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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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この世界の片隅に


今日は南町田の109シネマズグランベリーモールにこの世界の片隅に観に行ってきました。
絵が凄く可愛いし
ごく普通の庶民の女性が戦争の中どんな風に生きたのか興味があってずっと観たかったので、
観られて良かったです。

冒頭、昭和8年の広島から物語は始まります。
幼いすずが見た座敷童や人さらいにさらわれかけて後に夫となる周作に出逢う所など、
どこからが想像でどこまでが本当なのか説明しないで進むところが好きです。
観たい理由の一つだった当時の写真等を徹底的に研究して再現したという
今は失われた広島の繁華街の描写などもレトロな雰囲気大好きなので萌え萌えでしたー
ぼーっとしたすずが度々たはーって目が≡ ≡みたいになる所も可愛くて好きです。
そして18歳になったすずは呉の周作の家にお嫁に行くことに。
嫁入り前に言い含められる
「傘を貸そうかと言われたら新しい傘を持ってきたからと言え」
と言うのはどういう意味なんだろう。何かそういう風習があったのかな?
初夜の床でキスする周作さんとすずのシーンが何とも趣があって良かったです。

日常の描写を凄く細かく描いていると言われていたとおり、
炊事洗濯から畑仕事まで、当時のお嫁さんの仕事が淡々と描かれてて、
今ももちろんだけど当時は今みたいに便利な家電もないし、
家事一般が出来ることはごく当たり前のことだったんだよなーと
家事炊事一切出来ない私は凄いなーと思いました。
特にすみれや菜の花などの野草を摘んで家族4人分のご飯をやりくりするすずのシーンは圧巻!
当時の嫁に求められるスキルの高さにおののきました。

すずの小学校の同級生だった水原君が訪ねてくる所は
凄く艶っぽくて面食らいましたー
今でも過激な描写に思えるのに当時としたら大変なことですよね。
後で自分にはあんな怒った顔見せてくれないくせに…って拗ねる周作さんも可愛い。
周作さんがすずさん呼びなのも可愛くて、この夫婦凄く好きですー

着物をほどいてもんぺに仕立て直したり、配給の列に並んだりしながらも
日常の中にだんだん人の死が入り込んでくる描写もごくさりげなくて、
でも当時の戦争を生きた人にしかこの感覚は分からないんだろうなと。
全体的にまったりしたムードで進んでいって、
ずっとこのまま日常の描写を重ねていくのかなーと思ってたら
あの晴美ちゃんのシーンで…
まさかあんなショッキングな展開になるとは思っていなかったので凄く辛かったです。
「すずさんだけでも助かって良かった」と
どんどん起こった事に折り合いを付けてやり過ごしていく周囲の声に
「何が良かったのかさっぱり分からない」と
一人気持ちが追いつけず取り残されていくすずの描写が凄く良く理解できて、
あのシーンはやるせない気持ちでいっぱいになりました。
空襲のシーンの圧倒的なリアルさもとても怖くて、
これが当時の人達が体験したことなんだと思うと、
もう二度とこんな事は起きて欲しくないと強く思いました。
そして8月6日の描写…爆心地から離れた呉だからこその原爆の描き方も
起こったことをただそのままに、だからこそ圧倒的な臨場感を持って描かれていて。

終戦の日を迎えて憤るすずの姿もぼーっとした普通の自分でいたかったと
確実に失った物の痛みを感じさせて辛かったけど、
戦争が終わった次の日もまた次の日も日常はずっと続いていって、
何とか生きていくことに必死な人々の姿にたくましさも感じました。
というか、そうするしか無かったんですよね。生き残った人達は。
そしてリンさんの居場所なんて何とか見つけられるもんよという言葉から
すずの周作への「この世界の片隅に私を見つけてくれてありがとう」の言葉に繋がるのが…
径子の言葉にもありましたが、結局、この広い世界に自分の居場所を見つけるのは自分自身。
失った物は確かにあるけれど、
自分の居場所さえ見つければそこからまた生み出せる物がある、
がテーマなのかなと思いました。

