雨の通り道
5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。
カテゴリー「日記というか雑記」の記事一覧
- 2025.04.22 [PR]
- 2016.08.30 波津彬子先生ミニイラスト集と京都日記
- 2016.08.08 羽海野チカ先生原画展+いつものやつ
- 2016.07.30 ホラーがぴったりな季節がやってまいりました
- 2016.07.26 メアリー・カサット展行ってきたー
- 2016.07.22 封神演義どくりょー(読了)
波津彬子先生ミニイラスト集と京都日記
- 2016/08/30 (Tue) |
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ご紹介するのが大分遅くなってしまいましたが、
猫好きの作家さん達が集まってのトークイベント用に波津先生が作られたミニイラスト集、
7月始めに通販申し込んでいたのが8月2日に到着しましたー
ずっと楽しみに待ってたので届いたときは嬉しかったー!
このイラスト集の売り上げは全額(!!)熊本地震被災地への義捐金になるそうです。
中身は全ページ猫入り。
3分の2位は持ってる画集と被ってたのがちょっと残念でしたが;;
なるべくコミックスなどに収録されていないイラストをセレクトして下さっていて、
初めて見るイラストも結構あったので良かったです♪
右ページは現在連載中の最新作「ふるぎぬや紋様帳」のイラスト。最新イラスト収録嬉しい!
左の「夜のやさしい手」の文庫版カバーイラストも好きな絵だったので
大きいサイズで見られて嬉しかったです~vv
小説のカバー絵の収録があるのも有り難い♪
「銀猫堂奇譚・水琴館の惨劇」のカバーイラスト大正浪漫+ミステリー風で素敵~
矢絣袴女学生たまらん…vv
でも何と言っても一番の収穫は
「ネコのミヌース」というオランダ映画のパンフレットに収録されていたカラー漫画2ページ!!
10年以上も前の映画のパンフに載ってた漫画が読めるなんて何て貴重…!!><
波津先生のノリも相変わらずだし猫はいっぱいだしで幸せでしたvv
波津先生的タマのイメージ擬人化の赤い振り袖少女めちゃくちゃ好み…;;
波津先生の描かれる赤い振り袖はいつもかなり渋い色なのが綺麗で好きですーvv
他にも猫のファンタジー3の表紙の扇を持った中国娘と猫たちや
うるわしの英国シリーズのクレアとヴィルヘルムと青いお花のイラストとか
見たこと無い絵も結構あったので満足です~
表紙裏表紙が真っ白で汚しそうで怖いのですが;;何度も見返しますーvv
波津先生も先生の描かれる猫も女性も大好きなんじゃー!
話は全く変わりますが、例によって8月26日から28日まで母の京都の実家に帰省してましたー
今年は叔母と従姉と従姉の子供達が
ちょうど26日から1泊2日で和歌山のアドベンチャーワールドに旅行に行くことになってて、
残念ながら会いに行けそうにないとメールが来て死ぬほど落ち込んでました…orz
田舎に行くのの何が楽しみって親戚に会えるからこそなのに!!
そのせいで行く前から夏休みで帰省中の子供達見る度に
今年は従姉の子供達に会えないんだ…と悲しくて悲しくて
26日の帰省当日には軽い鬱状態にまでなってましたよ…
いつもならうきうきの新幹線もせっかく窓際の席取ったのに全く楽しめず、
ひたすら寝て京都まで行きました…
京都に着いたのが12時40分頃で、
いつもの様に烏丸御池の京都国際漫画ミュージアムに寄っていったのですが
例年なら心躍る夏の京都の熱気も鬱には勝てず全く心浮き立たず。
でも企画展の江口寿史先生の原画展は一見の価値有りでした!
江口先生の作品はストップ!ひばりくんをアニメで辛うじて見たことがある位でしたが、
線がぱきっとしてて女の子の身体のラインが凄く柔らかそうで
とってもスタイリッシュでお洒落なイラストばかりで素敵でしたー
特に女の子のいる街をテーマに描かれた一連の作品の中の
緑の振り袖着た女の子のイラストが凄く好きでしたー模様まで凄く細かく描かれてて綺麗!
