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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

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新国立劇場「白鳥の湖」感想


絵は新年初の楽描き
湖麗月(こ れいげつもしくはフー・リーユエ)という名前です
商家のお嬢様と言う設定だけど
またもや武則天という中華ドラマの後宮のお妃様達の写真を見て描いたので
ファッション的に正しいかは不明です_(^^;)ゞ
BSプレミアムで23日にやっていた
新国立劇場の米沢唯さんと福岡雄大さん主演の白鳥の湖観てました~
いやー番宣でぐいぐい引き込まれる‼と言ってたけどその通りでした‼゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
通常ではだるくて仕方ない第二幕の白鳥達の群舞も 全く飽きずに観られて凄く良かったです‼
ピーター・ライト版はジークフリートの父王が亡くなった葬儀のシーンから始まって、
王妃の衣装も喪服で地味なので 衣装オタクとしてはあまり期待してなかったのですが、
本島美和さんの王妃様1幕はかなり地味だったけど
三幕の舞踏会のシーンは ワインレッドの重厚なドレスで
マントとヴェールを引いているのが素敵で、
若々しい美貌を保った王妃様っぷりで大変萌え萌えさせて頂きました♥

第一幕、序曲の中王の葬儀に沈痛な面持ちで参列するジークフリート役の福岡さん。
暗転の後王子の誕生日を祝う貴族達のシーンに。
立ち役の貴族女性達のルネサンス時代風の重厚なドレス凄く素敵でした~
ワルツの後、通常なら王妃が王子にプレゼントする石弓を
ベンノがプレゼントする所が面白かったです。
けど王子役の福岡さん、何か太った…?(^-^;
顎が無くなりつつあって、王子様らしいキラキラオーラも無くてちょっと残念…
ベンノの方が爽やかイケメンで王子様らしかったなあ~
王妃が登場して三人の花嫁候補の姫君達の肖像画を王子に見せ、
この中の誰かを選んで結婚するように言って去っていった後、
ベンノと二人のクルティザンヌ(高級娼婦)達のパ・ド・トロワ。
第一ヴァリエーションのピンクのチュチュの女性、 溌剌とした音楽を表現した可愛い踊りで良かったです。
ベンノのヴァリはもう少しジャンプが高くて一つ一つのポーズが綺麗に決まれば良かったかな。
第三ヴァリエーションの青いチュチュの女性はジャンプがふうわりしてて可愛かった。
王子のオーラの無さは気になりましたが、概ね満足な導入でした。第一幕終。

第二幕、ベンノ達友人達と湖畔に狩りに来た王子の前に ロットバルトの呪いで白鳥の姿に変えられたオデット姫が現れます。 オデット役の米沢さん、
登場した瞬間に画面がパッと一段明るくなるかのような
圧倒的な主役オーラがあって、凄く良かったです‼(///∇///)
そしてきっとその純白の衣装をまとっていなくても、
オデットの可憐で清廉なオーラが伝わるんだろうなと思わせる感じが凄く素敵でした~
王子とオデットのグラン・アダージオも最後まで飽きずに見られました。
オデットのソロ、最後のピケターンがキレキレで良かったです‼
四羽の白鳥は機械人形かと思うほど一糸乱れぬ揃いようで凄かった‼
頭から腕から脚から、全てぴったり‼
ラストのオデットが羽ばたく仕草をする所、
上手いダンサーがすると皆そうなのですが、本当に白鳥の羽ばたきを見ている様でした。
ロットバルトが現れ二人を引き離そうとする所も、
米沢さん王子と一時でも離れたく無いと言いたげな表情が良かったです~
第二幕終。

第三幕、宮廷の舞踏会。
前述のように王妃様の黒とワインレッド基調のルネサンス風の大きく広がったスカートのドレス、
マントとヴェールを長く引いているのが素敵でとても素敵でした~
本島さん元々フォトジェニックな美女なので、
こういう威厳ある貴婦人の役が似合う‼(///∇///)
各国の民族舞踊はどの国もレベル高いし、
ハンガリー王女、ポーランド王女、イタリア王女のソロはそれぞれ素敵で、
特にイタリア王女のソロが
音楽を良く捉えて踊りのメリハリや緩急の付け方が凄く上手でとても良かったです~‼
どの王女も選ばない王子を諌める王妃の所で、
ファンファーレが鳴ってロットバルトとオディールが登場。
米沢さんのオディール、ミステリアスで謎めいた妖艶な美女という感じの
私の理想通りのオディール像で凄く素敵でした‼(*ノ▽ノ)
通常のスペインの踊りの曲で群舞が踊られた後、
黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥ。
アダージオで窓の外にオデットの姿が写し出されるのをロットバルトとオディールが慌てて消した後、
オディールが王子の耳元で何か囁くような仕草をする演出も思わせ振りで良かったです♪
相変わらずいまいち王子様らしいキラキラオーラの無い福岡さんも、
王子のヴァリは高いジャンプに軽快な足捌きで、面目躍如という感じで良かったです‼
オディールのヴァリは、米沢さん可愛らしい感じの踊りでした~
コーダで小さなフィッシュダイブがあるのも初めて観たかも。
オディールがアラベスクを繰り返しながら王子を翻弄する所は、
もっとピシッピシッとポーズを決めて欲しかったけど(((^^;)
32回転のグラン・フェッテは
米沢さんさすが全く危なげなく安定感あって、トリプルを難なく入れていて
回転も早くて綺麗でした。
王子を陥落させたオディールの高揚が伝わるようなフィニッシュは、
とてもカタルシスがあって良かったです‼
ロットバルトがオディールに愛を誓うよう王子に言って、
その通りにした途端雷鳴がとどろき、王子が悪魔に騙されたと悟る所は、
オディールが去る時もっと派手に演技をしてほしいけど、
ロットバルトとオディールが去る時はボンッと煙幕が上がって派手で良かったです。
王妃が卒倒する所は様式美で良いですなあ~。
第三幕終。

