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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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絵は前回のラファエル前派っぽいドレスに
勝るとも劣らないほど気に入ってるドレスのリリー・ヘザー
ミュージカルエリザベートでエリザベートが着ている
実際の彼女が着用したドレスをモデルに作られたハンガリー王妃の戴冠式の時の
紺色のドレスが好きだったのと、
このスカートの装飾を使いたくて両者を組み合わせてみた絵。
ドレスの形的にはロココ風にしたので、
ポンパドゥール夫人の肖像画のポーズを真似て描きました~
このスカートの装飾、いつかリリー・ヘザーに着せるドレスに使おうと思ってたけど、
ルネサンス期位の重厚なドレスに合わせようか
もっと後の華やかな時代のドレスに使おうかどちらにしようか迷ってたのです~
装飾が重厚な感じなのでやはり威厳を感じさせるドレスに使おうかと思ってたのですが、
スカートの色を紺にする事で
ロココ時代の軽やかなドレスでも適度にどっしりした感じが出るかなと思って。
ピエス・デストマ(身頃)とアンダースカートに飾った白いリボンにも
紺色のラインを入れたら、良い感じにマリンカラーになりました(^^)b
ちなみに装飾は芳賀日出男さんの
「祝祭 世界の祭り・民族・文化」という写真集に載ってた物を真似てます(^o^;)
自力では装飾思い付かない( ノ;_ _)ノ


昨日の夜11時20分からBSプレミアムでやっていた
ヴェローナ野外劇場のオペラ「椿姫」観ました~
しばらくNHKオンラインチェックしてなかったけど、
久々に見たら一番大好きなオペラ椿姫をやってくれると知って狂喜‼(*≧∀≦*)
いつもなら情報知ってから1、2ヶ月は放映まで楽しみにしなきゃいけないのに、
今回は10日位で放送日になったのも嬉しい♪
椿姫良かったです~
昔は闘技場として使われていたヴェローナ野外劇場の広い舞台を使った、
ダイナミックな演出や装置と
野外劇場だからこその歌手達の声が良く延びる感じが良かった‼
主要キャスト以外の歌手やダンサーがマスクをしているのは
ちょっと現実に引き戻されて残念でしたが、すぐに慣れて気にならなくなりました。

序曲の間、ヴィオレッタ役のソーニャ・ヨンチェヴァが
ウィフツィ美術館とコラボしたという名画の数々を背に
自らの死の影を予感しているかのように何とも言えない表情で佇んでいたのが、
序曲が終わって舞台が明るくなると共に
パッと表情が移り変わって享楽的な表情になるの、
まるで女優のようで、
ヴィオレッタは毎夜こうして人々の前で享楽の仮面を被って
自らの死を見ないようにしているんだろうなあと
たったこれだけの時間の間にそれまでの彼女の苦悩や苦痛、
葛藤や孤独を感じさせるのが凄く良いなあと思いました。
ヨンチェヴァ、ちょっとふくよかだけど
毅然とした女王のような意思の強そうな美貌がヴィオレッタに合っていて良かったです~
バッスル・スタイルのトレーンを引いた黒いドレスも
後ろのデザインが適度に甘くて素敵でした。
ともかくも舞台が明るくなると、
舞台上部の左右の階段から着飾ったパーティーの招待客が押し寄せてきて
らんちき騒ぎになります。
前述のようにコーラスの面々はマスク着用ですが、
それぞれに趣向を凝らしたバッスル・スタイルの貴婦人達のドレス綺麗でした♪
アルフレード役のヴィットリオ・グリゴーロは
パッと見はおっさんっぽい…と思ってしまいましたが_(^^;)ゞ
伸びやかで若々しい声はアルフレードに相応しくて、
演技もいかにも純朴な青年という感じで細やかな感情の表現が上手かった‼
後歌詞の訳もNHKで椿姫やるとき今までずっと同じ訳(字幕)使ってたけど、
今回かなり独特の訳になってて、これまでと比べるのも面白かったです~
乾杯の歌も祝祭感と高揚感あって良かったし、
ヴィオレッタとアルフレードの「他の方をお探しになって 私に差し上げられるのは友情だけ」「あなたには心がないのですか」のやりとりの所も二人の演技が光ってて良かったです。
とにかく今回の舞台は演出が細やかで、
歌手のちょっとした手の仕草1つにも意味を持たせている様な感じが見てて面白かったです。
ヴィオレッタの「男爵様はそれほどはとても」を受けてのドゥルフォール男爵の
「あなたとは知り合ってまだ一年だし…」の所も
男爵が全く悪びれないどころかふざけながら言ってる所とか。
そはかのひとか~花から花へも
ヨンチェヴァの伸び伸びとした高音が美しくて良かったです~
いつもここで泣きそうになるんだけど今回は泣けませんでしたが。
後最後の高音を伸ばすところは高くなりすぎなくてちょっと残念。

