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5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。
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小雨
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大学生
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読書、映画鑑賞
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7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。
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新妻リリー・ヘザー「あなた、このドレスいかが?お気に召しまして?」(着道楽)

何ヶ月ぶりかに鬱期がやってきてしんどいです…
日中明るい時間帯は全く活動できなくて夜と共に起きあがるヴァンパイアみたいになってます。
日中ベッドに倒れ込んでる間も手足が小刻みに震えて末端が寒い気がして
しなきゃいけない事は山積みなのにそのことを考えると何一つやる気が起きなくて
ああーもう何も考えたくねー何一つしたくねぇえええっ!!ってなってます…
こういう時は嵐が過ぎ去るまでひたすら寝てるしかないと分かってるのですが
HDの容量とかヤバくなってきてるのでそろそろ録画消化し始めないと…
夏も最後ですね。蝉の今を限りと鳴く鳴き声がとても「あわれ」に聞こえます。
夏の終わりはいつも寂しい。


NHKの海外ドラマ・「女王ヴィクトリア 愛に生きる」第3話から見始めました。
主演のジェナ・コールマンが小柄で可愛らしいのですよ~
湧払美沙子さんの吹き替えの声も可愛い。
第3話のラストのメルバーン卿への失恋からアルバート王子との再会までの流れが
史実を知ってる身としては凄くわくわくしたのですが、
第4話でアルバートとヴィクトリアが大したエピソードもなくくっついたのが
少女小説・少女漫画脳にはちょっと肩すかしでした…
最初は気が合わなくていがみあってた2人がどういう風に惹かれ合っていくか、
しかもヴィクトリアの方にはメルバーン卿という心にかかる男性の存在があって…って
凄く萌えそうなシチュエーションだったのになあ。
でも何だかんだ言って舞踏会でワルツを踊るヴィクトリアとアルバートのシーンは素敵でした。
ヴィクトリアのティアラとか装飾品も豪華でうっとりします。
しかしこのドラマもっと長編かと思ったら全8話なんですね。
まああまり長いとまた見続けるのが苦痛なのでちょうど良いですが。
ヴィクトリアとアルバートが史実のようなおしどり夫婦になるのが楽しみです。
映画「ヴィクトリア女王 世紀の愛」もその辺好きだったなあ。


コバルト文庫、最近読んだのは白川紺子さんの「若奥様、ときどき魔法使い。」と
今月出たばかりの新刊、藍川竜樹さんの「厄災王女と不運を愛する騎士の二律背反」の2冊。


白川さんの若奥様はずっと安くなるの待ってたので買えて良かったですー
大好きな椎名咲月さん挿絵だし。
椎名さん独特のクセがあって最初は少し苦手でしたが、今ではそのクセの所が好きなんですー
表紙のドレスもいつもとっても可愛いし。

白川さん、ネットで作風が薄い薄いと言われてて
初めて読んだ「棘公爵の花嫁」はそれも納得の薄さで呆然としたけど、
他の作品をいくつか読んでると慣れたのかそんなに気にならなくなりましたが、
若奥様は久々に薄さを実感しました…
「バイオレット夫人と冬枯れの魔女」は
主役カップル2人が既に結婚してるという白川さんお得意の設定のお話なので
まあ恋愛萌えは期待してなかったけど、それにしても
普通のコバルトならラスト30ページでやるようなどたばた劇を
一話まるまる使ってやってる様なお話で、
ローズが何故春荒れの魔女に選ばれたのかも全く分からないし…
ローズがテンプレな丁寧な奥様口調じゃなかったのはある意味新鮮でしたが。
5月に買ったブライディ家の押しかけ花婿と同じ世界観で
貴族や王族が皆魔法使いでそれぞれに持って生まれた魔法を持っているという設定ですが
ブライディ家の~と同じようなぼんやりとしたお話で特に印象に残らなかったです…
レンの嬉しいと花が咲くという魔法もブライディ家の~のアリサの魔法と被ってるし。
でもマルコの健気さと
ローズがずっと自分のせいで死なせてしまったと思っていたぬいぐるみ達が
風になったりして生まれ変わっていたという所は泣けましたー
「薔薇とすみれの結婚行進曲」はローズとレンが結婚するまでのお話ですが、
これまた少女小説にあるまじき平坦さで全く萌えず…
まあそういう種類の恋愛があることも分からないではないですが
少女小説なのだからもっとドラマチックな展開が読みたかったかな。
ローズの親友リナの恋のお話
「曇りのち雨、ときどき恋わずらい。」の方がまだテンプレ展開ながらも萌えられました。
しかしオチが薔薇とすみれの~と同じというのはどうなのか…
貴族間の関係って未婚の令嬢がキスすれば相手が誰であれ結婚出来る様な簡単な物なのか…?
ティオが結婚するつもりが無い理由とか、
掘り下げればもっと美味しい展開に出来そうな所が
一つ二つの会話だけで流されていくのは棘公爵の花嫁と同じで、とにかく薄いなーと。
まあそれがさらりと読めてちょうどいいという需要があるのも分かるかなという感じでした。
ローズとリナのお互い素直になれない友人関係は可愛かったです。
バイオレット夫人と~では一番穏やかそうに見えた秋映えの魔女、サムヘインが
一番怒らせると怖いタイプだったというのも面白かったです。


