夏はやっぱり大好き♪毎年の事ですが、晴れて暑い蝉時雨の中
縁側に座ってホラー(重要)を読むのが私の楽しみなのですー
角川ホラー文庫の「ホーンテッド・キャンパス」の5作目と「きんきら屋敷の花嫁」読みましたが、
ホーンテッド~の方は面白いんだけど
最初の霊の怪異の部分だけなら怖いのに毎回真相が明かされると途端に現実に引き戻されて、
そこが味でもあるんだけどそのせいで怖さが薄れちゃうのが残念でもあったかな。
きんきら屋敷は田舎で読むに相応しい世界観の不可解で不気味なホラーで良かったですー
寸評でもあったけど、ヒロインが起こった出来事に特に疑問を抱かず受け入れて、
ラストも一人冷静なのが面白かったです。
田舎で読む用に買ってからとっておいて良かったー

8日は朝早く綾部を出て昭さんと大阪でオフ会後、
京都駅から出てるシャトルバスに乗ってその日泊まる二条のANAクラウンプラザホテルへ。
すぐ側の二条城で七夕のお祭りがやってたので母と少し見学に行きましたー
浴衣姿のおぜうさんがたくさんいて、夜のお祭りって感じが懐かしくて楽しかった!!
灯りの灯る幻想的なぼんぼりがあったり、
今流行の?プロジェクションマッピングで建物の壁に淋派がテーマの光の絵が映し出されたり
とっても綺麗で雅で良かったです~
ホテルに戻るとラウンジのカフェでジャズピアニストとシンガーの女性が
着物姿でジャズナンバーを披露していたのも京都ならではの感じでお洒落で素敵でしたvv
ホテル自体も泊まった部屋も豪華で気分はお姫様でした~vv
ホテル特有の薄暗い感じとかどこか非日常的な雰囲気良いですよね!!

9日朝は結婚式のために5時半起き。ANAクラウンプラザホテルの朝食ビュッフェ、
今まで泊まったどこのホテルよりも豪華で美味しかったです~!vv
チョコデニッシュとアプリコットデニッシュが特にvvフレンチトーストも~!
とにかく朝から晩まで思う存分京都を満喫できた4日間で楽しかったですー!!
夏の京都は寒くないってだけで何て快適なんだろう…

昭さんとちゅっちゅうふふの大阪オフ会★


写真は本文と全く関係ないけどあげる画像がなかったので
8日に泊まった二条のホテルの庭に鎮座していた狐さん。
せっかくオフしたんだからツーショットでも撮っておけば良かったなあ…

という事で8月8日に昭さんと大阪でオフ会してきましたv
待ち合わせは11時45分に大阪駅御堂筋口だったのですが、
私は乗る予定の電車に遅れて五分遅刻orz昭さんお待たせしてすみませんでした!><
無事合流した昭さんは少し髪を切られたものの相変わらず黒髪ロングの似合う優しいお姉様vv
とりあえず地下道を通ってから地上に出て
予約して頂いていたカラオケ店のある商店街を歩く私達。
本当にザ・大阪!って感じの活気ある商店街で歩くのが楽しいです♪
昭さんは「夜は怪しくなるけどな!」と言ってましたが。
カラオケ店の近くのデイリーで昼食を買ってからカラオケ店へ着いたのが12時10分頃。
以前きさなずさんと3人で行った時は凄く小さい部屋だったので今回はどうかなと思ってましたが
2人で座るのには充分なソファのあるそこそこ広めの部屋で良かったです!

で、二人して昼食を食べた後いつもとは少し趣向を変えてDVD鑑賞会へ。
私の希望で借りて頂いた今敏さんの「千年女優」と、
同じく私希望の「電脳コイル」の第12話と13話を観ました~
千年女優はずっと観てみたーいと思ってたのですが、
始まってすぐに異様に既視感があって、「あ、これTVで観たわ昔。」ってなってました。
でもほとんど忘れてたので面白かったです~
ちょっと音量が小さくて他の部屋の歌声にかき消されて台詞が3分の1位聞き取れなかったけど;
主人子の千代子の次々変化していくコスチュームプレイが楽しかったです♪
楽しみにしてたハイカラさんルックはちょっとしか無かったけど;;
個人的には戦国時代の姫?っぽい衣装の時の話がよさげだったなー
でも千代子よりライバル役の狐顔の女優さんの方が好みだった(笑)
ラストは全然覚えてなかったけど、えええと思いつつも妙に納得できる感じの意外性で、
昭さんと2人「究極のエゴだけど、女優ってそういう仕事かもね」と言い合ってました。
今監督の映画ってこれしか観た事無いけど
全体的に無機質な雰囲気で、それが好き嫌い分かれるだろうけど私は好きーと、
昭さんと意見が一致して嬉しかったですvv