第二幕、ヴィオレッタとアルフレードの愛の巣の内装が
ステンドグラスみたいなのを使って窓の外には雪が降ってたり、
凝ってて綺麗で良かったです~
ヴィオレッタの青灰色に花や葉っぱの刺繍の入った衣装も
バッスル・スタイルを踏襲しながらも裾からカラフルなフリンジみたいなのが覗いてる所とか、
衣装デザイナーの遊び心とデザインする喜びが感じられる意匠がとても印象的でした。
ジェルモン役のバリトンも歌がとても上手くて、
登場した時は「これは泣けるジェルモンになるか?」と思わせられましたが、
ヴィオレッタとの二重唱が始まると
市民階級の道徳を振りかざしてヴィオレッタを苦しめる従来通りの嫌な親父役でしたが、
ヴィオレッタに「それでは足りないのです」と
アルフレードと永遠に別れるように言い渡す所とか、
従来よりかなり強めに歌ってて、またもや演出の細やかさを感じさせられました~
ヨンチェヴァのヴィオレッタも毅然としながらも悲しみを感じさせる演技が上手い‼
このオペラ最大の泣かせどころの「愛してね アルフレード」の所は
毅然としすぎていてあまり泣けませんでしたが(^-^;

第二幕第二場のフローラの館での仮装舞踏会は
フローラ役の歌手が古代の女神像かハリウッド女優のようなゴージャスな美女で、
黄色と黒のレースを使ったバッスル・スタイルのドレスも
腰の大きなリボンにプリントが入っている所とか凄く可愛くて
ほっそりとした身体に似合っていて素敵でした~
野外劇場だけあって(?)ロマや闘牛士達のバレエもダイナミックに舞台を使っていて
スケール感があって良かったです~((o(^∇^)o))
ロマに「奥様には恋敵がいらっしゃいます」「子爵様はとても誠実とは言えませんね」
と言われて喧嘩するフローラと子爵の所も好きなのですが、
今回も可愛らしく焼きもちをやくフローラと狼狽える子爵が可愛かったです♪
そして夜会に現れたアルフレードが女性を連れているという演出も
今までありそうで無かった感じで凄く良かったです~
カードで勝ち続けるアルフレードの所に転がり込むお金を
鷲掴みにして自分のところに引き寄せる女性が、
いかにも素性怪しげな女という感じで面白い演出でした~
ヴィオレッタのドレスは白に黒でラインの入ったシンプルな感じでちょっと地味でしたが、
演技はヴィオレッタもアルフレードも鬼気迫っていて良かったです。
ヴィオレッタに札束を投げつけて侮辱したアルフレードに
「女性を侮辱するとは恐ろしい 今すぐ出ていけ」と罵る人々達も
誰一人ヴィオレッタの身を本気で案じている人間はいないんだなといつも哀しくなる場面です。

第三幕、前奏曲の間
通常はベッドに横たわったままな事が多いヴィオレッタが
ベッドの中で苦しそうに見悶えている様を見せる演出も、
ヴィオレッタの感じているリアルな苦痛、結核の病苦を観客に知らしめていて
とても彼女の苦しみに寄り添う意図が感じられました。
ジェルモンからの手紙を読むときの抑揚の付け方も
ヨンチェヴァ、独特な感じで印象に残りました~
ラスト、ヴィオレッタが倒れて息をひきとる所で誰も何も言わず、
一切の批評性を排するかのようにただ起きたままの出来事を提示する終幕のあり方に
改めて今回の舞台の演出の理知的さ、系統立てた知的さが感じられるようで、
またそれゆえに歌手や演技は素晴らしいのに泣けないのは何故かも腑に落ちた気がしました。
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ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」&ロイヤルバレエトリプル・ビル


絵は大好きなイラストレーター椎名咲月さんがサイトに上げていらした過去の扉絵の中の
黒いチロリアン衣装の女の子が可愛かったので、ちょっと要素を真似て描いてみた粉雪の楽描き。
今回はちゃんと顔は下絵描いて(いつもは一発描きで線画描いてる)清書したのに、
顔の輪郭ヘロヘロで酷いですねorz
何だかこの前から以前と変わらないペンサイズで描いてるのに線も太くなってしまって、
多分初CGの時から20年愛用してるペンタブのペン先が潰れてるせいなんだろうなあと(ヽ´ω`)
粉雪と聖夜は子供の頃は粉雪の方が美少女だけど、
大人になると聖夜の方が凄い美形になる予定。
とは言え二人ともあくまでもトナカイなので、
自分達の人間姿にはあまり固執してないしこだわりもそんなにありません。
粉雪は聖夜より一週間だけお姉さんなの。(粉雪12月17日生まれ、聖夜12月24日生まれ)
絵の話に戻りますが、この髪型で粉雪描くのは初めてですね。
こういう髪型も好きです~(〃⌒ー⌒〃)ゞ