藍川さんの「厄災王女と不運を愛する騎士の二律背反(アンビヴァレント)」は
ちょっとお高かったけどまあ今月出たばかりだし…と買ってしまいました。
藍川さんこの前の偽姫2巻もそうだけど
ネットの評判が悪くてどんだけーと思って買ってみると言うほど悪くないじゃん、
って言うパターンが多かったのですが、今回はうん…納得…
設定から凄く壮大なファンタジーというかRPG的な展開を想像してたら
大使館という箱庭的な舞台でしか話が動かなくて肩すかしでした。
ヒロインのクラウディアのですます口調の良い子ちゃんキャラもいらっとくるし
地の文のツッコミやクラウディアの心の声も寒いし…
魔具とかの設定も設定だけならファンタジーで素敵なんだけどどうにもご都合主義だし…
ユリウスの半径200ギリルの物体を消滅させる魔槍トラウゴットとか
表紙の絵では凄くかっこいいのにいざ物語の中で登場するとショボい活躍ばかりだし、
ろくに出番のないモブキャラの大使が物語の要となる巨大な結界を張る魔具を持ってたり、
隣国の第3王子アルベルトとその従者ナイジェルのキャラ付けも雑すぎて
ナイジェルが豹変してもそれまでろくに活躍がないので唐突感しかありませんでした…
アルベルトがラスト「俺にもクラウディアに似た可愛い王女が現れないかなー」とか言ってても
それまでの描写が雑すぎて全くいい話風になれてないし。
厄災の女王の効果がどういう物か分からないので
それを行動規範にしてるクラウディアの行動原理が理解できなくて凄く読みづらかったです。
クラウディアとユリウスのラブもまあ嫌いではなかったですがテンプレな感じで、
唯一クラウディアがろくに寝てないユリウスを寝台に押し倒して
馬乗りになる所は可愛かったですが。その後すぐ形勢逆転されちゃうのも可愛かったです。
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波津先生の「お嬢様のお気に入り」のためだけにflowers増刊買ってましたが、
波津先生の作品以外全く読んでなかったので
先月14日に出た秋号とその前の3月14日発売だった夏号一気読みしてましたー
特に夏号、思いの外楽しかったですー!
今までりぼんやちゃおしか読んでこなかったので
flowersの20代後半~30代位の女性がターゲットの感じが凄く新鮮で
むしろ年齢的にはちょうどターゲット層なはずなのに未知の世界な感じで楽しめました。

増刊春号は江平洋巳さんの「夢のおうち」が大正浪漫全開で素敵でしたー
夢二とたまきの愛憎と
夢見た世界と余りに違う実態に失望するキクのやるせない思いが叙情的に描かれていて
少し毒のある雰囲気が嫌いじゃなかったです。