しかし漫画ミュージアム展示室が何室にも別れてて展示順が分かりづらいよ…
そういう訳で順番通りに見るのがめんどくさくなって
残りの時間は前々からちゃんと読んでみたかった
樋口橘先生の学園アリスのコミックスを読んで暇潰してました。蜜柑ちゃんかわええ…
そんなこんなで京都駅を16時7分に出る快速園部行きに乗ったのは良い物の
綾部・福知山方面が大雨で列車が運休しており、
園部で40分ほど足止めされたあげく
やっと乗れた福知山行きの列車が徐行運転と停止を繰り返し
結局綾部駅に着いたのは20時過ぎでした…
京都から綾部まで4時間って…こだまで新横浜から京都に行くより時間かかるって…。
本当電車内で足止めされてる間ずっと
「来るんじゃなかった…」と何度思ったことか。
とりあえず叔父に綾部駅まで迎えに来てもらい母の実家に帰ったのが21時前で
遅い晩ご飯食べた後お風呂入って22時に就寝。
祖母は認知症がかなり進んでいると聞いてたのですが思ってたよりずっと元気で安心しました。
翌27日は朝から雨が降ったり止んだりの繰り返しで
夏の京都での楽しみの一つ、縁側での読書(ホラー)が昼過ぎまで出来なくて残念。
雨に加え晩夏という事もあり気温も肌寒いくらいで、
布団とか普通に羽毛布団被って寝てましたよ…
もっと盛夏のかーっとした暑さの中角川ホラー文庫を読むのが良いのになあ…
とぼやきつつ13時半頃から何とか雨が上がったので
無理矢理縁側で岩城裕明さんの「牛家」を読んでました。
祖母は一応私のことは分かるみたいですが
言うことは「毎日家で何しとるんじゃ?」と
「もう大人なんやで働かなあかんで」の2つのみ。
これはぐさっと来る…;;社会不適応者なんだよしょうがないじゃん…
しかし叔父が買ってきたお弁当で夕食にしてお風呂入ってる間に
まさかの予定より早く帰ってこられた叔母夫婦&従姉と子供達が顔見せに来てくれました…!!
一発逆転大ホームランの気分でしたーあああ嬉しい…;;
叔母のテンション高めの関西弁聞くとああ京都に来たなーって思います。
従姉は長時間の運転で疲れてたのか何話しかけてもテンション低かったけど。
従姉の子供のS君とAちゃんは小三と小一。
遊び疲れて眠そうでろくに会話も出来ませんでしたが、元気な姿を見られただけで良いよ…;;
そんなこんなでほんの30分ほどでみんな帰ってしまいましたが、
一目でも会えて本当に嬉しかったですー><
総括してみれば今年も真夏の京都を歩くことが出来たし
綾部では天気悪くて気温低いけど縁側での読書もまあ出来たし
叔母と従姉達にも会えたし
やっぱり新幹線払い戻ししないで京都行って本当に良かったですー
…でも来年は出来ればもっと盛夏に行けると良いな^^;;
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羽海野チカ先生原画展+いつものやつ
- 2016/08/08 (Mon) |
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今日(7日)は池袋の西武百貨店別館に羽海野チカ先生の原画展に行ってきましたー
先生のイラスト大好きなので開催してるの偶然知ることが出来て本当に良かった…!
4日から開催してて会期初の日曜なので混むかなーと朝早めに行きましたが
それが良かったのかすんなり入れてそこまで混雑もしてなかったので良かったですー
大好きなハチクロの画集に入ってるイラストはもちろん
画集には入ってなかったイラストや
3月のライオンのイラストもいっぱいあってとっても満足しました!
