雨の通り道
5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。
カテゴリー「日記というか雑記」の記事一覧
- 2025.04.22 [PR]
- 2016.06.15 大人の世界を知ったセーラームーン展(2度目)
- 2016.06.01 コバルト全サドラマCDが届いたよ!(^^)!
- 2016.05.28 何でも良いからとにかく胸キュンしたい
- 2016.05.23 若いダンサーとTVのイメージ操作?
- 2016.05.20 ブログ7年目に向けた最初の記事
大人の世界を知ったセーラームーン展(2度目)
- 2016/06/15 (Wed) |
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今日は21年来の親友Nちゃんと2度目のセーラームーン展行ってきましたー
Nちゃんからお誘いもらってたのですが一度はもう行ったから…と断った物の
やっぱりせっかくハマったセーラームーンを
リアルタイムでハマってたNちゃんと語り合いたいし…と
母に無理言って行かせてもらいました!
いやーやっぱり一人で淡々と展示観るのと親友とわいわい言い合いながら観るのとでは
楽しさが全然違いますね~!
前回は内容薄くて物足りないと思ってたけど
今回は最初から最後までハイテンションで盛り上がってとっても充実してました~vv
待ち合わせは14時に六本木ヒルズの展望台前。
しかし会期終了間近だからか平日なのにかなり混んでて、
4月に一人で行った時はチケット売り場で少し並んだ物のすぐエレベーターで会場に行けたのに
今回はチケット買った後40分も何の装飾もない謎の部屋で待たされました…
まあお喋りに興じてたので苦になりませんでしたが。
Nちゃんは妊娠4ヶ月目!まだ赤ちゃんの性別は分かりませんが、
旦那様がケニアの方なので絶対髪の毛くるくるで目ぱっちりで可愛い!!
まあNちゃんは天パがコンプレックスなので男の子なら良いけど女の子だったら
自分と同じ苦しみを味わわせたくない…と言ってましたが。
21年付き合ってて子供の頃から知ってる彼女が既にお母さんだなんて不思議な気分だなあ…
タイトルはエントランスのセーラー戦士5人のパネルが置いてある場所で
スタッフが専用のカメラで無料で写真撮影してくれてその写真をもらえるというので、
ただなら撮ってもらおうか~と2人で撮ってもらったのですが、
無料でくれるのはプリクラ並に小さい写真を入れた六本木ヒルズのカードだけで
気に入られたら大きい写真を買ってくださいね~との事で、
まあそんなにうまい話はないよね…しぼりとるだけしぼりとるよね…という出来事から。
しかもカードは一枚しかくれないとか…
Nちゃんがいらないと言うのでありがたくもらっておきました(笑)(写真右上に映ってるのがそれ)
にしても前回は友人連れで来てる女性客がほとんどな中孤独でしたが、
今回は本当にエントランスに展示してある当時のなかよしとかおもちゃとかの展示だけで
30分くらい立ち止まって話しながら観てて、あまりにも滾って時間かかるので
途中からちょっとスピードアップしなければならなくなるほどでした(笑)
前回は周りの女性達の会話が耳に入ってきましたが
今回は自分達の会話しか聞こえませんでしたわー
「ネフライト愛の死の回は号泣物だよねー!なるちゃんすぐ海野に乗り換えたけど(笑)」とか
「まもちゃんはかっこいんだけど着てる服が毎回同じな上おじさんくさいよねー(笑)」とか
「セーラー戦士達が変身した途端名前の呼び方律儀に変えてるのが凄いよね、
『まこちゃ…いやジュピター!』とか間違えたりしないのかなー(笑)」とか
色々突っ込みつつも楽しく展示を見て回りました~
特に当時出てたのから近年新しく発売された物まで
おもちゃの関連グッズのコーナーはやっぱり盛り上がりましたー
子供って本当ああいうおもちゃ好きだよね…
Nちゃんは唯一ムーンスティックを持ってたそうです。
武内先生の原画コーナーも再び観られて感無量…
しかも会期ごとに保存の関係で展示される作品が替わるので
前回は観られなかった10戦士達のイラストとかも観られて良かったです!
私はやっぱりコミックス5巻表紙のプリンセス・セレニティに釘付けでした。
原作は全く読んだこと無いNちゃんも心揺さぶられてたのが印象的でしたー
しかも強い女性が好きでお姫様とか全く興味ないと思ってたNちゃんが
「セレニティはドレス空で描けたからね!!」と言ってたのは驚き。
それだけセレニティの可愛さは半端無いと言うことですね…
物販ではNちゃんは本展描き下ろしのセレニティの横顔のクリアファイルと
ポスカ三枚買ってましたー
私も前回買わなくて後悔した人間ルナが入ってる集合絵のポスカと
エンセレのポスカ買いましたが、マスキングテープは売り切れてて残念…;;
Nちゃんと私の買ったポスカがほとんど被っててやっぱり気が合うなあとしみじみ。
まあ2人ともセレニティの絵柄を優先して買った結果なんですけどね(笑)
ちなみに前回買った時のビニール袋はセーラームーンのロゴが金色でしたが、
今回は写真の通り銀色になってましたーサイズによって色が違うのかな?
いやーとにかく2人ともマシンガンのように喋っててとっても楽しかったですvv
物販で買い物して会場を出たときには17時になってましたー
待ってた時間も含め3時間もお喋りできて楽しかったー
やっぱりこういう展示は友達と観るに限りますね!!
一人で行った時とは段違いの楽しさでした!
