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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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Kバレエ「シンデレラ」とオレンジ文庫


絵は舞踏会から帰ってきたクリノリン・スタイルのドレスのリリー・ヘザー
ドレス今見るとシンプルすぎたけど(ヽ´ω`)若い娘らしく可愛らしく描けたのでまあ良いか。
虫かぶり姫の事にちょっと言及しながらTwitterに上げたら、
虫かぶり姫のコミカライズをしている喜久田ゆい先生にいいねして頂けて嬉しかったです♥
ボンネットの青いリボンに縞模様が入ってるのがポイント。

今日午後二時からWOWOWでやっていたKバレエの日高世菜さん主演のシンデレラ観てました~
これも例によってDVD持ってるのですが、
キャストが変わると大分印象も違うな~と思いました~
今回の継母のルーク・ヘイドンはDVDでは違う人だったと思ってたけどDVDの方も同じだった…
第三幕でシンデレラと抱き合うシーンはDVDの方がずっと感動的だったなあ。

第一幕、暖炉の前で身をすくめるように暮らしている日高世菜さんのシンデレラ、
継母や義姉達にお辞儀する所が既に姫君のような気品に溢れていて素敵でした~
仙女が化けた老婆に手で顔を撫でられて、撫でられたところをなぞるようにする所は
もうずっと誰かにそんな風に触れられた事は無かったんだろうなあという
シンデレラの不幸な境遇と孤独が感じられて泣けました~
仙女がシンデレラの身の回りの品を妖精に変える所、
薔薇の妖精のダンサーはまだほんの少女といった感じのあどけなさで、
ちょっと体が固いと思う所はあったものの元気一杯な踊りで可愛かったです。
トンボの妖精役の岩井優花さんは一番気に入りました~
トンボの透き通った羽が似合う妖精らしい美女で、たおやかな雰囲気が素敵でした♥
キャンドルの妖精は熱くて跳ね回る様な振り付けが面白かった。
ティーカップの妖精は中国の青磁の様な衣装が気品を感じさせて素敵。
シンデレラが姫君に変身するシーンはもっと早着替えみたいな感じにしてほしかったけど、
長いマントを羽織ってティアラに真っ白いクラシック・チュチュを着たシンデレラ可愛かったです~
四頭の牡鹿に引かれた馬車でシンデレラがお城に入っていくシーンで一幕終。

第二幕、お城の舞踏会。曲線を多用したお城の装置がロマンチックで素敵でした~
小さい騎士がブリッジを何回もするの体柔らかい!!(゜ロ゜ノ)ノ
上の義姉が道化と踊って、最後にフィッシュダイブする所は新しかったです~
満を持しての登場の王子役の高橋裕哉さん、
事前に観ていた番宣ではお顔が失礼ながら少し猿っぽい…とがっかりしていたのですが(((^^;)
実際観たら登場した瞬間王子様‼って感じのオーラがビシビシ感じられてとっても素敵でした~
踊りはジャンプがもう少し高ければ良いな…って感じでしたが、
伸びやかで健やかで素直な
何不自由無く育った王子様らしい王子様という感じがとても気に入りました。
シンデレラがお城の階段を一段一段降りてくるシーンは、
日高さん内から輝くような真っ白な肌に純白のチュチュが映えて
正に気品溢れる謎のプリンセスという感じが出ていて良かったです。
シンデレラのソロは日高さん本当に正統派姫君という感じのしとやかで優美な踊りで素敵でした。
王子のソロはジャンプの高さはそれほどでは無いものの、
最後のピルエット安定感があってとても上手かった。
そして技術以上に高橋さんの、
疑うことを知らない純粋な王子と言う性格が現れている踊りに感動しました~(* ´ ▽ ` *)ノ
二人のパ・ド・ドゥは、シンデレラと王子がお互いの外見だけでなく
お互いの心を通わせて愛し合っていく過程が短い中に集約されていて良かったです~
日高さんの王子を見つめる瞳が本当に夢見る恋する乙女その物で凄く可愛かった~‼(*≧∀≦*)
12時の鐘が鳴ってシンデレラが元の姿に戻るシーンの演出も美しくて好きです。
王子が式典長からシンデレラが落としていったガラスの靴を渡される所で第二幕終。

第三幕、前述のようにシンデレラと継母達との和解シーンはあっさり目でしたが、
やっとシンデレラを見つけ出した王子とシンデレラが
お城に寄り添いながら消えていくラストシーンはとても美しい幕切れで良かったです~
日高世菜さんも失礼ながらお顔はちょっと出っ歯気味…なのですが
美しさとは顔だけの物ではないと言うのが良く分かる舞台でした。
これって、シンデレラのお話のテーマにも通じますよね(。ゝ(ェ)・)-☆


