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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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若いダンサーとTVのイメージ操作?


先週の土曜日、NHKEテレで
「夢をかなえるアンドゥトロワ~ルグリと目指せバレエの饗宴」という番組をやっていました。
パリオペラ座の元エトワール、マニュエル・ルグリが、
バレエダンサーを志す若者をオーディションで選んで
毎年NHKが主催しているバレエのガラコンサート「NHKバレエの饗宴」で
プロと一緒に舞台に立つ機会を与えるという企画を追ったドキュメンタリー。
オーディションを勝ち抜いた8人の男女の若者達が
ゼンツァーノの花祭りとナポリの2つの作品をそれぞれ踊る事になるのですが、
この番組、色々考えさせられる物がありました。
選ばれた8人の中には今年のローザンヌの決勝に残った
吉江絵璃奈ちゃんと木村楓音ちゃんもいて、
特に楓音ちゃんはローザンヌの記事に書いたとおり結構気に入ってたのですが、
この番組で色々と悪いイメージがついてしまって…

ドキュメンタリー自体は凄く面白かったです。
オーディション場面のダンサー達の緊張感とか、
彼等の素質を冷静に時に冷徹に見極めようとするルグリの眼差しとか、
最終選考に残ったダンサー達が
稽古着のままで得意なヴァリエーションを披露するシーンとか見応えありました~
オディール踊ったのって楓音ちゃんだっけ?回転技の安定感が抜群でした。
そうして選抜された8人がそれぞれ憧れのルグリから直接指導を受けて伸びていく様子や、
ルグリの「そこで彼女を見て…彼女は驚いて顔を背ける…」みたいな
ルグリが頭の中に思い描く踊りの情景が目に見える様な
分かりやすい教え方も素晴らしいと思いました。
ただ…ナポリ組の6人は木々が枝を伸ばすように自分たちの個性を出し合いながら
自分達なりの関係性を構築していっていく感じが
若いなーって感じで見てて凄く微笑ましかったのですが、
ゼンツァーノ組の楓音ちゃんと相手役の理久君が…
ルグリから繰り返しアイコンタクトを、相手に歩み寄って呼吸を合わせて、と指摘されてるのに
楓音ちゃんの方がいつまで経っても理久君とうち解けようとしてない感じで、
本番が終わった後も楓音ちゃんは楽屋裏で一人ぶすっとしてて…
2人ともろくに会話を交わしてないし、楓音ちゃんが頑なな態度を取ってるように見えて
理久君が凄く可哀想でした…
というか一人でドキュメンタリー観てただけの時はそこまで思わなかったのですが、
ネットで感想見てみたら楓音ちゃんが凄く叩かれてて、私も影響されて
やっぱりそうだよなーあの態度は無いよなーという印象が強くなってしまったのもあります。
そこで出てた意見が、
ドキュメンタリーだからって全てが真実とは限らない、
ああいった番組は作る側の製作意図から印象操作が行われて当たり前、
楓音ちゃん一人をヒールにして盛り上げたかったんでしょ、
と言う物。
事実かどうかはともかく、
そうだよなー、ドキュメンタリーと言っても
必ず作る側の人間の脚色というか意図がどうしても出てしまうんだよなーと気付かされました。