大上貴さんの「七夕」は漫画でしか表現できない世界で素敵でしたー
透明感ある雰囲気と切ない読後感が良かったです。

のら38さんの「現実的な魔法使い」も凄く好きでした。
「素人がドレスでダンスですか…ダンスなめてるんですか?」とか
「いえ僕はポールダンスしかしたことないです」とか
「は?僕のシフト23時までなんで絶対嫌ですが」とか
現実的な魔法使いの台詞がいちいち面白くてウケました。
ラスト魔法使いの素顔が黒髪のイケメンだったのもツボでしたービバ現実(笑)


秋号は波津先生の「お嬢様のお気に入り」18pしか無くてこれのために800円か…と思いました…
キャロラインやキャロラインの着ている少女用ドレスは相変わらず可愛いけど、
内容ももはやホラーですらないし…
お嬢様好きだったけど回を増す毎にページ数が少なく怪談もパンチに欠ける感じになってきて
打ち切りにならないか心配…もうそろそろコミックス出るかと思ったけどまだだしなー
でもキャロラインのわがままで風変わりなお嬢様っぷりは好きですー

江平洋巳さんの「黄色のバラ」はこれまた大正浪漫どっぷりな世界観で
女性が自立することの恐怖を作家・吉屋信子の視点を借りて毒気たっぷりに描き出していて
耽美ながらも複雑な読後感でした。

鯖ななこさんのデビュー作「最適な異性となる要因の主観的考察」は
氷室さんのキャラが凄くぶっ飛んでて好きですー
波風を立てるのが嫌で人に合わせてばかりだったヒロインが
氷室さんに恋して初めて自分の本当の気持ちを勇気を出して人に伝えるというお約束でしたが、
氷室さんの笑顔に胸キュンしました。

花木アツコさんの「雨やどり」は
ちょうどアラサー位の女性の年下男性に対する隔たりとか微妙な心理を上手く描いていて
力強く元気づけられるラストが良かったです。


全体的に働く女性への応援歌的なお話が多くて、
先行きの見えない今後への不安とか揺れる心理を描き出すお話の数々が
何度も言うように新鮮で楽しかったですー
お嬢様のために今後もflowers増刊買い続けると思うので
年3回たまにこういう種類の雑誌を読むのも良いかなと思いましたー


13日に池袋のブックオフで発売から2ヶ月探し回ってた
はるおかりのさんの「後宮樂華伝 血染めの花嫁は妙なる謎を奏でる」やっと買えましたー!
素直に定価で買っておけば良かったと思いながらも
週2ペースでブックオフ回り続ける日々は辛かった…
もう探し回らなくても良いんだと思うと嬉しくてたまりません。帯付きだし!!
表紙の彩媚楚々とした美人で今までの後宮シリーズのヒロインの中で一番好みです!
帯との色合いの調和も綺麗で本当買えて良かったー

内容も前作後宮幻華伝がラブコメ風のパッケージで売ってたのにも関わらず
どろどろ復讐劇で地雷だったので期待してませんでしたが、
今回はお互いに複雑な過去を抱えたヒロインとヒーローが
両想いなのにすれ違ってじれじれ、というお約束を
珍しく最後まで飽きさせなくて良かったです!
元けいの体育会系で誠実で不器用だけど温かい人柄が凄く魅力的で、
シリーズ随一の好ヒーローだと思いました。
彩媚は儚げな美貌に似合わずけっこうざっくらばんな性格だったのが少し残念でしたが…
表紙からお淑やかで奥ゆかしいヒロインだと思ってたよ…

異民族討伐で武功を上げた元けいがその優しさ故に
彼等にも家族があっただろうにと自分を責めるのを
異民族など人間ではないと切り捨ててしまった方がどれだけ楽か、
それが出来ない元けいは強くて弱いのだ、という地の文の所が良かったです。
権勢を誇る栄家の馬車にはねられた物売りの夫婦を
進んで助ける元けいの優しさもとっても良かったですー
想いを寄せる彩媚に対しても決して無理強いをせず夫婦でなく友人になろうと申し出たり、
美男の兄2人に彩媚との事を相談して「女を落とすにはまず彼女を観察しろ」と言われて
敵を討つには敵の弱点や装備を知らないとな!と
体育会系ノリを炸裂させる所とかも可愛かったです。
3作目主役カップルの高氷希と翠蝶の2人好きだったので彼等の子供という所も嬉しかったですー
彩媚の一芸設定も今までのシリーズと違って必然性あったし、
恋なんてしたくないと思っていた彩媚がどんどん元けいに惹かれていってるのに
これは恋じゃない、と自分に言い聞かせてるのも
いつ自分の恋心を認めるのかとじれったいラブを楽しめましたー

