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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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昭さんと夏も最後だ!創作キャラコスプレ絵チャ☆


本日14時から昭さんとスカイプしながら絵チャしておりました~
テーマは私の希望で「お相手に描いて欲しいお相手の創作キャラさんと衣装をリクエスト」
私の説明の仕方が下手で昭さんにご理解頂けるのが難しくてすみませんでしたorz
要するにお相手のキャラさんにしてほしいコスプレをリクエスト、という物です。
私は昭さん宅のミニアちゃんに「アリス服」をリクして、
昭さんからは青薔薇姫に「魔女っ子」のリク頂きましたー!

左:小雨の魔女っ子コス青薔薇姫

右:昭さんのアリスコスミニアちゃん


私の青薔薇姫は魔女っ子というか魔法少女ですね^^;;
普段のドレスをアレンジして魔女っ子衣装にするの楽しかったですー
背景も思ったより上手くいって良かった。ちょっと恥じらってる感じです。
見学の桃吉さんにちゃおとかプリキュアっぽいと言って頂けて
ちょうどその辺を意識してたので嬉しかったですvv


昭さんのアリスコスミニアちゃんとっても可愛いです~!vv
このお題考えた時からミニアちゃんには絶対アリスコス!と決めてたので見られて幸せ…vv
アリス服の常識を覆すミニアちゃんカラーのアリス服とってもお似合いですー!!
エプロンのフリルや縁の模様も細かくて可愛いしスカートの水玉模様もお洒落♪
ちらりと覗くオレンジの縞々タイツも萌え!手の上のキノピィも可愛いですvv
いつもながら線画も美しいし絵チャとは思えないエアブラシのような塗りも綺麗ですー><


夏終わるの嫌だわー鬱だわーという私にでも秋は果物が美味しいよ!と励ます昭さんだったり
桃吉さんとDFFOOのお話ししたり、そもそもオペオムって略が一般的なの??とか
今回もぺちゃくちゃお喋りしながらの絵チャとっても楽しかったですー
夏が終わるのは寂しいけど最後に有意義な絵チャ&スカイプが出来て満足です♪
このログお気に入りになりましたーvv
昭さん桃吉さんお付き合いありがとうございました!vv
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flowers10月号感想


絵は浴衣姫さま。今年は浴衣絵描けなかったので残暑見舞いをかねて。
露骨にモデルがあるのが丸わかりな絵ですな…最近ブログのイラスト黒髪続きですね^^;;
しかし着物とか浴衣はいつもハガキサイズの画用紙に
主線コピックマルチライナーのセピアでペン入れしたのに塗ってたので分からなかったけど、
ボールペンの黒主線ってやっぱり主張強いですね…
もっとふんわりな感じにしたかったけど画用紙は滲んで髪の塗りが塗りにくいからなあ…


ついったでも書きましたが、
28日発売のflowers10月号から連載開始の「ふしぎ遊戯 白虎仙記」のためにflowers買いましたー
増刊は波津先生のお嬢様のお気に入りために買ってるけど、
本誌買うのも波津先生以外の方の本誌の漫画読むのも初めてです。
ふしぎ遊戯白虎編の表紙&カラーページ見たさだけに買いましたが、
他の先生方の漫画もお世辞抜きにどれも凄く面白くて大満足でした!
むしろふし遊が浮いてる気が…いや悪い意味でなくてですが。
flowers増刊が20代後半位からがターゲット層だとすると
本誌は20代位がターゲットかな?増刊より少しだけぴちぴちした感じでした(笑)
時代物や華やかな漫画が多いのも嬉しい。
ではふし遊中心に特に印象的だった作品の感想。


