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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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久々に一般文芸読んだー


冬の装いの御堂姉妹
詞名子のピンクの着物がお気に入り。

最近読んだ本は小田菜摘さんの集英社オレンジ文庫
「平安あや解き草紙 その恋、人騒がせなことこの上なし」、
滝川さりさんの角川ホラー文庫「お孵り」、
はるおかりのさんの集英社オレンジ文庫「九天に鹿を殺す 火星王朝八皇子奇計」の三冊。


平安あや解き草紙はシリーズ三冊目。
二巻は一巻が良すぎて期待値高くてやや期待外れ…だったので
三巻はあまりハードル上げずに読んだら普通に楽しめました~
「いかなる財や名誉を持ってしてもどうにもならないこと」は
空木の美貌の描写が相変わらず麗々しくて素敵でした~
右近の美しい姉妹に挟まれて自分だけ器量が悪いという屈託から
女房達の間でも孤立して陰口を叩かれているという境遇も切なくて、
タイトルの意味が染み入りました。
二話目で右近が実顕の屋敷で
心根を入れ換えて働いているというその後が出てきたのはほっとしました~
「まったく人騒がせなことこの上ない」は
伊子の弟実顕とその妻暁子の相思相愛っぷりが可愛かったですが、
さすがに何作も物語を発表している評判の物語作家裄子の名を借りて
天賦の才があるとはいえ素人の実顕の書いた物語を発表しても別人の作と見破られないというのは
無理がありすぎると思いましたが(^-^;
姉の斎院にこきつかわれる嵩那が哀れながらも可愛くて、
最後の「こんな優しい姉上がいて羨ましいですよ」という嫌味も良かったです。
周りのお膳立てで二人きりになった嵩那と伊子の間の
緊張感の中にも甘い空気が混じった幕引きが艶っぽかったです。
「はしたない宮仕えのほうが性にあっている」は
伊子が謎解きする以外に尚侍としてお仕事してる場面がほとんど無いので
伊子の仕事を辞めたくないという気持ちが少し薄っぺらく感じてしまいましたが、
親子程も年の離れた帝の
伊子の生き生きと働いている姿が好きだから今は無理やり妃にしたくないという気持ちを知って、
揺れ動く伊子と自分もうかうかしていられませんねという嵩那の言葉で終わるラストが
これまた程良い緊張感を感じさせる幕引きで良かったです。
2巻の尚鳴のその後とか、
シリーズ通読してる読者にはキャラのその後が出てくるのも嬉しかったです。


お孵りは日本ホラー小説大賞読者賞受賞作で久々に当たりを読めて良かったです~
先月位に書いた同じく日本ホラー小説大賞読者賞受賞作のハラサキが凄く期待外れだったので。
九州の山間地帯に伝わる土俗信仰という
私の好みドンピシャな王道伝奇ホラーで文章も平易ですらすら読めて面白かったです!!
タイサイサマが具体的にどんな神様なのかとか
子供を産む前の妊婦がする儀式以外にどういう儀式があるのかとかは
もっと詳しく書いてほしかったですが、
乙留がへいすけの生まれ変わりだったとか重蔵にとっては乙留が三番目の子供だったとかは
読めなくて爽快感ありました~
やはり限界集落に伝わる因習的なホラーはぞくぞく出来て最高ですね!!
ラストはまさかの感動オチで良かったです~


九天に鹿を殺すははるおかさんの3ヶ月連続刊行の文庫の三作目。
個人的には前の二冊後宮染華伝と廃妃は再び玉座に上るより楽しめました~
九人の皇子達が皇帝の地位を手に入れるために殺し会うシステム「九天逐鹿」、
用語やルール等覚えることが多すぎて途中から全く理解が追い付かなくなりましたが(^-^;
それでも何とか読めるようになってて良かったです~
もう皇子達がそれぞれ誰にどんな風に殺されたかとか
それぞれの皇子の身の上とか全く覚えてません(((^^;)
狗が生き残るのは何となく予想出来た気がしますが、
水娥と入れ替わっていて従姉弟同士だと言うのは全く読めませんでした。
九天逐鹿中のどろどろ血生臭い感じが意外と好きだったので
ラストのいやに爽やかな落とし所はちょっと違和感あって気に入りませんでしたが、
いつものはるおかさんだなーというファンタジーご都合主義な所もあったけど
謎解き要素大分頑張ってたのは良かったと思います。
今までオレンジ文庫で読んだ中では一番ミステリーしてた作品でした。
しかる所に出してれば何らかの賞獲れそうというのは言い過ぎかもしれませんが。
個人的に第二皇子が替え玉だった事が明かされる所当たりが一番興奮しました。
しかしこれ一番幸せなのは早々と違背して豚になる事なんじゃ…
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いつもの読書感想&喜歌劇「ほほえみの国」感想


