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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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ミュージカル「ホリデイ・イン」「42ndストリート」



お久しぶりです(土下座)
ちゃんと本を読んだりTVでバレエや宝塚を観たりしてたのですが、
やはり歳を取ると前ほど感動もしなくなってくるし
感動した事を残しておきたいという欲求も薄れるみたいで、
感想を書きに来る気がしませんでした(((^^;)
マリインスキー・バレエのドンキもヅカのはいからさんもとっても良かったですけどね~
今日はWOWOWでとってもホットなミュージカルを観たので久々に書きたくなりました(*^ー^)ノ♪
WOWOW加入した月は観たい番組が何個もあったのに、
それ以来月に二個位しか観たいのやらないので今月いっぱいで解約しようと思ってますが(^o^;)
最後に素敵な舞台を放送してくれて良かった!!
ホリデイ・インも良かったけど、今日観た42nd ストリートめちゃくちゃ名作でした!(*≧∀≦*)
絵はせっかくなので一番涼しそうな青薔薇姫。背景無し版は瞳の瞳孔塗ってないやつ。
意図的にスカートを初期設定のAラインより膨らませてます。


まずはホリデイ・インの感想。
アーヴィング・バーリン作曲のクラシカルなミュージカルでした~
ホワイト・クリスマスのオリジナルが聴けて嬉しい♪
ラストのシーンでも繰り返されるのがしみじみと泣けて良かったです。
ショーガールの恋人に振られてコネチカット州の農場に引きこもる歌手のジムの元に
ショービズの世界を夢見ながらも教師の道を歩んだリンダが訪れ、
掃除婦のルイーズの活躍もありジム達は祝日だけ開幕するショーを始める事に…
某所でも書きましたが、良くも悪くも古き良き時代のミュージカルで、
本筋と関係ないレビュー調の歌やダンスシーンが続くところは少し退屈な所もありましたが(((^^;)
ジムが一人でX'masツリーを飾っている所とかX'masオタにはぐっと来ました~
イースターのショーの女性達のデフォルメされた奇抜な帽子と
パステルカラーで統一された衣装のシーンは可愛かった~(*≧∀≦*)
アジア系のチャーリー少年も良い味出してて好きです(^^)b


そして今日録画を観た42ndストリート、めちゃくちゃ面白かったです~!!
これも原作の映画?は古いので古典的なミュージカルかと思えば、
個性豊かで魅力的な登場人物の数々に
今観ても古びないまさにミュージカル・コメディと言うに相応しい素晴らしいダンスシーン、
そして所々風刺と皮肉を交えた軽妙な台詞が合わさった最高のショーでした!゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
もしかしたら雨に唄えばより好きかも~
雨に唄えばはトーキー映画黎明期のミュージカル映画賛歌な感じなら、
42ndストリートはそれより後の1943年が舞台だけどショービズ賛歌!!
好きなシーンもキャラも台詞も数えきれないほど!

大恐慌時代に全財産を投資して落ちぶれた伝説の演出家・ジュリアン・マーシュが
起死回生のために用意したショウ、「プリティ・レディ」。
最後のヒットは10年前と言われるベテランスター・ドロシー・ロックを主演に迎え、
ずば抜けた才能を持つ新人コーラスガールペギー・ソイヤーを始め
ショウビジネスの世界に身を置く多様な人々との関係を経て
自らも変わっていくマーシュの物語。

