雨の通り道
5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。
桜日和
- 2022/03/01 (Tue) |
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シェイクスピアの庭その他の感想記事はこの下↓です。
2月中に描いてた卒業袴絵、3月に入ったと共にアップです♪
今年も御堂詞名子、美音子姉妹でお花見。
桜ちゃんと描いたのにあまり目立たなくなったのと
去年の袴絵と比べて二人が幼く体も縮んじゃったのが残念ですが、
着物柄や袴の色との組み合わせなんかは例によって凝りに凝りまくって楽しかったです♪
特に美音子(左)の縞にお花の着物がお気に入りです~ヽ(●´ε`●)ノこういう渋い色の縞柄大好き♥
そして何より袴に白いパラソルが何よりも描きたかったのです~‼
でもパラソルのピンクの花模様の所
レースの透けてる感じを出すつもりだったのに
技術不足でパラソルのプリントにしか見えないですねorz
でも桜色の中を青い空が覗いてる感じとか、雰囲気は好きです~
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映画「シェイクスピアの庭」・月刊flowers3月号感想
- 2022/03/01 (Tue) |
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絵はラズルを性転換させてみた絵
こういう絵初めてにしては
元ネタの男ラズルの衣装をドレスにアレンジ上手く出来たと思います(。ゝ(ェ)・)-☆
上半身が細すぎたけど
パニエを何枚も重ねて膨らませてそうなスカートのボリューム感がお気に入り♥
三つ編みを下ろすと髪の長さはこれくらい。
ラズルは顔はリリー・ヘザーにそっくりだけど、
髪質はリリー・ヘザーの巻き毛でなく
ロレンツォの縮れ毛を受け継いでる設定です(^^)b
WOWOWでケヴィン・コスナー監督・主演の「シェイクスピアの庭」観ましたー
もう何回も見逃しまくってたのでようやく観られて良かったです♪
シェイクスピアが手掛けた戯曲「ヘンリー八世」の上演中起こった火災のせいで
失意のうちに一線を退いたシェイクスピア晩年の日々を静かに綴った映画。
淡々としているのにちっとも退屈じゃなくて、
イギリスの田園地帯の風景とかシェイクスピアの作る庭に咲く花々など、
映像もとっても美しかったです~
嫁いで家庭を作っている長女スザンナ、
気むずかしい性格で行き遅れと揶揄される次女ジュディス、
そしてシェイクスピアが若い頃11歳の幼さで亡くなった一人息子ハムネット。
シェイクスピアは三人の子供達をそれぞれ愛し気にかけていましたが、
特に息子のハムネットを溺愛しており、
その事が不幸を呼ぶことに…
これはとある一家のホームドラマだなと思いました。
ジュディ・デンチ演じるシェイクスピアの妻アンの存在感もさすがでした~
ジュディスが「女の役目は分かってる」と言ったり、
アンが「私は字が描書けなくて結婚証明書に署名出来なかった」と自嘲する所とか、
女性が読み書きを習えず結婚して子供を産むことだけが役目だと押し付ける社会に
諦めつつも反発する女性達の姿は
「ストーリーオブマイライフ 私の若草物語」にも似た
フェミニズムのメッセージ性を強く感じました~
でも何より心を打たれたのは、
天才詩人と詠われたシェイクスピアが
実はどこにでもいるごく普通の夫・父親であったというその生き方でした~
ハムネットを可愛がり、彼の書いた詞が機知に富んでいると
ずっと自慢していたシェイクスピアが、
実はその詞が字の書けないジュディスが考えた詞をハムネットが代筆した物だと知らされ、
ジュディスがびりびりに引き裂いて暖炉に捨てたその詞の紙束を
必死で拾い集めて元通り繋げようとする老いたシェイクスピアのシーンは