ラストで雑な事件や陰謀が起こるのははるおかさんのお約束ですが、
今回はラストで彩媚の母の伏線を回収してたり、
身分のせいで元けいの王妃になれなかったのを解決していたりと考えられてて良かったですー
彩媚が元けいに想われてるだけじゃなく自分からも元けいを名前で呼びたいと思ったり
ちゃんと元けいに愛情表現をする所も良かったです。
今回は残虐要素控えめだなと思ってたら栄氏の過去話でげんなりしてましたが…
あとギャグを頑張ろうとしてるのは伝わってくるけど
こなれてないのがありありと分かって寒いのもちょっと…
前作ヒロインとヒーローが出張ってるのも前作地雷だった身にはちょっと…でした。
元けいが好感度高い分ラストで前作ヒーローの皇帝のクズっぷりが際立ってるし。
でも彩媚の舞や音楽に対する情熱がちゃんと伝わってきたのは良かったし、
キャラを欲張って出し過ぎて一人一人の個性が薄味になってる感は否めないけど
それぞれのキャラに見せ場を作ろうと努力してるのは感じられてまあ良かったかなと。
序盤はひたすら可哀想でしたが
無骨な元けいの初恋が実って良かったですー両片想い美味しいですなあ。
挟み込みのミニ小説「薄紅色の雨音」も幸福感たっぷりで素敵でした。

12日の公開初日に行ったら吹き替え版は既に完売だったので、
前売り券買っておいて今日観てきましたー
バレエをテーマにしたアニメってあんまり観た事無いし
振り付けプロの振付家が監修してると言うことで
TVでちらっと観た白鳥の湖のシーンも素敵だったので期待してたのですが、
思ったより凡作でした…
映像やバレエシーンは素晴らしかったけど。

舞台は19世紀末のフランス。
冒頭のロック音楽が流れる中サウンド・オブ・ミュージックの様に
遠景から広大な自然の中に立つブルターニュ地方の孤児院が映し出されるシーンは
映像が凄く綺麗でわくわくしましたー
バレリーナを夢見る孤児の少女フェリシーは親友のヴィクターと共に
何度も孤児院を抜け出そうとします。
フェリシーがホウキを持ってバレリーナを目指すと踊るシーンは躍動感有って良かったです。
ある夜とうとう孤児院を脱走する事に成功したフェリシー達は
憧れのパリにやってきます。
フェリシーはバレリーナに、ヴィクターは発明家に、
どちらが先に夢をかなえるか賭けをする2人。
海外のアニメってギャグがどたばたであんまり好きじゃないなあ…
ニワトリの羽で飛ぶ所とか修道院のおじさんから逃げる所とか
とにかくアクションシーンを入れれば良いってもんじゃないだろと。
早くバレエシーンになって欲しいと冷めた目で観てました。

フェリシーがパリについて当てもなくさまよっている内に
憧れのオペラ座にたどり着いてプリマバレリーナのロジーナの踊る白鳥の湖を垣間見るシーンは
前述のようにTVでちらっと観て期待してましたが
とっても素敵でうっとりでしたーフェッテを何回転もする所とか
アニメーションの動きも素晴らしくて。
しかし衣装や演目が時代考証に合わないような…
白鳥もくるみもこの時代にはそれほどメジャーな作品じゃないはずだし。
あえてだとは思いますが気になりました…
夜の街の中で輝くオペラ座とか、美術はとっても美しくて素敵でしたー