第四幕、湖畔に戻ってきたオデットが侍女達に王子の裏切りを知らせます。
そこへ王子が駆け付け、オデットに許しを請います。
王子を優しく許すオデットの所、
オデットが王子の顔をそっと優しく撫でるのが
オデットの慈愛と心優しさを良く表していて、
ひいては米沢さん自身も心優しい方なんだろうな~と言うのが伝わるようで
とっても印象的でした~
ロットバルトが二人を引き離そうとしますが、愛し合うのをやめない王子とオデット。
遂にオデットが死を宣言して湖に身を投げ、王子も後を追います。
白鳥達に追いたてられ、ロットバルトは苦しみながら滅びます。
このシーン、か弱く儚げな白鳥達がロットバルトを追い詰める所が凄く感動的で、
ついうるうるしちゃいました~(;ω;`*)
全てが終わった後、湖畔に駆け付けたベンノが王子の亡骸を抱き抱えるその上で、
天上の世界で永遠の愛で結ばれた王子とオデットの姿が写し出される所は、
地上での悲劇と天上の世界での幸福感の対比がとても印象的で、
二人の悲劇がひしひしと胸に迫ってくる幕切れでとても感動しました~

新国立劇場の白鳥、去年の公演をもうTVで観られるという喜び…‼
なかなか劇場に足を運べない昨今、
こうしてTVで日本最高峰のバレエをお家で堪能出来て、
本当に贅沢な時間でした‼((o(^∇^)o))
新制作のライト版、衣装も装置も豪華だし
前の牧阿左美版よりずっと良かった‼
細かい演出も多くて、次はどうなるんだろう?と観るのがとても楽しかったです♪
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お家で堪能する歴史絵巻☆ミ


今日でコロナが怖くてウォーキングを中止して三日になります
今まで二日以上続けてウォーキングを休んだことが去年の8月以来一回も無いので不安ですが、
まあ三日や5日や10日位じゃ腰痛にはならんだろーとのらりくらりしております(ー_ー;)
何だかんだ言って最近また絵描いたりネットするので何時間も座る事が増えてるので、
またヘルニアにならないようにそろそろ本腰入れてストレッチ動画探さないとなあ_(^^;)ゞ

絵はたまには現代の子供服を着せてみたくて
sesameというセレブな奥様向けの子供服雑誌を見て描いた粉雪と聖夜。
Twitterでは絶対言わないけど、
綿密に資料集めして5時間かけて描いた絵(この絵)より
1時間20分で描いた楽描きの方がいいねが倍以上つく悲しみ…(ヽ´ω`)
それは置いておいて、
聖粉ちょっと小花美穂先生のこどものおもちゃっぽく出来てお気に入りです♥
こういうリアルな子供服も意外と二人とも似合って良かった(*´艸`*)
言うても13歳ですが(^-^;子供同士の恋って本当に可愛くて大好きです‼(*≧∀≦*)


昨日20日はAmazonで予約していた3冊もの本の発売日で、
3冊とも無事発売日に届いたので早速読んでました~
その内の二冊、
久賀理世さんの集英社オレンジ文庫「王女の遺言4 ガーランド王国秘話」と
仲村つばきさんの同じくオレンジ文庫「神童マノリト、お前は廃墟に座する常春の王」
の二冊の感想~。同じ王朝絵巻・ヒストリカル物でも、
正統派の歴史絵巻で物語の筋立てで読者を引っ張っていく久賀さんと
どちらかと言えばキャラ文芸っぽい雰囲気の仲村さんと、
個性が別れて面白いなあと思いました~