ブックオフオンラインで喜咲冬子さんの集英社オレンジ文庫「青の女公」買いました~
誕生月特典で3000円購入で500円引きのクーポンがあったので
値段合わせのために買ったのですが、とは言えずっと欲しかったので楽しみに読んだのですが
思ったほど面白くなかったな…(ヽ´ω`)
同じオレンジ文庫の久賀理世さんの王女の遺言みたいな
重厚で壮大で華やかなヒストリカルロマンを期待していたのですが、
最初の北部の故郷を残虐公と呼ばれるウロス公に滅ぼされ
王宮で女官勤めをしている主人公リディエが
青き薔薇と称えられる王女スキュイラの夫であるウロス公の公子で現在は王子、ヴァシルが
王女に無視されているのを改善する様に、という役目を仰せつかり…と言う所は
麗しのスキュイラを取り巻く蜂の会と呼ばれる美青年たち等、
華やかな宮廷絵巻が始まりそうでわくわくしたのですが、
早々とリディエの故郷のある北部地域の再興と言う地味なテーマに移ってしまい…
私の頭が悪いせいなのですが、ヴァシルが何故リディエ達を殺そうとしたのかとか
ウロス公とその公子が何故城から吊るされる事になったのかとか、
ストーリーやキャラクターの相関関係を良く理解できないまま読み終わってしまいました…
それは置いておくとしても、主人公のリディエも真面目なだけで面白味が無いし、
ラスボスのヴァシルは小物だしイアソンはテンプレ騎士キャラだし
ウラドはまあ…個性ある方だけどソロスは登場シーンが情けなさすぎて
関係を持った女性の子供を皆庶子として城に引き取っていると言うのも
後からヴァシルにその存在を利用されないようにしている、という説明があっても
いや何も考えてないだけでは…と思ってしまいました…
そしてWヒロインと言っても良い役どころのスキュイラ王女も性格が一元的で個性が無いし…
全体的にキャラクターに魅力がないのが残念でした。
ヴァシルが子種が無い事を隠して王女と結婚させた宰相が処刑される所とか、
謀略部分はそれなりに面白かったですが、
肝心のヴァシルを誘い出す方法が書かれてなかったのはがっかり…
ヴァシルの右肩に傷が無いと騒ぎそれ以来精神が不安定になった様に見えたリディエが
実はしっかりヴァシルの右肩の傷を見ていて、
周囲を惑乱させるためにあえて心神喪失状態を演じていると分かるラストは
このままイヤミス的な感じで終わるのかと思ってたのでちゃんと決着がついて良かったですが。
リディエがイアソンやウラド等好意を寄せてくる男性の誰とも結ばれず
王女スキュイラも同様だったとう言うのは今風で、
恋愛至上主義な私でもそれほど不満はありませんでしたが、
何分地味な印象が拭えないお話で期待したほどは楽しめなかったのが残念でした…
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久々にホラー読んだ~


という事で戸倉姉妹の次女、桔梗子です。
桔梗って確か夏の花…ですよね…?
桔梗柄の着物(分かりづらいですが(^-^;)に羽織は季節感的におかしいかも…ですが
ネットで見かけた大正浪漫風コーデを見て、大胆な柄の羽織を着せたかったのです。
桔梗もしとやかで大好きな花なので、
ちゃんと美女(また自分で言う)の名前に付ける事が出来て良かったです♥
桔梗子は四姉妹一の美人でちょっとふっくらしてます。
耳かくしも大好きなので描くの楽しかったです~♪
ちょっと老けてますが桔梗子は二十歳位の設定です。


Twitterで発売してるのを知って、
椎名咲月さん挿絵の雨宮れんさん作・ジュエルブックスピュアキス
「錬金術師、森で迷子を拾いました1 呪いを解いたらオオカミ陛下に大変身…ですか?」
買いました~
去年の9月に買った同じ椎名咲月さん挿絵、雨宮れんさん作のジュエルブックスピュアキス
「王女でしたがこっそり竜騎士団の専属薬士になりました!」と
同じ作者さんだとは気付かず買ったのですが、今作の方が遥かに面白かったです~‼
王女でしたが~は表紙は抜群に可愛かったけど話はぼんやりしててもう思い出せないや…