「ふしぎ遊戯 白虎仙記 第一話 転変の日」渡瀬悠宇先生
flowers表紙の鈴乃とたたら、
特に鈴乃が妙に色っぽいんですが…(笑)胸辺りの塗りがロリ巨乳っぽい。
昔と比べるとやはり絵変わったなーとは思いますが、今の絵柄は今の絵柄で好きです。
本編一ページ目の巻頭カラーはもっと女学校に通うセーラー服のお嬢様達、
みたいな華やかなカラーを期待してたら幼少鈴乃と大杉さんの不穏な感じのカラーだったので
ちょっと残念でしたが、これ大正12年の関東大震災の頃のお話なのね…
鈴乃がセーラー服という事で下っても戦時中位だろうと思ってたのですが
意外と昔のお話で良かった。時代物は漫画、小説、ドラマ問わず大好きなので(笑)
カラー見開き扉ももう少しお花とか散らしてあって少女漫画らしいのを期待してたのですが、
まあ第一話でこれからの七星士のキャラも出さなきゃいけないしこれでアリかな…
鈴乃の金髪予告カットでは凄く拒否感あったのですが、既に気にならなくなってました。
セーラー服鈴乃可愛いな~たたらはオッドアイだったんだっけ…
無印読んだの多分子供の頃以来なので色々忘れてます。
とかきは分かるとして、オッドアイの少年と青年どっちがたたらなんだろう。
青髪のイケメンも気になるし中央の女性は七星士なのかな?

冒頭のお母さんの花嫁衣装の留め袖を被って歩いていく鈴乃可愛い~vv
玄武開伝の多喜子のヴィジュアルも黒髪袴女学生で超絶好みでしたが、
鈴乃のみつあみも凄く可愛いな~vvみつあみってポニテと並んで大好きな少女の髪型♪
活動的で爽やかなポニーテールに比べて三つ編みは庇護欲そそる感じがします。
…本題。大杉さんマジイケメン…!
こんなお父さんがいたらそりゃお嫁にもなりたいと思いますわ。
お母さんは思ったより普通の人だったけど…古き良き大和撫子な感じで良いなあ。
今や四神天地書の秘密と多喜子・奥田永之介の本当の運命を知る唯一の人となった大杉さん。
多喜子玄武開伝が終わってから4年半経ってればしょうがないとはいえ別人…
そしていつ幼少鈴乃からセーラー服の女学生鈴乃になるのか楽しみにしてたのに
幼少鈴乃のまま四神天地書の中に入ってしまって面食らってました…
その前に関東大震災の描写、
東日本大震災や熊本地震で被災された方のことを思いながら描いたと渡瀬先生が言ってるように
凄く迫力があって漫画なのに本当に怖かった…;;
天地書の中に入ってしまった鈴乃に大杉さんが呼びかける所はうるうるしました~
私は普通に大杉さんもお母さんも亡くなったと思って読んでたのですが、
ネットではむしろ少数派みたいでびっくりしましたが。
しかし鈴乃が本の中に入るきっかけが地震から逃れるためだったとは…
謎の虎から裸の人間の姿になったお姉さんは一体?
そして最後に現れた兄弟のどっちがたたら?
謎を残した終わり方でしたが、やっぱり白虎はかっこいいなー
鈴乃がお父さんの時計を耳に当ててるコマの
トーンで表現された白虎も凄くかっこよかったです!
こうしてみると無印の柱かどこかで渡瀬さんも言ってたけど
四神の中で玄武ってダントツかっこ悪いよね…蛇と亀が交尾してる姿だっけ…?
猫好きとしては鈴乃が虎を猫呼ばわりする度にきゅんとなりました(笑)

まだまだ第一話という事でどうなるか分かりませんが、
ふしぎ遊戯は無印が本当に子供の頃ハマって読んでてどっぷりだったので
良い意味で白虎編は熱量が少ないと良いな…この歳で連載にハマって追いかけるのは辛い…
玄武編みたいに休載とかもしないで順調に連載してくれると良いのですが。
まあ玄武編は存在知ったのがかなり終盤でほぼ待たずに全巻買えたので
それほどやきもきしなかったのですがね。
まあ渡瀬さんなら白虎編も手堅くまとめてくれると信じています。
鈴乃大杉さんから時計もらって喜ぶ所とか
どのコマも表情がいきいきとしてて本当にめちゃくちゃ可愛かったです!vv
まさかこのまま本の中で育つ訳じゃないよね…?
いつ三つ編みセーラーの女学生になるのかも楽しみですなあ。
もちろんたたらとのロマンスも楽しみですーどんな風に恋を育むのかなー。
最近はたたらみたいな穏やかな物腰の男性が好きになってきたのでその辺わくわくしてます(笑)