で、彼等の本番の舞台を録画した昨日の「NHKバレエの饗宴2016」を観ましたが…
あれ?楓音ちゃんと理久君、普通に上手いし
親密とまではいかないけど仲悪そうな感じは全然しないよ??
あの番組を観ずに普通に観れば若々しい2人の初々しいパ・ド・ドゥ。
…とネットにも書いてありましたが、本当にそう。
理久君はブルノンヴィルスタイルの足技を見事に踊りこなしてたし、
楓音ちゃんもソロの部分まだ15歳であれだけテクニックがあるの凄いなーと思いました。
アイコンタクトが足りないとかも全然思わなかったし、
本当にこれだけの若さであれだけ踊れれば充分だと思いました。
それよりナポリ組、稚拙すぎ…
ドキュメンタリーでは凄く成長したような描かれ方をしてたけど
ソロはともかくみんなで組んで踊る所、
ほんの少しのポーズや仕草がまるで小学生みたいに見えて、2流バレエ学校の発表会という感じで
とてもプロの舞台に立って良いレベルとは思えませんでした。
これ観てあのドキュメンタリーの意味がますます分からなくなりました…
本当に、事前の刷り込みとか印象操作というのは怖いなと。
まあ今回はドキュメンタリーとは違う印象を実際に自分の目で見て確かめられたので
ああいう番組ってあてにならないのねーと思えたのは良かったけど。
でもドキュメンタリーでは若い彼等の舞台裏が見られたのが面白かったです。
バレエを習ってると聞くとどうしても私生活まで上品なんだろうなーという憧憬を
ついダンサーに押しつけてしまう嫌いがあるのですが、
レッスン場での素顔の彼等は本当にごく普通のどこにでもいる10代の若者達で、
こういう子達がどういう風に古典を踊っていくのかとか、色々観てて楽しかったです。
ナポリ組も酷いこと言いましたが、
それぞれのソロ絵璃奈ちゃんとか細かいポアントワークが丁寧で愛らしかったです~
でもやまと君はぼろぼろだったけど…かなこ姉さんはちょっと元気がなかったかな。
自分の目で見て判断するとか、情報を鵜呑みにしないという事を教えられた今回の一件でした。


…と言うわけでNHKバレエの饗宴2016面白かったです!
去年は新国立劇場の眠り以外は全く覚えてないし即消したのですが、今回は取っておくかもー。
小林紀子バレエシアターのレ・ランデヴーは
アシュトンらしい華やかで優雅な雰囲気に加えて、
ちょっとコケティッシュな感じもあって良かったです~装置も瀟洒で素敵。
最後の女性達のお手上げポーズが全体の印象を物語っている感じで良かったです。
島添亮子さんは回転技の時にクセがあるのが気になるけど、
アントニーノ・ステラとの回転しながら舞台を一周するシーンとか
何だかんだ言って高揚感あって盛り上がりました。

谷桃子バレエ団のオセローは全く期待してなかったですが
振り付けた木村さんが仰ってた「踊りと音楽がぴったり一体になった時の圧倒的な感動」
みたいな物が、表現できてるかはともかくそういう感じにしたいんだな、
というのは凄く伝わってきて、人間のどろどろした感情みたいな物も現れてて良かったです。
デズデモーナ役の永橋あゆみさんが本当に
純真で疑うことを知らない誰からも愛される女性、
という役柄にぴったりの演技と踊りで可愛かったです~
イアーゴ役のダンサーも悪役っぷりが板に付いてて良かったです。
ラストシーンでエミリアがオセローとデズデモーナの手を繋げてあげる所、
何とも言えない悲劇的な感じが出てて印象に残りました。

モーツァルト・ア・ドゥは短すぎて全然印象に残らなかったです…
ただ身体を前に倒す姿勢とかポーズの一つ一つは面白いなと思いました。

スターダンサーズ・バレエ団のリラの園は作品自体はあまり感じる所は無かったですが、
衣装が細やかで素敵でしたー
カロラインの婚約者の愛人の青い縞模様のドレスとか大胆で素敵。
カロラインの真っ白いドレスにスカート部分に花のコサージュが付いてるのとかも可愛い。
女性達の長いスカートが踊りに合わせてひるがえる様がとても綺麗でした。