とても切なく哀愁を帯びていて胸を突かれました~
詞を書いたのがハムネットだろうがジュディスだろうが、
彼にとっては大事な子供が書いた自慢の詞なんだなというのが伝わってきました。
ジュディスが結婚して妊娠したと聞いて大袈裟に喜ぶシェイクスピアのシーンも、
ごく普通のどこにでもいる父親のそれで
「私には二人も美しい娘がいる」という言葉にも彼の子煩悩さが表れていて。
やがて息子の死の真実を知ったシェイクスピアの前に11歳のままのハムネットが現れ、
「僕の物語を終わらせてくれてありがとう。これで休める」
と告げる所はシェイクスピアの息子へのやる場の無い愛情が
ハムネットをずっと縛り付けていたんだと思わせると共に、
幻想的で美しいシーンでした~
ラストシーンのアンが一文字一文字まるで宝石を慈しむかのように丁寧に
アン・シェイクスピアと自分の名前を綴り、
シェイクスピアが「美しい文字だ」と言う幕切れは
アンの結婚証明書をもう一度書きたいという
名実ともにシェイクスピアの妻になったという喜びと
読み書きをする喜びとがないまぜになって、
アンとジュディスがどれ程努力して読み書きを習ったかも想像させられて
とても穏やかで幸せなラストシーンで感動しました~
もう1ヶ月経ってしまいましたが、
波津彬子先生のふるぎぬや紋様帳最終回という事で
1月28日発売のflowers3月号買ってました~
ふるぎぬやは表紙の伊都子が着ているアンティークの縞柄に花の着物がとても好きです♥
ふるぎぬやを閉じる事になった白妙の元に
化けられるようになったあやかし達が着物をねだりに来る所は
波津さんらしいな~と言う感じでユーモラスで良かったです。
祥子ちゃんの結婚式で河童のぬいぐるみを当ててしまった伊都子が
電車内でご店主と再会するラストは
髪を切ってスーツを着たご店主が今までの着流し姿よりかっこよくてどきどきしました(>∀<)
源ちゃんが出てこなかったのに今気付きましたが、
それより祥子ちゃんが今時にしては結婚が早いなと言うのが印象に残りました。
祥子ちゃんの今風の着物にレースの半襟を合わせた結婚式コーデが可愛かった♪
何はともあれ綺麗に終わって良かったです~7月に始まる新連載もだけど
来月8日発売のふるぎぬや完結感6巻も表紙とか口絵楽しみ~゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
その他印象に残ったのは赤石路代先生の「神無月紫子の優雅な暇潰し」。
相変わらずフリーダムな紫子さんと執事のポーカーフェイスがかっこよくて、
紫子が結婚詐欺に遇いそうになった事で逆にお洒落に目覚めた千絵里ちゃんに
「いいわよいいわよ~」と目を輝かせる紫子さんが頼もしくて可愛かったです。
逢坂みえこ先生の「獣医者正宗捕物帳」も
老舗の履き物屋の若女将が
双子の片割れの我が子を助けるために狂言誘拐を図るという筋が面白くて、
母の愛の強さと夫の若旦那の優しさが出ていて幸せな結末が暖かくて良かったです~
今話題の田村由美先生の「ミステリと言う勿れ」のドラマ収録現場レポも
同じ台詞をその台詞が言われたときにその場にいた人物全員の表情を撮るために
何回も繰り返し台詞を言わなくてはいけない俳優さんの苦労とか、
整君役の俳優さんがあのスーパーアフロを地毛でやりたいと言ってくれた感動とか
現場や俳優さんの臨場感や素顔が伝わってきて、ドラマ観てないけど楽しめましたー
新井理恵先生の猫山さんはflowers買った時の癒しです…(*´▽`)
猫山さんが何の遠慮もなく殺し屋の傘の中に入ってくる所とか
殺し屋が結局転職して上手く収まっちゃうラストが好きです。
にしても猫山さん4巻電子のみなの…紙で出るなら定価で買っても良いのになあ(ヽ´ω`)
金子扶未さん主演英国ロイヤルバレエ「眠れる森の美女」
- 2022/02/28 (Mon) |