Nちゃんと二回目のセーラームーン展行く事にして本当に良かったです!
Nちゃん誘ってくれてありがとー!
これで今BSプレミアムで再放送してるセーラームーンRが一層楽しく観られそうです♪
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コバルト全サドラマCDが届いたよ!(^^)!
- 2016/06/01 (Wed) |
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ほとんど入手するの諦めてたけど先日ふとググってみたら駿河屋で売ってたので、
一も二もなく購入してしまいましたCobalt星7 ドラマCD gold!
しかし今駿河屋行ってみたら私が買った時より220円も安くなってて鬱orz…
でもとにもかくにも数年前の全サCDを入手できたことが嬉しいので何でもいいや~
見つけてから注文して届くまでずっとわくわくしっぱなしでした♪
発送お知らせメールが来てから一日で届くとか凄い!最近はamazonでも2日はかかるのに。
早速封筒を開けてみると、こんなに可愛いミニクリアファイルにCDが入ってましたv
…で、聴いてみた感想。
うん。うん…
お目当てだった天命の王妃があまりにも残念だった以外は良かったです。
収録されてる7作品の内読んだこと有るのは悪婿と三千寵愛と天命だけだったけど、
他4作のコバルト文庫作品のドラマも
こんな登場人物が出てくるんだ~とかへぇこんな話だったんだー面白そうーとか
色々想像できたり興味が湧いたりしたので良かったです。良かったですが…
天命の王妃が期待値高すぎたのを抜きにしても本当残念…orz
一作品につき
10分前後の短編ドラマと1分強位のキャストによるフリートークが収録されてました。
以下各作品についてフリートークも含め感想。
悪魔のような花婿(あなた)
キャスト:ジュリエット・佐藤聡美さん ウイリアム・置鮎龍太郎さん
去年の夏くらいに最高にハマってた悪婿!
こういうドラマCDってほとんど聴いたこと無いのでまずは軽くジャブ、
と思いながら聴いてましたが、佐藤さんのジュリエットの声可愛すぎる~vv
さすが本職の声優さんは声めちゃくちゃ可愛い上に
声量も豊かで全く掠れたりぶれたりしないし、
このラブリーヴォイスで「~ですわ」とか「~して下さいませ」とかお嬢様言葉で話されると
本当にメロメロになってしまいます~vv
ウイリアム役の置鮎さんは最初ちょっと低い?と思ったけど
慣れてくるとウイリアムにイメージぴったりな感じで良かったです~
それにしてもこの脚本甘甘通り越して良い意味でエロ過ぎて
家族のいる所では絶対聴けませんわ…(笑)
キスシーンの時のジュリエットの
「んっ…んんっ…」みたいな可憐なあえぎ声とか恥ずかしすぎる///だがそれが良い!!
「ウイリアム様を見てるとどきどきして…これ以上は許して下さいませっ///」とか
「嫌いだと言ったらやめてくれますか…?」とか
ジュリエットの初々しい新妻っぷりが可愛すぎるし、
「私のことを嫌いと言えるのかな?」と余裕たっぷりなウイリアムもかっこよすぎるし…vv
ジュリエットがウイリアムに夜着を着せようとして
「まあ…引き締まった身体…」と見とれてしまう所もぎゃー///となりました(笑)
最後はお約束でウイリアムが12歳の姿になってしまいますが、
さすがに置鮎さん12歳の少年役は難しそう…
フリートークも和気藹々としてて楽しかったです~佐藤さんと置鮎さん仲良さそうでほのぼの~
「凄くちゅっちゅしてて恥ずかしかったです~心臓の音が聞こえそうになる位(笑)」
と佐藤さんが言えば「引き締まった身体とか言われると…うーんそうか?みたいな(笑)」
と置鮎さん。キスシーンは映像が無いと結構難しいんだそうです。
まずは大満足!
久々に悪婿も読み返したいな~今なら濃厚初夜シーンも照れずに読める気がする!
鬼舞
キャスト:宇原道冬・梶裕貴さん 阿部吉昌・宮崎寛務さん
読んだこと無いシリーズなのですが、
作者の瀬川貴次さんって日本ホラー小説大賞短編賞取った瀬川ことびさんらしいんですよね…
ことびさん名義の角川ホラー文庫何冊か持ってましたー
まさかコバルトで書くようになってらしたとは!