WOWOWで観た舞台の感想を2つ。
松竹ブロードウェイシネマでトニー賞を受賞した実話を元にしたミュージカル
「キンキーブーツ」観ました~
婚約者と一緒に念願のロンドンに出てきた青年チャーリーは、
突然の父の訃報で父の経営していた靴工場を継ぐことになり、サウサンプトンに逆戻り。
そんな折、路上で絡まれている女装好きなヘテロセクシャルのアフリカ系男性ローラに出会い、
彼達女装好き男子のニーズに合わせたキンキー(奇妙な)ブーツを作り、
ミラノのショーに出品する事にする…
と言う物語。
事前に見ていた舞台写真からもっと尖ったミュージカルを想像していたのですが、
服装こそ現代的でカジュアルですが
とってもハートフルな優しい物語で良かったです~
自分の性に囚われない女装男子達という現代的なテーマも深くて、
チャーリーが継いだ靴工場で働く
ローラ(本名サイモン)を認めない昔ながらのマッチョマン、ドンがローラに言う
「女は皆本当の男が好きだ」と言う言葉に、
ローラが返す「本当の男って何?」と言う問いかけに、
言葉に詰まるドンと共に観ている私達も考えさせられる様な感じもとても味わい深かったです。
遂にキンキーブーツの製作を巡って対立し、
ボクシングの試合で決着を付けることになったドンとサイモン(ローラ)のシーンは、
熱くて笑えました~(>∀<)
わざとドンに殴られて負けたサイモンにドンが「何故わざと負けた?」と問いますが、
サイモンはそんなドンに「ありのままを認めて」と書いたカードを渡し、
ドンに「私の願いはそれだけ」と返します。
こうして心を通わせるようになったサイモンとドンの友情が凄く感動的で好きでした~
チャーリーとお互いの身の上話をするシーンでサイモン(ローラ)が歌う、
「私は父の理想の息子じゃなかった。一番ステキな私を見てもらえない」
という歌も、ボクサーだった父の期待に応えられなかったローラの悲しみが伝わってきて
静かだけど全編で一番気に入ったシーンでした~(*≧∀≦*)
フィナーレのミラノでのショーのシーンで
チャーリー自ら自分達で作ったキンキーブーツを履いて登場し、
慣れないヒールにぐらついて倒れたところで舞台が暗転し、
舞台に赤いブーツの形のライトがいっぱいに輝き
ローラ達女装男子達とドンまでもがキンキーブーツを履いてショーの舞台を練り歩き歌う所は
最高にハッピーで楽しかった‼゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
「ありのままを認めて」「そのままで美しい」と言う、
今ではもはや陳腐とさえ言っても良いメッセージやテーマが
シンディ・ローパー作詞作曲の爽やかで疾走感のある楽曲に乗せて
とても感動的な人間ドラマに仕上げられていて、
ノリノリの歌とダンスを楽しみながら色々考えさせられる所もある、
何度も言うようにとても現代的なミュージカルで素敵でした♥
上演時間も二時間強とコンパクトで、
ミラノのショーでのフィナーレももっとガンガン盛り上げても良いのになとも思ったけど、
それぞれの曲も長さがちょうどよく飽きなかったのは良かったです~
チャーリーとローラの絆やチャーリーのキャラがちょっと弱いのは気になりましたが、
とにかく楽曲が良いので全編流れるように楽しんで観られました。


同じくWOWOWで英国ロイヤルバレエの「トリプルビル」観ました~
トリプルビルとはバレエ用語で一夜で三つの演目をセットで上演する公演の事だそうです。
一作目のケネス・マクミラン振り付けの「コンチェルト」は、
前回の日記で書いたNHKバレエの饗宴の「Air!」に良く似た雰囲気で、
むしろAir!の方がこの作品のパクリごふんっ…オマージュだったのかな~と思いました。
オレンジ、黄色、赤のレオタードを着たダンサー達が
曲調が変わる度に音楽を表現するように隊列を変えて踊る感じが楽しくて、
各楽章のソリストの男女カップルを見比べるのも楽しかったです~
特に第一楽章?のアナ・ローズ・オサリヴァンとジェームズ・ヘイが
見目麗しく明るい雰囲気で良かったです~
第一楽章ラストの終わり方も、
コールドダンサー達が行進のように舞台袖に捌けていき、
オサリヴァンとヘイだけが舞台袖でポーズを決めて去っていくのが面白くて好きでした♪
第二楽章のゆったりした曲調で踊った平野亮一さんと女性ダンサーのデュエットは、
ちょっと退屈だったな…
あまり集中して観てなかったけど、平野さんコンテはあまり似合ってない気がしました_(^^;)ゞ

二作目の「エグマニ・バリエーション」は
イギリスの作曲家エルガーとその関係者の物語を描いているという事位しか分かりませんでしたが、
ヴィクトリアンの素敵な衣装を見ているだけで楽しめました~
特に三人の子供達が踊るシーンでの、
セーラー服風の白に水色でラインやポイントの入った子供用ドレスを着た女の子が可愛かった~♥
水色のひらひらリボンとサッシュがポイントの白いドレスを着た少女と男性の踊りも
少女役のダンサーが動く度に揺れるリボンが萌え萌えで可愛かったです~
後フランチェスカ・ヘイワードが踊ったエルガーの娘役?の
髪には赤のリボンを着けてサッシュの赤と白いドレスのコントラストが印象的なドレスも
ドレスの襟元のフリルとか回転するとスカートの中からドロワーズが覗く所とか
ちょっとくるみ割り人形のクララを思わせる
少女らしい雰囲気のドレスが似合ってて可愛かったです♪
ラストは踊ったダンサー達全員が集まって一緒の写真に収まると言う終わり方で、
まさにエルガーの生きた時代の物語を閉じ込めた様な感じがして面白かったです。