「とりかえ・ばや 第62話」さいとうちほ先生
先日原画展にも行ったさいとうちほ先生の連載。
コバルトの嘘姫読んでから平安舞台も凄く惹かれる様になってきたので
漫画で思う存分平安絵巻を楽しめて嬉しかったーいや宮中炎上してましたが。
双子の姉弟が男女逆転して宮中に務めてるという事しか知らなかったのですが、
沙羅双樹美人さんvv帝も若くてイケメン…!
ラストで帝が沙羅双樹を今日から私の女御にするとお姫様抱っこする所萌えましたvv
さいとう先生の絵は艶っぽくて良いですね~十二単の描写もさすがで美しかったです!
原画展でポスカセット買っておけば良かった…;;


「グレさんぽ 第38話」青山グレゴリ先生
旅行エッセイ漫画で凄く面白かったです~
今回は友人と旅行する時に必要ないくつかのポイントを箱根旅行記をベースに解説してあって、
仲の良い友人と旅行してもこいつとは合わん…と思うことも多々あるとか、
そういう経験少ないのでそうなんだーと勉強になりました。
青山先生の独自のポイントが興味深くて、特に猫好きであることが上げられてるのに好感(笑)
お友達のレーコちゃんとの関西人同士の気の置けない旅のエピソードや
漫画ならではの絵で見せる旅行記描写が凄く楽しくて新鮮でしたー
こういう実録物漫画って描いてみたいんですが難しそうだなあ。


「新井理恵劇場 第31回」新井理恵先生
猫山さんと幽霊の攻防が笑えました。絵だけ見れば正統派きらきら少女漫画っぽいのに
シュール系ナンセンスギャグ?というギャップが面白かったですー
「いやいやいやいやいやいや 胡散臭いってレベルじゃねーだろ」とか
「霊は落ち武者じゃなかったのかよ」とか幽霊のツッコミがいちいち的確で笑った(笑)


「ちいさこの庭 第2話」小玉ユキ先生
オムニバス形式なので一話読みきりの感覚で読めて良かったですー
女性に対して恋愛感情を抱いたことのない自嘲的な編集者の新井さんと
ぽっちゃりな恋愛小説家・宮沢さんのとりあわせが可愛くて、
宮沢さんの自然体な可愛さや魅力がよく描かれてて良かったです。
ラストの新井さんのモノローグも可愛い締め方で恋の予感を感じさせて好きですー


「マイ・スイート・シネマ(新連載)」笠原千鶴先生
凄く好きでしたー!!まずローマの休日のシーンでテンション上がりました。
続きが気になるけどこの題材でそれこそオムニバス形式で毎回映画変えて連載して欲しい。
若返っちゃったチエさんもおばあちゃんのままのチエさんも凄く可愛かったーvv
良介さんが回想する
おばあちゃんの作ったおはぎをいらないって言った時のおばあちゃんの寂しそうな顔とか
京都帰省して半分ぼけてる祖母に会ってきた身としては思い当たる所がありすぎて切なかった…
そして若返ったおばあちゃんが一度こういう所で遊びたかったのーって
ゲーセンでUFOキャッチャーするページの一連のレイアウトや展開が
凄く漫画という媒体を活かしててとってもわくわくしたし胸キュンしたし好きでしたー
続きはどうなっちゃうんだろう…