王女の遺言は前巻出たのが確か去年の9月だっけ…?
前巻の帯の「私完結巻読むまで死ねないっ…」という担当編集者の言葉に
論点違うのは分かってるのですが
著名人とかならともかく編集者の推薦文入れるとか集英社どこかずれてるなあ…と思いましたが、
とにもかくにもそれから4ヶ月、
無事完結を見届けられて私としても感慨深い気持ちでいっぱいです…‼
王女の遺言、面白かったです~‼゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
ただ今までは1ページに文字数がぎっしりだったけど、
完結巻の今作ではすかすかで、
後書きで久賀さんが4冊それぞれどこで区切るかという構成が難しかったと言っていたので
3巻をキリの良いところで区切ると
今巻みたいな文字数になったのかなあと思いましたが、全ては想像です。
王女アレクシアと浮浪児だった役者のディアナ、
二人の出生の秘密が明かされた前巻ほどではありませんでしたが、
完結巻も激動の展開で凄くエキサイティングでした~‼(///∇///)
それぞれのキャラにそれぞれの見せ場と役割が用意されていて、
キャラクター達が自分の割り振られた役を全うして
激動の物語を紡いでいく感じがとても面白かったです。
カルヴィーノ絵師とかぽっと出の割にはかなり良い働きをしていて良かった。

前巻ラストでアレクシア達の父王が逝去して継承法と王の遺言で
幼い王太子エリアスが即位する事になった裏で
王の庶子ウィラードが従姉妹姫セラフィーナと手を組み
玉座への野望を露にする所で終わっていてはらはらしてましたが、
それにしたってエリアスの死に方が可哀想すぎる…(。・´д`・。)
聡明で素直な愛らしい王太子だったエリアスの変わり果てた最期の姿に
ディアナと一緒に涙せずにいられませんでした(;ω;`*)
戴冠式に臨むのに不安を吐露するエリアスに
ディアナが舞台度胸で培った緊張を味方に付ける秘策を授ける所とか良かったです。
一方のアレクシアとガイウスの二人は
すっかり気持ちが通じあって所構わず甘甘してて可愛かったです~
冒頭の「私が悋気に耐えられません」と言うガイウスに
アレクシアが「お前は恥じらいと言うものを知るべきだ」と赤くなる所とか、
その後アレクシアも「私の心はお前だけのものだ」と天然発言して
「そういうことは二人だけの時にここぞいう時言ってください」と言うガイウスに
「私にそんな高度な手管を期待されても困る」と照れるアレクシアとか、
小夜啼城での籠城戦の時も
「さっきから私ばかり見ているではないか」と言うアレクシアに
ガイウスが「その通りです」と返して
「私は上手い切り返しを期待していたのだが」とこれまた照れるアレクシアとか、
あーもう勝手にやってて下さいね~と言う甘いちゃっぷりが大変良きでした…(*´▽`)
私の目から離れた所にばかりいたではないですかと幼い日の事をガイウスに言われて、
お前の気を引きたかったからな、と
自分でも気付いていなかったガイウスへの気持ちを認めるアレクシアも可愛かったです。

ディアナとアレクシアの関係も、
1巻の表紙と粗筋を読んだだけではディアナがアレクシアを憎悪する展開になるのかと思ったら
二人がお互いの事をもう一人の自分と大事に思って、
特にディアナはアレクシアの身代わりを務める時も
アレクシアの誇り高さと尊厳を傷付けないようにしなければと
強くあろうとする所がとても良くて感動的でした~
特にウィラードとセラフィーナの策略により
アレクシア王女に王太子エリアスの暗殺容疑がかけられ、
法廷に喚問される所のディアナの
アレクシアならこんな時でも毅然とした態度を崩さないだろうと考え
どんな誘導尋問にも足を掬われない様に注意深く答えを返し、
役者時代に培った舞台で観客を引き込む手腕を発揮して
傍聴席を味方に付ける様に弁舌を振るう所は全編の一つの山場で凄く良かったです‼
にも関わらずセラフィーナの狡猾な策謀により
侍従を買収した罪を着せられ処刑を待つ身になっても、
処刑されるのがアレクシアでなく自分で良かったと思ったり、
本当に良い子だな~ディアナ…!という感じでした。

アレクシア側のウィラード達に対抗するため
敵だったグレンスター公の膝元で即位宣言をし、
正当な王位を主張して軍を引き連れ王都に帰還すると言う策も
そのためのアレクシアの名前を綴った紀章を大急ぎで用意する所で
かつて娼館を脱出するのに苦楽を共にした初めての友である娘達と再会する所も
とても良かったです~
「それでは私が常識知らずで友のいない娘のようではないか」
と言うアレクシアの抗議も可愛い。
アレクシアの動きを助けるように
リーランドが実家の疎遠になっていた印刷工房を経営する父に頭を下げて
カルヴィーノ師の描いた病床のエリアスを見舞うアレクシアを描いた銅版画をばらまいて
民衆の世論を動かす所も良かったです。
リーランドは今までの意味ありげな様子から実は王家に連なる貴族?とか想像してましたが、
外れたのは残念でしたが。

グレンスター公とアシュレイの葛藤と和解も良かったです‼
グレンスター公の
姉王妃メリルローズのためにディアナを王位に付けたいと言う妄執から目覚める所も、
アシュレイとの最期の語らいも、
ディアナを巻き込んですまなかったと謝罪して処刑人に命を絶たれる所も切なかった。
アシュレイも最後までうだつの上がらない役柄だったなあ~と思わせておいてからの、
実は生きていた展開にはお約束ですが素直に良かったと思いました~
アレクシアがリーランドに
「お主の恋敵は意外と手強いかも知れないぞ?」
と囁いた様に、ディアナには是非正統派王子様タイプのアシュレイとくっついて欲しいです♪