電脳コイルは私の大好きなヒゲ回こと「ダイチ、発毛ス」久々に観られて良かったです~
ダイチこんな可愛い声だっけ…ハラケンも。
「余計なもん作ってんじゃね~!!」とヤサコの顔の上で核戦争が始まるところが好きです(笑)
「あなた達はけんかをしないのですか?」というヒゲイリーガルの台詞の所で
ダイチとフミエが目をそらしてるのも美味しい。
「最後の首長竜」の回も涙無しでは観られませんでしたーくびながぁああああ!;;
これまた昭さんと「男の子は結構いつ生えるかとか気にするみたいですよ(笑)」とか
「小さい頃よく動物拾ってきて結局死なせちゃったり誰にでもあるけど、
悲しいけどそれも必要な経験なんだよね~」とか語り合いながら鑑賞出来て、
普段一人でしか観ないけど人と一緒に観るとこういうのが楽しくて良いなあと思いました。
にしても千年女優と電脳コイルで
同じ作画監督さんが出てるというのを教えてくれる昭さんのスタッフ愛さすがっす!!
「服の柔らかさとか質感が伝わってくるような線が好き~vv」という昭さんのこだわりに脱帽!

鑑賞会が終わったのが14時半頃で、じゃあ時間ある内にスケブ描くかーと言うことに。
私が先月茶眼さんに描いて頂いた学生服ギル君を自慢したら昭さんが
「スキャンしてよ!!」って言うので
「やだよ!!スキャナの汚れで絵が汚れちゃうじゃん!!」とか
攻防しながらソロ兄描かせて頂きました。
典型的なバストアップしか描けない中学生の絵みたいな感じになってすみませんでしたorz
横に「来いよフィーユ」って書いたら昭さんに
「そこはフィーユじゃなくて昭って書く所でしょ!!」って言われたけど華麗にスルー(笑)
ソロ兄はフィーユちゃんだけの物だよ…
ついでに下半分が余ったのでユーディも描かせて頂きましたー
ユーディなんかをリク頂けるなんて有り難い;;
昭さんにはジルダ姫をお願いしたのですが、
まるで陶器で出来たお人形の様に美しいジルダ姫描いて頂けてとっても嬉しかったです~!vv
大きな瞳がきらきら透き通っててベルばらの世界に出てきそう…vv

その後店員さんにDVDデッキを撤去してもらってカラオケタイム。
昭さんと2人で一緒に歌えそうな歌を探しながらデュエットするの楽しかったですvv
ジブリメドレーとかドラえもんメドレーとか…
ジブリメドレー君をのせてが一番まるごとあるのに他のはぶつ切りだったり謎編集でしたが
トトロとか時には昔の話をとかルージュの伝言とか2人で歌うの楽しかった~v
ドラえもんメドレーでは「俺はジャイアン」がむしろちゃんとあれ以上の歌詞があったことに
2人で驚いてましたが、ドラえもん音頭を最後まで歌えちゃう昭さんに感服!
あとは岡本真夜とかZARDとか…
個人的にキャンディーズの年下の男の子を二人で歌ってる時が一番楽しかったです(笑)
アイドル気分~♪映像もちゃんと当時のライブ映像ですよ!
もちろんMelodies of lifeも歌いましたが、映像でお城が出てきて
「これアレクサンドリア城やん」と空気読める映像に2人でグッジョブしてました。
ラストはぬ~べ~の「バリバリ最強No1」で締め。
昭さんのナイスチョイスで盛り上がって良かったです~v