本当にほぼ全ての作品面白かったけど特に好きなのだけ書いてみました。
ラストの嫌われ者の犬のガラが主人公の童話的な作品も好きだったなー絵本にしたら売れそう。
全体的にflowers増刊と違ってほとんど連載作なので
前後の話が分からないのはしょうがないけど、それ抜きにしてもとっても楽しめましたー
本誌買うのはこの1回だけのつもりでしたが、
来月号は波津先生のふるぎぬや紋様帳も載ってるし
付録のカレンダーでflowers増刊冬号の表紙だったお嬢様のお気に入りのイラストも入ってるし
この機会に毎月買っちゃおうかな…少なくともカレンダーは欲しいから来月は買うと思います。
いやーりぼんちゃおだけで育ってきたのでこういう大人向け少女漫画も新鮮で良いですね!
瑞々しい少年少女の恋も良いですがちょっと大人の恋愛も刺激的で楽しめました♪
しかも速報で波津彬子先生のお嬢様のお気に入り第1巻が10月10日発売との事で!!
ずっとまだかまだかと待ってたので嬉しいですー!!vv
表紙と口絵の描き下ろしキャロラインを想像しただけでよだれが出そうです。
まあ波津先生最近お忙しいので口絵は扉の使い回しかも知れませんが。
ああー夏が終わるのは寂しいですが秋深まる頃発売のお嬢様1巻楽しみですvv

ぐるぐる吸血鬼生活


新妻リリー・ヘザー「あなた、このドレスいかが?お気に召しまして?」(着道楽)

何ヶ月ぶりかに鬱期がやってきてしんどいです…
日中明るい時間帯は全く活動できなくて夜と共に起きあがるヴァンパイアみたいになってます。
日中ベッドに倒れ込んでる間も手足が小刻みに震えて末端が寒い気がして
しなきゃいけない事は山積みなのにそのことを考えると何一つやる気が起きなくて
ああーもう何も考えたくねー何一つしたくねぇえええっ!!ってなってます…
こういう時は嵐が過ぎ去るまでひたすら寝てるしかないと分かってるのですが
HDの容量とかヤバくなってきてるのでそろそろ録画消化し始めないと…
夏も最後ですね。蝉の今を限りと鳴く鳴き声がとても「あわれ」に聞こえます。
夏の終わりはいつも寂しい。


NHKの海外ドラマ・「女王ヴィクトリア 愛に生きる」第3話から見始めました。
主演のジェナ・コールマンが小柄で可愛らしいのですよ~
湧払美沙子さんの吹き替えの声も可愛い。
第3話のラストのメルバーン卿への失恋からアルバート王子との再会までの流れが
史実を知ってる身としては凄くわくわくしたのですが、
第4話でアルバートとヴィクトリアが大したエピソードもなくくっついたのが
少女小説・少女漫画脳にはちょっと肩すかしでした…
最初は気が合わなくていがみあってた2人がどういう風に惹かれ合っていくか、
しかもヴィクトリアの方にはメルバーン卿という心にかかる男性の存在があって…って
凄く萌えそうなシチュエーションだったのになあ。
でも何だかんだ言って舞踏会でワルツを踊るヴィクトリアとアルバートのシーンは素敵でした。
ヴィクトリアのティアラとか装飾品も豪華でうっとりします。
しかしこのドラマもっと長編かと思ったら全8話なんですね。
まああまり長いとまた見続けるのが苦痛なのでちょうど良いですが。
ヴィクトリアとアルバートが史実のようなおしどり夫婦になるのが楽しみです。
映画「ヴィクトリア女王 世紀の愛」もその辺好きだったなあ。


コバルト文庫、最近読んだのは白川紺子さんの「若奥様、ときどき魔法使い。」と
今月出たばかりの新刊、藍川竜樹さんの「厄災王女と不運を愛する騎士の二律背反」の2冊。


白川さんの若奥様はずっと安くなるの待ってたので買えて良かったですー
大好きな椎名咲月さん挿絵だし。
椎名さん独特のクセがあって最初は少し苦手でしたが、今ではそのクセの所が好きなんですー
表紙のドレスもいつもとっても可愛いし。