冒頭の「マーシュがショーを始める!」「また踊れる!」という台詞から既に引き込まれました~
映画を先に観ていたらまた違ったと思いますが、
初見の私にはキャスト達も皆ぴったりハマって見えて、
特にマーシュ役の俳優さんはさすがの貫禄!
掛け声ひとつで舞台を取り仕切る敏腕ぶりを遺憾なく発揮していました~
プリティ・レディの成功で興奮し瞳を輝かせる演技もまさに名優と言うに相応しい素晴らしさ!
ドロシー役の女優さんも以前観た映画ジュディ~虹の彼方に~を思わせる
老境の域に入りながらも若者に負けないパワーとハスキーな歌声で魅了してくれる
素敵な女性で良かったです~
ペギー役の女優さんは誰もが認める美人でダンスも天才的という設定の割には
小柄だしお顔もさほど…と失礼ながら思ってしまいましたがσ(^_^;)?
歌い出すと納得の歌唱力!
他にもドロシーの「彼氏」でコブラやクジラとか散々な言われようのトーマスや
マーシュのカンパニーを背負って立つ秘書的な役割もこなす男女(名前失念(^-^;)等
魅力的なキャラクターが目白押しで、
劇中でペギーが言う
「塵の一つ一つが合わさって一つのショウを作っていく」という言葉がぴったりな
コーラスガールやテナー達一人一人にもドラマが感じられる所が大好きでした(*>∀<*)
先述の台詞はまだ変わる前のマーシュに
「ブロードウェイドリームは聞きあきた」と言われてしまうのですが。
鏡を使った効果が素敵な「美しさを保ちなさい 愛されたいなら
 帽子を脱いで見せる髪はパーマでカールさせて」
というナンバーにも見られるように、
一見すると若さや美と言った物が女性の美質だと言っているように見えて、
ちゃんとドロシーのベテランだからこその感情表現や心情、
その美しさも認めている所が良かったです。
ブロードウェイ初演の前に足首を複雑骨折したドロシーが
代役を勤めるペギーの前に現れて「あなたを引き裂いてやりたい」と言いながらも
「9時15分前になったら」と
恋心のときめきを歌う二人のシーンは大好き。

もちろんコミカルなシーンも満載で、
「何故私の登場シーンがライトが落ちる15秒前なの⁉」と言うドロシーに
マーシュが「証明が落ちてからにするか?」と言うシーンとか痛烈で好き(笑)
ドロシーも「あのショウに必要なのはアーヴィング・バーリンの曲!」と負けてません。
マーシュがペギーに「ジム!来てくれたのね!嬉しいわ!」と言う台詞を実演する所も
それまでの鉄面皮なマーシュのイメージをぶち壊してくれて笑いました(* ̄∇ ̄*)

マーシュとペギーはあくまでもショウの演出家と女優という
ビジネスライクな関係であってほしかったけど、
ラスト二人の関係性が想像に任せられるようになってる所も好きです~♥
ペギーがプリティ・レディ初演の大成功を受けて
「私は台詞を言い踊りましたが、私の中にはずっとマーシュさんがいました!」
と言う所は、
ああショウの演出家ってそういう事なんだな~ととてもストンと腑に落ちて良かったです。
全てのミュージカルにキスしたくなる様な、幸せいっぱいなミュージカル賛歌でした(* ´ ▽ ` *)ノ


また舞台でこんなショウが観られる日が来るように願って、
あえて観劇レポのカテゴリーに入れておきます(。・´д`・。)
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GWはステイホームで観劇‼新国立劇場プティ版コッペリア5月5日&8日


写真はTwitterのアイコンにしているリリー・ヘザーのミニキャラ絵に加筆して
フォロワーさんが以前グッズ作ってらして良さそうだなと思ってたMYDOOさんで
アクリルキーホルダーを作って頂いたのが届いたのでパチリ。
自分の絵がグッズになるって本当に感動ですね…゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
封を開けてからずっとニヤニヤ眺めてます(o´艸`o)♪
アクキーとかグッズ作るのってもっと万単位かかるのかと思ってたのですが
一個のみで送料込みで840円で作れて、
注文の仕方も作り方も思ってたよりずっと簡単で凄い良かったです~!!(*>∀<*)
解像度とか間違えて画質荒くなったりしてないかなとかと心配してたけど
バッチリ綺麗に印刷されてて嬉しい~ヽ(●´ε`●)ノ
自分だけのオリジナルグッズって良いですね♥
アクキースクエニオンリーで初めて人様の物を購入させて頂いてから憧れてたけど
どこの印刷所が良いとか全然右も左も分からない状態だったので、
フォロワーさん情報も凄く有り難かったですd=(^o^)=b
次は宣言通り檸檬色のドレスのリリー・ヘザーのアクスタ作りたい~(☆∀☆)