絵はローザンヌの放送の翌日に描いたドン・キホーテのキトリ。
髪のハイライトがおでこに近すぎて頭が変な感じに見えるのを除けば気に入ってます。


中村朱里さんの一迅社アイリス文庫、
「あだしの屋敷の手伝い花嫁 けものけだものばけものだもの!」
宵マチさんの美麗表紙に釣られて表紙買いしましたが正解でした~!!(*≧∀≦*)
明治~大正位の日本の雰囲気にファンタジー要素をプラスした世界観が新鮮で、
楽しく読めました~カラーピンナップも描き下ろしで豪華!( ☆∀☆)
櫻子の口調も古風で可愛くて、征獣狼の超絶美形だけど掴み所の無い性格や話し方も好きでした。
吉宝丸の征獣狼に対する毒舌も好き~
「すみません、朝っぱらからニヤニヤしてたのが気持ち悪かったので」とか笑った。
櫻子が征獣狼に惹かれるのが早すぎる気もしましたが、
二人で町に買い物に出掛けたり
征獣狼の髪を櫻子が三つ編みに結ってあげる所とか可愛くて良かったです~
ただ異世界から召喚されたマレビト千華が典型的な我が儘な嫌な女で
櫻子に対抗意識丸出しなのとか、
最近はいわゆる悪役の女の子でも最後はヒロインと和解したり
実は憎めない所があったりするのが主流な中で最後まで嫌な女なままで、
そんな千華を櫻子が最後まで敵視しないで彼女にも事情があるのだから、と思ってるのが
却って嫌味に感じてしまいました。
櫻子の兄美艶も、え、ガチのシスコン…?って感じで気持ち悪くて、
千華と美艶がザマァされて終わる展開になってるので若干後味が悪いのが残念でしたが。
櫻子の幼馴染みの御三家の若君達も
もっとどんな性格かとか知りたかったし活躍して欲しかったなあ。


図書館で予約してたのも忘れてた澤村伊智さんの角川ホラー文庫「などらきの首」
借りて読みました~「ぽぎわんが、来る」「ずうのめ人形」シリーズの短編集。
真琴と野崎の過去話や出会いなども興味深かったですが、それ抜きにしても
純粋にホラーミステリ短編集として楽しめる意外な結末を迎える話ばかりで楽しめました。
「学校は死の匂い」とか、ぽぎわんが~やずうのめ人形でも書かれていた
多くの人がこうした事が良い事だ、と思っている価値観を疑問視する、というか
欺瞞だと一石投じる様な感じは重いながらも共感しました。
具体的に言うと皆で一致団結するのが良い、素晴らしいという個より全体を重視する価値観。
体育館に出る少女の霊の死の真相とか意外性あって、
結末もブラックで気詰まりだけど良かったです。いわゆるイヤミス的な感じでした。
「ファインダーの向こうに」はまさかの感動オチでラストは暖かい気持ちになりました。