錬金術師~は表紙はヒロインのフェリスが錬金術師という事で
せっかくの椎名さん絵なのに服装が地味で期待値あまり高くなかったのですが、
フェリスが兄の天才特級錬金術師スタンの作った有能ホムンクルス、ルカと一緒に
川で拾った黒髪黒目の五歳くらいの可愛い男の子、ヴァルと暮らす日々から
スタンの術のおかげで呪いが解けて、
美形の皇帝陛下の姿に戻ったヴァルことヴァレリアンとの甘酸っぱいあれこれ、
ヴァレリアンに呪いをかけたヴァレリアンの父の双子の弟オルランドを捕らえる終盤まで、
飽きずに読めて良かったです‼
序盤の錬金術師には5つの階級があり、
その最高位で国に5人しかいない特級錬金術師の一人である兄スタンや一級錬金術師の両親に比べて
まだやっと一人前の錬金術師として認められる三級錬金術師であるフェリスが
自分を落ちこぼれと卑下する所は
ぐだぐだ引きずったりしないでほしいな~と危惧してましたが
その願い通り?その後もちょくちょくフェリスが兄との差を感じて落ち込む所はありましたが、
湿っぽくならずにフェリスが明るい性格なので前向きに乗り越えていく感じで良かったです。
妹を溺愛するスタンがフェリスを守るためだけに作ったホムンクルス、ルカも
可愛くて良い味だしてて良かったです~
オルランドを捕らえに行く途中でヴァレリアンに
「僕はフェリスちゃまが幸せなら何でも良いんですよ。フェリスちゃまが好きですか?」と
直球で聞く所とかはかっこよかった‼
スタンも最初は少女ラノベあるあるな良くあるシスコンキャラかと思いきや、
溺愛するフェリスを躊躇いなく竜のエサとしておびき寄せるのに使ったり、
錬金術が絡むと妹とは言え結構非情になる所とか、
とは言えちゃんと防具の錬金術で作ったアイテムを持たせて安全を万端にする所とか
これまた良い味出してて良いキャラでした~
普段はとぼけてるけどいざとなると有能な所のギャップもかっこいい♪
そしてヴァルことヴァレリアンも私好みの黒髪美青年だし
呪いをかけられた小さなヴァルもいじらしくて可愛かったけど、
大人の姿に戻ってからも
俺様かと思えば意外と殊勝で律儀な所もあったり、
女性の扱いに慣れてるようで実は純情だったりで凄く好きでした♥
オオカミ陛下というサブタイトルから想像するほどケダモノ要素は無かったような…(^o^;)
それも良くある強引でグイグイいくだけの俺様美形キャラじゃない所が良かったです‼

フェリスとヴァレリアンがルシアの町に買い出しに行く所が好きです~
フェリス一家が昔から行きつけにしているハーブ店の場面とか、
ハーブの良い香りのする店内に佇むフェリスとヴァレリアンが目に浮かぶような、
こちらまで香りが伝わるような描写が良かったし、
お土産にもらったハーブの手作りキャンディーを
目を丸くしながら食べるヴァレリアンが可愛かった♥
その後のカフェデートも胸キュンで好きです~(*^▽^*)
そしてオルランドを捕らえるための魔道具を作るため
フェリスとスタンが5日間交代で魔法釜に魔力を注ぎ続ける所で
疲弊するフェリス達のために何か自分に出来る事は無いかと考えたヴァレリアンが
ヴァルだった時にフェリス達と庭の野菜を収穫した事を思い出して、
手を傷だらけにしながら不格好なサンドイッチを作る所は
大変いじらしくてフェリスと一緒に私も胸キュンしました♥ここの挿絵も良き…(^q^)

フェリスがヴァレリアンへの気持ちを自覚しながらはっきり言葉に出さないで終わるのや
敵役のオルランドが思ったより小物であっさり捕まるのはちょっと不満でしたが、
ヴァレリアンに「妹に手を出したら埋めますよ」と本気で言うスタンとか
ヴァレリアンとスタンとの気のおけない丁々発止のやりとりも、
フェリスがスタンを埋めるべきなのではないかと思う所とかも、
ギャグは上手いとは言えないけど味があって好きでした~
竜退治を簡単と言い切るスタンとヴァレリアンも良かったです。
ヴァレリアンがフェリスに
「錬金術師でないフェリスも好きだ」と言ってキスするラストも良かったです~
このお話、1とあるので続刊があるのかと一冊完結が好きな私は怖々してましたが、
ちゃんと今作一冊だけでも終わってる様に読めるし、
あとがきで続刊は皇宮に帰還したヴァレリアンを取り巻く宮廷でのあれこれと言う事だったので、
フェリスのドレス姿とかも期待出来そうだし華やかな貴婦人や令嬢達も出てきそうで、
秋頃発売予定、鋭意執筆中という雨宮さんの言葉に是非読みたい‼と思いました‼(*≧∀≦*)
キャラクターが皆魅力的なので続きも楽しみです~もちろん椎名さんのイラストも‼