ホラー文庫は結構好きだったので鬼舞も読んでみようかな。
内容は道冬という少年と吉昌という青年の出会いのシーン?みたいな感じでした。
道冬君の声はいかにも少年らしい少しダミの入った声で可愛かったし
吉昌さんは飄々とした青年って感じの声で結構私好みのキャラっぽかった。
道冬君が「ぼ…ボケって言われたっ…」とかショック受けたり
吉昌さんがどんどん軽口の応酬に持って行ったりで話知らないながらも楽しめましたー。
三千寵愛在一身
キャスト:桜霞・津田美波さん 理鷲・谷山紀章さん
はるおかりのさんの大好きなシリーズ三千寵愛の一作目のドラマ。
理鷲役の谷山さんの声がキャラにしてはちょっと優男風すぎる気がしましたが、
まあこんな物かなと思って聴けばそんなに違和感無かったです。
特に理鷲好きじゃないからどうでも良いっていうのもあるけど(酷)
桜霞役の津田さんの声も可愛いんだけど、
「~くりゃれ」とか古風かつ特徴的な話し方をするキャラなので
もう少し台詞回しに奥ゆかしさみたいな物が欲しかったな~
口調が現代的すぎてせっかくの個性があまり活きてませんでした…
でも内容は三千寵愛一巻の総集編的な感じで良かったです~
こちらも悪婿に負けず甘甘でした。理鷲がデレすぎ(笑)
ツンデレっぽい様で根は素直な桜霞もそれに答えててとにかく糖度高めでした。
フリートークも楽しかった~
「台詞の半分が漢字で難しかった~(笑)」「僕も漢字得意じゃないので~^^;;」
みたいなやりとりが面白かったですー♪
津田さんが天然っぽくて可愛かったなあvv
天命の王妃
キャスト:明霞・野中藍さん 無憂・櫻井孝宏さん
今回一番楽しみにしてた大本命が一番地雷とか…orz
ついったでも散々櫻井さんの無憂楽しみ楽しみと言ってましたが、
いざ聴いてみると
無憂の台詞少なすぎ…!!orz
人気声優だからって櫻井さんのギャラケチったのかと思うレベル。
まず脚本が駄目駄目だと思います…
明霞役の野中さんは私の思い描いてた声のイメージぴったりでとっても可愛いかったけど、
ほとんど明霞の独白で1巻から2巻の間くらいの状況説明が延々と続き、
やっと無憂が出てきたと思ったら台詞は10個あったかどうか位な印象でした…
こういうドラマCDって主役カップルのかけあいを楽しむ物じゃないんですか…?
明霞の独白という名のト書きが多すぎて無憂とのやりとりなんてほとんど無かったよ…?
櫻井さんもなー声のイメージは合ってない訳じゃないんだけど、
クラウドのイメージとほとんど変わらず演じてて、
無憂のキャラに合わせてる感じが全然感じられなくてがっかりしました…
櫻井さんって誰演じてもこんな感じなんだろうか…
無憂のお茶目な感じとかをもっと出して欲しかったし、
台詞回しも淡々としすぎてて
仮にも中華世界のヒーローなんだからこれまたもう少し時代がかった雰囲気が欲しかった…
声質も演技も三千寵愛の理鷲と交換して欲しい。明霞溺愛してる無憂が好きなのに~。
ストーリーも最終巻の「秋扇が招く贈り物」みたいな胸きゅん話を期待してたのに
ほとんど内容らしい内容がないよう(ギャグ)だし…
全巻通して2回読んでGoogleの画像検索で見たことのない無憂のイラストも見られて、
これ以上の天命分は望めまいと思ってた所に無憂のヴォイス付きのドラマが聴けるなんてと
浮き足立ってた私の期待を返せという感じでした…
フリートークも本編が余りにも内容なさ過ぎたせいかキャストさん達も話すことなさそうで、
聴いていて痛々しかったです…
「何か髪の色とか(明霞に)似てるよね」「そんなのブリーチしてたら誰でも似てますよ~(苦笑)」
みたいな愛の伝わってこない内容とよそよそしさ…
過度に期待した私が馬鹿だったのか…orz
伯爵と妖精
キャスト:エドガー・緑川光さん レイヴン・杉田智和さん
コバルトの大人気シリーズ。図書館にあるのですが全39冊と言うことと
またハマると色々エネルギーを消耗するのがしんどそうで手を出せてないのですが、
緑川さんの声本当良い声…!エドガーって勝手に俺様キャラだと思ってましたが、
一人称が僕でなおかついちいち「リディア(ヒロイン)にそんな事をしてたなんてっ…!」と
色んなキャラに嫉妬?とか敵愾心を持ってるのが笑いました。
レイヴンは執事的なキャラなのかな?
杉田さん緑川さんと比べると渋いお声で冷静なキャラが良かったです。
伯妖面白そうだなーでも全39冊を読むのはキツい…;;
アニメがあったのは知らなかったのですが、
お二人ともアニメでも同じ役を演じてらしたそうで、
「まさかまた演じることになるとは…」とか「今回もリディアいないっていうね!!(笑)」とか
フリートークも2人とも仲良さそうで面白かったです~
「いつからこんな橋田先生みたいな話に…」発言笑った(笑)
炎の蜃気楼(ミラージュ)
キャスト:仰木高耶・関俊彦さん 直江信綱・速水称さん
これも知らないシリーズでしたが、現代物なのかな?
BLっぽいのが苦手なのでどうかなと思ってましたが、
コバルトらしくそんなにBL臭キツくなくて良かったです。
ストーリーはよく分からなかったけど、
ラスト高耶君のお母さんからのバースデーカードを開いて終わるところは
分からないなりに感動しましたー
本編でもかなり低いお声だったけどフリートークでは更に速水さんの声が渋いというか
むしろ老けてrげふんげふんっ…
マリア様がみてる
キャスト:福沢佑巳・植田佳奈さん 小笠原祥子・伊東美紀さん
佐藤聖・豊口めぐみさん
こちらもコバルト文庫の枠を超えて一般にも広く知られた大人気作。
実に9割が男性読者だとか。私は百合も苦手なので手を出してませんが。
これも脚本がなー…ほとんどキャラの絡みが無くて、
前半は祥子お姉様、中盤は佑巳ちゃん、後半は聖さんの独白形式で進んでいって、
ドラマCDのうまみがあまり無かったです…
卒業式で答辞を読み上げる祥子お姉様という事で、
マリみて読者の方には感慨深いシチュなのでしょうが…
あと祥子お姉様の声が高校生とは思えないほどおばさ…大人っぽすぎる様な…
キャラの性格もあるのでしょうがどう聴いても40歳位に聞こえるんですが…
まあ最近のアニメアニメした声に慣れすぎてたので
たまにはキャラありきでこういう声も良いかなと思いましたが。
フリートークは3人凄く仲良さそうで聴いてる方も楽しかったです。
「「「卒業したくなかった~!!(泣)」」」コールや
「「「それでは皆様、ごきげんよう♪」」」でしめるお嬢様学校のお約束っぽい感じとか良かったです。
全体的にはおおむね楽しめたので良かったのですが、本当に天命の王妃が残念すぎて…;;
まあ悪婿の破壊力が良い意味で凄かったので値段分は満足できたから良いか…
しかしこのドラマCDCobalt星7 ドラマCD platinum という続きがあるみたいなんですよね…
こっちは今のところ
ヤフオクでも駿河屋でもまんだらけでもアニメイトでも発見できてないのですが、
もしあった場合買おうかどうか迷うな…値段にもよりますが。
天命の王妃の無憂と明霞のかけあいが増えてるなら欲しいけど…
あと12歳の少年になってしまったウイリアムがどんな展開になるのかも気になる。
まあ今回で大体のお試しは出来て満足したので、また見かけたら考えることにします…
とにかく商品を見つけてから実際に聴くまでのわくわく感が半端無かったので
それだけでも値段分の価値がありましたー!駿河屋ありがとう…!!