三作目の「ライモンダ 第三幕」は
ジャン・ド・ブリエンヌ役のワディム・ムンタギロフはともかく、
ライモンダ役のナタリア・オシポワが何か二の腕太ましくて
顔もおばさんっぽくて貴族の姫と言うより逞しい女王みたいでがっかり…
第一バリエーションを踊った金子扶未さんの方が遥かにお姫様らしかった…
金子さん先日の眠りで気に入ってたのですが、
第一バリエーションも初々しくて華やかで優雅でとっても美しかったです~‼(* ´ ▽ ` *)ノ
第二バリエーションを踊った方は何か普通でしたが、
第三バリエーションを踊った方は大人の女性の品格のある優美な踊りでとても素敵でした(^^)b
ジャンのバリエーション、
ムンタギロフ長い手足から繰り出されるジャンプや足技が映えて良かったです。
ライモンダのバリエーションはやっぱりおばさんっぽい…(ー_ー;)
コーダはジャンのマネージュは軽やかで良かったですが、
とにかく主役ライモンダのオシポワが魅力無さすぎて…( ´д`)
ヒロインが駄目だとこうもダメなのね~とクラシックバレエの難しさを感じました(^o^;)
何だかんだ言いましたが、三演目ともそれぞれ見所はあったので、
上演時間もコンパクトだし楽しく観られて良かったです。

NHKバレエの饗宴2021 in横浜



絵はとっても気に入ってるリリー・ヘザー
2月にTVでやっていたシャーリーズ・セロン主演の映画スノーホワイトを観てたら、
少女時代のスノーホワイト役の女の子が着ていた
青灰色に刺繍の入ったパフスリーブのハイウエストドレスがとっても可愛かったので
リリー・ヘザーに似たようなドレスを着せてみました~
スノーホワイト、良い評判聞いてなかったけど私的にはとってもツボでした~‼(///∇///)
アクション映画は好きじゃないけど、
これは白雪姫のお話のゴシックでほの暗い雰囲気を良く映像化していて
美術や衣装もとってもゴシックでめちゃ好み~‼♥
最初の真っ白な雪の庭をスノーホワイトの母の王妃が歩いていく所から画が凄く美しかったです‼
そして何よりスノーホワイト役のクリステン・スチュワートが超美少女‼゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
女王役のシャーリーズ・セロンと言い、
ハリウッド映画にしては珍しく主役二人が正統派美女で眼副でした~(☆∀☆)
ラスト女王を倒して即位したスノーホワイトが着ていた
金糸の刺繍入りの真っ赤なドレスも艶やかな黒髪が映えてとっても素敵だった~(*ノ▽ノ)
で絵の方はドレスがシンプルな形な分
髪に飾った花や頭頂部を束ねる金のネット?等、装飾に凝りました~
ちょっとラファエル前派の絵画のような感じで可愛く出来ました♪(^^)b
ドレスの刺繍はまたもや
マブダチ・junさんに去年の誕生日に頂いたワンピースの刺繍を真似して描きました。
リリー・ヘザーの表情が優しく描けてお気に入りです♥


昨日夜9時からNHKEテレでやっていたNHKバレエの饗宴2021観ました~
今回はいつかの年みたいな地雷演目も無く、
日本のバレエの今が観られて楽しかったです~(>∀<)去年の公演ですが(((^^;)
神奈川県民ホール、もう5年くらい行ってないかも。

トップバッターの新国立劇場の木村優里さんと井澤駿さん主演のパキータ、
コールドの衣装がダサかったけど、まあコールドだから良いのか…?
芸術監督の吉田都さんがアカデミックで誤魔化しが利かない演目と言っていましたが、
確かにアカデミックで綺麗なんだけど、
それだけじゃないもう少しパッションみたいな物があっても良いかなと
パ・ド・トロワ観て思いました_(^^;)ゞ
パ・ド・トロワ最初にバリエーション踊ったのが池田理沙子さんかな?
去年のGWのコッペリアYoutube無料配信の時観たきりなので池田さんで合ってるか自信無いけど、
何か踊りが音に合ってないしパとパの繋ぎもぎこちない感じがしました…
男性バリエーションは踊りは上手いんだけど、何故か圧倒的なモブ感…(^^;)
もう一人の女性のバリエーションは普通に上手かったですが、
何となく何でパ・ド・トロワ止まりなのかが分かる気がする三人でしたσ(^_^;)?

エトワール役の木村さんは去年のコッペリアの頃から華と存在感抜群な所が変わってなくて
とっても美しかったです~(*ノ▽ノ)
エトワールのバリエーション、視線の使い方とかも上達してて
最高位のダンサーとしての貫禄もありながら
初々しい匂やかさも感じさせる踊りで素敵でした。
その後四人の女性バリエーション。
個人的には二番目のバリエーションを踊った方が
夢見るような眼差しがとっても可愛くて、
まるで夢の中でたゆたっているようなふわふわした雰囲気があって凄く気に入りました~
バリエーション一つだけでもきちんと役作りをしているのが伝わってきて良かったです‼
その次に踊った方もコケティッシュな魅力のある踊りで良かったです♪
その次の方は回転が得意なのは分かるけどあまり綺麗に回れてなくて、
テクニックを誇示する様な感じがちょっと…と思ってしまいましたが(^-^;
井澤さんのバリエーションはさすが力強くて素敵でしたが、
コーダ?の時の木村さんのフェッテ、軸がぶれすぎだし
軸足じゃない方の脚を高く上げすぎている感じがあまり綺麗に見えなくて残念( ´△`)
でも木村さんフィナーレ?の回転はさすがな感じで良かったです~