オペラ座の掃除係で元バレリーナのオデットの元でバレエを叩き込まれるフェリシー。
全くの初心者という設定なのに短期間で上達しすぎな気が…
5つのポジションすら知らなかったのに
パリオペラ座バレエ学校に入ってクララ役のオーディションに最終選考まで残るとか…
オデットとの特訓シーンは面白かったですが、
フェリシーをクローズアップするために名もないモブ達をどんどん下げるのはどうかと…

カミーユとクララ役を争奪する過程でオデットが言う
「あなたが勝てるのは彼女が欲しくても決して手に入れられない物、情熱よ。
情熱をその時々で怒りや悲しみや喜びにかえるの」
という台詞とその台詞に被さるフェリシーの映像は良かったですー
カミーユとクララ役をかけて競うシーンもカメラワークやアングルが迫力あって良かったです。
でもラストのロジーナとくるみ割り人形で共演するシーンは
どうせならくるみの音楽を使って欲しかったなあ…せっかくのバレエ映画なんだから。
くるみなのにクララと金平糖の精が2人ともチュチュにティアラというのも良く分からないし。

とにかく全体的にストーリーやキャラの心情の移り変わりが雑で
孤児院のおじさんの心変わりもカミーユの心変わりも唐突すぎて薄っぺらかったです。
メラントゥとオデットの関係や
オデットの現役時代とかもっとクローズアップして欲しかった。
作中で何度も出てくるフェリシーの宝物のオルゴールも
思わせぶりな演出だった割に結局大した秘密も無かったし。
ロジーナやノラなど名前が出てくるキャラももっと活かして欲しかったです。
ルディとか何のために出てきたのか良く分からなかったし。
ヴィクターとフェリシーの絆や
最後にフェリシーがヴィクターの頬にキスする所は良かったですが。
でもバレエシーンの映像は本当に迫力があって美しくて良かったですー
振り付けオーレリ・デュポンと旦那さんだったんですねー
メラントゥの吹き替えが下手だと思ってましたが熊川哲也だったのか…
もう少し良作だと思ってたのでストーリーは期待外れだったけど、
ピルエットやグラン・ジュテ、フェッテなど
バレエのテクニックが美しいアニメーションでたっぷり堪能できたのは良かったです。
客層もバレエ習ってる女の子とお母さんやお盆だからかお爺さんと孫とかがほとんどでした。
見終わって出てくるとき後ろにいた親子連れが
「でも上達するの早すぎるよねーもっと練習しないと」とか言ってたのが
ああやっぱりみんな同じ事考えてたんだなとちょっと安心しました(笑)

京都日記で書いたとおり、小林泰三の「大きな森の小さな密室」読みましたー
元々は「モザイク事件帳」のタイトルで出ていた単行本を改題して文庫化した物。
犯人当て、倒叙ミステリ、安楽椅子探偵、バカミス、??ミステリ、
SFミステリ、日常の謎の7つのテーマに添って書かれたミステリ短編集です。
モザイク事件帳、ずいぶん前に図書館で借りて読んだのですが
各話の犯人も筋も綺麗さっぱり忘れてたので初見と変わらない感じで読めて楽しかったですー
田舎で読む用に買ってから長い間取っておいた甲斐があった。
小林泰三作品、ホラーもミステリも大好きなんですよね~
馬鹿なのでミステリでトリックを解説されても理解できないことが多々あるんですが、
今作は「正直者の逆説」以外は何とか理解できたので良かったですー

犯人当て「大きな森の小さな密室」は案外単純なトリックで
ジャブとしてはまあまあ楽しめましたー犯人も大体予想できたし。

倒叙ミステリという言葉は初めて聞いたのですが、
古畑任三郎みたいにあらかじめ犯人とトリックが分かってる形式のミステリの事ですかね?
「氷橋」最後の犯人の開き直りと弁護士の台詞が面白かったです。

安楽椅子探偵「自らの伝言」は使い捨て携帯電話を用いたトリックと
語り手である「私」が犯人という意外性が心地良かったですー

バカミス「更新世の殺人」は
同じ小林泰三の「目を擦る女」にも収録されてる超限探偵Σシリーズ好きなので楽しめましたー
オチ(笑)(笑)(笑)途中まではバカミスながらもまっとうな謎解きがされてるのに、
最後の最後で笑わせてくれるところが大好きです。

