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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

カテゴリー「日記というか雑記」の記事一覧

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コバルト文庫、掘り出し物と地雷物件


高山ちあきさんの「橘家本店閻魔帳」シリーズは全巻借りてあるのですがひとまずお休みして、
別のコバルト文庫を読んでました。
図書館で借りた椎名鳴葉さんの「宮廷詩人に捧げる一皿」と
コバルト文庫の中でもお気に入り作家さんのはるおかりのさんの新巻、
「後宮響華伝 包丁愛でる姫君の謎多き食譜」の2冊。
たまたまなのですがこの2冊ヒロインが料理好きというのを筆頭に
設定が結構被ってるのですが、作品の出来の明暗がくっきり分かれてる感じでした…

椎名さんの宮廷詩人に捧げる一皿は、挿絵が凄くクセがあって
自分ではまず買わないだろうな…という感じでしたが
図書館にあったので試しに借りて読んでみたら思いのほか快作で良かったです~
こういう事があるのが図書館のいいところだなと思いました。
文章やストーリーテリングが巧みで、キャラクターの心理描写が凄く説得力があって
キャラクターにすっとスムーズに感情移入できるところが良かったです。
ヒロインの彩花の料理が好きで亡き父のような一流の料理人になりたいという夢を持って
日々修行に励む姿も一途で可愛くて好感が持てたし、
安の横暴ななふるまいを許さずどんなに殴られても決して信念を曲げないシーンは
一本筋が通ってて凄くかっこよかった!!
瞬も穏やかだけど料理を作ることに対して確固たる矜持を持っている所や
幼い黎を優しく諭す所とかとてもキャラクターが立っていて優しい雰囲気が素敵でした。
料理人に毒を盛られて以来食べることが出来なくなった黎が
俊の人柄に触れて料理を口にすることが出来た場面で
「わたしの体の一部になったものたちがもっと生きたいと背を押したんだ」
と言う所は、私達が食べてきた動物の肉や食材達が私達の中で血肉となって、
私達が生きる事でそれらの者達も生きようとしているんだというのが
凄く素敵な考え方だなあと思ったし、感動しました。
緋翼も画一的な嫌な婚約者キャラじゃなくてちゃんと彩花を愛してて
理解はしないけど意思を尊重して大切にしようとしている所が好感が持てました~
全体的に食べることや料理を作ることに対しての信念が貫かれていて、
普段何気なくしている食べるという行為に
これだけ深い意味づけを与えているのは凄いなーと読んでて思いました。
…ただ一つだけ難を言うなら宮廷詩人として詩一つで国を動かす、とまで言われている黎の
詩を詠むシーンが一つもなかったのが…
最後の鄭満に黎が送った手紙の中の彩花への「熱烈な恋の詩」くらいは
出さなきゃ駄目だろ…と思いました…。
多分椎名さんが中華風世界観の料理の事を調べるだけで精一杯で
漢詩みたいなのの取材というか勉強?する暇が無かったのかなーと思いましたが。
彩花があくまでも最後まで黎に恋していないけど、と明記されてたり、
後書きで椎名さんが書かれてるようにラブ要素は少なめだけど、
黎がラスト「嫁き遅れたらちゃんともらってやる」と
本気とも冗談ともつかない言葉を言ったりするので
たまにはこれ位さらっとしてるのも良いかなと。
本当に絵柄だけで毛嫌いせず読んでみて良かったです。


で、はるおかさんの新作の方は…うん、結構な地雷だったかな…
葵木あんねさん名義でルルル文庫の方でも先月末に新作が出てて、
どっちを定価で買おうか、もしくはどっちもブックオフに並ぶのを待とうか
凄く悩んだ末に前作の後宮詞華伝が良かったのと
某巨大掲示板で一番にレビューを書きたいという
割とどうでもいい理由で今作を買ったのですが、
たとえ毎回薄味でもお約束を踏襲してくれる
安心して読めるルルルの方を買えば良かったと後悔しました…
中華物よりもオーソドックスな西洋物の方が読むの好きだしなあ…
由利子さん画の表紙のけい鷹がかっこいいし
あらすじ読んだ限りでは結構興味を惹かれたのですが、
どうしても直前に読んでた宮廷詩人~と設定が似通ってるところを比べてしまって…
ヒロインの鈴霞の料理を好きな気持ちもギャグタッチで書かれてるので
彩花の真剣な気持ちに比べていまいち情熱が感じられなかったし、
けい鷹が過去に毒殺されかかって以来毒に耐性のある芋しか食べなくなったと言う所も
黎の設定と似すぎてて同じコバルト内でここまで似てていいのか…?と心配になりました。
それを抜きにしても、後宮の妃達の悲哀を描いていて心に残る物があった前作と比べて
エピソードの一つ一つがとってつけたようだったりほとんど機能してなかったりで…