何でも良いからとにかく胸キュンしたい
- 2016/05/28 (Sat) |
- 日記というか雑記 |
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嫁いだ後か前か分からないけどこれまた若き日のリリー・ヘザー王妃。
クリノリンスタイルの形でラベンダー色のドレスが描きたいな~と思って描いたのですが
紫が塗ってる途中でインクが切れてきて焦りました…
しょうこりもなく彼女の若い頃の話が描きたいな~とか思ってます…
何不自由なく育ったお姫様が最愛の兄のため実質上の政略結婚で他国に嫁いで、
最初何の興味もなかった夫に次第にうち解けるようになるも
夫は生まれた王子と自分を放って旅から旅に明け暮れる日々、
城に残された若き王妃の胸中やいかに…的な事を考えると
彼女の人生について描いてる自分で言うのも何ですがとても興味が湧いてきます。
ユーディのお話とは全く関係ない話として描きたいなあ。
24日に上野にカラヴァッジョ展観に行ってきましたー
平日だからかさほど混んでなくて良かったです。
カラヴァッジョの暗い背景の中から人物が浮かび上がってくるような表現が
鮮烈で印象的でした。
「果物籠を持つ少年」は古代の画家が葡萄を持つ人物を描いたところ
その写実性に鳥が本物だと思ってぶどうをついばみに来たのにも関わらず、
「人間が本物のように描けていれば鳥は怖がって絵に近づかないはずだ」
と自分の絵の未熟さを嘆いた、という逸話を元に描かれたという事ですが、
面白い話だなーと思いました。
で、カラヴァッジョの絵は生で見ると
本当に果物籠の中のぶどうや他の果物は写実的にくっきり、
対する人物はややぼかして描かれていて、写真で見るのとは大分印象が違って面白かったです~
個人的にはカラヴァジェスキの画家オラツィオ・ジェンティレスキの
「スピネットを弾く聖カエキリア」が好きでした~
まだあどけなさの残る美しい聖女の表情と頭の花冠が可憐で可愛かったですvv
コバルト文庫は一原みうさんの「皇女アナスタシア~もう一つの物語~」と
秋杜フユさんの「妄想王女と清廉の騎士 それはナシです、王女様」買って読みましたー
皇女アナスタシアは数ヶ月前に自由が丘のブックオフで108円だったのに
買わなかったのをずっと後悔してたので、
地元のブックオフにあったのを値下げするまで辛抱強く待って
晴れて買えた時の喜びはひとしおでした。
ドラマティックさは大帝の恋文に軍配が上がるけど、
大帝の恋文はデビュー作だけあって大公女が父ちゃん母ちゃん呼びとか
ヒーローがやや魅力不足だったりとか違和感があったり力不足な所もあったのに対し
2作目の皇女アナスタシアはその辺洗練されてて良かったです。
単純に舞台が17世紀の辺境国だった頃のロシアから
20世紀初頭の世界でも指折りの富豪となったロシアに移って
宮廷での言葉遣いが上品になってたのが印象を左右してるのもあると思いますが。
冒頭男装してお忍びでペテルブルクの町にプィーシュキを買いに出かけるアナスタシア、
箱入り娘らしく注文の仕方がつい上品になっちゃう所が可愛い♪
皇帝の侍医の息子で自らも医者としてアナスタシア達に従うグレブの
実直で真面目な所もかっこよかったです~
ラスプーチンを素朴で気の良い好々爺として描いてるのも
こういう題材のお話では新しいなーと思いました。
アニメ映画のアナスタシアではラスプーチン思いっきり悪役でしたしね。
皇太子アレクセイに催眠術で治療に当たるラスプーチンを見て
こんなのは医学じゃない、と否定的な感情を抱いていたグレブが
アレクセイがアナスタシアに同じように「秘跡」を行うのを見て
「これが秘跡…これが治療…」とショックを受けるところは
その後何か伏線になるのかと思ってたのにそんな事も無かったのはちょっと拍子抜けでしたが。
アレクセイも凄く健気で良い子で可愛かったです~
夏のツァールスコーエ・セローでアナスタシアをボートに乗せて
こっそりグレブに会わせてあげる所とか、
アナスタシアが買ってきたプィーシュキをナイフとフォークが無くて
戸惑って食べられない所とかショタ属性は無いつもりだったのですがきゅんきゅんしましたvv
一原さん新人なのにミステリー仕立てのしかけが上手いのも凄いなーと思いました。
ラストのアナスタシアがロシア革命を生き延びた顛末や挿絵には凄く感動しましたー
現在ではDNA鑑定でアナスタシア皇女は家族と共に銃殺されたのが確定していますが、
もう一つの物語として読んで欲しい、という後書きでの一原さんの言葉通り、
事実がこんなだったら素敵だなーと思わずにはいられませんでした。
アレクセイ皇太子や姉皇女達、マトリョーナのみならず、
何かとアナスタシアに辛く当たっていた皇后アレクサンドラまでもが
アナスタシアを生き延びさせようとしていたという真実がとても心に残りました。
あと凪かすみさんの挿絵が繊細で凄く綺麗。
アナスタシアもとっても少女らしくて可愛いしアレクセイも美少年だし
ドミートリーもめちゃくちゃかっこいい!