羽海野先生のイラストは本当にお洋服とかお洒落で可愛いし優しい雰囲気で素敵~
ホワイトでハイライト入れてる感じとかさっと筆で色が塗られてる感じとか
描かれた紙のでこぼこした質感まで分かって原画の良さを体感できました。
特に肌の塗りが凄く綺麗で好きでした…
あと雑誌の扉のイラストが結構小さめサイズだったのが驚き。
3月のライオンの原画はお披露目初ですかね?
9巻の表紙のお着物ひなちゃんのイラストが
人物と背景の小物が別に描かれてたのとか見られて良かったです~
三姉妹がメイド服着てるイラスト、あかりさんのメイド姿が特に好きでした!
正統派のロングスカートでエプロンも可愛いし何より黒い編み上げ靴が凄く素敵!
あとは集英社みらい文庫の赤毛のアンの表紙に使われたイラストも
本屋さんで見て凄く可愛いなーと思ってたので生で見られて嬉しかったです♪
秋から始まる3月のライオンのアニメのキャラ設定画とか
映画版3月のライオンで零君役の神木龍之介君が着た制服とかも展示してありましたー
アニメ、キャラデザが原作に近くて良い感じ。
会場には他に羽海野先生が学生時代に手作りしたセーターとかワンピースも展示されてて
凄い!と思いましたーあんな可愛くて細かいセーターをたった3日で編み上げてしまうとは…!
来場者が自由にメッセージを書けるノートも何冊もおいてあって、
ぱらぱらとめくってみましたが愛のあるメッセージばかりでほんわかしました。
私も無難な感じのメッセージと一発描きで全く似てないひなちゃん描いておきました(笑)
結構イラスト付きでメッセ書いてる方いたなー
物販で買ったポスカ3枚とマスキングテープ。
本当にガラホで撮った写メPC上で見ると暗くなっちゃうなあ…;;
他にも金色や銀色の箔押しステッカーとかモモちゃんと文鳥の柄のミニトートとか
可愛いグッズがいっぱいあって欲しかったのですが、
今月金欠なので諦めました…バッグは可愛いけど真っ白なので絶対汚れちゃうしね…
しかし図録というかイラストセレクション?
もっと画集みたいにしっかりしてて大きいのかと思ってたら
あんなぺらぺらのノートみたいな作りだとは…あれで1400円はちょっとなあ…
最後文句みたいになっちゃいましたが、
可愛くて美麗な先生の原画の数々に触れられて癒されましたvv
ついでに最近読んだコバルトの感想をば。
最近読んだのは白川紺子さんの「棘公爵の花嫁 賭けをしましょう、旦那様」
東堂燦さんの「魔女の赤い太陽 樹海の娘と月狩りの騎士」
我鳥彩子さんの「チョコレート・ダンディ~可愛い恋人にはご用心~」
の3冊。どれも白背表紙になってからのだけど108円で買えてうはうはでしたー
これからは極力108円でしか買わない…
特にチョコレート・ダンディはずっと108円になるの待ってたので嬉しかったです!!