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絵はゴシック&ロリータバイブルに載っていた帽子が可愛くて真似して描いてみました~
本当はミニハットだったのですが好みで大きくしました~
言わなくても分かると思いますが(?)粉雪です
帽子の上に乗ってる動物は言わなきゃ分からないので書きますがりすと小鳥です…
ちゃんと見て描いたのに何故分からなくなるorz
でもお花とか結構綺麗に描けて色使いも春らしく出来てお気に入りの絵です~♥
衣装もノープランで描いたにしては可愛く出来ました♪
ヴィクトリアンテイストのイメージです。
さっき生で見終わったばかりなのですが、
WOWOWでロイヤルの金子扶未さん主演の眠りやってたの観ました~
去年の7月に発売されたBlu-ray買おうと思ったけど
振り付けの名前見たら
既に持ってる同じロイヤルのアリーナ・コジョカルの眠りと同じだったので
同じ振り付け・衣装、演出だと思って買わなかったのですが、
衣装も装置も一新されてて嬉しい驚きでした~WOWOW入ってて良かった!(*≧∀≦*)
Blu-ray買うより安くついたわ~♪
眠り、整ってまとまった舞台で良かったです~
プロローグの貴婦人達が登場する所から、
貴婦人達のラフの付いたルネサンス時代っぽい衣装が素敵で引き込まれました~
コジョカルの眠りの青で統一されたドレスも高級感あって上品で良かったけど、
今回のちょっとキッチュな色使いのドレスも好きです♪
そして一番の注目ポイント・王妃の衣装、
ごく淡い灰色がかった紫で形はシンプルだけど
刺繍や装飾が凝ってて長いトレーンもエレガントで良かったです~
リラの精はじめ妖精達のチュチュも
やっぱりキッチュでマニッシュな色使いとデザインで可愛かった。
リラの精のバリエーション、
脚が軽々と高く上がって伸びやかで、おおらかな音楽を表す大きな踊りでとても良かったです‼
カラボス役のダンサーは黒いドレスがちょっとアール・デコっぽくて、
クールでスタイリッシュな美女で良かったです~
第一幕、王妃の衣装グッと豪華になってて良かった‼(///∇///)
大きな存在感ある帽子の上から王冠を被ってるのが新しい‼
色はプロローグと同じだけど、ヴィラーゴ・スリーブにスラッシュが入ってる所とか
身頃の装飾とか、スカートに青いストライプが入ってる所とか
大胆で華やかなデザインで素敵でした~☆
花のワルツはダンサー達の衣装が実際のチロリアンっぽい感じなのが珍しかったです。
そしていよいよ金子扶未さんのオーロラ姫の登場。
オーロラ、初々しいとか愛らしいとか可愛いとか言うより、
洗練された雰囲気があって大人っぽい感じが素敵なお姫様でした(^^)b
フロレスタン王の美しくなって、というマイムを受けて
恥ずかしそうにはにかむ所もどこか謙虚で大人っぽかったです。
そして改めてバレエと言うか眠りってって主役がいてこそだな~と思います。
オーロラの登場によってストーリーが動き出して、
名実ともに舞台が牽引されていく感じ。
主役不在のプロローグはいかにも味気ないなあと思いました。好きだけど。
ローズアダージオ、金子さん余裕があって上品でバランスも危なげ無くてとても良かったです~
ローズアダージオのバリエーションもやっぱり洗練された雰囲気が素敵。
第2幕は衣装が一気に簡素化して残念だった…
王子役のフェデリコ・ボネッリも王子というには若干おっさんっぽくてなあ…(^o^;)
幻影の場でのオーロラの踊りも衣装も
白鳥のオデットみたいでここだけ違和感ありました~
幻影だからと言ってもっと違った表現はなかったのか?と。
リラの精に導かれてオーロラの城にやって来た王子がベッドに眠るオーロラにキスすると、
ベッドの後ろの鏡にカラボスが映って滅んでいく所を見せるのが面白い演出でした~
第三幕、王妃のアップが無くて衣装が一幕と同じに見えたのですが、
アップに映さないのはやはり同じ衣装使い回しだから?