バーミンガム・ロイヤルバレエのプリンシパル
平田桃子さんとセザール・モラレスのくるみ割り人形は良かったんだけど…
平田桃子さん、去年のバーミンガムの来日公演の白鳥の代打でオデット観たけど
何か惹かれないんですよね…踊りは確かに端正でテクニックもあるんだけど、
金平糖の精の優雅な雰囲気というか、うっとりする様な感じが出ていないというか…
優美さがあまり感じられないというか。
モラレスは「彼女は妖精なのだから軽やかに軽々と踊っているように見えなくてはならない」
とサポートの重要さを語ってましたが、まさにその言葉の通り
モラレスにサポートされて踊るアダージオは平田さんとても素敵に見えるんですけどね。
むしろモラレスのファンになりましたーサポートも上手だし
テクニックも素晴らしいけど抑制が利いてて、
まさしく王子さまにぴったりの気品があってとっても役にあってたし素敵でしたー

バレエの饗宴2016、演目の合間の出演者達のインタビューとかからも得る物がいっぱいあって、
良い刺激になりましたー
素顔のダンサーって職業柄とても清廉ですっきりとした印象があって観てて気持ちいいし、
前にも言ったダンサーの役作りとかにも凄く興味があるのでそういう話も興味深かったです。
あまりメジャーじゃない作品ばかりだったのでどうかなと思ってましたが、
かえって新鮮で楽しかったです。


…まだ続きますよ。
その後BSプレミアムでやってたウィーン国立バレエ団のルグリ版海賊観ましたー
うん…ダンサーとして才能があるのと振付家としての才能があるのとは
やっぱり別物なんだなと。
最初は全幕生で観てから寝ようと思ってましたが
つまらなさすぎて第一幕終わった時点で寝てました…
後から録画したのを観ましたが、第2幕、3幕は1幕よりはずっと面白くて良かったけど、
何というか、衣装とか装置とかが踊りを際立たせる効果を果たして無くて
踊りの見せ場はいっぱいあるのに全体的にいまいち地味な印象がぬぐえませんでした。
やっぱりバレエって総合芸術なんだなと実感しました。
アリがいなかったりズルメアというオリキャラ?が出てきたりと目新しいことをやってるけど、
あまり必然性を感じなくて奇をてらった域から出ていないというか。
ギュリナーラが最後トルコの総督のもとに残るのは面白いなと思いましたが。
ダンサー達も普通に上手いけどこれはという人はいなかったし。
第2幕のメドゥーラとコンラッドの寝室でのパ・ド・ドゥは
若い恋人同士の甘い雰囲気が出ていて素敵でしたが。
生ける花園のシーンでバレエ学校の生徒の少女達が出てたのはとっても可愛かったですvv
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ブログ7年目に向けた最初の記事


…がいつも通りの少女小説日記です。
ちなみに絵はFFワンドロで描いたオヴェリア様パート2。
肌色塗るの大の苦手なのですが、この絵の肌色はほぼ理想の色が出せて気に入ってます。
基本的に肌色は地の色と影の2色しか使わないのですが、(あと女性の場合は頬のピンク)
いつも色の選択が難しくて影の赤みが強くなりすぎたりするんですよね…

最近読んだコバルト文庫は小湊悠貴さんの「黒猫館の夢見る天使」、
日高砂羽さんの「公爵様のパティシエール」、
花衣沙久羅さんの「愛は英国妖精の呪いに導かれて」の3冊。