棘公爵は白川さんの作品初めて読みましたが
ネットで散々作風が薄い薄いと言われてたのも納得…
ヒーローのバートラムが棘公爵と呼ばれる事になった経緯とか
そこもっと詳しく!と思うところがことごとくさらっと流されていって、
小説というより設定の箇条書きを読んでる気分でした…
ネットでそう書いたら棘公爵はまだ濃い方と言われてどんだけーと思いましたが。
ジゼルとバートラムが惹かれ合う理由も全く分からなかったけど、
想いが通じ合ったシーンでバートラムがジゼルをお姫様だっこして
「あなたをどこへ運べばいい?あなたの寝室か、私の寝室か…」
と問いかけジゼルが「あなたのお部屋に…」と言うところとか、
ラスト賭けをして負けた方が勝った方にキスする事にするところとか、
適度な糖分補充にはなったのでまあ良いかなという感じでした。
キャラも薄味だったけどレオナルドのキャラは結構好きです。
「君って自分が綺麗なのを知ってて、どうすれば自分がより綺麗に見えるかを知ってるでしょ。
僕はそういうのより自分に自信のない女の子の方が好きだな」
とジゼルに言う所とか。
東堂さんの魔女の赤い太陽はデビュー作薔薇に雨の後の2作目ですが、
丁寧な文章はそのままにスケール感がアップしてたのは良かったです。
今のコバルトには珍しい政略結婚とかお城の舞踏会とかが出てこない
ダークなファンタジー物で、じめじめした陰鬱な空気感とか
ご本人も後書きで書かれてますがえぐみがあってグロい描写とかもあって、
でも返ってそれが新鮮で結構楽しめました~
前作同様ファンタジー設定が練られてて、
中央教会が王権を同時に握っていて聖王を頂点とした国家とか、
聖女という存在が果たす役割とか、
ふんわりしてるようでいて特に疑問を抱かせない設定を書く力量はなかなかだなと。
魔女として樹海でひっそり育ったルーナエの暮らす村を図らずも滅ぼしてしまい、
その罪滅ぼしにルーナエに裁かれるのを望みながらも、
ルーナエから離れならないイグニスの心情が悲しくて切なかったけど、
ラスト全ての記憶を取り戻したルーナエが
イグニスのくれた不幸の分だけ私を幸せにして、という所は感動でした。
アロのお墓の前で永遠の愛を誓い合う2人の幕引きも良かったですー
全体的に暗いお話だったけど、最後ちゃんと2人が幸せになって良かった!
東堂さんの作風結構好きだけど、これ以降作品書いてないようで残念…
今のコバルトではこういう作風は受けないだろうなと言うのも分かるのですが。
チョコレート・ダンディは凄く面白かったですー
オスカーの全てを持ち合わせているが故の女性不信も良く理解できたし、
アデルの風変わりな活き活きとしたヒロイン像もとっても可愛くて魅力的でした。
同じ我鳥さんの贅沢な身の上みたいに
アデルがオスカーへの恋心に気付くのがずるずる引き延ばされないのも良かった。
学芸会で孤児であることを暴露されて裏庭で泣いていた所を
オスカーに抱きしめられて彼の腕の中で泣くアデルのシーン好きです。
賭けの一件が思ったより後を引かなかったのも
拍子抜けだったけどずるずるしてなくてこれまた良かったです。
ルイザの意地悪が段々ネタが尽きてきて
アデルに猫耳カチューシャつけさせて「語尾ににゃんよ!」とかも笑いました。
オスカーの囁きをチョコレート・ヴォイスと表現する所は我鳥さんの年齢を感じさせましたが…
アデルをお姫様だっこして彼女と結婚すると堂々と宣言したり、
アデルにあれやこれやしたい気持ちを押さえ込むために
時々教師口調になっちゃうオスカー可愛かったけど、
「100年後には身分のない社会が出来るかも知れない」とか言うけど
ユーディの出版社に融資したお金だって金持ちの自分の家のお金だよね?と
オスカーのその辺はちょっともやっとしました…
あと女王の正体は全く予測できませんでしたが、
一国の女王が庶民に紛れて市井の声を聞くという習慣は無理有るんじゃ…と思いました…
が、これまたネットで書いたら結構世界で例のある話みたいですね。
とにかく失恋すらも小説のネタにしようと考えていたちょっとずれてるアデル可愛かったし、
巻末の書き下ろしミニ小説の幼き日のツンデレオスカー坊ちゃまも可愛かったしで
貴族と孤児の立場の差だけで生き方が決められてしまうとか、
人は持って生まれた物を捨てることは出来ないとか、
色々なことも考えさせられるお話で良かったですー
ラスト少し急ぎ足でまとめすぎなきらいがあったけど、
続編も出てるのでまた買って読みたいと思います~
ホラーがぴったりな季節がやってまいりました
- 2016/07/30 (Sat) |
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ワンドロテーマ水で描いたFF5のレナさんなんですがピアス忘れてるよー。
かなり余裕で15分前には描き終わってて、効果とか色々試してみてたんですが
せっかく涼しげな感じにしようとしたのについったIDを黒で書いたのは失敗だったかも…
もっと青とか水色とかさ…肝心なところで詰めが甘いなあ。
と言うわけで夏もいよいよ本番ですねえ。夏大好きなのでもう7月が終わるなんて考えたくない…
ああー8月になったらあっという間に夏が終わるんだー
そしてまた年賀状とかの作成とフィギュア視聴に忙殺される季節がやってくるんだー;;
とまだ8月にもならない内から絶望してますが、
悔いの残らないように残りの夏も思いっきり楽しむぞー!!