お会計の際昭さんがカード使われたので私は一応後ろ向いておきましたが、
「昭さんのカードの暗証番号ばっちりブログに書いてやるぜ」
「いや~キャッシュカード使われまくる~;;」とやいのやいの言いながらカラオケ店を退出。
帰りの電車は同じJRだったので
お優しい昭さんが京都方面のホームまでご一緒下さったのが嬉しかったです~;;
どういう流れからかチャイナドレスの話になり、
「ミニのチャイナはどうしてもいけないお店のお姉さんに見えていまいちだよね~」
「ロングもエロいんだけど、もっと上品なエロチシズムなんですよね!!」とか
大声で議論してる間に電車が来たので名残惜しくもお別れ。
座席に座ってからも昭さんがずっと窓の外で見ててくれて、
電車が発車しても見えなくなるまでずっと手を振って頂けたのがとっても嬉しかったです~><
いつもとは少し趣の違うオフ会だったけど
気心の知れた昭さんと長い間楽しい時間を過ごせてとっても良かったですvv
スカイプも良いけどやはり実際にお会いして顔を見てお話しするのは
また格別な物があるな~と思いました!
そして風邪予防のマスク越しにも伝わってくる昭さんの女子力高い香りハァハァ(お巡りさーん)
昭さん本当に長い間お付き合い下さり、楽しい時間をありがとうございましたvv
今後あまり京都に行かなくなるかも知れないのですが;;
またオフ会ご一緒して下さいね~!vv

従弟の結婚行進曲



6日から9日まで例によって京都に帰省してました~
とはいえ今回の主目的は9日に京都市内のホテルであった従弟・Hの結婚式に列席すること。
でも6日はまた京都国際漫画ミュージアムに行ったり
7日は大好きな夏の田舎で毎年恒例の縁側の読書を楽しめたし、
8日は番外編?として大阪で昭さんとおデートしてからの~
京都二条の豪華なホテルでのお姫様気分の宿泊など、
夏の京都を思う存分満喫した4日間で楽しかったです~!!
漫画ミュージアムの事やおデートレポは明日以降また書くとして、
今日は生まれて初めての結婚式の感想を。
写真は花嫁さんのご友人が描かれたウェルカムボード。可愛い!!新郎新婦どっちも似てます。

・・・つづきはこちら

「悪魔のような花婿」シリーズ読了


昨日行ってきた横浜ビブレの中のブックオフで
「悪魔のような花婿 プリンセス・フェスティバル」買えましたー!!
まさか一店目でしかも108円で見つかるとは…!vv小躍りしましたとも!!
amazonで買わなくて本当良かったー矢も楯もたまらず直帰してすぐさま読みました!
結論、良かったですー!

「プリンセス・フェスティバル」は初夜から5年後、
3人の子供に恵まれたジュリエットとウィリアムの浮気騒動を描いた話。
とにかく前巻「エメラルド島の花嫁」読んで2人の子供がどんななのか早く知りたい!!
と思っていましたが…
何だろうな、3人の子供達、ジュニア、ダイアナ、ギルバートはそれぞれとっても可愛いのですが
23歳の母親になったジュリエットと20代後半になったウィリアムが
すっかり落ち着いちゃって、何だか読んでるこちらとしても
2人を見守るおじいちゃんおばあちゃんみたいな心境にさせられるというか…
前巻最後のベッドシーンでかなり強烈な印象を受けたのに加え今度のお話のコンボで、
もう最初の頃のむらむらすると12歳の少年になっちゃう可愛いウィリアムと
うぶな処女妻ジュリエットじゃないんだなー…とちょっと寂しく思ってしまいました。
シリーズは10冊完結でレヴィローズの指輪よりずっと短いので全巻集めることにしましたが、
今初期の悪婿を読んでも前みたいに新鮮に無邪気に2人のいちゃいちゃを楽しめない気がする…
未来の姿を知ってしまっただけに。
そういう複雑な感情で読み進めましたが、
内容もしばらく子育てに忙しく身なりに構えなかったジュリエットが
愛するウィリアムの関心を惹きたくて鏡に向かうところとか、
若く瑞々しいエイプリルにウィリアムがときめきを覚えているのではないかと落ち込む所とか
結婚後の人妻のリアルな感情が描かれてて、時の移ろいを感じさせる感じでした。
まあ23歳で若い娘に羨望の目を向けるというのも三十路のこちらとしては困りますけど(笑)
でもレディ・ドーラの孫煩悩ぶりや
若い頃つい浮ついた夫ロバートを一週間寝室から閉め出した昔話とかを読めて良かったです!
そしてヴィヴィアンはまだ独身なのね…
何か微妙に扱い酷いな気もするけどこれもヴィヴィアンらしいかも。
姪っ子のダイアナに熱愛されるヴィヴィアン可愛かったです。
娘に自分ではなく叔父のヴィヴィアンと結婚したいと言われて落ち込むウィリアムも(笑)