そしてウィラードとセラフィーナの関係は
どちらかと言えばウィラードが王位への野心を胸に
アレクシアに次ぐ王位継承順位を持つセラフィーナを利用しているのかと思っていたのですが、
それが逆でセラフィーナがウィラードを手駒にして復讐のために王位を欲していて、
ウィラードに王位簒奪の疑いがかけられたとたんに
手の平を返して自分はウィラードに勝手に利用されただけだ、としらを切り通す所、
愛を語らったセラフィーナの裏切りに呆然とするウィラードの顔を
見ようともしないセラフィーナ様の悪女っぷりに戦慄しました。
ウィラードが思ったより小物だったのは残念でしたが、
セラフィーナの風にも耐えぬ風情の楚々たる美女に見えて
残酷で冷徹な所凄く魅力的でした~
後書きで久賀さん自身も彼女の事を気に入っているみたいでしたが、
電子で出る続編でも彼女が暗躍するみたいな事言ってたのは微妙…
ああいうキャラの引き際は潔い方が良いのに~。

クライマックスのアレクシアの王都奪還のシーンも、
王女の遺言のタイトルの意味が明かされる所凄く良かったです‼
エリアスの死を悼むように真っ黒い喪服の様なドレスに身を包み、
美しい金髪を切り落として王女としての遺言を遺し
女王として戴冠するアレクシアの「ちょっと演出過剰だったかな?」
と言うお茶目さも凄く小気味良くて好きでした♪

とにかくキャラクター一人一人にきちんと役割が当てられていて
それぞれがしっかり活かされていて死にキャラがいないのが良かったです~
ラストはややぶつ切りに感じましたが、
ふわりとした余韻を残す良い終わり方でした。
10数ページに渡る久賀さんの後書きも読みごたえ抜群で、
ややもすれば自画自賛を感じる所もありましたが
確かにその自信に内容が伴っているので、文句なく読みました。
このお話の下敷きとなった王子と乞食、読んでみたいと思いました~
しかし久賀さんセラフィーナ様お気に入りなのは分かったけど
エリアスにはあまり興味無いのかな…


対して神童マノリトは王女の遺言と同じく楽しみに追っている廃墟シリーズでしたが、
今回は主役のはずのマノリトが影薄くて魅力も子供ならではの健気さとかも無くて、
今までのシリーズ通して読んでる人には各キャラちょっとサービスがあるみたいな感じで
ちょっと期待外れでした。
マノリトが言葉を発さなくなったトラウマとか
それをエスメがどう心を癒していくのかと思ってたのに、
中盤でユーリ王子に拐われそうになったマノリトがあっけなく喋ったり、
神童とか言う割には言葉遣いが大人びている所位しか頭の良さを感じさせる描写が無かったりで
何だかなあと言う感じ。
クソはクソらしく便器にケツ嵌めてな!!と言うケンカ文句は好きですが。
廃墟の片隅で春の詩を歌えで登場したユーリ王子がまだ健在だったのは嬉しかったです。
でもエスメも結局最後までぱっとした活躍が無かったしなあ。
エスメからの手紙を読んだサミュエルが
「登場人物が男ばかりなんだが」と漏らす所とか
前作「クローディア、お前は廃墟を彷煌う暗闇の王妃」のヒロインで
アルバートの婚約者となったクローディアとアルバートの
その後の甘い日常?が見られたのは嬉しかったです~
アルバートの「うるさい」好き(笑)
「廃墟の片隅で春の詩を歌え 女王の戴冠」を読んでまだ記憶が新しいので
三兄弟の祖母アデール女王の活躍とかもまだ覚えていて読みやすくて良かったです。
ラストに登場したカミラ様のキャラも凄く良かったです‼((o(^∇^)o))
硬派な王女の遺言とは全く違った王朝絵巻、これはこれでまあまあ楽しめたので良かったかな。