小湊さんはデビュー作のスカーレット・バードを読んだばかりですが、
黒猫館まだ2作目なのに凄く成長が感じられて良かったです~
どこのブックオフに行っても大抵置いてあって、酷い所は3冊ある所もあったりしたので
そういう場合たくさん売れた良作というよりも
完成度の低いすぐ売り払われるのが分かるわーという作品の場合が多いと経験上学んでいたので手を出すか迷いましたが、買ってみて良かった!
スカーレット・バードは人物や話が薄味で、
でも読後感が爽やかな児童小説のような雰囲気で嫌いじゃなかったですが、
今作はその上質な児童文学のような雰囲気もありつつ
少女小説としての華も出てて良かったです。
冒頭の女学校を卒業して
親友のネリーやジゼルときゃっきゃするミシェルのシーンも可愛らしかったし、
冒頭しか出ないネリーとジゼルのキャラもそれぞれ良い味出してましたー
黒猫ノワールの描写も凄く愛らしかったし
猫好きとしてはヒーローのエリオットの猫好き設定も美味しかったです(笑)
エリオット表紙では外見的に惹かれなくてどうかな…と思ってましたが
無愛想なのに甘党な所とか可愛いし帽子作りには妥協しない所とか好感が持てました。
ヒロインのミシェルもエリオットが風邪を引いたため出来なくなった帽子のヴェールの刺繍を
自ら力になりたいと申し出るところとか頑張りやさんで可愛かったし
古い考えに反発して新しい女性の生き方を目指すところとか凄くかっこよくて魅力的でした!
スカーレット・バードでの女性飛行士もそうでしたが、
小湊さんは女性の自立というテーマがお好きなのかなと。
女学校で裁縫を得意にしていたミシェルがエリオットと出会うことで自分の夢を見つけて
三日月伯爵からの手紙に答えるラストはとても綺麗にまとまってて素敵でした。


日高さんの「公爵様のパティシエール」は天命の王妃の中華世界から一転して
西洋舞台のパティシエールの女の子、レティシアが主人公の物語でしたが、
読み進むのが凄く苦痛でした…
読メとか見ても天命の王妃あんまり評価高くなくて、
私にとっては凄くフィーリングのあった話で無憂もかっこいし何でだろう?と思ってましたが
そうか、天命の王妃にハマれなかった人は読みながらこんな気持ちだったのか…
と公爵様を読みながら思ってました…
それにしても天命の王妃の後なのに筆力が凄く低下してないか…?
特に最初の短編「死神とマドレーヌ」は短編の妙というかタメが全くなくて、
登場人物も事件も何もかもが唐突で目が滑って読むのに異様に時間がかかってしまいました。
日高さん天命でも短編書いてたけどそれは明霞と無憂が知り合った後の話だから良かったけど
1から登場人物の関係とかを短編で書くのは得意じゃなさそう…
レティシアとアンリの関係もいきなりすぎて入り込めないし
アンリとルドヴィック伯爵との間の取り決めとかも無理有る感じだったし
しかも文章とか単語の選び方がぎこちなくて読んでて凄く違和感有りました。
何だかんだ言って「このマドレーヌは君にしか焼けない」のシーンは感動しましたが。
書き下ろしの「悪女とシュー・ア・ラ・クレーム」はまだ短編よりは読めたけど、
展開は予想できるしアンリとレティシアの関係性にもいまいち萌えられませんでした…
あとレティシアの作ったお菓子をアンリが批評する所、
口調が説明的すぎて「美味しんぼじゃないんだからさ…」と思ってしまいました。
いくらざっくばらんとはいえ公爵家のシェフを務めるフランソワが
自分の主人で身分もずっと上のアンリを名前呼びとか違和感有りまくりでした。
やっぱり日高さん西洋物は向いてないんじゃないかなー
ついでにギャグも向いてないと思います…


「愛は英国妖精の呪いに導かれて」は
今までも何冊か買った「恋人たちのファンタジー・ヒストリカル」シリーズ。
公爵様を読んだ直後だったので
花衣さんのベテランらしい派手ではないけど流麗な文章とストーリー展開が心地よかったです。
ただこの方の作品っていつも
男女がいつ何がきっかけで恋に落ちたのか分かりにくいんですよね…
とはいえ変わり者理系女子の公爵令嬢エリカが可愛かったです。
花衣さんが後書きで仰ってた通りウェントワース公爵家の3兄弟のシーンも微笑ましかった。
ジョセフの裏切りはいきなり婚約解消されても大して気にしてなさそうなのが疑問だったので
そうくるか…と思ったけど、安易に元彼を悪役にするのはあんまり好きじゃないなー…
ナイジェルとジョセフの間で揺れ動く乙女心とかやってほしかった。
ストーリーに収集付けるためには仕方ないんでしょうけどね…
でもベテランらしくツボを押さえてくれる読みやすいお話で糖度補充できて良かったです。
エリカの父親とナイジェル達の父親の舌戦も面白かったです(笑)