という前置きはこれくらいにして、
5日と8日も新国立劇場のコッペリア無料LIVE配信観ておりました~
5日のスワニルダは池田理沙子さん、フランツは奥村康佑さん、コッペリウスは中島駿野さん。
池田さんはなぁ~…それまでの米沢さん、木村さんのスワニルダと比べて
主役オーラも華も全く無くて、
表情も何だか暗くてスワニルダの陽性の快活さが全く出せてなかったし
何だか情が強(こわ)くて陰気な感じに見えてしまった…
後ろで踊ってる友人達の方が遥かに華があったよ…
奥村さんはフランツのひょうきんな感じは出てるけど
動きに切れが無いと言うか、何だかひょろひょろしてて
コッペリウスとの掛け合いの所もポーズがピシッピシッと決まらなくて
フラストレーション溜まりました…( ノД`)…
ただ池田さん演技面では
二幕でコッペリウスにコッペリア人形を突きつける所とか少し躊躇いも感じられて、
結婚式でコッペリウスを一瞬だけ気遣うそぶり見せる所も
他のスワニルダ達と違ってすぐ現金な笑顔になって去っていくのでなく
最後までコッペリウスを気にしてる感じなのは彼女の解釈なのか良いなあと思いました。
池田さんだけじゃなくスワニルダ役のダンサーはみんな
二幕のパ・ド・ドゥの最後の連続フェッテ、
全く軸がぶれずに綺麗でさすが新国立劇場だな~と思いました~

8日の小野絢子さんのスワニルダ、渡邉たかふゆさんのフランツ、山本隆之さんのコッペリウスは
小野さんさすがの貫禄と存在感で、登場した瞬間自然と目が惹き付けられるのが良かったです~
プリマオーラ有りすぎてフランツより年上の人妻に見えるとか言われてたけど(^o^;)
表情も豊かで可愛らしくて、プリンシパルらしい堂々としたパフォーマンスで良かったです☆
渡邉さんのフランツは…踊り普通に上手いんだけど、
あと一押し何か表現面なり技術面なりで目を引くところが有れば良いなあと。
登場シーンで煙草吸ってる所は何とも言えないアンニュイな空気感があって、
少年のようなピュアな雰囲気を感じて良かったんですけどね~
コッペリウスは中島さんより断然山本さん推しです‼(* ̄∇ ̄*)
山本さんのコッペリウスマッドサイエンティストらしい危ない雰囲気と
そこはかとないユーモアを感じさせて役にぴったりだと思いました(*^ー^)ノ♪

二幕、小野さんスパニッシュとスコットランドの踊り踊るところ
特に踊りも表情も生き生き溌剌としててとっても魅力的でした~
スコットランドの前にコッペリウスがストール?をスワニルダに巻き付ける所で
ちょっと呆れてる演技も好きでした。
結婚式の最後で投げキッスしてからアラベスクで後ろに下がる、
の繰り返しの振り付けの所も可愛かった~♥もちろん人形振りも完璧!(*≧∀≦*)
ラストの崩れ落ちるコッペリアを抱くコッペリウスの所は
山本さんの悲哀がひしひしと胸に迫ってきて全日中で一番泣けました~ヽ(;▽;)ノ


とにかく主役の違う4公演を全キャスト観られるなんて
こんな機会でも無ければもう二度と無いだろうし、
お陰でステイホームも全く苦にならなくて本当にダンサーや吉田都さんに感謝です~‼(* ´ ▽ ` *)ノ
総合的にはやっぱり4日の木村さん・福岡さん・山本さんの公演が一番好みだったな~
木村さんの天性の華と愛らしい表情、フレッシュな魅力を
脇の福岡さん山本さんがピシッと引き締めてて、とっても魅力的な舞台でした!
米沢さんのコケットリーなスワニルダも小野さんの熟練の技と芸達者な踊りも良かったけど、
やはりどちらかと言えば安定感のあるベテランの踊りより
多少粗削りでも若さ溢れるフレッシュなダンサーの踊りが好きです~
本当に主役が違うだけで舞台が全く違う演目のようにさえ見えて、
ベテランダンサーと若手をバランスよく組み合わせたキャスティングのおかげで
それぞれの舞台を見比べる楽しみもあって良かったです(*ノ▽ノ)
新国立劇場の皆さん、お疲れ様でした!(*^▽^)/★*☆♪