牧阿佐美バレエ団のアルルの女は、
プティ作品結構好きなので振り付けは楽しく観られたのですが
何分ストーリー解説が全く無いので話が分からず、
ヒロインの青山季可さんの真っ白い飾り気の無い衣装だけど
シンプルにまとめた黒髪のシニヨンの艶々した輝きが映える感じがとても美しくて、
やはり男性より女性を見る方が遥かに好きだわ~とばかり考えてる内に終わってました(^o^;)
青山さん、淑やかでしなやかな踊りがとても綺麗だった~♥


次のAir!はどこのバレエ団だか忘れちゃったけど、目で見る音楽と言う前置きの通り
バッハの美しい音楽に乗って
ダンサー達が音符になって跳び跳ねて踊ってるように見えました~(* ´ ▽ ` *)ノ
赤レンガ色に近いオレンジ、黄土色、オフホワイトのレオタードもフレッシュな雰囲気で素敵♥
G線上のアリアの時の白衣装の男女カップル二組の踊りはそこまで好みじゃなかったですが、
その後の後の曲が一番良かったです~
そしてラスト、踊っていた男女がばらばらな方向に捌けていく感じが
解き放たれて自由になったと言うより、
最初から何者にも縛られない自由を体現しているかのようで
とても素敵な終わり方だなと思いました~(〃⌒ー⌒〃)ゞ

ラストを飾る谷桃子バレエ団のジゼルは、
芸術監督の安達悦子さんがとても日本的な感性を感じる作品と言っていた通り、
良くも悪くも日本人らしいジゼルでした~
何か舞台狭いしダンサー達の踊りももっさりしてたけど、
ウィリ達がジゼルの墓参りに来たヒラリオンを取り囲んで手を繋いでぐるぐる回る所は
音楽共々恐ろしいのにとても美しくて涙が出そうになりました。
ミルタが花冠ではなくティアラを着けているのが新しかったですが、
女王に相応しいクールビューティーだったので似合ってました。
ジゼル役の方はただ人間だった時と変わらない初心な恋心でアルブレヒトを守ろうとしている、
という様に演じてると感じました。
アルブレヒト役の男性はお顔は貴公子らしくて良いんだけど、
踊りは正直ローザンヌでもっと上手い子いっぱいいるだろって感じだったし、
ジゼルもソロの所あんまり魅せられなくて残念だったけど、
何だかんだで朝になって消えていくジゼルが残した花をアルブレヒトが拾って、
新しい未来へ再び歩き出す勇気を与えられた様なラストシーンは良かったです~


全幕も良いけど、こういう抜粋形式と言うか
ガラコンサートもまた違った魅力があって良いですね♪((o(^∇^)o))
雰囲気の全く違った四作品をそれぞれ楽しめて良かったです~ヽ(●´ε`●)ノ

宝塚ロックオペラモーツァルト感想


絵はWOWOWでやっていたサウンド・オブ・ミュージックのTV放送用の舞台映像で
マリア達が着ていた舞台衣裳のディアンドルが可愛かったので描いてみた楽描き。
思いの外たくさんの方にいいねして頂けて有り難かったのですが、
エプロンとスカートの色マリア達の着ていた衣装通り茶色系の方が可愛かったなあ(ヽ´ω`)


WOWOWでやっていた宝塚のロックオペラモーツァルト観てました~
フランス発の大ヒットロックミュージカルの宝塚版という事でしたが、
衣装以外は全く期待していなかったのですが
これがなかなかどうして凄く面白かったです~‼゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
幕が開くと舞台上にはモーツァルトのライバルだった宮廷音楽家のイタリア人サリエリと、
コンスタンツェとアロイジアが。
サリエリが「モーツァルトは何故神から愛されたのか」と独白する所は
エリザベートやマリー・アントンワネットの冒頭で
関係者がタイトルロールの人物の回想をするという手法に影響を受けているな~と思いました~
トップスター礼真琴さんのモーツァルト、私達が良く知っている
音楽の教科書に乗っている巻き毛のかつらを被ったモーツァルトのイメージを
根底から覆す、狼のように逆立ったザンバラ髪が凄く印象的で、
因習や常識に囚われない型破りなモーツァルトのキャラが
登場した瞬間から観ている者に刻み付けられるようで凄く良かったです~
音楽もロックとか全く好きじゃないけど、
大ヒットしただけあって凄くかっこよくて聞いていて飽きない‼(>∀<)
宝塚のもっさりした辛辣に言えばダサい楽曲とは演出も音楽も全く違っていて、
清新でスタイリッシュな雰囲気がとっても素敵でした~
「常識なんて気にしない」と歌い踊るモーツァルトかっこいい‼ヽ(●´ε`●)ノ