妄想王女と清廉の騎士は以前買ったひきこもり姫と腹黒王子と同じシリーズで、
108円では無かったのですが
発売してから2ヶ月も経ってないのに最近の渋谷のブックオフにしては凄く安く売ってて、
ネットでも良い評判聞いてなかったし引きこもり姫が凄く期待外れだったので
買うか凄く迷ったのですが、
表紙のイラストもデザインも凄く可愛かったので
絶対後悔するの覚悟でお金をどぶに捨てるつもりで買いました。
結果、一度出た店を帰りにもう一度電車降りてまで買いに行って大正解でした!
秋杜さん、ひきこもり姫ではひきこもりと腹黒というヒーローとヒロインの設定が
どっちもいうほどじゃなくて完全に企画倒れだったし
全体的に何を書きたいのかがぼんやりしてて恋愛要素も大したエピもなく両想いになってるし
少女小説のうまみがほとんど無くてがっかりしたのですが、
シリーズ3作目の今作は大分こなれてきた印象で、
何よりティファンヌとレアンドロの主役カップルが凄く私好みの感じで良かったです~
王女だけど地味で妄想するのが趣味のティファ、
最初はまた設定倒れになるのがオチだろ?と思ってましたが
話の中で個性としてちゃんと生きていて良かったです。
レアンドロは堅物騎士とか私の好みストライクな感じで挿絵もかっこいいし最高でしたー
ただ堅物な騎士がどうひと癖有る王女に懐柔されていくのかを読みたかったのに
デレるのが早すぎる気はしましたが。
皇女アナスタシアのアナスタシアとグレブといい
私は女性の方が男性より身分の高い主従萌えのケがあるのかもと最近思います。
レアンドロに早々と二番目宣言されたティファの
70年代少女漫画風にショック受けてる挿絵笑いました(笑)
メラニーの毒舌ツッコミキャラも良かったです~
「よいしょを要求するなんて器の小さい男ですね」のシーンとか好きです(笑)
ひきこもり姫では軽いラブコメかと思いきや
半端にシリアス要素が入ってきて違和感有ったのですが、
妄想王女のシリアス展開はさほど抵抗無く受け入れられました~
むしろ間諜としてアレサンドリ王国に送り込まれたティファの葛藤する姿が
凄く健気でいじらしくて応援したくなりましたー
「私は自分の命を守る事でこの優しい国を守ります!」のシーンは
ティファのいじらしさと成長を感じさせて凄くかっこよかったし、
叔父に毒薬を飲ませたと信じているティファの罪悪感に苛まれる姿には涙を誘われましたー
ヒルベルトの件とかそんな簡単に何もかもが上手く収れんして良いの?と
多少都合の良さを感じないでもなかったですが、
エミディオの腹黒さも今回は上手く話に活かされてたし、
お話なんだからまあ良いかなと。ラストの後世の歴史書風の記述も感動的で良かったです。
これまたサカノ景子さんの挿絵も美麗で良かった~表紙デザイン本当好き…
レアンドロかっこいいしティファンヌも地味王女という設定にはとても見えない美少女だし…
ドレスもコバルトでは珍しい感じだけどとっても可愛くて塗りも綺麗でうはうはですvv
…いちいち108円で買えるの待ってたとか
貧乏くさいというか守銭奴丸出しの記述するのは許してね…
ついったの方ではなるべく自重してるのですが
自ブログで位はブックオフで安く買えた喜びを書き記しておきたいじゃないですか!!
あと同じ日に地元のブックオフで
ちゃおコミックスのアンソロジー「はじめてのキス」も買いましたー
私の大好きな漫画家さんの一人、久世みずき先生の
「真代家こんぷれっくす!」の番外編のためだけに買ったのですが、
他の収録作もそれぞれに胸キュンで思いの外楽しめました~
ちゃおDXで読んだ作品も何作かありましたが、
コミックスの形にまとまってるとまた印象が変わってより面白く感じられて良いですね!
個人的にはもちうさぎ先生の「守って!執事さま」と
寺下よこ先生の「お砂糖×恋愛」が特に好きです。
執事さまはお嬢様の一途さも可愛いし執事さんもこんな執事欲しいの一言でした。
やはり主従萌えか…
お砂糖はどっちのヒーローも魅力有るし、
最終的にどっちとくっつくかは予想できるけどお話が凄く綺麗にまとまってて凄い。
「最後のカップケーキ」を渡すところは意外性あって良かったです!