お家で堪能するドレス♪


オレンジのドレスはまだ描いてないはず…‼と思って描いたリリー・ヘザー
デザインがワンパタですが(ー_ー;)大きな帽子がポイント。


BSプレミアムシアターでザルツブルク音楽祭2021の「ドン・ジョバンニ」観ました~
とってもモダンで健康的なエロスを感じさせる演出が印象的でした(*´▽`)
ドン・ジョバンニでは淑やかながらも凛としたお嬢様ドンナ・アンナ推しなのですが、
今回の舞台ではドンナ・エルヴィーラとツェルリーナ役の歌手の方が綺麗でした♪
特にツェルリーナ役の方、村娘とは思えない(((^^;)洗練された美貌が素敵でした☆
美しい金髪も綺麗で(^^)b
ドンナ・エルヴィーラ役の方も毛先を巻いた豊かなブルネットに
上品な緑のトレンチコートの衣装で初登場したシーン、
エレガントさにうっとりしました~゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
番組紹介で言っていた通り、思わせ振りで象徴的な演出がいっぱいで、
特に女性陣がアリアを歌うとき
彼女達の内面を表すように後ろに同じ髪型のヌードの女性を登場させる所とか面白かったです。
後半はエキストラを多用するばかりで一本調子になってた気がしますが(^o^;)
レポレッロのカタログの歌の所で、
コピー機?の吐き出し口?から女性の髪の毛が出てくる所とかも好きです。
歌自体も「金髪の女性にはその気品を褒め称え 茶色の髪の女性にはその貞淑さを褒め称える」
というドン・ジョバンニの女性を口説く時のテクニックを面白おかしく歌っていて。
衣装もモダンでありつつフェミニンで色使いなど可愛くて好きでした~
ドンナ・エルヴィーラにドン・ジョバンニとの間に息子がいると示唆する演出も面白かったです。


WOWOWでエリザベスゴールデンエイジ観ました~
前作エリザベスは宗教対立が軸で血生臭くてドロドロしてたけど、
続編の今作はスペインとのアルマダ海戦のシーンなどはありましたが
全体的にはエリザベスの治世が安定していた頃の比較的平和?なお話だったので、
アカデミー衣装デザイン賞を受賞した豪華な衣装の数々にゆっくり酔いしれる事が出来ました~♥
エリザベスの侍女のベス役の女優さんが
ちょっとリリー・ジェームズみたいな金髪のゴージャスで官能的な美女で凄く気に入りました‼
ウォルター・ローリーの子供を妊娠している事がエリザベスに知られた所で着ている
淡紅色のドレスが特に可憐で好きでした♥
エリザベスのドレスもどれも本当に素敵(* >ω<)
オーストリアの大公と会見している時のブルーに刺繍の入ったドレスも好きだし、
スコットランド女王メアリーを処刑する時の緑のドレスは
後ろ姿の時のスカートのドレープの取り方がとても上品で見惚れました~(*ノ▽ノ)
メアリーの白地に刺繍の入った洗練されたドレスもとても好きです♪
お話もスペインのフェリペ二世が娘のイサベラに
「女王になりたくないか?」とイングランドへの野心を露にする冒頭から
アルマダ海戦に敗れ神の代弁者たるカトリック大国スペインが
異教徒の国に敗れたのだとうちひしがれるフェリペ二世の所で終わるのが
凄く小気味良くて面白く観られました~
ラストのベスとローリーを許し、二人の間に生まれた息子を抱きながら
「子供はないが 多くの国民の母親 それが私」というエリザベスの言葉で終わる所、
カタルシスあって良かったです。
ケイト・ブランシェットにエリザベスは本当にハマり役‼(>∀<)
一人服を脱ぎ捨てて裸になる所の後ろ姿が
また凄くほっそりとしていてスタイル良くて素敵でした~(*´艸`*)


同じくWOWOWで
モンテカルロ・バレエ団のジャン・クリストフ・マイヨー振り付けのラ・ベル観ました~
まだ10代の頃にもTVで観た事があってとても印象に残っていたのが、
オーロラが大きなシャボン玉の様な透明の球体の中に入って登場する所なのですが、
昔観た時のオーロラ役のベルニス・コピエテルスは
白く染めたショートカットの凄くモダンなヴィジュアルでしたが、
今回のオーロラ役のダンサーは
正統派のシニヨンで、髪型一つでこうも印象が変わるものなのね~と驚きでした。
今回のオーロラの方、無垢でいたいけな雰囲気が嗜虐心を刺激する
少女っぽい雰囲気がとっても私好み♥
そして昔観た時も思いましたが
それまで上品に振る舞っていた求婚者達が
オーロラの美しさに魅せられ獣のように荒々しく彼女を球体から出そうとする所など、
男性から女性への性暴力を思わせる様な所が凄く生々しかったです。
小池ミモザさんのリラの精役も存在感あってさすが‼((o(^∇^)o))


宮原ソラさんの一迅社文庫アイリス
「文官令嬢の恋愛禄 公爵閣下と封じた記憶」読みました~
雲屋ゆきおさんの表紙と挿絵がとっても素敵‼(*≧∀≦*)
表紙の公爵黒髪で私好みだし
挿絵のマリーの舞踏会でのドレス姿とっても可愛い~‼(///∇///)
袖無しのドレスってあまりファンタジーっぽくなくて好きじゃないんですが、
身頃に描かれたレースの装飾がロマンティックで素敵でした♥
公爵の風呂上がりの半裸姿の挿絵も色っぽくて眼服♥(笑)
お話も最初は地の文のマリー一人称の砕けた文章に
よくある文章力が未熟なネット作家作品かなーとがっかりしかけたのですが、
読み進めるうちにマリーの色気の無い仕事一筋なキャラとも相まって
親しみが感じられるようになって良かったです~ギャグはすべりがちでしたが(^-^;
クリスのキャラとかも少女小説にしては珍しい造形と役柄で、
ラブコメと見せかけてミステリー仕立てとある様に
マリーの過去に謎が隠されてる感じが面白かったです。
少女小説なのに人死にが出まくるのはちょっとアレでしたが、
ラストの公爵とマリーの二人の子供達の性格や両親との関係までしっかり書かれてる所とか
単純な優しいお母さんになってないマリーも可愛くて、
普通の少女小説とは一工夫違う所がなかなか良かったです(*^ー^)ノ♪