ザルツブルクを出て母アンナ・マリアと共にマンチュアに来ていたモーツァルトは、
酒場できらきら星を弾き歌うコンスタンツェと出会います。
この酒場のシーンも冒頭のラップからノリノリで、
下世話な下町の感じが出ていて凄く楽しくて好きでした~
コンスタンツェ役の舞空瞳さん、顔もお声も可愛い~♥
「コンスタンツェ~もっと太もも見せてくれよ~」とかいう
飲んだくれの客の感じも好きでした。
きらきら星を歌うコンスタンツェに
「選曲する権利はお前にある、だがここは酒場だ。場にあった曲を選んでくれよ~」
と文句を言う客達の間からモーツァルトが現れ、
コンスタンツェとチェンバロ?できらきら星を連弾をする所は
コンスタンツェがモーツァルトに惹かれるのが一目で理解出来て良かったです~
そしてモーツァルトはコンスタンツェの家に招待されますが、
コンスタンツェの母ウェーバー夫人のキャラも凄く好きでした~
「あんた~何ぼさっと突っ立ってるんだモーツァルトさんに椅子を用意しな‼」とか
「弾く物が凡庸だと名曲もつまらない曲に聞こえてしまう物ですね~」とか
はすっぱで調子良い感じが台詞回しとか上手くて笑えました♪
そこでウェーバー家の次女でコンスタンツェの姉の歌手アロイジアに
音楽のレッスンを依頼されるモーツァルト。
アロイジアの登場シーン、
派手でこれでもかと言うほど神秘的で大袈裟な感じが面白かったです~
モーツァルトは美しいアロイジアに一目で恋に落ち、
「君のためにアリアを書きたい」と言います。
モーツァルトの指導のおかげでめきめきと力をつけたアロイジアは
オランジュ皇妃の宮廷で歌を披露することに。
ここで大成功したアロイジアとコンスタンツェが
モーツァルトを巡って火花を散らしながら歌う所が全編で一番好きでした~
「姉さんは彼を利用してる そんなのは本当の恋じゃない」
と歌うコンスタンツェにアロイジアは「恋は駆け引きよ」と返し、
二人の姉妹のウェーバー家の長女と四女が
「なーなーなーなー♪」とバックコーラス?で歌う所が凄く小気味良くて可愛いのです~
コンスタンツェとアロイジアの衣装も
冒頭のサリエリの独白で着ていた物と同じですがすっごく可愛いの~☆ミ
特にコンスタンツェの肩に薔薇のコサージュが着いていて、
陶器っぽいカマーベルトにも薔薇の絵付けがしてあって、
透ける素材のスカートの裾から薔薇やお花の刺繍が透けて見えるドレスが
軽やかで可憐でとっても可愛かったです~‼(///∇///)
オランジュ皇妃に絶賛されたアロイジアですが、
モーツァルトが父の命令でウィーンへ行く事になり、
それを裏切りと感じたアロイジアは彼に平手をして二人の仲は決裂するのでした。

ウィーンのヨーゼフ二世の宮廷では宮廷音楽長サリエリがモーツァルトの噂を聞き、
モーツァルトが書いたドイツ語のオペラ後宮からの逃走の譜面を書き換える様言いますが、
モーツァルトの弟子は完璧なものは書き換えられませんと言います。
モーツァルトの最初に打楽器等のポイントから譜面に書き入れて、
後からヴァイオリン等を書き入れると言う作曲方に驚愕したサリエリは
「モーツァルトの頭の中では既にオーケストラが鳴っていると言うのか」と驚異を感じます。
後宮からの逃走は大好評を博し、モーツァルトの名声は高まるばかり。
後宮からの逃走を初演したプリマドンナは
「モーツァルトを普通にするのはモーツァルトで無くなる事と同じです」と言います。
モーツァルトは次なる構想として脚本家ダ・ポンテと組んで
オペラ「フィガロの結婚」を完成させますが、
モーツァルトを失脚させたいサリエリが
君主制を批判するフィガロはヨーゼフ二世の宮廷に相応しくないと貶め、
モーツァルトはヨーゼフ二世からウィーンの宮廷を追放されます。

失意のモーツァルトが夫を亡くしたウェーバー夫人の下宿を訪れ、
コンスタンツェと再会すると、今度は彼女の優しさに触れ彼女と恋に落ちます。
ここでコンスタンツェ達姉妹が歌う
「黙っていてもおばさんになるだけ」という歌も可愛くて好きでした~
後アンナ・マリアが亡くなった時の葬儀でモーツァルトのレクイエムをバックに
ちょっと魔笛の夜の女王を思わせる真っ黒なドレスを着た女性が
高音で歌うシーンも独特の不思議な雰囲気が出ていて好きです。
この女性は要所要所で出てきて印象的でした~ボリュームのある黒いドレスも可愛い。
モーツァルトを失脚させ宮廷音楽家最高位の地位についたサリエリですが、
「モーツァルトが死んでも彼の音楽は残る。私は永遠にモーツァルトに負け続ける」
という独白は、ああ、天才ってそう言うことなんだな、
天才の作品ってそう言うことなんだなと思わせられました~