とにかく戦争の中で生きていく一人の女性の姿が時に圧倒的リアリティを持って、
時に漫画・アニメだからこそ出来る表現方法を交えながら描かれていて、
先の戦争の中で生きるというのはどういう事だったのかという興味に対する答えが
しっかり提示されている所がとても良かったです。
径子の生き方もすみの生き方もそれぞれ彼女たち自身の選んだ生き方で。
日常の中に戦争が入り込んでくる恐怖や
それによって失われた物を描きながらも、
暗い夜に一つ一つ家々の灯りが灯るシーンのように
そこから生まれる希望も描かれていて、
戦争を描いたアニメーションとしてもだけど
アニメーションならではの表現方法を追求している点でもとても優れていると思いました。
観てて辛くなるシーンも多かったけど、観に行って良かったです!
もう二度とあんな戦争は起こしてはならないと強く感じました。
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フィギュアGPシリーズ+いつもの


ユーディと秘密の花冠の世界は18世紀後半頃のイメージなので
まだこういうメイド衣装は無いと思うし安易にメイドも出したくないけど、
ラズルに似合う女装はやはりメイドが一番かなーと思って。
リリー・ヘザー王妃の血を引いてるので髪はウェーブ(重要)下ろすと長さはこの位。
前にも書いたけどブリュー姫の策略でユーディに会えなくなって
メイドに変装して会いに来る…というのを妄想してたんですが
遂に本編では出せなかったので描いてみました。三回目ですけど


フィギュアGPシリーズ観るのしんどかったけど中国杯は結構楽しかったですー
中国勢の女子選手可愛い子ばっかりだったなあ。
今年は女子のプログラムクラシックの可愛い系無いなーと思ってた所に
李香凝ちゃんのコッペリアが…!
衣装黒とピンクという色の組み合わせはともかくもう少し可愛いと良かったけど、
演技はフレッシュな感じで可愛かったです~
でも振り付けは改善の余地有りな気が…
スワニルダのワルツの間ただスピンしてるだけっていうのはちょっとなー…
どうせならバレエそのままに可愛らしいステップにして欲しかった。単に私の好みですが。
本郷選手のカルミナ・ブラーナは音楽を長い手足を使ってよく表現してて良かったですー
ステップシークエンス?の所の
片手を突き上げてジャンプした後すぐ屈んでまた滑り出す振り付け雄々しくて好きー
衣装も赤と黒でかっこよくて似合ってた!
三原舞依ちゃんもショートのロンド・カプリチオーソ、
ジャンプが回転が凄く早くてダイナミックで観てて気持ちよかったし
ラストに向けてぐんぐん加速してジャンプで終わる所爽快感有って良かったですー!
ショート3位からフリーで順以落としたと聞いてどんな酷い演技したのかと思ったら
フリーのシンデレラも確かにミスもあったけど
相変わらず初々しくて曲にハマった演技で可愛かったです。

NHK杯は土曜からだと思ってて男女とペアのショート見逃したのが残念ですが、
樋口新葉ちゃんのシェヘラザード、大人の女性のしなやかさや色気はまだまだだけど
曲を表現しようと頑張ってたのは伝わったし、
少女ならではの魅力があったので良かったです。衣装もアラビアンな感じが良く出てて好き。
アイスダンスはフリー、
ハワイエク、ベーカー組の愛の夢もしっとりと大人っぽくて素敵だったけど
アンナ・カッペリーニ、ルカ・ラノッテ組のチャップリンメドレー、
コミカルな部分と叙情的な部分を上手く融合させてて
観てるうちに自然と笑顔になるような、ハートフルな演技で良かったですー
カッペリーニ前は髪短かったけど長いのも可愛い♪
EXも何だかんだで観るまでに時間かかったけど見始めたら面白かったです~
メーガン・デュハメル、エリック・ラドフォードペアのピアノ・マン、
ノスタルジックな中にもロマンチックさも感じさせる演技が素敵で心温まりましたー
羽生君は正直全く好きじゃないけど瀕死の白鳥?は凄絶な美しさでした。
ノービス優勝の住吉りおんちゃんは溌剌とした演技で13歳の少女の魅力たっぷりで可愛かった!
NHK杯では普段観られないペアとアイスダンスも観られて良かったですー
さてこれでGPファイナルまでやっと少し時間出来る…