白川さん、ネットで作風が薄い薄いと言われてて
初めて読んだ「棘公爵の花嫁」はそれも納得の薄さで呆然としたけど、
他の作品をいくつか読んでると慣れたのかそんなに気にならなくなりましたが、
若奥様は久々に薄さを実感しました…
「バイオレット夫人と冬枯れの魔女」は
主役カップル2人が既に結婚してるという白川さんお得意の設定のお話なので
まあ恋愛萌えは期待してなかったけど、それにしても
普通のコバルトならラスト30ページでやるようなどたばた劇を
一話まるまる使ってやってる様なお話で、
ローズが何故春荒れの魔女に選ばれたのかも全く分からないし…
ローズがテンプレな丁寧な奥様口調じゃなかったのはある意味新鮮でしたが。
5月に買ったブライディ家の押しかけ花婿と同じ世界観で
貴族や王族が皆魔法使いでそれぞれに持って生まれた魔法を持っているという設定ですが
ブライディ家の~と同じようなぼんやりとしたお話で特に印象に残らなかったです…
レンの嬉しいと花が咲くという魔法もブライディ家の~のアリサの魔法と被ってるし。
でもマルコの健気さと
ローズがずっと自分のせいで死なせてしまったと思っていたぬいぐるみ達が
風になったりして生まれ変わっていたという所は泣けましたー
「薔薇とすみれの結婚行進曲」はローズとレンが結婚するまでのお話ですが、
これまた少女小説にあるまじき平坦さで全く萌えず…
まあそういう種類の恋愛があることも分からないではないですが
少女小説なのだからもっとドラマチックな展開が読みたかったかな。
ローズの親友リナの恋のお話
「曇りのち雨、ときどき恋わずらい。」の方がまだテンプレ展開ながらも萌えられました。
しかしオチが薔薇とすみれの~と同じというのはどうなのか…
貴族間の関係って未婚の令嬢がキスすれば相手が誰であれ結婚出来る様な簡単な物なのか…?
ティオが結婚するつもりが無い理由とか、
掘り下げればもっと美味しい展開に出来そうな所が
一つ二つの会話だけで流されていくのは棘公爵の花嫁と同じで、とにかく薄いなーと。
まあそれがさらりと読めてちょうどいいという需要があるのも分かるかなという感じでした。
ローズとリナのお互い素直になれない友人関係は可愛かったです。
バイオレット夫人と~では一番穏やかそうに見えた秋映えの魔女、サムヘインが
一番怒らせると怖いタイプだったというのも面白かったです。


藍川さんの「厄災王女と不運を愛する騎士の二律背反(アンビヴァレント)」は
ちょっとお高かったけどまあ今月出たばかりだし…と買ってしまいました。
藍川さんこの前の偽姫2巻もそうだけど
ネットの評判が悪くてどんだけーと思って買ってみると言うほど悪くないじゃん、
って言うパターンが多かったのですが、今回はうん…納得…
設定から凄く壮大なファンタジーというかRPG的な展開を想像してたら
大使館という箱庭的な舞台でしか話が動かなくて肩すかしでした。
ヒロインのクラウディアのですます口調の良い子ちゃんキャラもいらっとくるし
地の文のツッコミやクラウディアの心の声も寒いし…
魔具とかの設定も設定だけならファンタジーで素敵なんだけどどうにもご都合主義だし…
ユリウスの半径200ギリルの物体を消滅させる魔槍トラウゴットとか
表紙の絵では凄くかっこいいのにいざ物語の中で登場するとショボい活躍ばかりだし、
ろくに出番のないモブキャラの大使が物語の要となる巨大な結界を張る魔具を持ってたり、
隣国の第3王子アルベルトとその従者ナイジェルのキャラ付けも雑すぎて
ナイジェルが豹変してもそれまでろくに活躍がないので唐突感しかありませんでした…
アルベルトがラスト「俺にもクラウディアに似た可愛い王女が現れないかなー」とか言ってても
それまでの描写が雑すぎて全くいい話風になれてないし。
厄災の女王の効果がどういう物か分からないので
それを行動規範にしてるクラウディアの行動原理が理解できなくて凄く読みづらかったです。
クラウディアとユリウスのラブもまあ嫌いではなかったですがテンプレな感じで、
唯一クラウディアがろくに寝てないユリウスを寝台に押し倒して
馬乗りになる所は可愛かったですが。その後すぐ形勢逆転されちゃうのも可愛かったです。