三幕で100年経ったのを衣装でどう表現するのかが見所なのにがっかり。
でも宝石の精達もコロコロ音を転がすような音楽に合った踊りで上手かったです~
長靴をはいた猫と白猫は白猫に猫らしいしなやかさが無い…と思いましたが
後半盛り返して良かった。
青い鳥のパ・ド・ドゥは凄く良かったです~‼゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
青い鳥とフロリナ王女の衣装もシンプルだけど青の色調が上品で素敵でした。
青い鳥のヴァリ、ジャンプが高くて軽くてしなやかで
流れがあってとっても素敵な踊りでした~主役より上手いのでは?(((^^;)
フロリナのヴァリも無邪気で愛らしくて軽やかな踊りで、
オーロラとは全く違った個性があって可愛かったです~細面の表情も活き活きして可愛かった。
赤ずきんちゃんと狼は踊りは普通でしたが
赤ずきん役のダンサーがベビーフェイスな美人で、
お団子を二つにした髪型も似合ってて可愛かったです♪
オーロラと王子のグラン・パ・ド・ドゥ、
オーロラの輝くような新妻オーラが素敵でした~
オーロラのヴァリも愛する人と結ばれる幸せがいっぱいに感じられて、
持ち前の洗練された大人っぽさも際立っていて良かったです~
王子はやっぱり青い鳥の方が上手いじゃん…と思いましたが、
最後のマネージュはさすがに勢いがあって上手くて良かったです。
コーダはもう少し二人に一体感とか高揚感があればもっと良かったですが、
王子の回転も早くて綺麗で力強くて良かったです。
ダンサー総出のフィナーレは盛り上がって祝祭感出てて、
アポテオーズも荘厳な音楽に合ってました~
とにかくソリスト達に安定感があって、
安心して観られる良くまとまった舞台でした((o(^∇^)o))
衣装や美術も豪華で、総合芸術としてのバレエを堪能出来て楽しかったです~♥
お家ブロードウェイとお家バレエ♪
- 2022/02/22 (Tue) |
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もう描くの三回目くらいの凄く気に入ってるピンクハウス服を着た粉雪。
分かりにくいけど柄は苺です。
いつもは白にしてるアンダースカートを
オーバースカートと同系色の薄い緑にしたらとっても可愛くなって良かった♥(自画自賛)
緑とフリフリ服って意外と相性良くて好きです~♪
2月に入るか入らないかの頃から始まった鬱期が長引いて録画が溜まる一方でしたが、
ようやく復活したので少しずつ録画した番組を消化し始めました~
2月12日にWOWOWでやっていた松竹ブロードウェイシネマ、
「シラノ・ド・ベルジュラック」観ましたー
ミュージカルではないいわゆるストレートプレイは
特に海外の作品はめったに見る機会が無いので、新鮮で楽しかったです~(>∀<)
去年NHKBSでやっていた吉田鉱太郎・黒木瞳主演のシラノの舞台と
色々演出や台詞回しの違いなんかを比較しながら楽しめて良かったです♪
冒頭のブロードウェイの幕が上がるところからもうきうき☆
日本版シラノとほぼ変わらない幕開けでしたー
でも男性陣のバロック時代の衣装や帽子は装飾とか豪華なのに
肝心のロクサーヌの衣装がシンプルすぎて衣装オタとしてはがっかり…( ´△`)
一番可愛かったのはシラノを菓子店に呼び出した時の
大きな襟の付いた細かいプリントの入った小豆色のドレスかな。
順番が逆になりましたが、ロクサーヌ役の女優さん
綺麗なブルネットだしお顔もまあ美人なんだけど、
もう少し若々しくて可憐な感じの方が良かったな…
で更に順番が前後してしまいましたが、