コバルト文庫、最近読んだのは
前田珠子さん原案・ひずき優さん著の「光の巫女を放つ風」、
七穂美也子さんの「むしめづる姫異聞ー王朝スキャンダルー」、
秋杜フユさんの「ひきこもり魔術師と社交界の薔薇 それで口説いてないなんて!」
の3冊。

光の巫女はコバルト文庫創刊40周年を記念して企画された物で、
前田珠子さん原案の同じ世界観、キャラクターの物語を
ヒーロー役だけを変えてひずき優さんと香月せりかさんがそれぞれ小説化するという物。
…というのを読むまで知らなかったので
せっかく香月せりかさんの方も一緒に108円で売ってたのに
大公様の花嫁探しシリーズで好きなひずきさんの方しか買わなくて
読み終わってから後悔しました。
ひずきさんの方のヒーローエイシャラムよりハワルアトの方が好みだったよ…
ともあれ前田さんってコバルトでは結構なベテラン大御所作家さんらしくて
色々長編シリーズ書かれてるみたいなだけに、
最初の世界観や設定の用語集みたいなの読んでややこしそう…と身構えてた物の
読み始めたらファンタジー世界観ながらも良い意味でこぢんまりした感じで、
ひずきさんの文章も読みやすくてするする読めて良かったですー
トランキザムは何となくFF10的な世界観を想像して読んでました。
ミユキとカゲリという相反する力が混じり合った世界や
左手の君と右手の君という男女一対の神官とか、
FFみたいな壮大なファンタジーではないけど厨二心をくすぐる、
それでいて小難しくない設定が分かりやすくて面白かったです。
左手の君のハワルアトが途中からいつ悪役になるのかと思ったら
最後までひたすらいい人で、ひずきさんがあとがきで書いてるように
可哀想でたまりませんでした…
エイシャラムも決して魅力がないわけではないけど、
やっぱり私はハワアルト派だなあ…
ワイルド系と王子さま系ならいつもはワイルド系推しなんですけどねー今回は別でした。
でもエイシャラムとヒアキルトが結ばれるシーンはロマンチックで好きです。
由利子さんの挿絵もいつもながら綺麗で、
特に踊るハワアルトとヒアキルトをエイシャラムが見てるシーンの挿絵が好きです。
清々しいほど勧善懲悪ですっきり出来て良かったですー
香月さんの方も今度こそ絶対買おう…


むしめづる姫は愛姫の常に真実を見ようとする聡明な所がとっても魅力的で可愛かったですー
しろがねの君と呼ばれる帝のキャラも
のらりくらりしているように見えて実は自分の立場に負い目を感じてる所とか陰影があって
愛姫と藤壺の女御にふらふらする様なシーンも憎めなくて好感が持てました。
虫系ミステリーというコンセプトも面白くて、
はるおかさんの後宮シリーズとかよりよっぽどミステリしてて良かったです。
…ただせっかく世界観に入り込んで読んでるのに度々
平安時代の○○とは未来における○○の様な物で~とか、興ざめの説明が入ったり
インサイダー取引とかアリストロキア酸とか世界観ぶちこわしの単語が出てくるのがちょっと…
小説の世界に入ってる時は読んでる私達の事を想起させるような文章は読みたくないです。
愛姫と帝がくっつく前に終わってるのもちょっと残念。
もう少し愛姫が帝になびいてほしかったな。
でも全体的には軽く読めて面白かったです。


