雨の通り道
5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。
カテゴリー「日記というか雑記」の記事一覧
- 2025.04.22 [PR]
- 2018.05.01 新国立劇場ウェイン・イーグリング版くるみ割り人形DVDブックス
- 2018.04.24 ヴィシニョーワ&マラーホフ主演「ジゼル」感想
- 2018.04.23 シュツットガルト・バレエ団オネーギンとバレエという芸術
- 2018.04.20 だらだらだら(略)と通常運転
- 2018.04.13 つらつらつらと通常運転
新国立劇場ウェイン・イーグリング版くるみ割り人形DVDブックス
- 2018/05/01 (Tue) |
- 日記というか雑記 |
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イラスタ習作姫さま。例のシーン。
頭身というか体型は上手く描けたと思うけど白魔フード難しすぎる…;;
amazonで4月24日に予約していた
4月26日発売の新国立劇場バレエ団のオフィシャルDVDブックス、
ウェインイーグリング版くるみ割り人形30日にやっと届きましたー
去年の11月3日に観に行った公演だけど、生で観た時より大分感想変わりました…
生で観た時はネットでは酷評されてたけど
イーグリング版そんなに悪くないじゃんと思ってましたが、うん…今は酷評も分かるわ…
くるみ割り人形の良いところが軒並み死んでる。
全体的にはオランダ国立バレエの
マシュー・ゴールディング主演のくるみのDVDの演出を踏襲してる感じだけど、
装置や衣装などは完全に下位互換で、
このDVDを今後わざわざ観たいと思うときがあるのかな…という感じでした。
第1幕から全く話に入り込めなくてこれ私が前ほどくるみが好きじゃなくなったせいかな?
と思ったけど、振り付けが悪すぎるからだよねきっと。
装置はショボいし少女クララを実際の少女が踊るのも嫌いじゃないけど
少女クララ役の亀井瑠奈ちゃんはあまりにも小さすぎて
生の時も思ったけどさすがに萌えられない…
おまけに演技も表情とかド下手だしくるみ割り人形と踊るシーンも全く萌えられませんでした。
ドロッセルマイヤーの人形劇がクララの姉ルイーズと3人の男性のパントマイム劇になってるのも
せっかくの可愛らしい人形振りの踊りが観られないのが残念だし
ねずみの王様を倒してくるみ割り人形が美しい王子様に変わる所が良いのに
ねずみの王様は死ななくてくるみ割り人形が変身するのもドロッセルマイヤーの甥に変わってて
全くカタルシスが感じられないし。
せっかくの美しい雪のワルツのシーンにねずみたちが混ざるのも興醒め。
2幕も生の時はそこまで思わなかったけど装置がショボすぎる…
各国の踊りはまあ良かったですが。
特に中国の踊りの女性ソリストがラストの回転良かったです。
生で観た時あし笛の踊りが女性ソロと少しだけドロッセルマイヤーとのデュエットになるのは
あの可愛らしい音楽を全く活かせて無くて大いに不満でしたが、
DVDで観てみるとルイーズと2役の細田千晶さんの蝶々可愛くてこれも有りかなと。
多くの男性に慕われるルイーズを花から花へ舞う蝶に見立てたというのはなるほど思いました。
花のワルツの時降りてくる装置は
観劇レポで野薔薇と書いてしまっていますがポピーだそうで。
衣装もポピーイメージのオレンジ色のロマンティック・チュチュ可愛い。
花のワルツの終盤で10組のカップル達がリフトしながら次々と舞台の真ん中を横切るところは
高揚感を感じさせて良かったですー
グラン・パは王子役の福岡雄大さんはしなやかで柔らかい跳躍や回転良かったし
クララ役の小野絢子さんも理想の大人の女性としての金平糖の精でなく
あくまで少女クララの延長である可愛らしさ、少女らしさを感じさせる踊り方で良かったです。
でも何度でも言うけどラストの音楽が通常と違うのは許せない…
DVDだとラストドロッセルマイヤーと甥が気球に乗って帰る所が暗くてほとんど分からないし。
あの音楽で終わるのが許せるのはヌレエフ版だけだわ。
とにかく主役男性ダンサーが
ドロッセルマイヤーの甥とくるみ割り人形と王子の3役になってる必然性が全く感じられないし、
解説本の方でイーグリングが少女クララが夢の中で大人になることで
大人のダンサーがクララを演じる不自然さを解消した、みたいに言ってるけど
それこそが少女クララと大人クララの断裂を感じさせてしまっていて
少女クララが途中で大人のクララになる演出が一番嫌いかも、と思ってしまいました。
まだクララ役と金平糖の精役が別れてる版の方が許せる。
全体的にくるみの要所要所のカタルシスがごっそり削られてて本当に残念。
映像特典の主演インタビューはまあ面白かったですが、リハーサル風景はあれだけ…?