6周年みたいです


と言うわけで自キャラ6人+薔薇6本。
薔薇の季節だからとか意味がある訳じゃなくて
何となくお祝いっぽいじゃろ?と思って持たせただけだったのですが、
他のキャラはともかく
「僕が花嫁に迎えたいのは薔薇ではなく~」
発言のあるユーディとラズルに持たせたのは失敗だったかも…

6周年らしく各キャラについて長文だったり短文だったりするコメントでも~


ラズル
読み返せば読み返すほど性格悪いなこいつと思います…
謝罪がタメ語とか命の恩人に対して「見かけによらず料理上手」発言とかドン引きだし
二言目には勉強勉強って自分から勉強してますアピウザいし性格あざといし
ユーディに別れを告げられても自分の気持ちを伝えて引き留めることもしない
(漫画でははしょっただけでちょっとはしたと思いますが)
自分からは何一つ動かないへたれだし。
…でもそれでも俺ラズル好きなんだ…
キャラデザと喋り方(対ユーディ)が凄く気に入ってます。
何か自分ではこのキャラデザでこの喋り方と言うだけで萌えなんだけど
そうでない第3者の方にも納得できるような魅力を描かなきゃいけないというのが
創作の難しさだなあと思います…(もちろん描けてるとは言ってない)


ユーディ
正直自分がラズルに萌えるためのアバターとして描いたキャラなので
前にも言ったように最初はあまり思い入れがなかったのですが、
ユーディの恋にもその他にも直情型な所は結構気に入っております。
ちなみにこんな所で言うのも何ですがユーディには
自分が移してしまった流行病で両親を失ったという設定があります。
流行病が流行ってるから隣の村に行っちゃいけないと言われてたのに
興行師の出し物見たさに内緒で出かけていって罹患、みたいな感じかな?
リリー・ヘザー王妃の若い頃の話とか考えてないで
ユーディのその辺のエピとかをもっと掘り下げてあげないとな~と思っております^^;;


粉雪
ずばり最愛キャラ。私の理想の少女の一つの完成形です。
私はロリはロリでも天然系とかより頭の回転の早いちゃきちゃきした女の子がタイプです。
粉雪は馬鹿だけど頭悪くはない…と思う。
キャラデザも凄く気に入ってます。ツインテはそんなに好きじゃないんですが。
結った髪にリボンとか少女性の極みですよねぇ。
でも前みたいに圧倒的な愛情じゃなくなったかなあ…ノートに描く回数も着実に減ってるし。
粉雪を描く原動力だった少女への愛が年々薄まってるからなあ…
でもこの先もずっと最愛キャラであり続けると思います。
粉雪の喋り方も凄くお気に入り。表情豊かな設定なので百面相とか描くのも楽しいです。


聖夜
この絵の聖夜の適当感酷いな…これでも一回描き直したんですけどね…
聖夜は私の思い描くTHE・少女漫画のヒーローかな。
ツンツンしてるけど実は優しいところもあって…みたいなベタな感じ。
聖夜も名前含め凄く気に入ってるキャラです。
普段は粉雪に憎まれ口ばっかりだけど
粉雪が落ち込んでる時にはちゃんと優しい言葉をかけてあげられる大人な所が気に入ってます~


貴史
いまや一年に一度しか描かなくなってしまったキャラですが、
私の描く男性キャラの中では一番バランスの取れたキャラかも。性格的に。
口調はぶっきらぼうだけど闊達で明るい所とか。
10年前ヴァイオリン弾ける男子萌え~で突発的に作ったキャラで、
病弱設定もあったのですがそれは無かったことになりました(笑)
貴史の学校の制服も気に入ってます。


透子
自分で描いてていまだに性格がつかめないキャラです…照れ屋だけど明るいとか描きにくい…
透子はセーラー服萌え+楽器出来る少年少女萌えで出来たキャラ。
粉雪とは違った少女の美しさを表現したくて描いてた様な。
セーラー服に黒髪ポニテは正義ですよね!!