??ミステリ「正直者の逆説」は物語の最初に
「この話の中では犯人以外は決して故意に嘘をつくことはない」
という但し書きがしてあって、
後々それが登場人物の口から思い出されるというメタネタをテーマにしたミステリで、
唯一トリックというか論理が理解できなくて悔しかったけど、
理解できなくても丸鋸教授とわたしのかみ合ってない会話とかのギャグが面白かったので
それだけでも楽しめて良かったです~
「先生は自分の命を危険に曝してまで守る程、わたしにとって大切な人やないんです。
気休めかもしれませんが、この使い捨て懐炉使てください」ってわたしの台詞とか笑いました。
オチの「メタだけに、無理強いするのはやメタ…ってね」「ぎゃふん」もくっそ笑った(笑)

SFミステリ「遺体の代弁者」と日常の謎「路上の放置されたパン屑の謎」は
まあ理解できたような出来なかったような…どちらも同じ人物が主人公。
遺体の代弁者は小林泰三らしい悪魔的な展開が皮肉が効いてて良かったし、
路上に放置された~は「大きな森の~」に出てきたキャラが再登場してたりでにやりとしました。

ミステリって長いとダレるので色々なジャンルのミステリが詰め合わせになった短編集、
肩の力を抜いて楽しめて贅沢で良かったですー10万部売れたというのも納得。
小林泰三らしいユーモアと毒が盛り込まれた作品ばかりで面白かったです!


コバルト文庫、嘘姫読む間にもブックオフで2冊買ってたりしました。
かたやま和華さんの「猫伯爵の憂鬱~紅茶係はもふもふがお好き~」と
藍川竜樹さんの「偽姫 乙女の選択と下克上の猟犬たち」の2冊。

かたやま和華さんは「紫陽花茶房へようこそ」が凄く好きだったのですが、
猫伯爵の憂鬱は表紙にもあらすじにも全く惹かれなかったので108円待ちしてました。
帯付きで買えて嬉しかった~しかも内容も思ったよりまっとうなラブコメで楽しめました。
冒頭のパティの猫大好きな感じに同じ猫好きとして共感せずにはいられませんでした。
パティとペコのやりとりもテンポが良くて
「って言ってたらいいなあと」「妄想!?」とか笑えました。
猫の目城の執事アーロンのドSっぷりも
最近読んだコバルトの執事キャラの中でも吹っ切ってて好きです。
「馬鹿なのだな そこで永遠に寝ていろ」の所とか壁ドンの上足ドンする所とか笑った。
猫伯爵ジルが被り物を飛ばされてもう一度やりなおそうとして
「このやりとり、先ほどしませんでしたか?」ってパティのツッコミとかもくっそ笑いました。
サントにメイド服を縫わせる所で
「膝下丈にしろ。太股より、白い脛がちらりと見える程度の方が想像力をかき立てられる」
とさらっとマニアックな事を言って
「お前…分かっているな」とサントと意気投合しちゃう猫伯爵も好きです(笑)
全体的にページ数少なめで軽いギャグに終始してるけど、
パティと猫人間とのラブコメだと思ってたらちゃんと猫伯爵が人間だったので安心しました。
個人的には馬鹿馬鹿しくて嫌いじゃないですー
あとがきのかたやまさんの猫愛にまたもや深く同意しました。
最近のコバルト文庫はひずき優さんの「腹へり姫の受難」といい
下手なシリアスやヒストリカルよりギャグよりの方が面白いような。