flowers増刊感想&コバルト文庫


波津先生の「お嬢様のお気に入り」のためだけにflowers増刊買ってましたが、
波津先生の作品以外全く読んでなかったので
先月14日に出た秋号とその前の3月14日発売だった夏号一気読みしてましたー
特に夏号、思いの外楽しかったですー!
今までりぼんやちゃおしか読んでこなかったので
flowersの20代後半~30代位の女性がターゲットの感じが凄く新鮮で
むしろ年齢的にはちょうどターゲット層なはずなのに未知の世界な感じで楽しめました。

増刊春号は江平洋巳さんの「夢のおうち」が大正浪漫全開で素敵でしたー
夢二とたまきの愛憎と
夢見た世界と余りに違う実態に失望するキクのやるせない思いが叙情的に描かれていて
少し毒のある雰囲気が嫌いじゃなかったです。

大上貴さんの「七夕」は漫画でしか表現できない世界で素敵でしたー
透明感ある雰囲気と切ない読後感が良かったです。

のら38さんの「現実的な魔法使い」も凄く好きでした。
「素人がドレスでダンスですか…ダンスなめてるんですか?」とか
「いえ僕はポールダンスしかしたことないです」とか
「は?僕のシフト23時までなんで絶対嫌ですが」とか
現実的な魔法使いの台詞がいちいち面白くてウケました。
ラスト魔法使いの素顔が黒髪のイケメンだったのもツボでしたービバ現実(笑)


秋号は波津先生の「お嬢様のお気に入り」18pしか無くてこれのために800円か…と思いました…
キャロラインやキャロラインの着ている少女用ドレスは相変わらず可愛いけど、
内容ももはやホラーですらないし…
お嬢様好きだったけど回を増す毎にページ数が少なく怪談もパンチに欠ける感じになってきて
打ち切りにならないか心配…もうそろそろコミックス出るかと思ったけどまだだしなー
でもキャロラインのわがままで風変わりなお嬢様っぷりは好きですー

江平洋巳さんの「黄色のバラ」はこれまた大正浪漫どっぷりな世界観で
女性が自立することの恐怖を作家・吉屋信子の視点を借りて毒気たっぷりに描き出していて
耽美ながらも複雑な読後感でした。

鯖ななこさんのデビュー作「最適な異性となる要因の主観的考察」は
氷室さんのキャラが凄くぶっ飛んでて好きですー
波風を立てるのが嫌で人に合わせてばかりだったヒロインが
氷室さんに恋して初めて自分の本当の気持ちを勇気を出して人に伝えるというお約束でしたが、
氷室さんの笑顔に胸キュンしました。

花木アツコさんの「雨やどり」は
ちょうどアラサー位の女性の年下男性に対する隔たりとか微妙な心理を上手く描いていて
力強く元気づけられるラストが良かったです。


全体的に働く女性への応援歌的なお話が多くて、
先行きの見えない今後への不安とか揺れる心理を描き出すお話の数々が
何度も言うように新鮮で楽しかったですー
お嬢様のために今後もflowers増刊買い続けると思うので
年3回たまにこういう種類の雑誌を読むのも良いかなと思いましたー


13日に池袋のブックオフで発売から2ヶ月探し回ってた
はるおかりのさんの「後宮樂華伝 血染めの花嫁は妙なる謎を奏でる」やっと買えましたー!
素直に定価で買っておけば良かったと思いながらも
週2ペースでブックオフ回り続ける日々は辛かった…
もう探し回らなくても良いんだと思うと嬉しくてたまりません。帯付きだし!!
表紙の彩媚楚々とした美人で今までの後宮シリーズのヒロインの中で一番好みです!
帯との色合いの調和も綺麗で本当買えて良かったー