ひきこもり魔術師はひきこもりシリーズの5巻目。
先月出たばかりで、定価で買おうか迷ってましたが
25日にめでたくブックオフで見つけたので買ってきましたー
108円になるまで待っても良かったのですがまあ良いか。
このシリーズキャッチャーなタイトルと良表紙に騙されがちだけど
内容は結構地味なんですよね…
今回もヒーローのエイブラハムが言うほどひきこもりでもないし。
話としては4年前の疫病の流行に関係した連続令嬢誘拐事件を解決するだけで、
いまいち少女小説らしい華やかさはないし
エイブラハムとベアトリスとセシリオの3人のトラウマになっている
貴族達が疫病の特効薬を独占して庶民に多数の死者が出たという因縁話も
お話に組み込むのが早すぎるような、構成にやや難ありな気がしました。
でも社交界の薔薇と謳われるベアトリスが
自分を賛美せず無自覚なエイブラハムにやきもきさせられる所は可愛くて
まあ値段分は楽しめたので良かったです。
なんだかんだで舞踏会のシーンとかは胸きゅん出来ました。
さらりと自分の所へ嫁に来ればいいのにみたいな事を言っちゃうエイブラハムに
動揺しちゃうベアトリス純情で可愛かったし
サカノ景子さんの挿絵のベアトリスも美人と言うよりは可愛い系に見えるけど良かったですー
ベアトリスの逆プロポーズからエイブラハムの正プロポーズまでの流れも良かったけど、
ベアトリスが結婚を決意する原因の一つが薬の流通ルートを確保することなのに
その後日談の前巻「こじらせシスコンと精霊の花嫁」で
薬や薬草の調合法を記してないという設定があるのはちょっと…
まあおまけのルビーニ家の日常で前巻のヒーローのコンラードとルイスの幼少期も出てきたり
結婚後のベアトリスとエイブラハムのラブラブっぷりは微笑ましかったので良かったです。

葉月ちゃんから頂いたラズルvv


葉月ちゃんが今年の私の誕生日に
葉月ちゃんのブログ「苔生した森を歩く」に素敵なメッセージと共に載せてくれてたラズル、
やっと原画を頂いたので載せさせて頂きました~
葉月ちゃん自身は納得いってないと言ってましたが、
ラズルとってもかっこよく描いてもらえて嬉しいですーvv
まさにプリンス・オブ・プリンス!!
色々な意味で白馬の王子さまとはほど遠いラズルですが、
葉月ちゃんが描くと気品溢れる王子さまそのものでうっとり!
白馬もさすがネイチャー好きを自認する葉月ちゃんだけあってリアルで上手!!
葉月ちゃん凛々しいラズルをありがとうございましたvv

お兄さま、およしになって!


絵は見た目だけ良妻賢母風のリリー・ヘザー王妃。
クリノリンスタイルの旅装のイメージで。
買ったばかりのコピックスケッチの水色のインクが
所どころぼたたっとこぼれてふざけんなよと思いました…

15日の記事に載せたキャロラインを波津先生にツイッターでお送りしたら
かわいいとか
似顔絵(ファンアートと言わない所が波津先生らしい)
なんてなかなか描いてもらえないから嬉しいとか、嬉しすぎる言葉と共にRTして頂けて、
それを見た波津先生ファンの方数人にもいいねしてもらえたりして幸せでした><
昔はファンレターを出すくらいしか出来なかった漫画家さんと
ツイッターやブログなんかで気軽に繋がれたり、
ファンアートを発信出来たりする今のネット社会は本当に有り難いですね~


最近読んだ少女小説+コミックの話。
少女小説は長尾彩子さんの文庫「朧月夜の訪問者」と
日高砂羽さんのコバルト文庫「手塚先生の恋愛指南 恋に落ちたら赤点です!」
の二冊。
朧月夜の訪問者は一応集英社から出てるんですが、
同じ集英社のコバルト文庫とも
オレンジ文庫とも違う装丁なので何文庫と言って良いのか分からないのですが、
前に買った紫陽花茶房へようこそ2巻も同じ装丁なので、
どうやらオレンジ文庫のプロトタイプとして出された物らしいです。
挿絵は無いけど椎名咲月さんの表紙と各話の扉イラスト可愛い。
でも内容はホラー短編集。
どの話もいかにもな少女小説風のキャラクターと文章で始まるのに、
ラスト付近で唐突にホラー展開にシフトするので最初はちょっと違和感有りましたが
ホラー部分が良いので段々気にならなくなりました。

表題作の「朧月夜の訪問者」は末男の狙いが靖子でなく咲子なのは途中から予想できましたが
手紙に指の皮が入ってたり、「しゅうぅ、しゅうぅ、しゅうぅ、」とか
生理的嫌悪感に訴える描写が上手くて
特にひねりもないあっさりした短い話だけど妙に印象に残りました。