めちゃくちゃ久々にブックオフの実店舗で本を買いました…
岩井志麻子の角川ホラー文庫、「でえれえ、やっちもねえ」。
デビュー作のぼっけえ、きょうてえが凄く好きだったので、
久々に江戸、明治、大正、昭和舞台の短編集という事で楽しみに買いました~
岩井志麻子作品、昔は好きで図書館でほとんどの作品を読みましたが、
マンネリ化が激しくてここ10年位全く読んでなかったのです~
あまり時間がないので各話簡単に感想。

「穴堀酒」
一番好きでした~
女性の礼儀正しく穏やかな口調で書かれた手紙から
だんだん女性が人を殺して女性監獄に服役していた事や
殺人の全貌が明かされていく過程がとてもわくわくして、
大正から昭和にかけての岡山の歓楽街の空気や
儚い時代の輝きが感じられる所が凄く好きでした。
そしていよいよ殺人の全容が明かされて、
それまでの穏やかだった女性の口調が一転して
太字で男を罵る口調になる所が最高に怖くて良かったです~
そして最後の男性の手紙で、
女性を殺す算段をしているとしか思えない文章で締めくくられる所が快感すら感じました~

「でえれえ、やっちもねえ」
表題作の割には凡庸な話でした…タイトルは岡山弁で「物凄く、恐ろしい」という意味だとか。
狼太郎の話とノリと小平の話と鞠枝の話と、どう繋がりがあるのかよく分からなかった。
ラストの小平の言葉で後味悪い感じで終わっているのはホラーだから良いのでしょうが、
まとまりが感じられない話でした。

「大彗星愈々接近」
浦島太郎の様に60年近くも行方不明になっていた幸吉の祖父の妹、ヨシが
ある日突然帰ってきて…という導入部から
幸吉の家系の男達の変人ぶりが語られる所など、
ホラーだけどどこかほのぼのとした雰囲気が感じられるお話で結構好きでした~

「カユ・アピアピ」
岩井志麻子特有の南国への愛着と、
どこまでが現実でどこまでが妄想なのか境界が分からなくなってくる感じが
良くも悪くも岩井志麻子らしい話でしたが、
あまり面白くなかったな…ラストはまあまあ良かったですが。


穴堀酒以外はそこまで楽しめませんでしたが、
まあ久々に岩井志麻子の時代物ホラーが読めたので満足です。
そして私はやっぱり簡潔に書くという事が出来ないのだなあと実感しました( ノ;_ _)ノ

簡単に舞台感想♪


絵は今月始めに描いたオリキャラ・戸倉姉妹の三女、菖蒲子と四女、椿子。
昭和初期ごろの旧家のお嬢様という設定で、ちょっと細雪みたいな感じです。
名字はとのくら、なまえはそのままあやめことつばきこと読みます。
flowersの大正浪漫な作風が特徴の漫画家さん、若眉ぎん先生が
作品の中でキャラに付けてた「菫子」という名前がとても素敵だなあと思ったので、
私も花の名前でそのままでも名前として成り立つけど、あえて子を付けても可愛い名前…
と考えて、葵子、桔梗子、菖蒲子、椿子の4姉妹が生まれました。
私にはありがちですが、完全に名前から先に生まれたオリキャラです(^o^;)
菖蒲子は初出の去年描いたハイカラさんルックの絵と大分違っちゃったな…
いや椿子も初出の同じく去年描いたモノクロ絵とは別人…(((^^;)
髪の描き方をある絵師さんの真似したので別人感が強くなってしまいました。
菖蒲はとても奥ゆかしくて美しい花で好きなのでもっと可愛い子に付けたかったけど、
菖蒲子が最初に描いた時平凡顔になったので姉妹の中で一番平凡な設定になりました(ヽ´ω`)
椿子は姉妹で桔梗子の次に美人。
菖蒲子は14歳の女学生で、椿子は13歳で病がちなので学校には行っていません。
それぞれの名前の着物を着ているのですが、今の季節特に椿柄は暑そうですね(^-^;
着物絵は着物の柄だけでなく帯、帯締め、帯留め、半襟、足袋等、
パーツが多く色合わせを考えるだけでも大変で作画コストがめちゃくちゃ高いのですが、
その分頑張ると豪華になるのでやりがいがあります~
姉の桔梗子も描いたので続いて載せたいです。