藍川さんの「偽姫」は1巻は凄く楽しめたけど
ネットで2巻は蛇足だの設定後付だの評判が凄く悪かったので買ってなかったのですが、
期待値低かった分普通に楽しめましたー
1巻読んだのがかなり前なのでほとんど内容覚えてなかったのが返って良かったのかも。
ヒロインのティナの小動物の様なおどおどキャラも心の声とかも可愛かったし、
最後には守護獣を従わせ強くならなければと成長する所が好感持てて良かったですー
ヒーローの鬼教官レギオンも自らの複雑な出自やティナへの想いに揺れながらも
強力な風の守護獣を使いこなし国やティナのために戦う所とかかっこよかったし、
セドリックの一途さやモリィの抜け目無さ等脇キャラまでキャラが活きてて良かったです。
ロードリアによるアヴァロンの王都襲撃計画の真相も意外で良かったし、
要所要所で堅物レギオンが懊悩するところや
彼に惹かれるティナの描写が可愛くてニヤニヤしましたー
ティナとセドリックを誘拐した男達を前にレギオンがばきぼきと指を鳴らす所怖かっこいい(笑)
ルーファスの挿絵もまさにさらさらプラチナブロンドの王子様そのもので美形だったーvv
ただ続刊を出したかったのかも知れませんがラスト不穏な感じで終わってるのが何だかなあ。
ティナとレギオンの婚約でめでたしめでたしで終われば良かったのに。
余談ですが某所で藍川さんのツイッターが愚痴っぽいと叩かれてましたが、
フォローしてないので分からなかったのですがあとがき読んで何となく理解しました…
一度続刊が分かってるシリーズ物を書きたいとか番外編を雑誌に書きたいとか…
必死感感じちゃって微妙な気分になるのでそういうのは言わぬが華なのに…と思いました。

時間は前後しますが4日から6日まで京都の母の実家に帰省してましたー
4日9時13分新横浜発の新幹線こだまにのって京都へ。
横浜は曇りでしたが、京都に近づくにつれピーカン照りになってきて
心配してたお尻の痛みも3時間半新幹線の座席に座ってて
12時38分に京都に着いてもほとんど大丈夫だったので、
健康第一でどこにも寄らずにまっすぐ綾部に帰るつもりでしたが
予定変更していつも通り烏丸御池の京都国際漫画ミュージアムに寄る事に。
予報では曇りだったけど良く晴れて夏らしい京都の街を歩き回るのは楽しかったです~vv

公式サイト見ても8月の特設展示の情報が載ってなかったので
何やってるのかいきあたりばったりでしたが、
京都国際漫画ミュージアムに着くとそこには山岸凉子展の文字が…!vv
テレプシコーラ大好きなのですーラッキー!vv
内装もちょっと変わってて、廊下に飾ってあった100人の舞妓展の展示場所が変わってたり
漫画家さん達のサイン色紙とその手を石膏像にした物が一室にまとめられてたりしましたー
水沢めぐみ先生の姫ちゃんのリボンのカラー色紙が日付2017年1月に変わってた…
しかし毎回思うけど展示室がどこにあるのか分かりづらいのは何とかして欲しい…
散々迷った末何とか第1展示室の山岸凉子展に。
山岸先生自選?の10点のカラー原画は
5月から9月までの会期中前期・後期と中期で展示内容が違うみたいですが、
私は中期の白い着物着た少女の絵の方が見たかった…;;
でもテレプシのコミックス表紙の火の鳥の原画見られたので良かったですー
山岸先生って最初りぼんでデビューしたんですね!知らなかった!
というか山岸先生の漫画はテレプシとヴィリしか読んでないのですが^^;;
りぼん時代のTHE・レトロ少女漫画って感じのきらきらな絵柄から
段々山岸先生らしく進化していく絵柄見ていくの楽しかったです~
所々で山岸先生の自画像付きコメントがあって
絵柄を丸っこい物から変えたら読者から凄く苦情が来たとか、
アラベスクは最初前後編の予定だったけど後編のエピソードを担当さんに伝えると
それは前編に入れてください、という感じで、
連載化してもいつもエピソードを詰め詰めだったので大変だったとか
色々制作秘話が知られて面白かったです~
アラベスクもカラー扉から二色刷原稿まで見られて読んでみたくなりました。
日出処の天子?だったか?聖徳太子をテーマにした漫画のカラーも
着物の柄とか細かく描き込まれてて凄く繊細で綺麗だったし、
観音菩薩みたいな仏様が並んでる絵とか
仏画みたいなタッチで独特の雰囲気あって印象的でした。
男女ふたりがミュシャ風の装飾をバックに並んでるカラー絵も好きだったー