最後になりましたが、私が6年も飽きずにブログをやって来られたのは
いつも見に来てくださったりコメントを下さる皆様のおかげです~
自己満で好き勝手やってるブログですが、
そうして反応を頂けることがどれだけ励みになるか…!
最近はほぼ少女小説読書日記になっててすみません…orz
もっと色々な事を書いていきたいのですがorz
毎年恒例ですが、これからも皆様の心を一瞬通り過ぎていく通り雨のように
皆様の中に一瞬でも何か心にとめて頂ける絵や文章が書けたら良いなと思っております。
これからも雨の通り道をどうぞよろしくお願いいたします。

物思うローザンヌ(+α)


毎年恒例ローザンヌ国際バレエコンクールの放送観てました。
何だか昔に比べて感じ取れる事が少なくなってきたなーと思います。
過去のローザンヌの放送観たよーって記事では
「同じ振り付けで踊ってもある人は野性的である人は官能的で…」
とか
「同じダンサーでもクラシックとコンテンポラリーで全く雰囲気が違って…」
とか一人一人の踊りに対してももっと深い感想を抱いてて
そしてそういう事の一つ一つを心から楽しんで観られてたのに。
年を取るにつれて感受性が弱まってくるのはしょうがないなーと思うのですがやっぱり寂しい。
私の唯一にして最大の長所は
美しい物を感じ取ってそれを自分の中でいっぱいに膨らませられる所だと思ってるので、
年々感動することが少なくなってくるのが悲しいです。

まあそういう感傷は置いておいてローザンヌ2016ですが、
今年は女性出場者ではこれと言って気に入った子はいなかったかなー
日本の木村楓音ちゃんとか
クラシックは15歳の少女らしい華奢で可憐な雰囲気がとても可愛くて、
コンテは初々しい魅力があって良かったけど、
今年はラ・バヤのソリストとかパキータのヴァリとかが多くて
ジゼルとかガムザッティとかの
キャラクター性のあるヴァリがあまりいなかったのが残念でした。
男性では南アフリカの男の子が何と言っても印象的でしたー
ラ・フィーユ・マル・ガルデのヴァリとってもチャーミングで
身体能力も抜群で高いジャンプが素晴らしい!
コンテのディアゴのためのソロも踊る喜びに溢れていて
人を惹きつける魅力が備わっているなあと思いましたー
1位の中国の女の子はそんなに良いと思わなかったけどなー
何か筋張ってて女性的な柔らかさがあんまり無かったような。
男性は王子さま系のヴァリが一人しかいなかったのも残念。
前はローザンヌの放送観てると
ダンサー達のフレッシュな息吹を感じ取れて自分自身も若返るような心地になれたのに
今年は特にコンテはほとんど流し見してしまって残念でした。
こうして感想書くのすら筆が進まない…いや書いてるのPCだけど。