タイトルにも書いたように久々に角川ホラー文庫を買いました。
ホーンテッド・キャンパスの9作目、「春でおぼろで桜月」。
藍先輩が好きなので
前作で卒業しちゃったからもう出てこないのかな…と寂しく思ってたのですが、
普通に社会人になっても学食を食べに来たり出番があって嬉しかったです。
話自体はまあ可もなく不可もなく…といった感じ。
ホラーとして一定以上の水準は保ってるので安心して読めますが、
「意気地なしの死神」はちょっと意味が分からないところがあって残念。
読解力がないだけなんですが。死神の正体も興ざめだしなあ。
「金の帯 銀の帯」は最後のオチが良く分からなかった…あれはハッピーエンドなの?
でも市松人形という分かりやすい怖さと
姉妹の確執とよくない子供だった、という近親者の証言とかそのいわれとか
それなりにぞくぞく出来たので良かったです。
「月のもとにて」は新キャラ鈴木の掘り下げがあまり興味湧かなくて…
単純に怖さだけに焦点を絞って変な感動要素は入れなくて良いよと思いました。
「籠の中の鳥は」は一番怖くて満足できましたー
この作者さんは本能に訴えかける怖さを良く分かってると思います。
孤児院での虐待を受けた女性の悲しくも恐ろしい末路にぞわぞわさせられました。
森司とこよみのもうお前ら付き合っちゃえYO!というじれじれ感は
様式美なんだろうけど、引き延ばす気満々なのが見え見えであんまり好きじゃないです…
そういうのはホラーに求めてないんで。
でもギャグも面白いのは好き。
「スタンド・バイ・ミーの4人組、ただしリバー・フェニックス不在」は笑った(笑)
コバルトは松田志のぶさんの「かぐや姫三世 わたしを月まで連れていって!」と
東堂燦さんの「薔薇に雨 孤高の王子に捧げる初恋」読みました。
かぐや姫三世は悪婿の松田さんらしく
相変わらずキャラ造形とキャラの相関関係が上手いなーと。
この筋立てで単純な三角関係モノにならない所も
倉持皇子との安易なケンカップルにならないところも上手さを感じさせられましたー
倉持皇子とかぐや姫が口を極めて
互いの容姿を美辞麗句の限りを尽くして罵りあう所笑いました。
しかしこれ確か続き物だと聞いてたけど本当に続くのかな?
これで終わりではかぐや姫三世が倉持皇子と帝
どっちとくっつくのか分からなくてもやもやするんですが…
個人的には倉持皇子派です。
箱入り娘として育ったかぐや姫三世が針仕事を通して
今まで自分の着ていた物もこうして誰かが縫ってくれていた物だったのだと気付くところとか、
かぐや姫三世の不思議な魅力が上手く描かれてたのは良かったです。
でも全体的にはあまり内容が無くて松田さんは悪婿の頃がピークだったなーと思いました…
最後の八百重姫の正体も雑な感じだったし。
続き物ならこれでも良いんですけどね…本当に続くのか?