謎のフードの男からレクイエムを依頼されたモーツァルトはどんどん衰弱していき、
あの男は人間ではなかった、レクイエムは僕のためのものだったという妄想にとりつかれ、
前金を払う死神なんているわけないじゃないというコンスタンツェの言葉にも耳を貸しません。
そこへサリエリが訪れ、モーツァルトに「私の音楽は負けた」と言うと、
モーツァルトは親しい友人にするように彼を歓迎し、
「音楽は勝ち負けじゃない。音楽は料理だ。その人の口に合うか合わないか」
だと言います。この台詞もなるほどそうだな~と思わせられて凄く良かったです~
そしてモーツァルトの仇敵サリエリさえも気にも留めない本物の天才ぶりと、
悪意ある相手にも毒気の無い態度を取るモーツァルトの人たらしぶりが良く出ていて
サリエリがモーツァルトを認め改心するのがとても良かったです。
更にコンスタンツェに
「妻も同じだ。もっと美しくても良い、もっと良く出来ても良い、
でも僕には君くらいがちょうど良かった」と語り、
コンスタンツェも「そうね、あなたには私くらいでちょうど良かったわね」と
涙ながらに明るく返す所は二人の夫婦の絆と愛情が感じられてとても感動しました。
苦痛から解き放たれて永遠の愛で結ばれたモーツァルトとコンスタンツェのラストシーンは
とても幸福感のある幕切れで良かったです~(* ´ ▽ ` *)ノ
ただその後の各役者さん達がかつらを脱いで現代風の衣装になって
一人一人踊るフィナーレは、
曲のアレンジとか宝塚のこういう所が垢抜けないんだよなあ…( ´△`)と
せっかく洗練されたミュージカルの舞台だったのにいつもの宝塚のノリに戻ってしまって
若干現実に引き戻されて残念でしたが…(ー_ー;)あれが好きな人がいるのも分かるけどさ…
でもカーテンコールではまたかつらと舞台衣裳に戻って、
曲もかっこいいロック調に戻ってテンション上がりました~☆

モーツァルト、曲が本当にかっこよくて構成も抜群で
全く飽きずに二時間半魅せてくれて本当に良かったです~‼( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
宝塚の男役とか馬鹿にしてたけど、
礼真琴さん、全身全霊でモーツァルトの苦悩やパッションを表現していて、
鬼気迫る演技でなかなか侮れないなあと思わせられました。
でも出来ればちゃんと男性が演じるモーツァルト役の舞台も観てみたい~_(^^;)ゞ
WOWOW高い視聴料払ってるのに先月宝塚の「今夜、ロマンス劇場で」見逃したの
凄い悔しかったのですが、モーツァルト凄く良かったので帳消しになりました♪
次はコロナで2020年の雛祭りに観に行くはずだったのに行けなかった
ミュージカルアナスタシアの宝塚版とか放送してくれないかなあ~

復活したのでたくさん遊んでるよ


三つ編みアリスちゃんとハートの女王
pixivで二年ぶりにメッセージが来て、
凸系かと身構えたらこの絵への凄く丁寧な感想で凄く有り難かったです~(。・´д`・。)
わざわざメッセージ送ってでも私に感想を伝えたいと思って頂けた事がとっても嬉しい~


最近読んだ本は椎名咲月さん挿絵の少女小説二冊♥
束原ミヤコさんのPASH!ブックス
「捨てられ令嬢は錬金術師になりました。稼いだお金で元敵国の将を購入します。」
と、
貴嶋啓さんの講談社X文庫「ランジャールの宝冠 密約の宰相と三人目の婚約者」
の二冊。