先月BSプレミアムシアターでやっていたメルビッシュ湖上音楽祭での
レハールの喜歌劇「ほほえみの国」、
ずっと感想書こう書こうと思いつつ書けなかったので今日こそは…!
レハールのオペレッタと言えばメリー・ウィドーが大好きなのですが、
ほほえみの国、初めて聞いて観ましたが現代的な演出が楽しくてなかなか面白かったです~
ヒロインのオーストリアの伯爵令嬢リーザと彼女に密かに片想いする青年士官グステル、
リーザと運命的な恋をして結婚する中国の皇子スー・チョンとその妹のミー等、
登場人物の設定や相関関係が現代の少女漫画にありそうな感じで良かったです。
スー・チョンに恋して中国に渡ったリーザが
スー・チョンが彼女の他に四人の妻をめとるというカルチャーギャップに耐えられず
故郷に帰る決意をするという展開に、
どんなどんでん返しがあってハッピーエンドを迎えるのかと思ってたら
本当に二人が別れて終わって、
結局当時の西洋人から見たオリエンタリズムと東洋人への偏見が感じられて
現在全く上演されてないのが納得な感じの筋書きでしたが、
音楽が本当に甘美で素晴らしいし、
最後にリーザを迎えに来たグステルがミーに必ずまた会える、と言う所は
かすかな希望も感じさせて良かったです。
全編に散りばめられた優美で軽やかなワルツのメロディーがとっても素敵。
特に一幕最後のワルツのシーンは
彫像のように整った美貌の貴婦人達と紳士達の踊るワルツが
素晴らしくエレガントでうっとりしました。
衣装も美しかった~リーザがスー・チョン皇子を迎える時の
中国の陶磁器をイメージした白地に青い唐草模様のドレスとか
とってもセンスが良くて素敵でした。
冒頭のリーザが競馬大会の女性部門に出場して優勝する所の演出は
まだ見ぬヒロインの登場にわくわくさせられたし、
ちょっとマイフェアレディのアスコット競馬のシーンを思い出しました。
全体的なストーリーや雰囲気はちょっと王様と私っぽかった。
才色兼備で現代的な伯爵令嬢リーザのキャラクターもとっても魅力的で良かったし、
リーザ役の歌手の方も美しい金髪に凛とした美貌で良かった!!
一幕でスー・チョン皇子と結婚して中国へ旅立つリーザを見送る彼女の父親
リヒテンフェルス伯爵の哀愁漂う佇まいが印象的でした。

はめふら原作3巻、4巻感想


朝ドラごちそうさんで加藤あいが演じていた亜貴子という役の写真を観ながら描いたのですが、
なかなか涼しげに描けてお気に入りの1枚。結構似せて描けたし。
モダンガールスタイルって可愛いですよね!!(*≧∀≦*)


はめふら3巻、4巻を買いました~3巻はジオルドファン、4巻はキースファンへの
それぞれファンサービス的な巻だと言われてましたが納得でした。
3巻はコミカライズ版5巻で読んでましたが序盤の魔法学園の学園祭パートが
いつもの面子でわいわいが楽しめて良かったです。
漫画で読んでても小説になるとまた漫画では表現できない事も描写されるので良いですね!
メアリの前でカタリナにいつも食べ物をはんぶんこにして食べさせてもらってる事を知られて
狼狽えるキースが可愛かったです♥
セリーナ様のカタリナ誘拐事件は顛末は大体想像できたけど、
ジオルドとアランの次兄イアンがセリーナ大好きだったのがお約束だけど良かったです。
ジオルドのキスは、うん、良かったねとしか。
しかしカタリナ、仮にも婚約者がいる身で
他の男(ソラ)と旅したいと言ったり
約束にソラと自分の瞳の色と同じ色の宝石を渡すのは駄目だろ…
男女の機微に疎いとか言うレベルじゃない…
カタリナにヘイト溜まる日が来るとは思いませんでした。

4巻は本当にキース推しサービス巻で、終始キースがお姫様で萌えました♥
実の母親に金で売られるキース哀れ…。゚(゚´Д`゚)゚。
山口悟さんは人物の闇の感情を描くのが上手いなーと思います。
ずっと実の親や兄弟達から疎まれ虐げられ人間扱いされてこなかったキースが
クラエス家に引き取られてカタリナに出会ってどれ程救われたか、
読んでておろろんとなりました~
闇の魔術の実験台に使われ命を落としかけたキースが
幼い頃からずっとそうしていたように
暗闇の中に身を潜めてそのまま溶けてしまいたいと思っている時に
カタリナが必死に呼び掛ける声が聞こえて、キースがカタリナ達の事を思い出して
目を覚ますシーンは感動的でした~((/_;)/)
キースの前ではミリディアナさん優しくて愛情深い義母なのね(笑)
カタリナの方も今までにない位キースの事想ってる事が書かれてて、
「私の大切な人」「最愛の義弟」とまで言ってて
この巻だけ読んだら普通にキーカタエンドだと思いそうな感じでした。
キースの「確かに寝ぼけてたけど、好きな人とした初めてのキスを忘れるなんて出来ない」
「ずっと子供の時から義姉さんが、カタリナが、女性として好きなんだ。愛してるんだ」
と顔真っ赤にして決死の告白するシーンは胸キュンキュンしまくりました~゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
なのにキスシーンも告白シーンも挿絵無しって酷くない??ジオルドに消毒キスまでされるし。
編集的にはジオカタ推したいのが良く分かりました。ジオカタも好きだけどさぁ…
でもジオルドがカタリナのたとえ手に負えないような相手でも
助けを求める人がいれば真っ先に動くのがカタリナだ、と
カタリナの事を良く理解していてその上で愛してる事が分かった所は良かったです。
正直攻略対象達の中でジオルドが一番カタリナに惹かれる理由が薄いと思ってたので。