鈴霞が栄宵麗の身代わりだとバレるのが早すぎるのは
まあいつものはるおかさんのパターンを思えばまだ予想できなくもなかったですが、
鈴霞が宵麗と身代わりになってけい鷹を騙していることについて
彼に惹かれていくにつれて罪悪感を抱く所とか
もっと上手く書けばかなり切ない恋が書けて良かったんじゃないかと思いますが、
いつのまにかうやむやになってるし…
明杏公主が央順を好きなのも何の伏線にもなってなかったし
唐仲来と班太后とのエピソードも最後にご都合主義的に利用されるだけだったし、
前作と違って後宮を舞台にしている意味もあまりなくて
芙羅のエピソードは唯一後宮らしい話だけど内容はいくらお話でも無理ありすぎだし…
何より前作と同じ世界観!どっちから読んでも楽しめる!という触れ込みだったのに
前作の主人公カップルを始め登場人物達が軒並み不幸になってるのは何のサービス?
個人的に前作の吾氏のキャラクターが可愛くて好きだったので
今作で皇后となった彼女が皇帝の意向とはいえ
実の息子に毒を盛るような人物になってたのが残念すぎました…
前作は書や詞がテーマで趣深い漢詩調の詩が所々に出てきたり、情緒があって良かったけど
今作は肝心の料理があまりストーリーの大筋に絡んでこなくて企画倒れのような…
ミステリーと銘打ってる割りにはその部分もあまりにもお粗末すぎるし。
はるおかさんはいつも一定以上の水準の作品をコンスタントに出してくれるので
作家買いしやすくて好きなのですが、ここまで地雷なのはデビュー作以来かも…
椎名さんとはるおかさん、最初にも書いたように同じような素材なのに
料理の仕方でくっきり明暗が分かれた感じでした…
唯一の救いは由利子さんの挿絵が綺麗な事かな…
男性が以前に比べて少女漫画っぽいきらきら感とクセが抜けて
かっこよくなってたのは良かったです。
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最近読んだ&見た諸々


絵はFF新ワンドロで多分過去最高のいいねを頂いたエアリス。
RTもたくさんして頂けて嬉しかったです~。

最近読んだコバルト文庫はひずき優さんの「まいりませ、幻想図書館」と
高山ちあきさんの「橘家本店閻魔帳」シリーズの第4巻まで。
幻想図書館はひずきさんの「大公様の花嫁さがし」シリーズが好きだったので
作家買いしたのですが、一巻完結なのを考慮に入れてもちょっと薄かったかな…
アムネリアがヴォルフラムのどこに惹かれたのかいまいちよく分からなかったです。
あらすじ見た限りでは三角関係物?と思いながら読んだのですが
クラウスが異母弟ヴォルフラムへの対抗意識だけでアムネリアとの結婚を決めてしまう所で
どっちとくっつくかやきもきする三角関係物の美味しい部分が全くない!!と
がっかりしたのですが、
ヨーゼファが誘拐された事でクラウスが動揺するところで
何だか凄く「しっくり」きて良かったです。
クラウスのいつも明るくて要領の良いヴォルフラムと比べられて屈折しちゃった所も
そんな彼が自分だけを一途に思ってくれるヨーゼファを大事に思っている所も良く理解できて。
そんな訳でアムネリアがクラウスと利害の一致を見て偽装婚約?して終わるラストは
何だかんだ言っても意表を突く終わり方で面白かったです。
ヨーゼファには是非とも素敵なレディになってクラウスを陥落させて欲しい!
単純にクラウスの方が好みだったというのもあり、
アムネリアとヴォルフラムの恋は割とどうでも良かったかも…