内容も前作後宮幻華伝がラブコメ風のパッケージで売ってたのにも関わらず
どろどろ復讐劇で地雷だったので期待してませんでしたが、
今回はお互いに複雑な過去を抱えたヒロインとヒーローが
両想いなのにすれ違ってじれじれ、というお約束を
珍しく最後まで飽きさせなくて良かったです!
元けいの体育会系で誠実で不器用だけど温かい人柄が凄く魅力的で、
シリーズ随一の好ヒーローだと思いました。
彩媚は儚げな美貌に似合わずけっこうざっくらばんな性格だったのが少し残念でしたが…
表紙からお淑やかで奥ゆかしいヒロインだと思ってたよ…

異民族討伐で武功を上げた元けいがその優しさ故に
彼等にも家族があっただろうにと自分を責めるのを
異民族など人間ではないと切り捨ててしまった方がどれだけ楽か、
それが出来ない元けいは強くて弱いのだ、という地の文の所が良かったです。
権勢を誇る栄家の馬車にはねられた物売りの夫婦を
進んで助ける元けいの優しさもとっても良かったですー
想いを寄せる彩媚に対しても決して無理強いをせず夫婦でなく友人になろうと申し出たり、
美男の兄2人に彩媚との事を相談して「女を落とすにはまず彼女を観察しろ」と言われて
敵を討つには敵の弱点や装備を知らないとな!と
体育会系ノリを炸裂させる所とかも可愛かったです。
3作目主役カップルの高氷希と翠蝶の2人好きだったので彼等の子供という所も嬉しかったですー
彩媚の一芸設定も今までのシリーズと違って必然性あったし、
恋なんてしたくないと思っていた彩媚がどんどん元けいに惹かれていってるのに
これは恋じゃない、と自分に言い聞かせてるのも
いつ自分の恋心を認めるのかとじれったいラブを楽しめましたー

ラストで雑な事件や陰謀が起こるのははるおかさんのお約束ですが、
今回はラストで彩媚の母の伏線を回収してたり、
身分のせいで元けいの王妃になれなかったのを解決していたりと考えられてて良かったですー
彩媚が元けいに想われてるだけじゃなく自分からも元けいを名前で呼びたいと思ったり
ちゃんと元けいに愛情表現をする所も良かったです。
今回は残虐要素控えめだなと思ってたら栄氏の過去話でげんなりしてましたが…
あとギャグを頑張ろうとしてるのは伝わってくるけど
こなれてないのがありありと分かって寒いのもちょっと…
前作ヒロインとヒーローが出張ってるのも前作地雷だった身にはちょっと…でした。
元けいが好感度高い分ラストで前作ヒーローの皇帝のクズっぷりが際立ってるし。
でも彩媚の舞や音楽に対する情熱がちゃんと伝わってきたのは良かったし、
キャラを欲張って出し過ぎて一人一人の個性が薄味になってる感は否めないけど
それぞれのキャラに見せ場を作ろうと努力してるのは感じられてまあ良かったかなと。
序盤はひたすら可哀想でしたが
無骨な元けいの初恋が実って良かったですー両片想い美味しいですなあ。
挟み込みのミニ小説「薄紅色の雨音」も幸福感たっぷりで素敵でした。

フェリシーと夢のトウシューズ


12日の公開初日に行ったら吹き替え版は既に完売だったので、
前売り券買っておいて今日観てきましたー
バレエをテーマにしたアニメってあんまり観た事無いし
振り付けプロの振付家が監修してると言うことで
TVでちらっと観た白鳥の湖のシーンも素敵だったので期待してたのですが、
思ったより凡作でした…
映像やバレエシーンは素晴らしかったけど。