GW中のブックオフのセールでまた馬鹿みたいにコバルト文庫を買い漁ってしまいました。
GWより前に買ってて読んだのは山本瑤さんの「蝶よ毒よ 邪悪な獣の正しい飼い方」。
あらすじ読んだ限りでは頭空っぽにして読める軽いラブコメだと思ったのですが、
ヒロインのエミリエンヌがしょっぱなから鬱屈を抱えてて、
エミリエンヌが誰かに好かれたりする度に
「嫌ってくれた方が楽なのに」とかぐじぐじ考えてるのが読んでて凄く辛気くさかったです。
この方の書くヒロインはみんな陰気な因縁を抱えてるのが本当苦手…
コバルトはもっと気楽に読みたいんだよ…
ラブコメ風を謳ってる割にそういう感じなので
エミリが自分を卑下して強がる度にうんざりしてました。
因縁を抱えたヒロイン自体が嫌なんじゃなくて
それを話のそこかしこに持ってきて読んでて気が散る感じが嫌なんだなと。
例えば因縁を抱えててもそれが一回のエピソードで明かされて
ヒーローと距離を縮めるきっかけになる、位ならスパイスとして全然アリだと思うんですが。
こうも小出しにされるとなあ…
ヒーローの氷狼公と呼ばれるラファエルも帯には極悪公爵と書かれてますが
最初から言うほど極悪でもないし。ていうか普通にかっこいい良い人だし。
まあその辺は様式美ですが。
後半は「え、え、こんな最終盤でそんな重要な設定や人物が出てきて良いの?」って感じでしたが
最終章で綺麗に収束して良かったです。
エリザベスちゃんの正体がクララ女王だったのは予想出来たような出来なかったような…
って感じでしたが、クララ女王の度量の大きいくえないキャラは良かったです。
ラスト、女王の
「あなたを見つめる人の瞳の中に映っているあなたを見てご覧なさい。
そこには美しくて優しいあなたの姿が映っているから」
という台詞は良かったですーラストのラファエルの求婚も。
山本さんが後書きではっきり続きを出したいと言ってるのが
コバルトでは珍しいなと思いました。
発売から1年経っても出てない所を見ると大人の事情で駄目だったのでしょうが。
それにしても山本さん11歳になる娘さんがいたとは!お母様が少女小説家って楽しそうだなー。

GW中に買って読んだのは小湊悠貴さんの「スカーレット・バード 天空に咲く薔薇」と
一原みうさんの「大帝の恋文 ロマノフ大公女物語」。
他に3冊買ったのですがそれはまた読んでから感想書きます。
スカーレット・バードも大帝の恋文もどちらも2013年度ロマン大賞の受賞作との事ですが、
これだけ個性も完成度も違うのは面白いなと。
スカーレット・バードは最初は薄味のキャラクター描写が物足りなかったですが、
最後まで読むと少女小説と言うより
上質な児童文学のような雰囲気でまとまってるのが良いなあと思いました。
表紙のエヴァンスかっこいい。
何でも器用に出来て謎めいているエヴァンスのキャラもよかったですー
アンジェリカも途中まではあまり見せ場がなかったけど、
馬に乗ってエヴァンスを助けるところとか段々行動力が発揮されてきて良かった。
昔飛行機にのせてもらった時に
アンジェリカが自ら操縦桿を握っていたという事実には良い意味でやられましたー
エピローグでアンジェリカが皇帝ヴィクトールと皇妃イザベラの前に
女性飛行士アンジェリカ・ラングハイムとして現れる所小気味よくて良かったです。
作者コメントの通り、読み終わった後に空を見上げたくなるような作品でしたー