高山さんの「橘家本店閻魔帳」シリーズは図書館で全8巻揃ってたので借りたのですが、
こちらも主役の美咲と弘人の恋にいまいちハマれなくてうーん…
天命の王妃も3巻位までは明霞と無憂のカップルにさほどハマって無かったので
これから気持ちが盛り上がっていくのかなーと思いつつ4冊目まで読み終わってしまいました…
お話自体もほとんどは隠り世と言われる妖怪達の暮らす異世界が舞台とはいえ、
一応現代物なのでその辺でちょっと入り込めないところもあり…
うーん弘人のどこが好みじゃないのかなー
コバルト文庫のヒーローらしくちょっと強引で押せ押せな所は無憂と通じる所もあるけど
めぐるとかだらに坊とかサブというか当て馬キャラの方がことごとく好みで…
だらに坊とか挿絵イケメンだし度量も大きくて最高やん…
美咲が膝枕で耳かきしてあげるシーンとか
天狗にさらわれたヒロインが最初は横暴な彼に反発しつつも意外な素顔を知り…!?
みたいなだらに坊ヒーローで一巻完結で出して欲しいわーと思ってしまいました(笑)
あと4巻読んでみてどう感想が変わるか…


ロイヤルバレエの「ラ・フィーユ・マル・ガルデ」と
J・シュトラウス2世のオペレッタ「こうもり」のDVDブック買いました。
ラ・フィーユ~はリーズ役のマリアネラ・ヌネェスが凄く娘らしい雰囲気で可憐で、
役にぴったりでとっても可愛くて良かったです~
白鳥の湖の時の凛とした雰囲気も素敵だったけどリーズもハマり役♪
リーズのピンクの胴衣にお花の模様のエプロンの衣装も可愛いvv
コーラス役のカルロス・アコスタもひょうきんで軽い感じが出てて
テクニックもさすがの冴えで良かったです~!
リーズとコーラスが2人でリボンを持って踊ってあやとりみたいな形にする所良かった!
バレエ的な見せ場はコーラスのソロ以外あんまり無かったけど、
シモーヌの木靴の踊りとか面白かったです。
リーズがコーラスとの結婚生活を夢見て子供はこれ位…ってする所も可愛かったーvv

こうもりは衣装も装置もそれなりに豪華で良かったですー
ブックオフにあったら買おうと思ってたので見つけたときは歓喜!
アデーレ役の歌手が愛嬌があってこれまた役に合ってて良かったです~
ロザリンデ役のキリ・テ・カナワも意外なコメディエンヌぶりを発揮してたし、
アイゼンシュタイン役のヘルマン・プライも活き活きとしてて良かったです。
第二幕の夜会のシーンで余興的に有名な歌手やスターが出てきて歌う所は
公演によって人選も色々なんだろうけどその辺解説書に書いて無くてちょっと不満だったなあ。
ワルツ春の声にのせてのバレエも華やかで若々しくて良かったです~
アデーレの「侯爵さま、あなたのようなお方は」のアリアも好きなので
アデーレ役の歌手が茶目っ気を出して歌ってて観てて楽しかったです。
ただこうもりって本当にその場限りの他愛ない笑い話で、
まさにシャンパンのようにすぐはじけて消えちゃうような深みのないお話なので
お祭り的な楽しさはあるけどあんまり心に残らないのがなあ…
同じオペレッタでも「メリー・ウィドー」とかは楽しさの中にも人生の滋味と言うか、
見終わった後にも心に残る味わいみたいな物があって好きなんですけどね…

2016年自分へのご褒美()


今年はバイトもしたし堂々と自分へのご褒美(はぁと)って言っても良いよね!
ということで毎年恒例バレンタインに自分用に買ったチョコやケーキのご紹介です!!
まずは毎年お馴染みの六本木クローバーのハートショコラ。
大きさは10㎝位ですが、高さもあるので一人で完食するのは結構な量です。
一人で食べることが前提な件。
ケーキを切らずにフォークで直接突き刺して食べる瞬間の喜びは
誰も足を踏み入れていない処女峰を制覇するのにも似た物があると思います。
…しかし正直毎年儀式のようになってるから食べてるだけで
味的には全く美味しくない…
一応チョコムースの中にフランボワーズムースが層になってるんですが、
どちらも全く風味が生きて無くてただただ味気なかったです…来年からは買うのやめよう…
見た目が凄く可愛くて表面のグラサージュショコラもつやつやで
チョコ好きのフェチ心をくすぐるのでつい買っちゃうんですけどね。