「瑠璃と桜の人魚姫」も少女少女した設定とキャラ造形から
ラストのホラーへ繋がる流れが良くできてて良かったです。
貴久が悪役になるのかとミスリードしておいての展開は良かったけど、
よく考えたら何故普通の母親から生まれた奏子が人魚だったのかとか
結局奏子の母が貴久の母を毒殺したのは本当だったのかとか腑に落ちない点が目立つけど、
「くっちゃ、くっちゃ。にっちゃ、にっちゃ。」とか
これまた擬音の使い方が上手くてまあまあ楽しめました。
にしても扉の可愛いわんこがあんなむごい殺され方をするとは…
長尾さん結構えぐい事するなあと思いました。

「白露の契り」は唯一の書き下ろしだそうですが、
これだけはホラーでも何でもなく普通にハッピーエンドの少女小説で
ラストに向かいながら
いつ大どんでん返しがあるんだろうと思いながら読んでたので拍子抜けしました。
白露の君が月子をかばって燃えさかる家の下敷きになったのは結局何だったの?
でも白露の君の描写がとっても好みのタイプっぽかったので糖分補充できて良かったです。
扉の可愛い猫の雲が瑠璃と桜のわんこみたいに惨殺されなくてほっとしてました(笑)

「紅雪散らす鬼」は弱気な少年だった鈴鹿が恋故に狂っていく過程が良かったです。
陰陽師を務める晴海が
いくらむごい死に様とはいえ人間の死体を見た位で吐くのはどうかと思いましたが。

全体的には少女向けホラーというのが新しいけど良いなーと思いましたが、
各話に登場するみふゆと巫女が結局あまり存在意義が無くて詰めの甘さも感じました。
みふゆは特に紅雪散らす鬼には出てこないし
普通短編集で各話の登場人物は違うのに同じキャラが出てくる場合
もっと深い仕掛けとか意味づけがあるはずなんだけどなあ。



日高さんの手塚先生は今月発売されたばかりの新刊で、
18日の自由が丘デートの時自由が丘のブックオフで買いました。
横浜のブックオフなら新刊でも一律360円で売ってるので
そっちに並ぶまで待とうかと思ったのですが、
大好きな大正浪漫モノで凄く気になってたので
定価より130円位しか安くなってなかったけど買っちゃいました。
Youtubeで声優さん付きで宣伝動画が上げられていたり、
編集部がかなり力入れてるみたいでネットで気になってる人いっぱいいたけど
具体的な感想は上げられてなかったので。
日高さんはコミカルタッチ苦手だし寒いという声もあったのであまり期待してませんでしたが
思ったほど悪くなくて、値段分の価値は充分ありましたー
むしろはるおかさんの後宮新刊よりよっぽど楽しめたかも。

新時代に生きる自立した女性を育成するという思想の元に立ち上げられた桃園女学園では
将来社会に出たときに悪い男に騙されないよう、
選り抜きの美形教師達が乙女を口説く恋愛指南という特別授業があり、
甘い口説き文句を5秒以内に拒絶しなければ減点される、という
ぶっとんだ設定が思いの外面白くて、
特に最初の30ページ位はジェットコースターみたいに勢いに乗って読めましたー
果たして一冊の中でこの設定を活かしてあらゆるタイプの美形教師陣を書き分けつつ
大正浪漫要素も随所に盛り込みながら
本命のお兄さまこと手塚誠治とヒロイン・環をくっつけられるのかと危惧してましたが、
日高さん意外と教師陣の個性付け頑張ってたし
ラストは尻つぼみ感有ったけど
誠治と環のラブも糖度たっぷりに書かれててその辺は良かったです。
誠治の家庭科教師として生徒達に物を生み出す楽しさを教えたい、という志とかも
ちゃんと魅力的に書かれてたし。