ああ~最近少女小説一辺倒で少女漫画買ったの凄い久しぶりでしたが、
やっぱり少女漫画も良いですねぇ~。
少女小説の様な尺が無い分キャラの台詞やエピソードに逐一絵が付くって素敵。
長編よりちゃおやりぼんの増刊号の片隅に載ってる名もない短編、
みたいな漫画が好きな私にはたまらないアンソロジーでした。
はぁ…小説や漫画から得られるきゅんきゅんは私にとって無くてはならない日々の糧ですわ…
…しかし一つだけ不満を言うならこれだけ漫画があって黒髪ヒーローが
(真代家の紺君を除くと)1人しかいないとか…
少女漫画のヒーローと言えば黒髪という刷り込みのある私への挑戦ですか?
若いダンサーとTVのイメージ操作?
- 2016/05/23 (Mon) |
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先週の土曜日、NHKEテレで
「夢をかなえるアンドゥトロワ~ルグリと目指せバレエの饗宴」という番組をやっていました。
パリオペラ座の元エトワール、マニュエル・ルグリが、
バレエダンサーを志す若者をオーディションで選んで
毎年NHKが主催しているバレエのガラコンサート「NHKバレエの饗宴」で
プロと一緒に舞台に立つ機会を与えるという企画を追ったドキュメンタリー。
オーディションを勝ち抜いた8人の男女の若者達が
ゼンツァーノの花祭りとナポリの2つの作品をそれぞれ踊る事になるのですが、
この番組、色々考えさせられる物がありました。
選ばれた8人の中には今年のローザンヌの決勝に残った
吉江絵璃奈ちゃんと木村楓音ちゃんもいて、
特に楓音ちゃんはローザンヌの記事に書いたとおり結構気に入ってたのですが、
この番組で色々と悪いイメージがついてしまって…
ドキュメンタリー自体は凄く面白かったです。
オーディション場面のダンサー達の緊張感とか、
彼等の素質を冷静に時に冷徹に見極めようとするルグリの眼差しとか、
最終選考に残ったダンサー達が
稽古着のままで得意なヴァリエーションを披露するシーンとか見応えありました~
オディール踊ったのって楓音ちゃんだっけ?回転技の安定感が抜群でした。
そうして選抜された8人がそれぞれ憧れのルグリから直接指導を受けて伸びていく様子や、
ルグリの「そこで彼女を見て…彼女は驚いて顔を背ける…」みたいな
ルグリが頭の中に思い描く踊りの情景が目に見える様な
分かりやすい教え方も素晴らしいと思いました。
ただ…ナポリ組の6人は木々が枝を伸ばすように自分たちの個性を出し合いながら
自分達なりの関係性を構築していっていく感じが
若いなーって感じで見てて凄く微笑ましかったのですが、
ゼンツァーノ組の楓音ちゃんと相手役の理久君が…
ルグリから繰り返しアイコンタクトを、相手に歩み寄って呼吸を合わせて、と指摘されてるのに
楓音ちゃんの方がいつまで経っても理久君とうち解けようとしてない感じで、
本番が終わった後も楓音ちゃんは楽屋裏で一人ぶすっとしてて…
2人ともろくに会話を交わしてないし、楓音ちゃんが頑なな態度を取ってるように見えて
理久君が凄く可哀想でした…
というか一人でドキュメンタリー観てただけの時はそこまで思わなかったのですが、
ネットで感想見てみたら楓音ちゃんが凄く叩かれてて、私も影響されて
やっぱりそうだよなーあの態度は無いよなーという印象が強くなってしまったのもあります。
そこで出てた意見が、
ドキュメンタリーだからって全てが真実とは限らない、
ああいった番組は作る側の製作意図から印象操作が行われて当たり前、
楓音ちゃん一人をヒールにして盛り上げたかったんでしょ、
と言う物。
事実かどうかはともかく、
そうだよなー、ドキュメンタリーと言っても
必ず作る側の人間の脚色というか意図がどうしても出てしまうんだよなーと気付かされました。
で、彼等の本番の舞台を録画した昨日の「NHKバレエの饗宴2016」を観ましたが…
あれ?楓音ちゃんと理久君、普通に上手いし
親密とまではいかないけど仲悪そうな感じは全然しないよ??
あの番組を観ずに普通に観れば若々しい2人の初々しいパ・ド・ドゥ。
…とネットにも書いてありましたが、本当にそう。
理久君はブルノンヴィルスタイルの足技を見事に踊りこなしてたし、
楓音ちゃんもソロの部分まだ15歳であれだけテクニックがあるの凄いなーと思いました。
アイコンタクトが足りないとかも全然思わなかったし、
本当にこれだけの若さであれだけ踊れれば充分だと思いました。
それよりナポリ組、稚拙すぎ…
ドキュメンタリーでは凄く成長したような描かれ方をしてたけど
ソロはともかくみんなで組んで踊る所、
ほんの少しのポーズや仕草がまるで小学生みたいに見えて、2流バレエ学校の発表会という感じで
とてもプロの舞台に立って良いレベルとは思えませんでした。
これ観てあのドキュメンタリーの意味がますます分からなくなりました…
本当に、事前の刷り込みとか印象操作というのは怖いなと。
まあ今回はドキュメンタリーとは違う印象を実際に自分の目で見て確かめられたので
ああいう番組ってあてにならないのねーと思えたのは良かったけど。
でもドキュメンタリーでは若い彼等の舞台裏が見られたのが面白かったです。
バレエを習ってると聞くとどうしても私生活まで上品なんだろうなーという憧憬を
ついダンサーに押しつけてしまう嫌いがあるのですが、
レッスン場での素顔の彼等は本当にごく普通のどこにでもいる10代の若者達で、
こういう子達がどういう風に古典を踊っていくのかとか、色々観てて楽しかったです。
ナポリ組も酷いこと言いましたが、
それぞれのソロ絵璃奈ちゃんとか細かいポアントワークが丁寧で愛らしかったです~
でもやまと君はぼろぼろだったけど…かなこ姉さんはちょっと元気がなかったかな。
自分の目で見て判断するとか、情報を鵜呑みにしないという事を教えられた今回の一件でした。
…と言うわけでNHKバレエの饗宴2016面白かったです!