25日にWOWOWでやっていた宝塚の「ピガール狂想曲」、面白かったです~
母の死で借金取りに追われていたジャンヌは、
髪を切り男装して憧れていたムーラン・ルージュで働くことに。
そこで支配人のシャルルから、
今話題の小説「クロディーヌ」の作者ウィリーの美貌の妻で
実はクロディーヌのゴーストライター・ガブリエルを
ムーラン・ルージュの舞台に立たせる様に説得するようにと言われ…

シェイクスピアの十二夜を下敷きにしているそうですが、
私は十二夜のストーリーも良く知らず、
女性が男装して女性から愛されることになるという位しか知らなかったのですが、
それでも全く問題なく観られて良かったです~
セットも衣装もちょっと質素(((^^;)な感じでしたが、
冒頭のウィリーと共に取材に応じるガブリエル役の美園さくらさんの
ストライプを大胆に使ったモノトーンのデイドレスがとってもエレガントで、
美園さんの美貌を引き立たせていて素敵でした~(///∇///)
その後のムーラン・ルージュの前での人々の歌と踊りも
明るく楽しく、程好くオールドファッションな雰囲気で好きです。
時代的にもっとふりふりいっぱいの
豪華で優美な衣装が観られると思っていたので
その点は少し残念でしたが、
質素ながらも可愛らしい女性達のドレスは良かったです。
ムーラン・ルージュの踊り子達もみんな可愛い♥
特にイヴェット役の方の髪型とドレスが色合いとか好きでした♪
ハーフアップに大きなリボンっていかにもって感じで可愛いですよね~(*^▽^*)

ジャンヌ/ジャックがシャルルに惹かれるのもとても自然な流れで理解出来て良かったです。
ガブリエルが「もう夫のゴーストライターは嫌‼これからは女性も自立する時代よ‼」と
ウィリーからの手紙をぐしゃぐしゃにする所も可愛かった(笑)
これも前回書いた5月の花嫁学校と同じく、
女性も自分の力で花開く事が出来るという、
現代的なメッセージが小気味良く込められていて
そこに十二夜から着想を得て、
ジャンヌにそっくりな顔の貴族の腹違いの兄がいて、
彼がジャンヌを探している過程でガブリエルと出会い恋に落ち、
シャルルとジャンヌもまた上手く結ばれるという
誰が観ても共感出来る心暖まるミュージカルに仕上がっていて良かったです~
ジャンヌを追う借金取りのマルセルがムーラン・ルージュに乗り込むとき、
「チケット代を払ってください」というチケット係に「俺を誰だと思ってるんだ~⁉」と言いつつ
「いくらだ‼」と言う所の芝居とか笑いました(笑)
脇キャラもそれぞれ良い味だしてて、良くまとまった良い舞台でした~
振り付け師のミシェルも好き。
女性のヅカ俳優が男装してオネエキャラを演じるというややこしい所が好きです。
ラストのレビュー部分は良くも悪くもヅカだなあという感じでしたが、
薄紫のドレスの娘役と男(役)性のデュエットは解放感のような物を感じて感動しました。


後もう1つ、
13日にNYのラジオシティ・ミュージックホールで開催された第75回トニー賞授賞式、
生でも録ってたのですが結局観ず_(^^;)ゞ後日字幕版で所々飛ばして観ました~
ミュージカル衣装デザイン賞とか、興味ある賞だけ観たのですが
舞台美術や衣装に携わる仕事にはとても興味があるので面白かったです。
2019年に来日公演を観に行ったミュージカル王様と私に出演していた
同作品でトニー賞ミュージカル主演女優賞を受賞したアンナ役のケリー・オハラと
同じくミュージカル助演女優賞を受賞したチャン夫人役のルーシー・アン・マイルズが
今回のプレゼンターとして出演していたのは嬉しかったです♪(*≧∀≦*)
生の舞台を観た女優さんがTVに出ているのって不思議な感じだわ~
ミュージカル作品賞のノミネート作品のステージパフォーマンスも
それぞれに個性豊かで楽しかったです~
私が特に気に入ったのが、ミュージカル衣装デザイン賞とミュージカル楽曲賞を受賞した「SIX」。
ヘンリー8世の6人の妻達が現代に蘇り、
自分がどれ程酷い仕打ちを受けたかを歌で訴えリードヴォーカルの座を競うと言う作品で、
王妃様だらけというのも私のツボだし、言葉遊びや韻を踏んだ台詞や歌もお洒落で、
「離婚、斬首、死亡。離婚、斬首、生存」と
6人の妻達の末路を語る導入部から
人種の異なる現代的な女性達がヘンリー8世に受けた仕打ちをはすっぱに語り歌う所が
とってもノリノリで楽しかったです~♥
ジェーン・シーモアの「唯一愛された妻」という独白に「ムカツク」と言う他の妻達の所好き♪
パフォーマンスの後
このジェーン・シーモア役の方がダンサーで代役だったという事が語られる所も
ブロードウェイ魂だなあと感動しました~((o(^∇^)o))