ただせっかく女学校が舞台なのに
授業風景とか生徒同士できゃっきゃするシーンがあまり無くて
環と級友の菊子と琴子との絡みも思ったほど無かったのが残念でした。
大正浪漫要素はまあ定番所を無難に取り入れてるけどそれ以上でも以下でも無い感じで
味気ないというか、上辺だけ体裁を整えてる感があってその辺もいまいち…
でも禁恋倶楽部が発行している教師陣のBL妄想小説を連載している同人誌を
当の教師達が読んでいる所は面白かったです~
藤倉の「俺なんて10ページ目で押し倒してたぞ」のシーンとか教師達の会話が笑えました。
国語教師の遠藤が自分がへたれに書かれてるのを憤るのは
何度も繰り返しすぎててクドかったけど。
個人的には体育教師の藤倉先生が好みですーヅカっち呼びとかはちょっと寒かったですが。
とにかく肩の凝らない気軽に読めるラブコメで個人的にはまあまあ満足できました。
くまの柚子さんの表紙と挿絵もとっても可愛かったですー
同じくまのさん挿絵のルルルの嘘つき女王では
顔のデッサンとか作画崩壊酷かったけどあれはなんだったんだろう…
特に課外授業のお祭りシーンでの耳隠しの環と誠治の挿絵が好きですー



以前から気になっていたCuvie先生の秋田書店から出ているバレエ漫画、
「絢爛たるグランドセーヌ」
ちょっと前からブックオフで既刊1~6巻まで立ち読みしてたのですが、
結構面白くて手元に置いておきたくなったので
12日の本20%OFFセールの日に6冊まとめて買ってきましたー
改めて家でゆっくり読んでみると
立ち読みでは気付けなかった色々なことに気付けたりして
当然ながら内容もより深く読み込めるし、買うの迷ったけど買って良かったです。
奏の観察眼に優れていて人の良いところを貪欲に吸収しようとするハングリーな所とか
あっけらかんとして前向きな性格が読んでて気持ちよくて、
バレエを習っている女子のリアルな実情をかいま見られる所も好きですー
テレプシコーラみたいなどろどろなリアルさじゃなくて、
あくまで漫画的なはったりの利いたリアルさなのがまた好き。テレプシももちろん好きですが。
奏と翔子はもちろん、最初は嫌味なライバルキャラっぽく登場したさくらや
いまいちつかみ所のない絵麻が
奏や翔子と友情とか同士として仲を深めていく感じもよく練られてて面白いですー
何よりバレエの発表会とかはもちろんですが、
クラスレッスンの描写が凄く細かく描かれてて
筋トレとかつま先を強くするトレーニングの様子とか、
バレエの動きやテクニックの見せ方、ポジションを維持する難しさとか
バレエを習ってない私でも
バレエの身体の使い方みたいなのが段々分かる様に描かれてるのが凄く好きです。
奏がタブレットやスマホでバレエコンクールの動画をチェックしてたりとか、
現代ならではのバレエへの打ち込み方とかも好きー
奏が初めて出たコンクールで妖しいスワニルダを踊っちゃう所とか好きです。
絵も丁寧で綺麗だし奏のさらさら黒髪可愛い~美少女なのは翔子なのかな?
バレエ漫画って俺たちの闘いはこれからだエンドが多い気がするし
まだ完結してない漫画を集めるのはリスク高くてためらいもありましたが、
新刊7巻も出たみたいだしこのまま良い感じで続いて無事終わってくれると良いなー
何巻くらいまで続くんだろう。

junさんとパンがなければパンケーキを食べればいいじゃない?デートv


写真はあまりにも残念な写りですが、これしか看板撮ってませんでした…
ガラホで撮るとPC上で観た時暗くなっちゃうのでと思い明度上げすぎたのがいけなかった…
と言うわけで、昨日17日は
hideさんの素敵サイトXCDでお知り合いになったjunさんと
3度目のラブラブデートをして参りましたーv
まずは六本木で10月から開催されているマリー・アントワネット展を観て、
その後私の希望で自由が丘にあるパンケーキのお店でランチしましたー
今回もお会いした瞬間から会話が弾んでとっても楽しかったですー♪
では続きからうろ覚えのマリー・アントワネット展レポも含んだデート記録!

・・・つづきはこちら

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プロフィール

HN:
小雨
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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