神戸モンロワールの抹茶生チョコ。
以前母が短歌を教えている生徒さんにもらったモンロワールの生チョコが凄く美味しかったので
近所の阪急に出店してるのを見て一も二もなく買ってしまいました。
以前もらった時の方が美味しかった気がするけど、
それでも深みのある抹茶の苦みと口の中でほろりと溶けていく感じが美味しかったです~

今年はもう買わないつもりだったのですが、
去年は買わなかった粒チョコのアソートメントもやっぱり食べたくて
モロゾフのローズ・デ・ローズも買ってしまいました…お値段お手頃だしね。
以前モロゾフのチョコ食べてやっぱりチョコ専門店のチョコじゃないと駄目だなーと思ったので
味は期待してなかったのですが、色んな味があって普通に美味しいです~
パッケージも中身も見ての通りの可愛らしさだし♪
赤い薔薇型のチョコはラズベリー味で甘くて美味しかったです。

チョコで散財しちゃって金欠なのが痛いですが、
やはりこの時期チョコの甘い誘惑には逆らえませんよねえ。

Bunkamuraに行ってきたよー


10日は渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムにラファエル前派展観に行ってきましたー
2,3年前位に行ったラファエル前派展は
似たような絵ばかりな感じであまり印象に残りませんでしたが、
今回は色んなタイプの絵があって見応えあったし楽しかったです~
ただ前日というか当日の夜中2時頃からPCでお絵かきが滾ってしまい
結局眠れず完徹状態で行ったので少しハイになってたかも…
あと目がかすんでキャプションが読みにくかった…
1時間ほどでさっと見てきましたが以下印象に残った絵の感想を。

最初の方のジョン・エヴァレット・ミレイの絵はどれも良かったですー
一番最初に展示されてた「いにしえの夢ー浅瀬を渡るイサンプラス卿」は
詩的な題材が魅力的で物語が観る側に委ねられてる所が色々想像が膨らんで良かったです。
騎士イサンプラス卿の誇り高くも優しげな顔立ちも素敵でしたが、
彼の後ろにしがみついてる金髪の男の子は無邪気そのものなのに、
彼の前で馬に横乗りになってる少女が
まだ幼いのにどこか官能的な物を感じさせる顔立ちだったのが印象的でした。
ミレイの描く少女はあどけないのに表情とかどこか色気を感じさせる感じ。
タイトルが分からなくなってしまったのですが、
金髪の母親に抱き上げられている白い服を着た少女の絵も
本当にまだほんの小さな少女なのに母親よりも色気があって、
ミレイの絵は少女主義者にはたまらないなーという感じでした。
私が今回の展覧会で一番気に入ったのはミレイの「春(林檎の花咲く頃)」。
思いの思いの髪型・服・ポーズで林檎の花咲く樹の下に佇む少女達の
移ろいやすい青春のほんの一瞬の甘美な時をとらえたような作品が
とっても詩情豊かで心揺さぶられました。
特に画面中央のヴィクトリアンな青灰色のドレスを着て黒髪を結った少女の存在感が抜群で。
実物はもっとクリアな印象なのに、ポストカードでも図録でも線とかが黒ずんで見えて残念…
ポスカもっと再現度高かったら買ったのになー。

あとはジョン・ウィリアム・ウォーターハウスの「エコーとナルキッソス」も
水に映った自分の姿に夢中なナルキッソスに想いを寄せるエコーの
可憐な姿がいじらしさを良く表していて良かったですー
ケイト・グリーナウェイの水彩画が生で見られたのも嬉しかった♪
あとはチャールズ・エドワード・ペルジーニという画家の
「シャクヤクの花」という絵が女性の薄緑のドレスのすべすべした質感とか
シャクヤクの花の淡いピンクとドレスの緑が美しく調和している感じとか、
上品な女性の顔立ちも美しくて好きな絵でした。
ウォーターハウスの「デカメロン」も吟遊詩人の物語る声が聞こえてきそうで、
耳を傾ける女性達の髪型や古風なドレスも素敵で詩情的で好きですー
全体的にラファエル前派展と言いつつロマン主義的な題材が多かった気がしましたが、
美しい女性の絵がたくさん見られて満足度高かったです。