去年は新国立劇場の眠り以外は全く覚えてないし即消したのですが、今回は取っておくかもー。
小林紀子バレエシアターのレ・ランデヴーは
アシュトンらしい華やかで優雅な雰囲気に加えて、
ちょっとコケティッシュな感じもあって良かったです~装置も瀟洒で素敵。
最後の女性達のお手上げポーズが全体の印象を物語っている感じで良かったです。
島添亮子さんは回転技の時にクセがあるのが気になるけど、
アントニーノ・ステラとの回転しながら舞台を一周するシーンとか
何だかんだ言って高揚感あって盛り上がりました。
谷桃子バレエ団のオセローは全く期待してなかったですが
振り付けた木村さんが仰ってた「踊りと音楽がぴったり一体になった時の圧倒的な感動」
みたいな物が、表現できてるかはともかくそういう感じにしたいんだな、
というのは凄く伝わってきて、人間のどろどろした感情みたいな物も現れてて良かったです。
デズデモーナ役の永橋あゆみさんが本当に
純真で疑うことを知らない誰からも愛される女性、
という役柄にぴったりの演技と踊りで可愛かったです~
イアーゴ役のダンサーも悪役っぷりが板に付いてて良かったです。
ラストシーンでエミリアがオセローとデズデモーナの手を繋げてあげる所、
何とも言えない悲劇的な感じが出てて印象に残りました。
モーツァルト・ア・ドゥは短すぎて全然印象に残らなかったです…
ただ身体を前に倒す姿勢とかポーズの一つ一つは面白いなと思いました。
スターダンサーズ・バレエ団のリラの園は作品自体はあまり感じる所は無かったですが、
衣装が細やかで素敵でしたー
カロラインの婚約者の愛人の青い縞模様のドレスとか大胆で素敵。
カロラインの真っ白いドレスにスカート部分に花のコサージュが付いてるのとかも可愛い。
女性達の長いスカートが踊りに合わせてひるがえる様がとても綺麗でした。
バーミンガム・ロイヤルバレエのプリンシパル
平田桃子さんとセザール・モラレスのくるみ割り人形は良かったんだけど…
平田桃子さん、去年のバーミンガムの来日公演の白鳥の代打でオデット観たけど
何か惹かれないんですよね…踊りは確かに端正でテクニックもあるんだけど、
金平糖の精の優雅な雰囲気というか、うっとりする様な感じが出ていないというか…
優美さがあまり感じられないというか。
モラレスは「彼女は妖精なのだから軽やかに軽々と踊っているように見えなくてはならない」
とサポートの重要さを語ってましたが、まさにその言葉の通り
モラレスにサポートされて踊るアダージオは平田さんとても素敵に見えるんですけどね。
むしろモラレスのファンになりましたーサポートも上手だし
テクニックも素晴らしいけど抑制が利いてて、
まさしく王子さまにぴったりの気品があってとっても役にあってたし素敵でしたー
バレエの饗宴2016、演目の合間の出演者達のインタビューとかからも得る物がいっぱいあって、
良い刺激になりましたー
素顔のダンサーって職業柄とても清廉ですっきりとした印象があって観てて気持ちいいし、
前にも言ったダンサーの役作りとかにも凄く興味があるのでそういう話も興味深かったです。
あまりメジャーじゃない作品ばかりだったのでどうかなと思ってましたが、
かえって新鮮で楽しかったです。
…まだ続きますよ。
その後BSプレミアムでやってたウィーン国立バレエ団のルグリ版海賊観ましたー
うん…ダンサーとして才能があるのと振付家としての才能があるのとは
やっぱり別物なんだなと。
最初は全幕生で観てから寝ようと思ってましたが
つまらなさすぎて第一幕終わった時点で寝てました…
後から録画したのを観ましたが、第2幕、3幕は1幕よりはずっと面白くて良かったけど、
何というか、衣装とか装置とかが踊りを際立たせる効果を果たして無くて
踊りの見せ場はいっぱいあるのに全体的にいまいち地味な印象がぬぐえませんでした。
やっぱりバレエって総合芸術なんだなと実感しました。
アリがいなかったりズルメアというオリキャラ?が出てきたりと目新しいことをやってるけど、
あまり必然性を感じなくて奇をてらった域から出ていないというか。
ギュリナーラが最後トルコの総督のもとに残るのは面白いなと思いましたが。
ダンサー達も普通に上手いけどこれはという人はいなかったし。
第2幕のメドゥーラとコンラッドの寝室でのパ・ド・ドゥは
若い恋人同士の甘い雰囲気が出ていて素敵でしたが。
生ける花園のシーンでバレエ学校の生徒の少女達が出てたのはとっても可愛かったですvv
ブログ7年目に向けた最初の記事
- 2016/05/20 (Fri) |
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…がいつも通りの少女小説日記です。
ちなみに絵はFFワンドロで描いたオヴェリア様パート2。
肌色塗るの大の苦手なのですが、この絵の肌色はほぼ理想の色が出せて気に入ってます。
基本的に肌色は地の色と影の2色しか使わないのですが、(あと女性の場合は頬のピンク)
いつも色の選択が難しくて影の赤みが強くなりすぎたりするんですよね…
最近読んだコバルト文庫は小湊悠貴さんの「黒猫館の夢見る天使」、
日高砂羽さんの「公爵様のパティシエール」、
花衣沙久羅さんの「愛は英国妖精の呪いに導かれて」の3冊。
小湊さんはデビュー作のスカーレット・バードを読んだばかりですが、
黒猫館まだ2作目なのに凄く成長が感じられて良かったです~
どこのブックオフに行っても大抵置いてあって、酷い所は3冊ある所もあったりしたので
そういう場合たくさん売れた良作というよりも
完成度の低いすぐ売り払われるのが分かるわーという作品の場合が多いと経験上学んでいたので手を出すか迷いましたが、買ってみて良かった!