早速あっさり目詐欺すみません(^-^;


昨日の話ですが(^-^;とっても素敵な本だったのでついヒートアップしてしまったのですよ~
絵は夏服ピンクハウスの粉雪
久々にこの画風が描きたかったの~
この画風自分で描くのは好きだけどあまりいいね伸びないのですが(シンプルすぎ?)
今回はこの画風の歴代いいね数1位を記録して嬉しかったです~
でもいつもリプ下さるフォロワーさんにリプ頂けなかったのだけ残念(/。\)
背景の黄色い薔薇は素材ですが、分かりにくいですが粉雪のKの形なのですよ~


WOWOWで「5月の花嫁学校」という2020年のフランスの映画を観ました~
1968年の5月革命前夜のフランスのとある花嫁学校の校長と職員たちが
女性解放に目覚めていくまでをユーモアたっぷりに綴った愛すべき物語(^^)b
フランスで初登場1位を獲得したというのも納得でした~

1967年、フランスでは良妻賢母が理想の女性とされ、
良き妻を育成する花嫁学校がいくつもあった。
そんな花嫁学校の1つ、ヴァン・デル・ベック花嫁学校の校長ポーレットは、
夫ロベールの事故死をきっかけに夫が負債をいくつも抱えていたことを知り、
何とか学校を維持しようと奮闘するうちに女性の権利に目覚めていき…

ポーレット役のジュリエット・ピノシュが美しい~☆
冒頭着ているかっちりしてるのにフェミニンな上品なピンクのスーツがとっても似合う♥
そんなガチガチの保守派だったポーレットが夫の死をきっかけに
初めて自分へのプレゼントにズボンを履いてみてジルベールがそれを褒める所は
ただ女性がズボンを履く、それだけの事がそんなに一大事だったのかと
多少の誇張はあれど抑圧されていた当時の女性を思って胸を衝かれました。
ヴァン・デル・ベックの教師でシスターマリー・テレーズも最終盤まで憎まれ役だけど、
冒頭今年度の入学生に赤毛の生徒がいる、呪いだと騒ぐ所とか
その赤毛の生徒が鼻血を出したのを見て「赤毛の血…」と神に祈る所とか
これまたガチガチで笑えました~赤毛がそこまで忌避されていたとは…(^o^;)
そしてポーレットの夫ロベールの妹で
ヴァン・デル・ベックで料理の教師をしている未婚女性ジルベールも
銀行家でポーレットの元恋人アンドレとポーレットが抱き合っているのを見てしまってから
密かに想いを寄せていたアンドレを奪ったポーレットを自暴自棄になって恨むのではなく、
髪を綺麗に切って服をリメイクして、素敵に変身する所は涙を誘いました~

学校の生徒役の若い女優さん達もそれぞれに魅力的で、
同性愛者の生徒や父親よりも年上の男と結婚させられようとしている生徒等、
それぞれに反骨精神旺盛で
彼女達の伝統的な女性観への反抗も面白かったです~