最近読んだ本☆


タイトルがどんどん雑になっていく気がするのは気のせいです(((^^;)
絵は青ピンクハウス粉雪。
人間年齢で13歳という設定より幼くなってしまいましたが、
なかなか可愛く出来てお気に入り(*´艸`*)
今はロリ服よりピンハの方が好きかも~
私が青春を過ごした90年代の懐かしい空気感が伝わってきて、
だぼっとしたシルエットも何とも郷愁を誘われて好きです~♥
今回は爽やかに青系にしたけど、次は定番の柄入りのピンクハウスも描きたいな♪
絵描きの間でロリータ程競争が激しくないのも好きです(^o^;)


最近読んだ本は野々口契さんの二見サラ文庫
「笙国花煌演義~夢見がち公主と生薬オタク王のつれづれ謎解き~」、
青田かずみさんの角川ビーンズ文庫
「とらわれ花姫の幸せな誤算 仮面に隠された恋の名は」、
天川栄人さんの同じく角川ビーンズ文庫
「花仙国伝 後宮の睡蓮と月の剣」、
小柴叶さんの一迅社文庫アイリス
「王女殿下の憂鬱 ドSな魔法騎士と花嫁修行」
の四冊。

最近はさすがに同じような展開とエッチありきのストーリーのTLにも飽きてきて、
TLと平行して少しずつ少女小説もまた読む様になりました~
TLにハマってた時は
少女小説の最後まで読んでもキス止まりの
じれじれ焦れったい恋模様を読むのに疲れてしまっていたのですが、
あくまでも少女小説の中での初々しいラブ描写もやはり良いなあと今は思います~
キスやハグヘ至るまでの過程が丁寧に書かれてると
TLとはまた違ったときめきが味わえるし、
あわや結ばれる展開があったりしたらTLでは決して味わえないどきどき感があって最高です‼♥
買うのはもっぱら場所を取らない文庫サイズだけど
カラーピンナップ付きが豪華な一迅社文庫アイリスが多いです(*´▽`)


笙国花煌演義は言うほど花琳が謎解きしてなかったし
悪役が逃げて中途半端なまま終わってて、評価があまり良くないのは分かるのですが、
個人的にはキャラクター達が織り成す世界観や空気感みたいな物が肌に合って楽しめました~
花琳の護衛の宦官とか皇太后様とか好きでした~
皇太后様のカナリアが逃げてしまうところで
皇太后の心証風景を暗示してる所も好き。
煌月の部下で親友の将軍もテンプレだけど良かったです。
前述のように後半毒に当たった花琳が苦しんでるだけで
煌月達だけでさっさと謎解きしちゃってたのはおいおいと思いましたが(((^^;)


とらわれ花姫は大好きな椎名咲月さんの挿絵の久々の少女小説‼(///∇///)
TL情報は追ってるのですが少女小説のお仕事はチェックしてなくて、
たまたま思い立って椎名さんでググったら去年の12月に出てたのを知って、
早速Amazonでポチって翌日に届きました~いやーいい世の中だわ~ヽ(●´ε`●)ノ
表紙のルーティエのドレス、ちょっと中世風っぽいデザインで
私の好きな椎名さんのテイストのフリフリドレスとはちょっと違ったけど、
お花のガーランドとか丁寧でユリウスもかっこいいし良かったです~
内容は青田かずみさん今作がデビュー作という事ですが、
文章に読みにくい所も無く、安定してて良かったです。
幼馴染みの王子と結婚するはずだった王女が帝国に国を侵略され、
その帝国の王子と政略結婚させられるという
今時珍しいくらいクラシカルな姫嫁物で、姫嫁大好きな私はウハウハで読みましたが、
何だかデビュー作の割に熱量みたいな物が感じられなくて
全く萌えられずに読み終わってしまいました。
アーリアナの突飛な規格外なキャラとか
ユリウスの父帝サーディスの冷酷無比な君主と思わせて
民と国を守るために非情な君主に徹している所とか、
キャラクター作りはそれなりに頑張ってて良かったですが、
肝心の悪役の皇太子がテンプレキャラなので何だかなあ…
ルーティエの元婚約者の王子レイノルドも引き際が良くてあっさりしてるし、
悪者にしたくなかったのは分かるけどもう一工夫あれば良かったかなと思いました。
でもユリウスが仮面で素顔を隠している理由や
ルーティエが現状をくよくよ嘆くだけでなく
与えられた環境の中で自分の居場所を作ろうと努力する所はとても良かったです。
ルーティエとユリウスが少しずつ歩み寄っていく過程も
萌えはないまでも丁寧に書かれていて、
お互い名前で呼び合うようになるまでの焦れったさがお約束でしたが良かった。
ルーティエがユリウスとお忍びで街に出掛けて、
お花の刺繍入りの肩かけを贈られる所とか
ユリウスと歩み寄ろうと自分から態度を軟化させてお辞儀をするところ、
椎名さんの可愛い挿絵共々凄く好きでした~‼((o(^∇^)o))
サーディスとユリウスの母の亡き側室との思い出の白薔薇の下りもロマンチックで素敵でした。
青田さんがサーディスに萌えてるのは分かりやすかったです。
ルーティエが故国の花の色鮮やかな美しさも好きだけど、
帝国の雪の花の美しさもまた好きだと思うラストはとても静かな余韻を残して好き。
ユリウスがルーティエより一つ年下という年下ヒーローな割に
その醍醐味があまり感じられなかったり、
お約束にしたくなかったのでしょうが礼儀正しく慇懃と言う性格もあまり萌えられなくて、
テンプレでも傲慢な俺様王子と控えめな王女の組み合わせの方が萌えられただろうなーとか、
椎名さん挿絵じゃなかったらもっと評価は低かったと思いますが、
挿絵も当たり前だけど作品のうちですからね(* ̄∇ ̄*)