捨てられ令嬢~は先月28日にブックオフオンラインで
椎名咲月さんで検索したら、発売を知らなかったこの本が出てきて、
2月上旬に出たばかりなのに定価よりも300円も安く買えました♥
今後も椎名さん挿絵の本は3ヶ月に一回位検索してみよう…ヽ(●´ε`●)ノ
内容は錬金術師物ってそんなに好きなの無いし
表紙も椎名さんにしてはドレスとか普通だったし
文章力もあまり期待してなかったのですが、
思ったよりずっと読みやすくて上手い文章で良かったです~
大人しくて真面目なだけが取り柄だった元王太子の婚約者だった公爵令嬢クロエが
異母妹のアリザに婚約者を奪われた上父の公爵の罪を断罪され路上に文字通り捨てられてから、
助けてくれた師匠ナタリアに錬金術を教わり、
今ではちょっとした財産を築いているという事が導入部でさらっと語られ、
元敵国の将軍で奴隷闘技場で戦っていた超絶美形の黒太子ジュリアスを
錬金術の素材を持つ魔物討伐のために購入する所から始まって、
自分で自分を稀代の美少女錬金術師クロエちゃんと自称するクロエが
無愛想で毒舌のジュリアスを何とか従わせようとする過程の
ツッコミとかがクロエ一人称の文章でサクサク綴られていて、
自信家で守銭奴のクロエのキャラが分かりやすくて良かったです~
飛竜愛好家のジュリアスのために彼が乗っていた飛竜を呼び戻す指輪を
錬金術で作ってあげる所とか、
次第に無愛想なジュリアスがクロエに心を開いていく感じが可愛くて良かったです♪
ジュリアスがクロエの作る料理を「お前はうるさいがお前の作る飯は食べられる」と
気に入る所の素直じゃない台詞も可愛かった(^^)b
クロエとジュリアスが錬金術の素材となる物質を持つ魔物討伐に行く所は
RPGの様な雰囲気で戦闘シーンも楽しく読めたし、
クロエが作る錬金道具もドラえもんの道具のように効果も素材も様々で、
紹介される度に楽しくてどんな風に使われるのかわくわくしました~
クロエの重い過去は後で掘り下げられるんだろうな~と思ってたら案の定で、
ずっと序盤のままの軽いノリで進んでも良かったけど、
重い話もしっかりまとめて上手く書いてたのでこの構成で良かったと思います。
大人しくて非力な令嬢だった過去の自分と決別するために
錬金術を学んで信じられるのはお金だけと言う信条を持つことになったクロエに
ジュリアスが生きる意味を与えるのがとても良かったです(*´▽`)
クロエが13歳の時死んだ母セレスティナが人間じゃない様な事が示唆されていたり、
クロエを助けた師匠ナタリアが全く掘り下げられてなかったり、
アリザを唆した天使様もといメフィストがまた出てくる気満々だったり、
続編が決定してるのかも知れませんが伏線が悉く投げっぱなのは気になりましたが…
あと一章だけジュリアス視点のクロエの考察があったのですが、
ツンデレジュリアスが出会って割とすぐクロエ大好きになってて、
そこは少女小説としてもっと徐々に惹かれていく過程を書いてほしかった…と思いました(((^^;)
でもアリザの歪んだ自分大好き思考とか、
メフィストの存在感とか異界の門とかの描写もファンタジーしてて楽しかった♪
束原さんFFお好きなんだろうなあと思いました(* ̄∇ ̄*)
クロエが城からの拘束命令にジュリアスが危険にならないよう
クロエの元から離れる錬金術を首輪にかけたのに、
逆らうと激痛がする首輪の効果に耐えてでも
クロエを助けに来たジュリアスの所にきゅんとしました♥
ラストは消化不良な伏線は山積みでしたが、
シリル王子からの報償で郊外の一等地に土地を買って
飛竜を三匹飼う未来予想図を語るクロエとジュリアスが
とても幸せな余韻を残してハッピーエンドで良かったです~
椎名さんの挿絵もいつもながらとっても可愛くて、カラー口絵付きも嬉しすぎる‼゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
特にシリル王子に断罪される貴族学園時代のドレスクロエとアリザが可愛かったです~(>∀<)
ロキシーさんやクロードさん、ロジュさん等、
脇役も皆良い味出してて良かったです☆


ランジャールの宝冠は捨てられ令嬢と一緒にブックオフオンラインで検索して出てきて、
110円だったので喜び勇んで買いました~‼(///∇///)
椎名さん挿絵の少女小説文庫、
それもお姫様主人公の西洋ものがまた新しく読めるなんて夢のよう~☆
もうTL共々買い尽くしたと思ってたので。
表紙のレティシア、ふわふわレースの愛らしいドレスじゃないけど
こういう中世風の重厚なドレスも素敵♥
そして椎名さん絵はこの頃の
目力ビシビシしてた頃の絵が一番塗りもドレスも好きでした~(;ω;`*)
最近の瞳の描き方は何か雑に見えるし美少女に見えない…
一番最初の挿絵のレティシアの挿絵も本文の通り
まだ色香は無い硬質で少女の面影を残した美貌と言う感じが出ていて
ドレスも袖の三つ並んだリボンとか可愛くて素敵でした~(*ノ▽ノ)
しかし内容は重厚な王朝絵巻が読めると思ったら
王位継承権が欲しいがために王女レティシアが
領封国家から中央集権化したい若き宰相セルジュに
互いの利害の一致を得て、
国内最大の領地を持つ侯爵家の息子と政略結婚しようと画策するが…
と言うだけの事をやってる意外とこぢんまりしたお話でした…
こういう話の割にはレティシアの両親の王と王妃が健在で、
それは良いとして王妃もキャラ小物だし
王に至っては会話してる所出てきたっけ?という影の薄さで…(^o^;)
ヒーロー役もレティシアが何でそんなにセルジュが好きなのかよく分からなくて、
侯爵家三男のアルベールの
ひねくれてるけど抜け目無い所の方がかっこよく感じました_(^^;)ゞ
レティシアが王位継承権を欲している理由も
王子が生まれなくて不仲の両親の心を繋ぎ止めたいからというだけなのが弱く感じたし、
レティシアが王になるための勉強や努力をしている描写がほとんど無いのも
何だかなあという感じでした。
なのにセルジュがレティシアがもう少し頭が悪いか性格が悪ければ
名君になれたかもしれない、とか思ってるのもおいおいとツッコミたくなりました。
王の公娼の挿絵も見たかった…いやこれはただの好みですが。
でも何だかんだ言ってもアルベールの長兄の事故死の真相や
クライマックスの侯爵領での戦闘シーンなんかはそれなりに練られてて
読み応えあったので、挿絵効果もあってそれなりに楽しんで読めました~
ラストセルジュとアルベール、正ヒーローを決めないで終わったのもこのお話では良かったです。

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