でもやっぱり何といってもテレプシコーラのカラーや
モノクロ原稿が見られたのが何より嬉しかったですvv
コミックス表紙のカラーとかコミックスではデザインで背景に色が付いてるけど
原画は白背景で、よりイラストが映えて素敵でした。
コミックスの表紙は山岸先生独自の解釈で描かれた古典バレエのキャラクターの衣装がテーマで
実際には腰に大きな飾りが付いてたりしたら踊れないけどデザイン重視にしたとか
ラ・シルフィードではスカートの裾に桜を飾ったり、和のテイストを取り入れたとか
解説読みながら観るの楽しかったです~
特にスワニルダが好きだったなぁ~青のチュチュに大輪のお花模様が可愛いvv
あと雑誌の小冊子?か何かの着物着こなし講座みたいなのも
山岸先生のお茶目な自画像と共に
着物のコーディネートは洋服と同じで難しく考えなくて大丈夫、
半襟は少し前までは白ばかりだったけど白い半襟は正装の時だけで
昔は色々な柄を楽しんでたとか、ヘアアレンジの提案とか
カラーでカットたっぷりでお着物の着こなし術を指南してあって
凄く可愛くて楽しくて好きでしたー!

京都国際漫画ミュージアム、漫画やアニメ好きの外人旅行者の方がいっぱいいるのも好きです♪
色紙に似顔絵描いてもらえるコーナーで
12,3歳くらいの抜けるように色の白い綺麗な青い瞳の美少女がいて眼福vv
すらりと伸びた長い脚が綺麗だったなあ。
そんなこんなで京都国際漫画ミュージアムを14時50分頃後にして、
地下鉄で京都駅に戻り、地下からJR山陰線乗り場に向かう途中思わぬ誘惑が…!
 
地下道にあった辻利のミニ支店?みたいな所で
抹茶白玉京パルフェを頂きましたー正直特別美味しくなかったけどまあ気分気分。
コーンの下の方までたっぷり抹茶ソフトクリームが入ってたのが良かったです♪

食べ終わって山陰線の16時7分京都発快速園部行きに乗り、園部で普通福知山行きに乗り換え
17時53分に綾部に着き、ホームに迎えに来てくれてた従姉の子供のS君と一緒に
叔母とS君の妹のAちゃんと車に乗って田舎に帰りましたー
S君、小学4年生だけどすっかりたくましく大きくなっててびっくり!
Aちゃんも小2にしては大きい方だということだし、よその子の成長って早いなあとしみじみ。
看護師で日勤だった従姉もすぐ来てくれて、
去年の夏はちょうど私が帰る日と従姉達一家のおでかけが重なって少ししか会えなかったけど、
今年はたっぷり3時間近くもいてくれて凄くにぎやかで楽しかったですーvv
認知症の祖母は辛うじて私達の事は分かる物の
同じ質問を数分おきに繰り返すし来年はもう駄目かも…身体は元気そうで良かったですが。

2日目は横浜でネットの天気予報観た時点では雨でしたが
引き続きピーカン照りで毎年恒例縁側での読書が出来て満足でしたvv
小林泰三の「大きな森の小さな密室」面白かったーまた後日感想記事書きますね。
4日の夜は9時になるかならないかで早く寝ろとせっつく祖母に辟易しながらも
10時半には布団に入りましたが12時過ぎまで寝付けず、
ようやく眠れても眠りが浅くて夜中の3時に目が覚めてしまい
ケータイいじりながら朝ご飯の時間まで布団の中で過ごしましたが、
6日の朝は眠剤多めに飲んだのが良かったのかすっきり目覚められて、
こうして京都で夏を過ごせるのはあと何回あるんだろう…と
何だか妙に感傷的になってしまいました。
お墓参りにいってオフ会楽しく過ごせるようお祈りしてから11時8分綾部発の電車で京都へ。
天気予報に絶望してましたが始終お天気良くて夏らしい気持ちいい日ばかりで、
むっとするような草いきれの匂いと振るような蝉時雨、
懐かしい田舎の京都の夏を今年も堪能できて幸せでしたvv
長くなりましたが京都日記終わり!
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