LIVE配信☆新国立劇場プティ版コッペリア5月4日



私が読んでた時代のりぼんの付録のレターセットみたいにしたかった粉雪
昔の付録は柄のチェックとかまで漫画家さんが描いてたとりぼんの付録という本で知って、
それにならって花柄も自分で描いてみました~
いつもアナログ楽描きは人物のみなのでやっぱり背景?があると良いですねー
粉雪の衣装も即興にしては可愛く出来てお気に入り。
ピンクハウスとロリータの中間位を目指しました(^^)b

新国立劇場のコッペリア無料配信2日目、無事観られました~!!
慣れたのでLIVEのドキドキワクワク感は大分薄れたけど、
初日キャストより今日のスワニルダの木村優里さん、
フランツの福岡雄大さん、コッペリウス役の山本隆之さんが断然気に入りました~!(*≧∀≦*)
同じ演目を何回も観てると
踊りや演技の見せ場も分かってきて覚えやすくなって良いですね(* ̄∇ ̄*)

第一幕のフランツが煙草吸って登場するところ、
福岡さん初日の井澤さん同様俳優のような男前だし、
井澤さんよりパッと見の佇まいがとてもハマっていて惹き付けられました~
踊りは安定のテクニックと力強さでもちろん大満足!(*>∀<*)
そして装置のアパルトマン?みたいなのの窓から除く脇役達も
顔のヒゲ剃ってる男性がいたりスワニルダの友人達が衛兵に投げキスしてたりと、
細かい演技を楽しむ余裕も出てきました~ヽ(●´ε`●)ノ

そしてスワニルダの登場シーン!
木村さん、登場した瞬間にどきりとするような色っぽさ、女性らしさで凄く可愛かった~
米沢さんのスワニルダは恋人につれなくされてもどこまでもポジティブな女の子だったけど、
木村さんはちゃんとコッペリアに嫉妬もするし
等身大の普通の女の子という感じが凄く良かったです~
ただプティの振り付けを踊りこなす所まではまだまだいってなかったかな(^^;)))
米沢さんの良くも悪くもプティ作品を体現する偶像のようだった踊りと比べると
スワニルダの友人達に圧されてた感じがしました(^o^;)
でもスワニルダのワルツはとっても愛らしくて素敵でした~

コッペリウス役の山本さんはこれまたプティ作品を体現したような見事な踊り!
2日の中島俊也さんはダンディで上品だったけど、
山本さんはマッドサイエンティストらしいちょっと奇抜な雰囲気とコミカルさも併せ持ってて
佇まいがもうプティのコッペリウスそのものという感じでとても気に入りました。
衛兵と街の娘達の踊るマズルカとチャルダッシュも民族色豊かで良かったです~
スワニルダが上半身と唇を突きだしてフランツにキスをねだる所で
フランツが自分の唇にあてた指をスワニルダの頬に押し付けて突き放す振り付けの所も好きー!
2日の井澤さんはまだまだお若いのでテクニックに気をとられて表情が固くて
常に怒ってるように見えるので倦怠期の夫婦みたいにしか見えなかったけど、
福山さんは婚約者がいながら堂々と浮気するくそ男を憎めないチャーミングな感じで演じていて
スワニルダとのやり取りも可愛い良いコンビの恋人同士という感じで良かったです~
一幕のソロも風のようなダイナミックな躍動感が最高でした!゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚

スワニルダがコッペリウスの落とした鍵を拾う所とか
コッペリアが人形だと気付いた所とか、
木村さん輝くような笑顔がとても活き活きしてて可愛かった~美人って得ね~と思いました(^ー^)
ただ踊りは人形振りまだまだだな~…米沢さんと比べるとどうしても見劣りしちゃいました…
コッペリウスがコッペリア人形と踊るシーンは2日の中島さんと違ってスマートで
中島さんが人形を振り回す様に踊ってたのは単に扱いが下手なだけだったのか…と思いました(^-^;
今回は2日よりコッペリウスへのプティの厳しさをあまり感じなかったな。