お留守番組の心情吐露も面白かったです~個人的にはニコル・アスカルトの苦悩が好き。
ニコルはめふらにハマるきっかけになった元最推しだし今でも好きだけど、
なかなかその内面が描写される事が無いので
学園祭でカタリナ相手に劇の練習をして抱き締めちゃった時の心情とか
理性では婚約者のジオルドとカタリナが仲が良くなるのは良いことだと思いながらも
本音は叫び出しそうだとか、ちゃんと熱い心を持った青年なのね~という感じで萌えました♥

何気にお互いの利益が一致して表向きは婚約者してる王国の第一王子ジェフリーと
魔法省の職員ラーナの関係も好きです。早くお互い好きになってくっついちゃえ!

戦後75周年の節目に

今年の8月15日に漫画家・久世みずき先生のブログに寄せたコメントのコピペです

私の政治信条を知りたくないという方、
私と政治信条が合わなさそうだと感じた方はこの先は閲覧されないことをお勧めします。
大丈夫な方は続きからどうぞ。



・・・つづきはこちら

7さんと夢にまで見たはめふら絵チャ~(o´艸`o)♪


昨日5日の午後3時から翌6日午前1時まで、
7さんとタイマンでは2回目の絵チャをご一緒して頂きました♥
テーマはまだまだ熱の冷めないはめふら!
7さんとはめふらキャラをお絵描きしてはめふらの萌え語りが出来るとか嬉しすぎますよ!
一時間無駄にしちゃってすみませんでした(。・´д`・。)7さんありがとうございました!


てなわけでログです!
私が牽制しあうジオルドとキース描きたいと事前に言ったら、
お優しい7さんがまた私に合わせてアランとニコル描くと言って下さいました!(*≧∀≦*)
FL攻略対象勢揃い!(ラファエル除く)何て豪華!


左>小雨のジオルドとキース

右>7さんのアランとニコル


私のは線画の時は普通に仲良い男友達に見えてどうしようと思ってましたが、
二人の額に紫で影入れたら良い感じに険悪な感じが出ました(^^)b
ジオルドはかなりデッサン危ういけどキースは愛故になかなか上手く描けました(笑)
キースの服の色ちょっと黄色寄りにし過ぎたけど;;
この二人のカタリナを巡る攻防大好きです♥


7さんのアラン王子とニコル可愛くてかっこいい~゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
蛇のおもちゃをジオルドに投げつけるための指導を
ニコルから受けてるアランと言う事にさせて頂きます!(笑)
特にニコル元最推しだった時の気持ちがよみがえってハートがきゅんきゅんするぅ~(*´∀`*)ポッ!
アランの自由すぎる王子衣装の再現度も凄くて美しいです!!(。>д<)
殺伐とした左二人に比べて何て癒されるコンビなんでしょうか!(*^▽^*)

7さんの絵と私の絵のサイズ感が良い感じに遠近法っぽくなってて、
相談するアランとニコルの後ろで火花を散らすジオルドとキースに見えてふふってなります♪


途中ご飯休憩も挟みながら11時間お絵描き&チャットして、
はめふらの萌え話はもちろんお互いのお絵描き事情やちょっとプライベートな話まで、
多岐にわたるチャットでSkypeのチャットログ読み返すのが楽しくて仕方ありませんでした♥
二人の推しキース萌え語りも全然語り足りなかったけど、
やっぱり7さんが描くのに物凄く苦労なさってたアランの中二病衣装から
アランの呼称が中二病で定着してたのが印象深いです(笑)
アランが五年後過去の自分に悶絶してる姿が楽しみです!d=(^o^)=b
7さん次はドレスの女の子組描きませう!(*^ー^)ノ♪楽しい時間をありがとうございました!!

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プロフィール

HN:
小雨
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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