薔薇に雨は東堂さんのデビュー作ですが、
地味ながらも丁寧な作風でヒロインのファラの心理や彩霊術という物や精霊王の祝福といった
幻想的な設定がきちんと練られて書かれていて、入り込みやすかったのは良かったです。
ヒーローのサーリヤの人の良いところを積極的に見ようとする
優しく高潔な人柄も魅力的で良かったし、
ライバルキャラのマリカがちゃんと可愛いところもあるのも良かったです。見習わなきゃ…
世界観は狭い物の心理描写が丁寧なので物足りない感じもしなかったし、
ファラが最後中央への推薦ではなくサーリヤと同じ道を歩めるようにと進路を決めるのも
自立したヒロイン像が魅力的で素敵でした。
ファラとサーリヤの互いに認め合う関係良いなあと思いましたー
精霊王の祝福を受けずに生まれそのせいで孤独になり辛い目に遭ってきたファラが
サーリヤと出会って自分の存在意義を見つけるところもとても感動的で良かったです。
メアリー・カサット展行ってきたー
- 2016/07/26 (Tue) |
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楊戩と哮天犬。楊戩のチート性能は最高ですね!
髪型は下ろしてるのも良いけど結ってるのもかっこいいよね~
封神大全に載ってた三つ編みにノースリーブの衣装の楊戩も本編で見たかったなー
仙界大戦の後あの衣装と髪型にチェンジするのかと思ってたけどそんな事は無かったんだぜ…
優男風な外見に似合わず結構筋肉が着いてる腕とか最高ですわ…
今日は桜木町の横浜美術館にメアリー・カサット展行ってきましたー
初期のリアリズム描写から晩年の柔らかいタッチまで
画風の変換が見られて面白かったですー
画家の画題や画風の移り変わりを見るの凄く好き。
印象派に傾倒するようになってから描かれた「庭の子どもたち(乳母)」は
緑の瑞々しい色彩と陽光に溢れた明るい画面がとても美しかったです。
「浜辺で遊ぶ子どもたち」は画家の子供2人に対する暖かい眼差しと
2人の少女の無垢な愛らしさ、背景の浜辺の清涼感がとっても素敵でした。
画家自身の家族を描いた絵も親密な空気と
モデルの人柄を良く表す観察眼が相まって穏やかな空気感が感じられる絵達で良かったですー
ジャポニズムの影響を受けてからの
シンプルな描線と平面的な色彩で描かれた一連の作品群もお洒落で素敵だったなー
全体的に女性らしい柔らかい色彩と対象への愛が感じられる作品群がとても良かったです。
でも一番気に入ったのは劇場に集まる人々を描いた比較的初期の作品群の中の一つ、
「扇を持つ婦人(アン・シャーロット・ガイヤール)」。
スモーキーがかったピンクの夜会服の色彩と背景の薔薇色が女性らしい匂やかさを感じさせて、
モデルの気品と優雅さを存分に表現した素敵な絵でした。
ポストカードあったら買おうと思ってたけど無かった…
封神演義どくりょー(読了)
- 2016/07/22 (Fri) |
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藤崎竜先生の封神演義、ブックオフでちまちま読み進めてたのを昨日読了して、
あまりの感動に全巻(1巻のみ無かったので完全版1巻を購入)大人買いしてきましたー
最初はジャンプにしては戦闘シーンとか描写がライトで
キャラ萌えで読ませる女性向け少年漫画だろーとちょっとナメてましたが、
封神計画の真の目的とか終盤の展開は
原作の中国の小説からよくぞここまでフジリュー先生のセンスで翻案したなー…と脱帽。
もちろん女性向け要素もあるけど男性が読んでも充分楽しめるアツい漫画だと思います!
キャラデザや電話とかの現代のアイテムが何の疑問もなく使われてる世界観も素敵すぎる…!!
私は連載当時第一話を兄の買ってたジャンプで読んで、
その後は今は亡きファンロードのシュミ特とかで
人気の程と大体のキャラをおぼろげに知ってる位でしたが、
本当キャラ立ちが半端無くてこれだけのキャラデザインするだけでも一苦労だったろうに
原作から大胆にアレンジしたキャラ造形も凄く好きでしたー
フジリュー先生のギャグセンスも本当好き…
キャラでは楊戩がめちゃくちゃかっこよくて好きです…
ただの自信家のナルシストだったらこんなに好きにならなかっただろうけど
あの過去話と玉鼎真人との絆や太公望との信頼関係はずるい!!