シラノ役の俳優さんは吉田さんに負けない貫禄ある演技で、
ド・ギッシュ伯爵の甥に鼻がでかいと言われたときのシラノの例え合戦も
日本版と同じ流れで見やすかったです~
いや同じ戯曲だから当然なんですが。
結構日本もアメリカも本来の戯曲に忠実に舞台化してるのかしら。
でも鼻が大きいの例え合戦は
やはり母国語で観るのが一番だな~と思いました(^o^;)
日本版の「村上春樹なら、それは鼻だった。OK、それは確かに鼻だった」
とかくっそ笑いましたが、
今回の例えで覚えてるのは
「優雅に言えば、鳥が飛んできたのかしら?素敵な止まり木で羽を休ませようとして」
だけだし。
後やはり字幕だと戯曲特有の詩的な言い回しが
字幕の文字数が多くなりすぎて頭に入って来る前に消えちゃう感じでした。
シラノが100人の悪党を倒すシーンは日本版のオリジナルなのかな?
期待してたのに無かった…
クリスチャン役の俳優さんも多分アフリカ系のエキゾチックなイケメンで
男らしい美貌が素敵でした~
そして日本版観たときもロクサーヌいくら詩的な表現が好きだからって何様だよと思いましたが、
今回の舞台ではロクサーヌのコミカルな演技の部分が強調されていたのと、
「愛してると言う言葉をパリの男は誉め言葉に使うのよ‼」と
自分にがっついてくる求愛者達に辟易している台詞が入っていたので
そういう心情が分かると憎めないキャラになって可愛く思えてきました~
スペインとの包囲戦の時も
密かに結婚したクリスチャンに会いに馬車を飛ばしてきたり、
勇敢で肝の据わった所がとても魅力的で良かったです~
ロクサーヌ役の女優さん、コメディエンヌっぷりが上手い‼(^^)b
クリスチャンも日本版はただのオツムの弱いイケメンで犬死にな感じでしたが
今回の舞台ではロクサーヌが愛しているのが
自分ではなくシラノの言葉である事を苦悩する所とか、
人間としての深みや苦しみが描かれていたので
戦死するシーンは心から同情出来て良かったです。
そしてシラノ‼
クリスチャンを通してロクサーヌに愛を語る時の顔‼涙‼表情‼
本当に素晴らしい剣の腕前とウィットの才能を持ちながら
醜い鼻がために幸せになることを諦めているシラノの悲哀を見事に体現していて、
とっても素晴らしかったです~‼((o(^∇^)o))
「彼女にキスしているのは俺の言葉だ」のシーンのシラノの表情と言ったら…(;ω;`*)
あ、また順番が前後しますが、
クリスチャンが初めてシラノの部隊に入って来た時の
シラノの前では禁句の「鼻」連呼もくそ笑いました(笑
クリスチャンの喪に服すために15年も修道院で隠れ暮らしていたロクサーヌが
真実を知るシーンは涙なしには見られませんでした~
そして彼女の腕のなかで
「その心意気」と台詞を遺して旅立つシラノを抱き締めるロクサーヌの
音楽も虚飾も全て剥ぎ取った静かな幕切れは
哀切極まりなくてとても深い余韻を醸し出していて良かったです~
日本と本場ブロードウェイの舞台の違いを見比べながらのお家観劇、最高でした‼(*ノ▽ノ)
更にに遡る事2月10日にWOWOWで放送していた
Kバレエのクレオパトラもやっと観ました~
古典じゃなくてオリジナルのバレエなんて…しかもエジプト舞台(ー_ー;)
とか全く観る気がしなかったのですが、
これがどうして観てみたら思ったより遥かに面白かったです~‼
まずクレオパトラ役の中村祥子さんと
カエサル役のスチュアート・キャシディの圧倒的な主役オーラが凄い‼
中村さん年末のくるみのマリー姫はマッチョすぎて好みじゃなかったけど、
クレオパトラ役は本当にハマり役‼
顔立ちがどうとかじゃなくてとにかくオーラが絶世の美女オーラ出まくりで、