スワニルダのバリエーションに乗せての主役二人の結婚式のパ・ド・ドゥ、
ラストの決めポーズの所の木村さんのニコッ(⌒‐⌒)って笑顔が可愛かった。
その後の木村さんのフェッテも全く軸がブレなくて綺麗で良かったです~
ラスト、二人の結婚を祝う人々のお祭り騒ぎのなかで
一人取り残されるコッペリウスの悲哀が伝わってきてラストシーンも泣けました~

木村優里さん、プティダンサーとしてはまだまだだけど
とにかく匂いたつような女性らしい雰囲気があって私はとっても気に入りました!(*´艸`*)
木村さんがまだ振り付けこなれない分、脇のダンサー達がしっかり固めていて
こういう協力関係で出来上がる舞台も良いなあと思いました~
本当にメイン三人が変わるだけで全然作品そのものの印象が変わって面白かった!
明日5日と8日の公演も楽しみです~(* ´ ▽ ` *)ノ

お家で感激体験☆新国立劇場プティ版コッペリア5月2日


絵は今のPCと19年使ってたペンタブまだまだ使えるのに買い換えることになったので。゚(゚´Д`゚)゚。
最後の記念に描いたリリー・ヘザーさん
有り難いことに今年最多いいねを頂きました~タグ付けてない絵としても最多記録更新(*>∀<*)
自分でも気に入ってるけどもう少し等身下げたかったな…(^-^;
ドレスはスカートより上半身の方が考えるの苦労しますが
このドレスは上半身が先にイメージ浮かびました。
頭の中でイメージがモヤモヤしてるドレスのデザインをしばらく置いておくと
その内形になるのでアウトプットするのが楽しいです♪(*´艸`*)
黄色のドレスのリリー・ヘザーはCGでは初めてかも。
黄色って影の色が作りにくくて汚くなりがちなのですが
檸檬色のドレス、春らしく爽やかな感じに描けたのではないでしょうか♪
帽子だけデザインがヴィクトリアンっぽいですがこういうコーデも好きです♥
せっかくなのでこの絵でアクスタでも作ろうかな…


と前置きが大変長くなりましたが、
新国立劇場のローラン・プティ版コッペリアの公演が中止になった代わりに
Youtubeで全公演無料で無観客で行われる公演がLIVE配信される事を知り、
こういう配信って初めて観るので不手際がないか不安になりつつ
本日5月2日の初日の舞台14時から視聴してました~!!
いや~良かったです!何がって家にいながらにして無料で上質な舞台芸術を堪能出来る!
しかもLIVE!゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
普段家でTVでバレエやオペラを観るのともまた違って、
今まさにダンサーが劇場で踊っているんだ~というドキドキ感と
TV放送やDVDを観るのとはまた違った劇場の臨場感を体感できて
とっても不思議な感覚でしたが楽しかったです~(*>∀<*)
開演10分前位にYoutubeでスタンバってましたが、
チューニングするオーケストラピットが写し出されてて
開演まで後何分~とか画面に出てるのが
本当に久しぶりにバレエの公演に劇場に足を運んだ様な感覚を味わえて、
コロナ禍の中でもこういった体験が出来ることにとても感動しました。

いよいよ開演時間となり、女性の指揮者の方がオケピに入ってきて、
スワニルダのワルツのアコーディオンヴァージョンが流れるともううきうき~☆
初日のスワニルダ役の米沢唯さん、
お顔が純和風なのであまり好みの雰囲気ではないのですが(^o^;)
プティ好みの?脚線美は本当に素敵~‼♥テクニックは言うまでもなく文句なしだし。
幕が開いてすぐ登場するフランツ役の井澤駿さんも
映画スターの様な爽やかなイケメンで煙草を吸う姿も様になって粋でした(^^)b
そしてプティの振り付けは肩の使い方が特徴的だな~と思いました~
冒頭の衛兵たちに黄色い声を上げている?スワニルダの友人達の
両手を組み合わせて肩を上げて左右に揺らす振りとか、
しなを作りながらも娼婦のようなあだっぽい感じではなく
あくまでも若い娘らしいチャーミングなしななのがとても好きです(^ー^)
聴き慣れた&見慣れたコッペリアの音楽と踊りだけど
プティにかかるとあれっ!?な動きになるのを、
その度に面白いなあ~と普通のコッペリアとの違いを楽しみながら観られました☆