ずるいとしか言いようがない!!準主役じゃないですかー
過去話の最初の泣いてるちび楊戩のポーズからそのまま
「僕は妖怪なんです」と現在の楊戩の姿になるところはうわーっと来ました…;;
太公望と出会って人の温かさを知り、だからこそますます自分の本性を告げられなくなる…
あの話を読んでから序盤を読み返すと
どんな気持ちで自分の容姿にあれだけこだわっていたのか…と
蝉玉の五光石を必死で避けようとしていた姿でさえ泣けてくる…
通天教主と最期に対峙して「僕は妖怪です」と自分の本性を受け入れ
太公望たちの元へ帰ってくる所は本当感動でした…;;
玉鼎師匠との師弟愛もほんま泣ける…;;「大きくなったな楊戩」のシーン涙涙…
でもそれもこれも太公望のキャラ有ってこそですよねー
萌えなのは楊戩だけど好きなのは太公望です。人気投票でぶっちぎりで一位なのも頷ける。
天性の人たらしで幼い外見に反して策略家の軍師とか良いですよねー
普段はお気楽でふざけてる様に見えて実は誰よりも仲間のことを想ってる所とか
ついったでも書いたけど仲間や民の死に直面して悲しみ葛藤しつつも
平和な人間界を作りたいという理想を胸に常に前に進もうとする姿に心打たれます。
金鰲島に進入した楊戩を救出しようとする所で竜吉公主に
「楊戩を信用しているのじゃな」と言われて「信頼だよ公主」と返すところ凄い好きー
これはpixivで太楊とかあるのも分かるわー…と
ちょっと危ない世界に足突っ込みそうになりましたわ…
金鰲島の闘いで普賢に睡眠薬入りゴマ団子を食べさせられても
自分の膝に打神鞭突き立てて「眠ってたまっかい!」と気力を見せるところとか
普賢始め多くの仲間を失って膝を折って泣いてる所とか
封神される天化を抱きしめて涙を流す所もぐっと来ました…!
ああーこれで見た目は12歳の可愛い少年って所も最高だよねー先生の感性好きすぎる!
ストーリー面ではあらかじめWikiを読んでいたので女禍の目的とか
太公望の正体とかも普通について行けましたが、
逆に何も知らないで読んでみたかったなーという気持ちもあります。
頭悪いので多分状況を理解できなかったと思うけど。
FF9のネタバレを知らないでプレイできてたら…という気持ちに近い。
ラストバトルの伏義になった太公望が太極図で味方の皆の宝貝の力を借りて
なおかつ封神された普賢や天化達が現れるシーンはアツかったです!!
女禍との死闘も真面目なシーンなのに
お馴染みの省略された太公望の姿のコマがいくつもあったりするこのセンス本当好きです!!
妲己ちゃんは本当ヒロインでしたねー第1巻の彼女からは想像も出来ない展開…
ラスト史実の太公望のその後が書かれつつも
漫画版の太公望はどうなるかわからないよーという終わり方も
フジリュー先生の独特の感性で翻案されたこの漫画版封神演義の
全体のテイストを改めて確認させられるような終わり方で凄く良かったです。
文句なしの素晴らしいラストでした!!
とにかく先生のアレンジセンス、翻案センスが本当に素晴らしい…!
最近少女小説の乙女チックワールド一辺倒だったのですが
良い感じにアツい少年漫画もやっぱり良いなあと思わせられましたー
私自身は完全に乙女チック少女漫画・小説派ですが、
こういう漫画を読むと世の女性がジャンプに夢中になるのも分かるわと思わせられます。
るろうに剣心もそうだけど強いだけでなく葛藤する主人公が良いですね!
個人的にはるろ剣より好きかもーるろ剣はるろ剣で大好きなんですが。
ああー楊戩可愛いよ楊戩…彼が登場するコマは余さず凝視してました(笑)
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7月15日生まれのかに座、A型。
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