スカーレット・バードは人物や話が薄味で、
でも読後感が爽やかな児童小説のような雰囲気で嫌いじゃなかったですが、
今作はその上質な児童文学のような雰囲気もありつつ
少女小説としての華も出てて良かったです。
冒頭の女学校を卒業して
親友のネリーやジゼルときゃっきゃするミシェルのシーンも可愛らしかったし、
冒頭しか出ないネリーとジゼルのキャラもそれぞれ良い味出してましたー
黒猫ノワールの描写も凄く愛らしかったし
猫好きとしてはヒーローのエリオットの猫好き設定も美味しかったです(笑)
エリオット表紙では外見的に惹かれなくてどうかな…と思ってましたが
無愛想なのに甘党な所とか可愛いし帽子作りには妥協しない所とか好感が持てました。
ヒロインのミシェルもエリオットが風邪を引いたため出来なくなった帽子のヴェールの刺繍を
自ら力になりたいと申し出るところとか頑張りやさんで可愛かったし
古い考えに反発して新しい女性の生き方を目指すところとか凄くかっこよくて魅力的でした!
スカーレット・バードでの女性飛行士もそうでしたが、
小湊さんは女性の自立というテーマがお好きなのかなと。
女学校で裁縫を得意にしていたミシェルがエリオットと出会うことで自分の夢を見つけて
三日月伯爵からの手紙に答えるラストはとても綺麗にまとまってて素敵でした。
日高さんの「公爵様のパティシエール」は天命の王妃の中華世界から一転して
西洋舞台のパティシエールの女の子、レティシアが主人公の物語でしたが、
読み進むのが凄く苦痛でした…
読メとか見ても天命の王妃あんまり評価高くなくて、
私にとっては凄くフィーリングのあった話で無憂もかっこいし何でだろう?と思ってましたが
そうか、天命の王妃にハマれなかった人は読みながらこんな気持ちだったのか…
と公爵様を読みながら思ってました…
それにしても天命の王妃の後なのに筆力が凄く低下してないか…?
特に最初の短編「死神とマドレーヌ」は短編の妙というかタメが全くなくて、
登場人物も事件も何もかもが唐突で目が滑って読むのに異様に時間がかかってしまいました。
日高さん天命でも短編書いてたけどそれは明霞と無憂が知り合った後の話だから良かったけど
1から登場人物の関係とかを短編で書くのは得意じゃなさそう…
レティシアとアンリの関係もいきなりすぎて入り込めないし
アンリとルドヴィック伯爵との間の取り決めとかも無理有る感じだったし
しかも文章とか単語の選び方がぎこちなくて読んでて凄く違和感有りました。
何だかんだ言って「このマドレーヌは君にしか焼けない」のシーンは感動しましたが。
書き下ろしの「悪女とシュー・ア・ラ・クレーム」はまだ短編よりは読めたけど、
展開は予想できるしアンリとレティシアの関係性にもいまいち萌えられませんでした…
あとレティシアの作ったお菓子をアンリが批評する所、
口調が説明的すぎて「美味しんぼじゃないんだからさ…」と思ってしまいました。
いくらざっくばらんとはいえ公爵家のシェフを務めるフランソワが
自分の主人で身分もずっと上のアンリを名前呼びとか違和感有りまくりでした。
やっぱり日高さん西洋物は向いてないんじゃないかなー
ついでにギャグも向いてないと思います…
「愛は英国妖精の呪いに導かれて」は
今までも何冊か買った「恋人たちのファンタジー・ヒストリカル」シリーズ。
公爵様を読んだ直後だったので
花衣さんのベテランらしい派手ではないけど流麗な文章とストーリー展開が心地よかったです。
ただこの方の作品っていつも
男女がいつ何がきっかけで恋に落ちたのか分かりにくいんですよね…
とはいえ変わり者理系女子の公爵令嬢エリカが可愛かったです。
花衣さんが後書きで仰ってた通りウェントワース公爵家の3兄弟のシーンも微笑ましかった。
ジョセフの裏切りはいきなり婚約解消されても大して気にしてなさそうなのが疑問だったので
そうくるか…と思ったけど、安易に元彼を悪役にするのはあんまり好きじゃないなー…
ナイジェルとジョセフの間で揺れ動く乙女心とかやってほしかった。
ストーリーに収集付けるためには仕方ないんでしょうけどね…
でもベテランらしくツボを押さえてくれる読みやすいお話で糖度補充できて良かったです。
エリカの父親とナイジェル達の父親の舌戦も面白かったです(笑)
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