「妻に運転もさせなかった男が帳簿を見せるのを許すと思う?」というポーレットの運転と
「私が代わります」というマリーテレーズの辺りから
どんどんポーレットに今までの自分のしてきた教育に対する疑問が芽生えてきて、
夫の負債を相談するため出向いた銀行でかつての恋人アンドレと再会した事で性の悦びに目覚め、
冒頭では「鉄則その1、妻は夫の行動に干渉してはならない。
鉄則その2、夫の飲酒を見ても見逃してあげなければならない」等々、
理想の"良妻賢母"の在り方を説いていたポーレットが
ラストのバス旅行で5月革命でパリへの道路が封鎖されたと聞いても歩みを止めず、
色とりどりの洋服を着た生徒達を引き連れて
「鉄則その1、妻は何者にもしばられない。鉄則その2、妻は奴隷として扱われるのを拒否する」
と、新しい女性の鉄則を掲げて唐突に歌い踊りパリへ行進するポーレット達の姿が
何と力強く頼もしいことか‼(*≧∀≦*)
一番頑なだったマリーテレーズまでもがバイクを駆って
ベールを捨てて女性の権利に目覚めるのも良かったです~ジルベールも(>∀<)
今では当然と思われていながらいまだに実現していない、
「男性と女性の権利は同等である」という思想が、
まだまだ異端、危険思想、過激派だと思われていた時代の
女性達のパワーと逞しさがとっても印象的で感動的な映画でした~
アンドレが林檎のシュトゥルーデルのレシピを暗唱しながら窓をよじ登るシーンもくそ笑った。
エンドロールで写される当時の女性雑誌の挿絵の家事をする「賢明な」妻達の姿も、
こういう内容の後提示されると
強烈な風刺を感じてとても良い効果をあげていました。
ただ私がフランスの5月革命が何でどんなものか全く知識が無かったので、
タイトルの意味も女性達の蜂起の革新性も完全には理解出来なかったと思うのだけ残念でした…
もっと歴史を勉強しなければならんなあ。

しばらくあっさり目に感想続くよ~


大分ブログの雑記に載せる絵が貯まってきたので、
今日から三日間位の記事は1つの話題だけにテーマを絞ってあっさり目に書きますね~
その方が読んで下さる方にも優しいですし_(^^;)ゞ
1つの記事に話題をいくつも詰め込むのは、
話題を絞った短い記事をいっぱい書いてログが早く流れるのが嫌だからと言うのもありますが、
一番は一緒に載せる絵があまり描けてなくて出し惜しみしてるからなのです。
でもそうやって出し惜しんでる間に結局使わなかった楽描き絵がいっぱいあるので。
今日の絵はジューンブライド&ロイヤルウェディングなリリー・ヘザー。
彼女のジューンブライド&ロイヤルウェディング絵は去年も描きましたが、
今年の方がドレスのデザインはゴージャスで王室っぽく出来たと思います。
背景の百合は去年の使い回しで色合いもレースを使った背景もほぼ同じですが(ー_ー;)
有難いことにTwitterの
「うちの子ウェディングファッションショー2022」と言うタグ付けて上げたら
思ったよりたくさんいいねが頂けたのですが、
最近絵の顔は丸くなるのに頭身が高くなりがちなので
頭身低くしようと気を付けるあまり色々バランスが悪くなっちゃいました(。・´д`・。)
タグ付けて上げた絵はあまりに頭身が低くなりすぎたので、
後から修正した方の絵をここには載せておきます…これでも充分アンバランスだけど( ´д`)
全体的なティアラやドレスのデザインや百合を持ってる(ブーケ?)所とかは気に入ってるのですが、
白って本当に塗るのが難しい…(。>д<)
美しい純白ドレスが塗りたかったのに象牙色にしか見えなくてへこみました・゜・(つД`)・゜・
でも15歳の花嫁の可愛らしさ(自分で言う)とロイヤル感は出てるからまあ良いか…


今月20日発売の推しレーターさん椎名咲月さん挿絵の、
紫月恵里さんの一迅社文庫アイリス、
「クランツ竜騎士家の箱入り令嬢4 箱から出たら花祭りで試されました」、
Amazonで予約しててお届け予定日が22日~24日となっていたのに、
昨日18日に届きました…‼!!(゜ロ゜ノ)ノ
嬉しいけど何か早売り書店で買ったような若干の後ろめたさがあります(^-^;
コロナも一頃よりは落ち着いただろうし
Amazonでキャンセルして発売日に書店に買いに行こうか迷ってたので嬉しい誤算でしたが。
クランツ竜騎士家、椎名さん挿絵じゃなければ追ってないかな…というシリーズなので
毎回ヒロインのエステルの服装も表紙の色合いとかもいまいち好みじゃないので
これ以上本置く場所も無いし買わなくても良いかな…と思ってたのですが、
とにかくAmazonの袋から出して表紙絵見た瞬間
可愛い~‼(///∇///)って目が♥になりました(>∀<)
今までのシリーズの表紙は神秘的な感じを強調するためか夜設定が多かったけど、
今回は明るい日の光の下で、
何よりエステルの民族衣装風のお洋服が
めちゃくちゃ凝ってて可愛かったのです~‼゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
特に髪を覆うレースの被り物とスカート裾の刺繍模様、そしてたっぷりのフリルが可愛すぎ‼
民族衣装大好きだし他の少女小説の表紙とは一線を画した雰囲気でとっても素敵でした~
ここまで本格的なオリジナルの民族衣装描けるの椎名さん凄い(*ノ▽ノ)
カラーピンナップもミルカとフレデリクの二人が美しくて素敵~☆