ウィリアムの浮気現場!?を目撃して天守に双子を連れて閉じこもるジュリエットに
ウィリアムがあの手この手で扉を開けさせようとする所は笑いました(笑)
ずっと寂しさをつのらせていたジュニアの涙もいたいけで泣けましたー;;

エイプリルがガイを好きなのは最初から分かり切ってましたが
大事なのはその事実でなくガイをいかに愛していて結婚したいと望んでいるかという
エイプリルの心情吐露のシーンなので問題なし。
若い娘らしいひたむきさで
養い親のガイのお嫁さんになりたいと感情をぶつけるエイプリル可愛かったです~
ガイに大人として見てもらいたくて髪を結い上げたり、健気だ…
全ての騒動が丸く収まった後、ジュリエットが
時の流れと共に夫婦の関係も徐々に変わっていくけれど、
その度に何度もお互いに恋するんだと思う所が素敵でした。


前巻の後書きで松田さんが次の短編集の中の1つはリオンとイーヴの話だと書かれてたので
もちろんこの2人は好きだけどその後を見たいほどじゃないなーと思って一番期待してなかった「たんぽぽと卵」は、まさかのリオンとジュリエットのすぐ上の姉エリザベスのお話だったので
期待値低かった分とっても楽しめましたーイーヴも相変わらずのノリ健在だったし!
挿絵無くて表紙だけだけど見つめ合って踊るリオンとエリザベス麗しいvv
見習いシスターエリザベスと王太子リオンの胸躍る一種のシンデレラ物で、
本編とそんなにつながりはないけど別の話として充分に楽しめましたv
舞踏会、そしてShall We Dance?と私の愛してやまない素敵ワード・展開が盛り込まれてて
訳もなく読みながら泣きそうになりました…;;
エリザベスの正直で正義感が強く勉強家で嫌味が通じない所(笑)可愛かったです~vv
バランディア語で訛りまくる所も好きー
リオンが恋して欲しかったのでちょっと残念ではありましたが、
今後の恋を予感させるこの終わり方もこれはこれで良いかと思えました。
ハロルド・キーンとベンジャミンのコンビ?も良い味出してて好きです。
ただ作中に3カ所ほど某ネット掲示板を思わせるイーヴのおちょくり台詞があって
これまでは全然そんな事無かったのに何で急に???とは思いましたが
「ポエムですか?ねえこれポエム?」で顔が引きつるくらいくっそ笑った(笑)ので良いか。


「私の赤い騎士」は時系列的にも雰囲気的にも一番本編と近いし、
短いながらヒューサラの美味しさが詰まってたので良かったです~!
前述のたんぽぽと卵が少なくともラスト時点ではお友達エンドだったので
ヒューとサラも主従エンドかなーと期待してませんでしたが、
ちゃんとラストヒューサラというかむしろサラヒュー?してて良かったです!vv
グレイハウンドになったサラの心の声大胆で甘くて素敵vvヒュー大好きなサラ可愛いですvv

何度も書くようにウィリアムとジュリエットの新婚時代の本編に慣れ親しんでたので
初夜シーンのある前巻と今作でどうしても今まで通りの2人のイメージが保てなくて
自分でも感情をもてあまし気味でしたが、
ちゃんとほぼ順番にウィリアムとジュリエットのいちゃラブを追えたので
こうして着地点にたどり着けて良かったです~
本当に最近は頭の中が常に悪婿で埋まってて困ってましたがひとまず落ち着けたかな?
松田志乃ぶさんはキャラ作りもエピソード作りも抜群に上手くて本当に好きです~
素敵なシリーズが読めて良かったです!あと残り2冊位頑張って集めるぞー!
加々美絵里さんのコミカライズ版4巻も108円で早くありますように!

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プロフィール

HN:
小雨
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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