舞台は19世紀末のフランス。
冒頭のロック音楽が流れる中サウンド・オブ・ミュージックの様に
遠景から広大な自然の中に立つブルターニュ地方の孤児院が映し出されるシーンは
映像が凄く綺麗でわくわくしましたー
バレリーナを夢見る孤児の少女フェリシーは親友のヴィクターと共に
何度も孤児院を抜け出そうとします。
フェリシーがホウキを持ってバレリーナを目指すと踊るシーンは躍動感有って良かったです。
ある夜とうとう孤児院を脱走する事に成功したフェリシー達は
憧れのパリにやってきます。
フェリシーはバレリーナに、ヴィクターは発明家に、
どちらが先に夢をかなえるか賭けをする2人。
海外のアニメってギャグがどたばたであんまり好きじゃないなあ…
ニワトリの羽で飛ぶ所とか修道院のおじさんから逃げる所とか
とにかくアクションシーンを入れれば良いってもんじゃないだろと。
早くバレエシーンになって欲しいと冷めた目で観てました。

フェリシーがパリについて当てもなくさまよっている内に
憧れのオペラ座にたどり着いてプリマバレリーナのロジーナの踊る白鳥の湖を垣間見るシーンは
前述のようにTVでちらっと観て期待してましたが
とっても素敵でうっとりでしたーフェッテを何回転もする所とか
アニメーションの動きも素晴らしくて。
しかし衣装や演目が時代考証に合わないような…
白鳥もくるみもこの時代にはそれほどメジャーな作品じゃないはずだし。
あえてだとは思いますが気になりました…
夜の街の中で輝くオペラ座とか、美術はとっても美しくて素敵でしたー

オペラ座の掃除係で元バレリーナのオデットの元でバレエを叩き込まれるフェリシー。
全くの初心者という設定なのに短期間で上達しすぎな気が…
5つのポジションすら知らなかったのに
パリオペラ座バレエ学校に入ってクララ役のオーディションに最終選考まで残るとか…
オデットとの特訓シーンは面白かったですが、
フェリシーをクローズアップするために名もないモブ達をどんどん下げるのはどうかと…

カミーユとクララ役を争奪する過程でオデットが言う
「あなたが勝てるのは彼女が欲しくても決して手に入れられない物、情熱よ。
情熱をその時々で怒りや悲しみや喜びにかえるの」
という台詞とその台詞に被さるフェリシーの映像は良かったですー
カミーユとクララ役をかけて競うシーンもカメラワークやアングルが迫力あって良かったです。
でもラストのロジーナとくるみ割り人形で共演するシーンは
どうせならくるみの音楽を使って欲しかったなあ…せっかくのバレエ映画なんだから。
くるみなのにクララと金平糖の精が2人ともチュチュにティアラというのも良く分からないし。

とにかく全体的にストーリーやキャラの心情の移り変わりが雑で
孤児院のおじさんの心変わりもカミーユの心変わりも唐突すぎて薄っぺらかったです。
メラントゥとオデットの関係や
オデットの現役時代とかもっとクローズアップして欲しかった。
作中で何度も出てくるフェリシーの宝物のオルゴールも
思わせぶりな演出だった割に結局大した秘密も無かったし。
ロジーナやノラなど名前が出てくるキャラももっと活かして欲しかったです。
ルディとか何のために出てきたのか良く分からなかったし。
ヴィクターとフェリシーの絆や
最後にフェリシーがヴィクターの頬にキスする所は良かったですが。
でもバレエシーンの映像は本当に迫力があって美しくて良かったですー
振り付けオーレリ・デュポンと旦那さんだったんですねー
メラントゥの吹き替えが下手だと思ってましたが熊川哲也だったのか…
もう少し良作だと思ってたのでストーリーは期待外れだったけど、
ピルエットやグラン・ジュテ、フェッテなど
バレエのテクニックが美しいアニメーションでたっぷり堪能できたのは良かったです。
客層もバレエ習ってる女の子とお母さんやお盆だからかお爺さんと孫とかがほとんどでした。
見終わって出てくるとき後ろにいた親子連れが
「でも上達するの早すぎるよねーもっと練習しないと」とか言ってたのが
ああやっぱりみんな同じ事考えてたんだなとちょっと安心しました(笑)

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小雨
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読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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