バイト代でマリインスキーバレエのラ・バヤデールを買ったのですが、
うん、ちょっと失敗だったかな…orz
ラ・バヤ自体はソリスト級の踊りがいっぱいあって贅沢な作品というイメージなのですが、
あんまり華やかな感じが出て無くて。
別に衣装や装置が質素というわけでもないのになあ…
何より一番の不満は影の王国で終わってるところ。
パリオペのヌレエフ版のラ・バヤも影の王国で終わってますが、
このバレエ最後の寺院崩壊のシーンがないと物語が完結して無くてすっきりしない…
その点ロイヤルバレエのDVDは決定版って感じで良かったなあ。

ニキヤ役のヴィクトリア・テリョーシキナは
ヴァリエーションがないので踊りの力量が分かりにくいけど、
婚約式で花かごを持って踊るシーンや影の王国でのヴェールの踊りとかを見る限りでは
流麗な踊りで良いのですが、とにかく顔が気が強そうで怖い…
第一幕冒頭で大僧正がニキヤのヴェールを取った瞬間「怖っ!」と思ってしまいました…
ソロル役のウラジーミル・シクリャローフはイケメンだし
踊りもジャンプは高くて回転は勢いがあってさすがだし感情表現も悪くないのですが、
ガムザッティがヴェールを取る瞬間はもっと
「はっ…!」って美しさに息を呑む演技をして欲しいなー
もしくは彼なりの役の解釈でガムザッティとはあくまで主人の命令で結婚を承諾しただけで
ニキヤ一筋、って感じにしたかったのかも知れませんが、
ニキヤを愛しているけどガムザッティの華麗さにも惹かれてしまうっていう方が
よりドラマチックで好きです。
マラーホフのソロル観たときはその辺の表現が絶妙だったのでつい比べてしまいました…
ガムザッティ役のアナスタシア・マトヴィエンコはデニス・マトヴィエンコの奥さんなのかな?
顔立ちは美しくてゴージャスで良いのですが、
ガムザッティのヴァリ舞台の使い方が良くないのかいまいち踊りに花がない…
コーダのイタリアン・フェッテとかもっと盛り上がるシーンなのになあ。
カメラワークもあんまり良くなかった気がします。
大僧正役はただの小物にしか見えなくて存在感が無かったです。
ブロンズアイドルもあの場面で出てこられてもなあ…ソロでもないし。
それ抜きにしてももう少し踊りにダイナミックさが欲しかった…
太鼓の踊りは迫力あって良かったですー壺の踊りも少女2人が可愛くて愛らしい踊りで素敵。
影の王国のソリストは第3ソリストが一番良かったです。情のこもった踊りというか。
でもやっぱり影の王国で終わりなのはすわりが悪くてモヤモヤする…
テリョーシキナも最後の高速回転で舞台袖に掃けていく所ザハロワとかと比べちゃうとなー…
って感じでした。


きりしま志帆さんのコバルト文庫
「砂漠の国の悩殺王女ーそれは甘くて苦い、蜜の味ー」買って読みましたー
前作の感想で続きあるのかーみたいな事書きましたが、無事見つけられたので購入。
前作の感想で続きあるならラージャの父王との関係や母親との伏線を書いて欲しい
みたいな事書きましたが、どちらも書かれてるのですがこれがどちらも中途半端で、
すっきりしない終わり方でした…
結局ラージャの母妃はバドゥル王を愛してたはずなのに何故去ったの?
あと私が頭悪いだけなのですが
最後まで読んでもアルーザの正体?が分からなくてこれまたモヤモヤしました…
これなら前作で終わってた方が綺麗な終わり方だったかも。
でもラージャとシャムスの悩殺王女と封殺殿下カップルは凸凹な感じで結構好きです。
会いたくて色々コンタクトしてるのになかなか会ってくれないシャムスにしびれを切らして
ラージャが自分からキスしてちょっと失敗したーってあわわって頬押さえてる挿絵可愛かった。
いちゃつきを見せびらかすためラージャがシャムスにスープを飲ませてあげる所も可愛い♪
あとゼッカルが馬鹿ででもラージャに心酔してる所とかも良いキャラしてて好きです!
バーリーもシャムスに対しては結構毒舌な所とか好きです~
アルーザも恐妻っぷりが可愛くて好きなんだけど正体は何だったんだ…
もう少し読解力を付けたいと思います…。