コッペリウス老人役の中村俊也さんはもう少ししょう洒な雰囲気が出ると良いなあ~
ダンディで上品な感じは出てるんだけど、
コッペリウスの様な役は日本人には表現が難しいだろうなあ~と思います(^-^;
衛兵と町の娘達の踊りは街の娘のくすんだブルーのバッスルスタイルっぽい衣装が可愛くて
衛兵と娘が手を繋いで顔を寄せるポーズも可愛くて好き~☆
バレエ雑誌で本公演の衣装の秘密や見所を特集してたのを読んでたので、
スワニルダのパフスリーブにお花の刺繍が可愛いボディスのチュチュも
プリントと刺繍で立体感を出してるんだよな~とか思い出して楽しかったです。
観に行く予定でも無かったのに読んでて良かったClala(笑)

スワニルダのワルツでの米沢さんのソロは危なげなくてさすがでした~
そして米沢さん、プティ版コッペリアのスワニルダの
恋人につれなくされてもめげない前向きポジティブな明るい女の子を好演してて良かった。

プティ版コッペリアは良い感じに曲が短縮されてて飽きずに観られるのも良いなあと思います~
第二幕もスピーディーで。
コッペリウスがフロックコートから燕尾服に早替えする所も見物‼(☆∀☆)
コッペリウスが人形のコッペリアと踊る所、
コッペリア人形瞬きしながら扇をゆらゆらさせるの凄い‼
プティ版コッペリアは以前TVで同じ新国立劇場の公演を録画してて
このブログに感想も書いたけどほとんど忘れてるので新鮮でした~人形お金かかってそう‼(笑)
でも踊るコッペリウスとコッペリアのシーンは
コッペリウスがコッペリア人形を振り回すように踊ってて、TV放送の時にも書いたけど
プティがコッペリウスに対して決して共感していないというか、
人形に恋するのはあくまでも一方的な気持ちだと突き放す様な雰囲気を感じました。
コッペリアになりすましたスワニルダが踊る所は米沢さん可愛かった。
スペインやスコットランドの民族舞踊を踊る所もはきはきしてて良かったし、
踊りながら眠らされたフランツにねえ起きてよ~!って仕草する所も好きです。

主役カップルの結婚式はスワニルダのバリエーションの一曲に凝縮されてる感じが良かったです。
米沢さんは連続フェッテ全く軸がブレずさすがだったし、
井澤さんもジュッテ・アロンセでのマネージュ爽快感あって良かったです~
街の娘達の帽子にピンクのチュールを重ねた段スカートのドレスも甘くて可愛い~‼(ノ≧▽≦)ノ
そしてスワニルダが一応少し気遣うそぶりをするけど、
誰からも顧みられず壊れたコッペリア人形を抱くコッペリウスの
先述のように一方的な恋だと切り捨てる様なプティの考えた幕切れが好きです。
ラスト再びコッペリウスだけにスポットライトが当たってコッペリア人形が崩れ落ちる所とか。

総評としてはプティの都会的で洒脱でユーモアに溢れた振り付けを堪能できて良かったけど、
ここまで誉めてきて何ですが、米沢さんはやはり純クラシックの方が映えるのでは…(^o^;)
スワニルダのおきゃんで前向きな感じも可愛かったけど、
それだけと言うか…特筆して良いと思う所は無かったかな~
テクニックは本当に素晴らしくて安心して観てられるんですが。
井澤さんもなぁ~…(^-^;イケメンなのは良いんだけど、
サポート慣れてなさそうな感じがして表情も固いし、
リフトの度によっこらせって声が聞こえそうなお顔になるのがちょっと…(^^;)))
フランツとしてもう少し陽気で明るい雰囲気や表情が出せると良いなあと思います。
今は振り付けをこなすだけで精一杯なのかも知れませんが。
前述のようにコッペリウス老人役の中村さんも、頑張ってるとは思うけど
彼自身がどうこうと言うより、日本人にはこの役を表現できる人はそうそういなさそうな。
スワニルダの友人達を準プリンシパルやソリストで固めるのかと思ったら
ソリスト達は街の娘達に当てられてたのは意外性ありました~
何にしても、無料でこんなに上質な舞台を安全な家で楽しめて、
芸術監督の吉田都さんの英断に感謝です‼(*^▽^)/★*☆♪
休憩中も家なら暇潰しも苦にならなくて、
それでいてちゃんと劇場に足を運んで生の舞台を楽しんでいる雰囲気も味わえて幸せでした♥
残りの4日、6日、8日の公演配信も楽しみ~((o(^∇^)o))
4日の木村優理さんのスワニルダ可愛いだろうなあ~♥
堂々たるプリンシパルの貫禄も良いですが、
まだ若いダンサーの試金石となる舞台も楽しみですよねヽ(●´ε`●)ノ
同じ演目で主役が違うとどれだけ変わるのかも楽しみです♪
素敵なGWになりそうで良かったわ~(* ̄∇ ̄*)