主役なのにほとんどテクニックを見せる様な踊りはないのに、
存在感が本当に圧倒的で文句なしのタイトルロールでした。
スチュアート・キャシディのカエサルも屈強な体躯に思慮深げな面差しと、
正に現代にカエサルが甦ったのかと思うほどのハマり役でした~
山本雅之さんのプトレマイオス13世のバカボンっぷりも堂に入ってました(誉めてる)
宮尾俊太郎さんのアントニウスはまあ可もなく不可もなくだったかな。
遅沢祐介さんのオクタヴィアヌスは踊りはいまいちだったけど、
エジプトに攻め入るときの冷酷無比な表情はぞっとしました。
第一幕、クレオパトラが多分奴隷?を一人選んで多分媚薬?的なものを飲んで
蛇のように這っていく幕切れとか、鳥肌が立ちました~
一応ちょこちょこディヴェルティスマン的なシーンもあるんだけど、
前述のように主役のクレオパトラにほとんど踊りの見せ場がないのに、
その圧倒的なオーラだけで舞台を支配する貫禄が素晴らしかったです~
クレオパトラだけでなく人間ドラマが中心になっていて、
舞踏とかバレエとかいった枠にはまりきらない
ドラマティックな作品で、まるで映画を観ている様にさえ感じられました。
カエサルが盟友の生首を掴むシーンはエグかった…(((^^;)
第2幕のカエサルの死から立ち直れないクレオパトラを
アントニウスが滑稽なダンスで笑わせるシーンは個人的にグッと来ました~
そして何と言ってもローマのシーンが物凄く好きでした‼
それまでのエジプトのオリエンタルな色や形の衣装に対して、
ローマのヒマティオン?って言うのかな?
女性達の純白の体に巻き付けるような衣装での群舞の色彩効果がが素晴らしく効果的で、
清楚で洗練されたローマ文化が伝わってきて目が釘付けでした~♥
そして何と言ってもオクタヴィアヌスの妹オクタヴィア役の矢内千夏さん‼
出てきた瞬間から妹‼って感じの(?)愛されオーラで、
小鳥のように明るく朗らかで無邪気で、
まるでこの世の暗い部分をまるで知らぬげに育ったような
純粋無垢な可憐さが素晴らしく印象的でした~
ソロもとにかく可憐で愛らしくて可愛かった~‼゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚
フィナーレのフェッテの時だけ一回転出来てなくない?って所があったのが残念でしたが(^-^;
私がアントニウスならクレオパトラなんて即忘れてオクタヴィアを自分色に染めるわ(笑)
ラストはこれまた悲哀溢れる幕切れで、
伝説のように蛇の毒で自殺するのではなく
窓から身を投げるクレオパトラというそのふっと消えていく様な感じがとても印象的でした~
本当にバレエという枠で語りきれない、
人が生きる意味とはなにか、愛とは何のためにあるのかといった
答えのない命題を考えさせられる作品でした。
熊川哲也天狗で嫌いだけど、やっぱり才能あるわ…
Happy Happy Valentines' Day 2022
- 2022/01/26 (Wed) |
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今年も粉雪でハッピーバレンタイン♥
粒チョコを適当に散りばめるだけでは例年と代わり映えしないので、
頑張って俯瞰に挑戦してみました。
洋服が割と思った通りに出来て良かったです♪
聖夜がいないと寂しいですが、
まあこの服に合った服考えるのも俯瞰でポーズつけるのも無理ゲーだからね…仕方ないね…
空からチョコが降ってくるイメージです(。ゝ(ェ)・)-☆
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