大帝の恋文は一原さん前々からロシアに詳しくて
ロシア物のコバルト文庫ばかり出してると聞いて気になってたので
一度読んでみたかったのですが、
表紙が好みじゃなくてスルーしてたり何だりで
なかなか作品に出会っても買う機会がなかったのですよねー
今回その好みじゃない表紙のデビュー作をお試しのつもりで買ってみましたが良かったですー
しかし頭が悪いせいで所々伏線を理解しないまま読み進めてしまうと言う
いつも通りの残念な読み方をしてしまいました…
正直読み終わっても意味が分かってない所がいっぱいあります…
序章でマリア・カンテミールから手紙を託されたのは誰だったのかとか
終章のマリア・カンテミールの息子は大帝の子だったのか?とか…
ちょうど中野京子さんの「名画で読み解くロマノフ家12の物語」を読み返してる所だったので
ピョートル大帝の人柄についてはいくらか知識はありましたが、
彼の娘達の事はほとんど知らなかったので
どこまでが史実でどこからが創作なのかは分かりませんでしたが。
それにしてもいくら当時のロシアが辺境の未開の国だからといって
大公女が父親母親を父ちゃん母ちゃん呼びは無いだろ…とか
重厚な歴史物と思いきや地の文がコミカルタッチな所もあったりして
最初はちょっと入り込めませんでした…
読んでいくうちにミステリー仕立ての筋立てに引き込まれて気にならなくなりましたが。
本当にロシアの歴史や風俗に精通してるんだなーというのが伝わってきて、
その情熱だけでも読む価値があると思いましたー
マリア・カンテミールのキャラが本当にたおやかで凛として魅力的で。
結婚するまではアンナが大公女としての権利を剥奪されるという
婚姻書の条項は不問、の所はこれまたやられたという感じでした。
陰謀簒奪うごめく宮廷劇でしたが、
最後のアンナとカール・フリードリヒの一世一代の大博打も心地よかったです。
大帝の遺志を継いで広い世界を見ようと旅立つ2人がとても感動的。
終章も綺麗にまとまってて良かったですー
主役はアンナとカール・フリードリヒだけど、
ピョートル大帝やマリア・カンテミールの崇高な精神も深く心に残りました。
所々でミステリー風味の仕掛けも利いててこれでデビュー作とは完成度高いなーと。
もっとロシアの歴史を知りたいと思うのと同時に、
一原さんの他の作品も断然読んでみたくなりましたー


そういえば天命の王妃のドラマも入ったコバルトの全サドラマCD、
無憂役は櫻井孝宏さんだそうで、櫻井さんのやったキャラクラウドくらいしか知らないけど
想像したらなかなか似合ってそうなのでめちゃくちゃ欲しいです。
好きなキャラの声優さんが変な声だったりするとショックなので
サウンド化には慎重なのですが(大分前に書いた浪漫倶楽部のドラマCDのショックもあって)
櫻井さんなら心配なさそう。
天命の王妃の他にも悪婿やはるおかりのさんの三千寵愛在一身も収録されてるとのことで…
ああーコバルトや天命の王妃の存在をもっと早くに知ってれば全サ絶対応募したのに…!orz
とりあえずヤフオクでアラート設定して気長に待ってます…

雪華~観用少女~


川原由美子先生の名作「観用少女」(プランツ・ドール)のイメージで。名前は雪華(せっか)。
このストライプのドレスと帽子が描きたかったんです~
白と水色って大好きな色と組み合わせ♪
色遣いにもこだわりました。髪は最初金髪だったのですが、
最近金髪ばっかり塗ってるので銀髪にしてみました~
ドレスはデザインだけでなく色遣いも重要なので、
意外性を感じて頂けるような配色を心がけました。
全体的には上手くまとまった気がして4月1日現在で今年一番気に入ってる絵。

この絵を描くために川原由美子先生の描かれるドレスのテイストを掴もうと
文庫版観用少女2冊読み返してましたがやっぱり傑作だなあと思いました~
ミルクと砂糖菓子と愛情を糧に美しくなる
少女(プランツ)が当たり前に存在している設定や
舞台となる中華圏を思わせる都市の世界観も心地よくて、
キャラクターの台詞や表情なんかも独特のノリと味があって大好きです。
私は書き文字とかギャグとかに特徴のある作家さんが好きなので、
観用少女も波津彬子さんと同じくらい大好きですー
少女達を売るお店のお兄さんもそういえば雨柳堂の蓮と似た所があるかも。お兄さん好き♪

毎年4月は桜のテンプレを使ってたのですが、
アリスの可愛いテンプレこの絵に合いそうだったので変えてみました~
この絵も4月30日いっぱいまでTopにおいておこうかな。

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HN:
小雨
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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