内容も前巻が起こってる事が良くわからないまま読み終えてしまって
ストーリー的にもあまりそそられない展開だったのでもう切ろうかなと思ってたのですが、
今回は文章が少しだけ読みにくい所は有るけど、
ジークヴァルトの竜騎士として番としての役目に目覚めたエステルが
今までより積極的にジークヴァルトに迫ったり(語弊)、
お話全体の展開も明快で華やかさがあって、彩りとでも言うような物があって凄く楽しめました~
キャラ立ちもしてるし今までよりユーモラスな描写も多く上達してたのが良かったです♪
新キャラの綺麗好きで気難しい奥庭の竜フレデリクと
彼の竜騎士でブラント伯爵家の鉄面皮令嬢と呼ばれている
妖精のような美少女ながら素手でティーポットを壊せる位怪力なミルカ、
どっちも濃くて読んでて面白かったです。
フレデリクのおネエ言葉っぽい不思議な話し方と麗しい外見の相乗効果も
ミルカの可愛らしい外見に見合わぬ怪力ゆえに周りから奇異な目で見られて
対人恐怖症の様になってしまった所とかも新しい‼と思いました~
ミルカのレース編みの腕を自慢するミルカ大好きなフレデリクも
彼に対抗してエステルの描く絵を絶賛するジークヴァルトも可愛くて良かった(*´▽`)
前述のように「エステル、少し黙ろう ジークヴァルト様が引いてる」と言うユリウスの所とか
フレデリクに睨まれてカタコトになるマティアスとか、
エステルの「私卵産むんですか⁉」のシーンとか、
ユーモラスと言うかコミカルな要素の描写が今までより多くて頑張ってるのが感じられて、
もっとギャグこなれてる作家さんはいくらでもいるけど、
そういうちょっとぎこちない所含めて読んでて癒されました(* ´ ▽ ` *)ノ

これまた前述のようにラブも大増量で、
竜の流儀を尊重&愛情表現で
自分からジークヴァルトの首筋を噛む(竜にとってのキスに当たる行為)エステルとか、
それ以来ジークヴァルトがそっけなくなって、傷付いて
花灯の守り人の役目の最中
「嫌われるのは悲しいです」と感情を吐露しちゃうエステルも可愛いし、
エステルに首筋を噛まれて耳や首まで真っ赤にしちゃうジークヴァルトも
とってもウブでニヨニヨしました~
かと思えばラストの番の儀式の時、
アルベルティーナに買ってもらったウェディングドレスを着たエステルを見て
「言い方が悪かったか?美しいと言ったつもりだったんだが」
とかさらっと言っちゃうジーク様最高でした‼(*≧∀≦*)
そのくせドレスの襟が詰襟なので首筋を噛めないと残念がるジークヴァルトエロ可愛い‼
本当にエステルもジークヴァルトも第1巻からは想像も出来ない位積極的になって、
愛情表現が多くなったのが感慨深かったです~良いぞもっとやれ‼
エステルの最初は怖いと思っていたジークにすっかり心を奪われている所も、
ジークも負けずにエステルに懐柔されて穏やかな物腰や表情になってるのが素敵すぎる♥
ラストの人間同士のキスをしてる二人の挿絵最高でした‼(*^▽^*)

本筋の、長命の実が凍結されたままシェルバ国に渡ったことで庭の循環が滞る様になり、
庭の長ジークヴァルトがエステル達と共に長命の実を回収しにカルム国に行く事になり…
と言う展開も明快だし華もあってわくわくしました~
そしてエステルとミルカの間に芽生える友情が可愛い~‼((o(^∇^)o))
エステルのために祭の時に着る衣装を貸してくれたミルカに
エステルがお礼にミルカの大好きなレースのリボンをあげる所とか、
ミルカがひきつったような顔じゃなく自然な笑顔で笑えた所は暖かくてじーんとしました~
マティアスやウルリーカ、二人の間に生まれた子竜も
前巻ではいまいち感情移入出来なかったけど、良いキャラに成長していて楽しかった♪
ユリウスとセバスティアンもより個性が出てきたし、
もちろんフレデリク様も凄く良い味出してて素敵でした~‼(。ゝ(ェ)・)-☆
「今ワタシ貶したよね…?」の所とか好き。
とにかく久々に明るいファンタジーなじれじれラブ少女小説の世界観に浸れて
読んでる間中幸せな時間でした~ヽ(●´ε`●)ノ

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7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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