東京二期会オペラ劇場「椿姫」


今日は東京文化会館に二期会の新制作椿姫を観に行ってきました~
DVDではしょっちゅう観てるのであんまりそんな気がしてませんでしたが、
生で椿姫観に行くのなんて10うん年ぶりじゃないか??
一番大好きなオペラを2000円で観に行けてとってもお得な気分です。
5階席だったけど十分見えたし、公演の質も高くて満足でした~
本当は公演後に演出家の方のアフタートークがあったのですが
そういう舞台裏話とかメイキングとか大好きなのに
帰りが遅くなるからという理由で聴けなかったのが残念。


お馴染みの序曲。大好きな曲なのですが、今日は若干菅が怪しかった気がします(^o^;)
幕が開くと白いいくつかの階段をつなぐ丸い踊り場が真ん中にあるようなモダンなセットに、
ヴィオレッタの夜会の着飾った客達が。
装置はシンプルで現代的なのに
衣装はしっかり19世紀半ばのクリノリン・スタイルの豪華なドレスで
そのギャップが面白い効果を生んでいて良かったです~
て言うかお金出して観に行って衣装までモダンで現代的なのだったらがっかりだったよ。
後でチラシを読んだら装置は椿の花をイメージしているとありましたが、
全く気付かなかった…ただの円形だと思ってました(((^^;)
貴婦人達のドレス、ヴィオレッタ以外は赤系で統一されてて
色々なデザインがあって可愛かったです~(*≧ω≦)
裾をたくしあげてリボンを結んでたりティアードスカートにタックがいっぱい入ってたり…
ヴィオレッタのドレスだけ純白で一番シンプルでした。
素材とかは高級感あるんだけど、もう少し凝ったデザインが良かったな…
とは言え長くトレーンを引いた真っ白いクリノリンドレス、
ヴィオレッタがターンするとふわーっと広がるのとっても可憐で可愛かった♥
ヴィオレッタ役の谷原めぐみさんは
少しふくよかで乾杯の歌の時はお声ももう少し若々しくても良いかな~と思ったけど、
そはかのひとか~花から花へは透き通った声が美しくて良かったです~
アルフレード役の前川健生さんもバカぼんらしい優男な感じの容姿で良かったです。
花から花へで先述のようにスカートを翻してくるくる回る谷原さん可愛かった。
音楽の盛り上がりも最高潮で
ヴィオレッタが楽しむのよ!とアルフレードの歌声を打ち消すように歌う所は
ヴェルディの音楽の力でつい泣きそうになってしまいました~
谷原さん最後の高音を伸ばすところもとっても美しくて良かったです!