花仙国伝は
椎名さんほどではないものの好きなレーターさんの宵マチさん挿絵なので買った本の中の一冊。
ちゃんとしたストーリーなのに凄くさくさく読めて、
一時間で120ページ位読めてしまいました(通常の文庫は一時間で80~100ページ位)。
明遠のさばさばしてて腕っぷしの強いキャラも良かったし、
睡蓮の花仙ヒツジの見た目は絶世の美青年なのに
明遠の一挙一動に拗ねたり焦ったりいやに人間らしい所も可愛くて好きでした♥
那珈姫の聡明で慎ましやかに見えて言うことは言う所も良かったし、
宵マチさんの挿絵の那珈姫めちゃくちゃ美少女で素敵でした‼(>∀<)
ヒツジの予知夢を逆手に取れば良いと言う飛翔のアイデア?も良かったし、
明遠の名前の由来には泣けました~
ラスト傭兵ではなく医薬品を自国の主要産業にして
立派に国王として立つ明遠がとてもかっこよくて良かった‼
続編も買ってあるのでまた楽しみに読みます~


王女殿下の憂鬱は
赤子の頃受けた呪いのせいで極度の男性恐怖症に成長した王女リディが
家出した妹姫に代わり女王になるため、
側近の魔法騎士ロランに呪いの解呪と恋愛指南の手解きを受けると言う粗筋でしたが、
ロランのキャラが想像してたのと違ってこれまた萌えられなかった…
ベタでも普通のカタブツ騎士キャラが良かったな。
でも悪い魔女と思われていた深淵の魔女が
シルヴィオを守るために自分が悪役になっていたという展開は読めなくて、
深淵の魔女のそれまでの煩悶を思うとグッと来るものがありました~
リディの母女王のエルシーリア様も奥ゆかしい美女で挿絵も綺麗で好みでした♥
全ての責任を放り出して出奔したリディの妹マリィの無責任さには
それで良いんかいとツッコミたくなりましたが(^^;)))
お姫様が結ばれるのはいつでも王子様、
魔法使いは脇役と自分を卑下していたロランが
ユリウスの衣裳を借りてリディと舞踏会で踊る所はお約束ですが良かったです。

新年初日記♥ニューイヤーオペラコンサート



皆様、遅くなりましたが新年明けましておめでとうございます゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
絵は去年の11月1日に描いた今年の年賀状の虎のアップと年賀状元絵。
虎なかなか可愛く描けたと思います♪
中華風の年賀状、と言うか中華絵描くの自体かなり久々です~(^-^;
小学生の頃親友にもらったふしぎ遊戯にハマって以来
しばらくはエセ中華風衣裳の女の子ばっかり描いてたんですけどね~
中国の名前も凄く好きです‼
小梅でシャオメイとか鳳春でフォンチュンとか、
リアル中学生時代オリキャラに付けた名前です。
でも今はあまりこういう麗々しい?中国女性の名前見かけないので、
時代遅れなのかもしれませんがσ(^_^;)?
この絵の彼女は黄霞蝶(こうかちょうもしくはホアンシャァティエ)という名前です。
武則天と言う中国のドラマのサイトを見ながら描きました~
中華衣裳の美女は天女のようで素敵ですよねえ…(*´艸`*)
唐代の華やかな衣裳や髪飾り大好物なのですが、
ドレスに比べて全然詳しくないので
もっと勉強していつか全身の中国美女描いてみたいです~‼(☆∀☆)
額に模様描く花鈿も中国美女の華麗さを一層引き立てて大好きなのです♥
この絵は西洋絵画で処女とユニコーンが寄り添ってる様なイメージの
東洋版みたいなつもりで描いてました(〃⌒ー⌒〃)ゞ