恋とはどんなものかしら2


お久しぶりです。
最近特に書きたいこともなく、加えてまた鬱の周期が到来して寝てばかりいるので
ますます日記のネタがなく半月以上もブログを放置してました。
鬱辛い…酷く気がふさぐとかじゃないけど、
何をするにもおっくうでなかなか布団から起きあがれません。
毎日のネット巡回も朝ドラ観るのも面倒で辛い…;;
そんな訳ですっかりラノベ日記と化してる当ブログですが、
この半月の間に読んだのは山本瑤さんのコバルト文庫
「妖精国の恋人 黒馬の王子さまと暁の娘」「妖精国の恋人 黒ウサギの王子さまとお茶会を」
「妖精国の恋人 恋せよレディ!もふもふの城は大騒ぎ」の3冊。
あと一冊在原スルメさんのコバルト文庫「ベビー・ロマンティカ」も読んだのですが、
こちらはあまりにも地雷な内容だったのであえて書かないでおきます。
この方Web作家さんみたいですが、
こういうの読むとWeb作家さんってレベル低いのかな…と思っちゃいますわ…

山本瑤さんは以前
「薔薇色プリンセスレッスン」「プリンセスレッスンはルビーのお城で」
も読んで感想書きましたが、有る程度の実力はある方だという印象を受けたので
(実際裏表紙見返し見ると
コバルト文庫で出してる既刊がいっぱいあってベテランの方みたいだし)
大好きな起家一子さんが挿絵ということもあり
妖精国の恋人シリーズも楽しみに読んだのですが…
この方の作品って薔薇色プリンセスレッスンもそうだったけど、
ヒロインに陰気な因縁があって正直読んでてダルかったです…
恋愛部分もちょっとクセのある感じであんまり好みじゃないというか、入り込めなかったなー…
正直コバルトにはシリアスな生い立ち話とか求めてないんで!!
ヒロインとヒーローのラブラブいちゃいちゃが読めればそれで良いんで!!
っていう感じでした。
もふもふの城~はもっと主役の周りの人達の個性も見たいと思ってたので
そこそこ楽しめましたが。

そんな訳でまだまだ読んでなくて山積みの少女小説があるにもかかわらず
口直しに天命の王妃全8巻を読み返してました。
漫画ならまだしも一度読んだ小説をラノベとはいえ8冊も読み返すとは思ってなかったので
自分でもびっくりですわー
天命の王妃は文章がそこまで固くなくて読みやすいので一日一冊ペースですが楽に読めました。
はぁ~やっぱり明霞と無憂のカップルは最高ですわ…
純朴で物慣れない初心な明霞を大人の余裕で翻弄する無憂が本当かっこええ…
悪婿も贅沢な身の上も好きですが、
やっぱり少女小説や少女漫画はヒーローに恋できるかどうかが鍵だなーと思いました。
ヒロインに感情移入してヒーローとの擬似恋愛を楽しめるのが少女小説の醍醐味ですよ…
起家さんの挿絵がとってもかっこいいのもありますが本当無憂には恋してます。
隙あらば手を繋いだり頬をくっつけたり馬車の中でも口づけてきたり
盛大なおのろけを披露してみたり、
かと思えば仕事には冷静沈着で文武両道、弓矢が得意な中華ヒーローとかかっこよすぎじゃろ…
穏やかな見た目に反して過去に傷を持ってる所も萌えます。

恋って何だろうなぁ~って思います。
こうして物語の中の登場人物に抱いてる感情は紛れもなく恋だと思うのですが、
実際の恋愛はもっと違うんだろうか…
恋は恋でも映画とか実際の人間が演じる恋はどうもハマれないんですよね…
人間が演じてると言うだけで生々しくそれでいて薄く感じちゃって。
やはり私は少女漫画とか少女小説とかの紙の中だけにある恋が好きだし憧れます。
実際の人間の恋よりピュアでロマンチックな感じがするからでしょうか。
私自身恋はほとんどした事がありませんが、
小一の頃のクラスの男子にラブレターめいた物をもらったり
その男子と一緒に子猫を見に行ったりしたときの気持ちを思い出すと
あれは紛れもなく恋だったなあと思います。
今でこそ全く見なくなりましたが、成長したその男子とデートする夢も良く見たし。
小さい頃だったからか少女漫画と同じくらい純粋な恋だったなあと今思い返すと思います。
当時は自覚無かったんですけどね。
今は紙の中だけの心ときめく恋にどっぷりハマっているだけで満足ですが、
いつか相思相愛の恋人が欲しいと思ったりするんだろうか…

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プロフィール

HN:
小雨
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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