休憩無しで第2幕。
装置は2幕からは普通のセットになるのかと思ったら件の椿型の踊り場と階段のままで
踊り場の中央にだけ絨毯と机が置いてあるだけで二人の隠れ家を表現していました~
ちょっとがっかりしたけど、
まあちゃんとした普通の装置の椿姫はいっぱいDVD持ってるしこれもまた良いかなという感じ。
ヴィオレッタの衣装も今度は色付きのデイドレスが良いなと思ってたけど
また純白で残念。肩から胸上あたりまでがレースになってて、
ウエストにワンポイントに水色のリボンが入ってました。
アルフレードと別れるよう彼の父親ジェルモンがやって来ます。
ジェルモン役の成田博之さんは最初は何だか息子への愛が感じられないというか、
よそよそしくて父というよりは叔父位にしか見えなかったけど、
だんだん説得力が出てきて良かったです。
前川さんのバカボン演技も堂に入ってて単純で分かりやすかった。
身を引くために別れを決意したヴィオレッタが
「愛してねアルフレード」と歌う所は一番泣けるシーンですが、
今回も例に漏れずとってもうるうる(ToT)しちゃいました~
アルフレードがフローラの夜会に乗り込む所で休憩になったけど、
最近椿姫生で観てないから分からないけど今はこれがスタンダードなんですかね?
まあ第2幕は長すぎると前から思ってたので
今回のように1幕から休憩無しで2幕開始、アルフレードが乗り込むまでで幕、
2幕フローラの夜会から休憩無しで第3幕幕終まで、
と区切った方がテンポ良くて良いと思いました。
単純に何回も休憩あると時間潰すのがめんどいって言うのもありますが。

フローラ宅の夜会のお客の貴婦人達のドレスは
ほとんど黒に近いダークカラーの緑、黄色、赤、紫のドレスがこれまた素敵。
フローラ役の藤井麻美さんはかなりふっくらでお顔がかなりおへちゃなのですが(^-^;
ドレスがとっても好みでした~黒い装飾の凝ったドレスが女王様の様で素敵だった!
ドゥフォール子爵と夜会にやってきたヴィオレッタの黒いドレスはこれまたシンプル…
ジプシー達や闘牛士達のバレエはダイナミックで良かったですが、
衣装が何でアラビア風やねん…合掌とかしてるし。
このご時世うるさく言われないのか?と余計な心配をしてしまいました。
とにかくアルフレードのために
子爵を愛していると言うヴィオレッタに逆上したアルフレードが彼女に札束を投げつけると
フローラ達が激しくアルフレードを詰りますが、
フローラがヴィオレッタに駆け寄って抱き締めたり他の客も彼女に同情的なように見えて
実は誰一人ヴィオレッタの事を本当に思っている人はいないんだよなあと感じさせるシーンです。
ヴィオレッタ、アルフレード、ジェルモンの3重唱から美しい合唱になり、第2幕終。

休憩無しで第3幕。
椿型の踊り場の中央にアールデコ調の豪華な金の背もたれのある丸い寝台が置いてあり、
死期の迫ったヴィオレッタが臥せっています。
ジェルモンからのアルフレードに真実を話した、
すぐそちらに向かうでしょうという手紙をヴィオレッタが読み上げるシーンは
静かな諦念を感じさせて悲しかったです。
アルフレードとジェルモンが駆け付けて
「グランヴィル先生に伝えて、アルフレードが戻ったから私まだ生きたいって!」
と言うヴィオレッタも哀れで涙を誘いました~
ラスト「不思議だわ…痛みが消えた。私また生きるのね!」と
寝台から起き上がろうとしたヴィオレッタが遂に息絶え、
アルフレードが彼女を抱き締め
四方の階段で
ジェルモン、アンニーナ、グランヴィルが立ってそれを見守る幕切れがどこか象徴的でした。


全体的に装置以外は特別変わった所もなく
良く言えば抑制が利いてシンプル、悪く言えば印象に残らない感じの演出でしたが、
演出家の方が感情に嘘があれば歌手は役を演じられない、
リアルな感情を描けるようにした、と書いていて、そう言われれば確かに、と言う感じでした。
何だかんだで普通に泣けたし、
ドレスを観てるだけで眼福だったのでそこに美しい歌と音楽が付いているだけでもう満足です。
谷原さんのヴィオレッタは上品で柔らかい感じの女性像で
自然と感情移入できる感じで良かったし、
前川さんのアルフレードもぼんぼんらしい頭の弱い感じが良く出ていて(誉めてる)良かったです。
2000円でこれだけ整った舞台を生で観られて、楽しみにしていた甲斐がありました(^ー^)

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プロフィール

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小雨
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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