毎年楽しみにしているニューイヤーオペラコンサート観てました~
今年は少数ながらも有観客での開催で、
ホールもいつものNHKホールが改装中のため東京芸術劇場だったので、
歌手のバックにプロジェクションマッピングで映像を映し出すなど
演出が例年より凝ってて観ててとっても華やかで楽しかったです~‼(*≧∀≦*)
開幕の笛田昭裕さんのアルフレートと森麻季さんのヴィオレッタ、
合唱メンバーによる椿姫の乾杯の歌からもううきうきでした~
森さんは相変わらず華やかな美人で、まさに宴の女神と言うに相応しい‼(>∀<)

今年は有名オペラの中でもある晴れた日にとか誰も寝てはならぬみたいな代表曲じゃなく、
芝居重視の場面の重唱だったりアリアが多かったけど、
名アリアばかりじゃないのも返ってオペラの演劇性を感じさせて良かったです~
知らないマイナーなオペラのアリアとかも、今までなら退屈してしまう所ですが
歌詞から色々シーンやストーリーなどを想像して楽しみました((o(^∇^)o))
カルメンの中でもミカエラの歌うシーンを二つそれぞれ別の歌手に歌わせたり、
いつもより体系的でより凝った演出で見応えありました‼ヽ(●´ε`●)ノ
村上敏明さんのホセと石橋栄実さんのミカエラが故郷を思って歌うシーンの二重唱では
背景がセビリアの街並みから
ひまわり畑と風車のある田園風景に変わったり、
まるで本当の舞台のようでとても良かったです。
石橋さんのミカエラ、白地に黒で刺繍の入ったふんわりしたドレスがお似合いで
モダンさもありながらしとやかな雰囲気もあってとっても可愛かった~♥
反面、ミカエラがホセを奪ったカルメンに対峙する前に歌うシーンを演じた砂川涼子さんは
自立した強い女性という感じのミカエラで、本当に歌手によって
役の雰囲気や解釈ってこんなにも変わるのね~ととっても興味深かったです~
三段フリルのケープ付きのロイヤルブルーの細身のドレスも素敵でした。
須藤慎悟さんのエスカミーリョが歌う闘牛士の歌も
賑やかし役みたいに三人の女性歌手が彼を取り巻く所とか可愛かった♪
特にパステルグリーンのロマンティックなドレスを着た方が可愛かったです♥
最後にはホセと二人のミカエラも加わって闘牛士の歌の大合唱となるのもニクい演出でした‼

こうもりから「宴は招く」を合唱団が歌うところは、
それまでのシンプルな白いドレスで統一していた女性合唱の方々が
成人式のファーで出来たショールみたいなのを羽織って手に扇を持って出てきて、
たったそれだけで夜会に集まる高貴な淑女達に見えて
そういう小物を効果的に使った創意工夫も
いかにも舞台らしくて面白かったし楽しかったです(*^ー^)ノ♪

今年はそこまで女性歌手のドレスで良かったのあまり無かったけど、
森麻季さんが「死の都」からヒロインのアリアを歌う所、
森さんごく淡いライラック色の
白いレースの刺繍が身頃からスカート裾に向かって入ったロマンティックなドレスが
とっても良くお似合いで、登場した瞬間から目が釘付けになりました~(*ノ▽ノ)
森さんはっきりした目鼻立ちに見合った個性的なドレスの着こなしも素敵だけど、
正統派のお姫様や妖精のような甘いドレスもとっても似合う~(*≧∀≦*)
アリア自体も「もう一節あった 覚えているだろうか」と語りが入る所とか印象的で、
そのアリアだけ聴けば悲劇とは思えないほど甘美で美しいメロディーで良かったです~

毎年恒例の出演のテノール福井敬さんの歌うトスカのカヴァラドッシのアリアも
「今ほど命がいとおしかった事はない」と
処刑寸前のカヴァラドッシの独白が悲劇性を高めていて良かったです。

イタリアにはヴェルディのオペラを歌うのに適した深みのある声のことを
「黒い声」と言うそうで、そういう言葉が生まれること自体
イタリア人の音や音楽に対する感覚の鋭さを良く表していて面白いなあと思いました~

フィナーレは毎年お馴染みのこうもりよりシャンパンの歌。
女性歌手の皆さんお色直し(違う)してる方もいて誰だか分からない方とかもいましたが、
森さん白地に赤い花模様の大胆なドレス、素敵なんだけど
数年前にも同じドレス見たような…?(^^;)))
歌手の方って舞台衣裳のドレスは皆さん自前なんでしょうか。
ともあれ、例年とは一味違う凝った演出や構成が楽しくて、
そんなコンサートのフィナーレに相応しい晴れやかな終わり方で楽しめました~
また一年無事生き延びられて本当に良かった…( >д<)、;'.・
来年のニューイヤーオペラコンサートまでまた頑張って生きよう…

遅ればせながら、
皆様今年も雨の通り道をよろしくお願いいたします( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

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読書、映画鑑賞
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7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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