解説本の方は写真も豊富でチャイコフスキーのくるみの音楽の構造についての解説とかは
ためになったし面白かったですー
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ヴィシニョーワ&マラーホフ主演「ジゼル」感想
- 2018/04/24 (Tue) |
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イラスタ練習2作目位に描いたお嬢様学校の制服を着た粉雪。
顔のバランスが酷い…この瞳の描き方は特にペンタブだと本当にバランスが取りにくい…
線画を丸ペンツールで描いたら
何故かちゃんと線閉じてるのにバケツツールで塗ってもはみ出してしまって
仕方なく手動でいちいちパーツ毎に塗ってマスクした苦労作(?)です。
やっぱりクリスタよりイラスタの方が塗りのタッチが出やすいなー
Photoshop Elementsのエアブラシ塗りの均一な塗りが嫌になってたので
ガシガシ筆のタッチが残るイラスタで塗ると
ちょっとCGが上手くなったような錯覚に陥ってたのですが、
クリスタではどうなるのかなあ…
コバルトブルーの色が気に入ってます。
昨日の続き。21日に池袋のブックオフで買ってきたジゼルのDVD観ましたー
ディアナ・ヴィシニョーワのジゼル、ピンクの衣装可愛い~vv
通常ジゼルと言えば青い衣装が一般的だし
清楚で普通の村人とは異質な存在である事を表すためにも青の方が効果的だとは思いますが、
あえて全く違うイメージを打ち出すのも嫌いじゃないです。
まあ実際はそんな大した意味は無いのかもしれませんが。
ただ髪を完全に結わないで1つに束ねてるだけなのは好きじゃない…
きちんとシニヨンに結い上げられているからこそ
狂乱の場で髪を解いて振り乱す様がより印象的になると思うので。
マラーホフのアルブレヒトは本当にハマり役。
王子様役がここまで似合うダンサーはそうそういないと思います。
ヴィシニョーワのジゼルは
去年BSでやっていたマチュー・ガニオとのマリインスキーの公演も観ましたが、
2004年の公演という事で今から14年も前の舞台なのでやはり印象も全く違いましたー
ジゼルの役作りも花占いの場面とか、ヴィシニョーワの表情があまりにも純粋すぎて
ウィリになる前から妖精の様というか、下界の農村という世界で生きて行くには
彼女の魂はあまりにも清浄すぎるのではないかと思わせるような雰囲気がとても良かったです。
狂乱の場でもただ静かに精神の均衡が崩れていくようで、オーバーな演技は全くなくて。
2幕でウィリとして出てきてからは役作りが観ててよく分からなかったですが…
ただアルブレヒトを守りたい気持ちも半分母性のように見える感じはしました。
1幕のジゼルのヴァリエーションは好き嫌いはともかく、
今まで観たジゼルのVaの中でテクニック的に一番完璧な踊りだと思いました。
マラーホフのアルブレヒトもボンボンなりに真剣にジゼルを愛しているように見えましたー
バチルド姫に声をかけられて一瞬でさっと彼女の婚約者の貴族のアルブレヒトの顔になる所が
アルブレヒトの裏切りの瞬間をはっきりと印象づけていて、
そうするしかなかった彼の人間としての弱さをよく表していて良かったです。
第2幕のソロも背中の柔らかさを活かした美しいVaで良かったですー
共演の東京バレエ団の団員達は特に1幕は特筆して印象に残らなかったな…
ヴィシニョーワとマラーホフに比べると表現面であまりにもクサすぎて…
バチルド姫や貴族の衣装も期待してたのと全然違って全く好みじゃなくて残念。
ペザント・パ・ド・ドゥの代わりのパ・ド・ユイットも特に目立つダンサーいなかったなあ。
でもミルタ役の井脇幸江さんは2幕のミルタのVa
儚げながらもウィリの女王らしい威厳を感じさせる躍りで良かったです~
ただヒラリオンがジゼルの墓参りで遭遇する火の玉はあまりにも日本的すぎて苦笑…
せめて色を赤じゃなくて青とかにすればまだマシなのに。
せっかく中世のドイツの夢物語に浸ってるのに
いきなり日本の怪談のヒューどろどろーな感じになって興醒めでした。
でも東京バレエ団好きなので贔屓目もあると思いますが、2幕のウィリ達の群舞はさすがでしたー
踊りで人ならざる者を表現するって本当に凄いなと思います。
まるで本当に花嫁衣装を着た娘達の亡霊がそこに存在しているように見えました。
こういう夢物語やお伽話の世界が現実に立ち上がってくる瞬間は
本当にバレエという芸術の素晴らしさを感じます。
コールドといえどここまでの域に達するにはどれほどの稽古が必要なのかと思わせられました。
同じバレエ・ブランでも白鳥の2幕は死ぬほど退屈なのに、
ウィリ達が舞うジゼル2幕が魅力的なのはウィリが単に美しく純粋なだけでなく
男を憎悪し死に至らしめる恐ろしい存在だからこそだと思います。
2幕、ヴィシニョーワの衣装だけ普通と違って
スカート部分が薄いチュールよりもう少し素材感のあるシフォンみたいな生地になってて
幾枚も重ねられたチュールのスカートが
足を上げる度にふわっとたなびく様子が好きな私には少し不満でしたが、
まあ特別ゲストですし衣装も差別化計らないとね…
2幕のパ・ド・ドゥのジゼルのソロのぴょんぴょん飛び跳ねる所可愛かった。
最後、朝を告げる鐘の音を聞いて
アルブレヒトを守りきったのだと安堵の表情を浮かべるジゼルの所がとても印象的でした。
ヴィシニョーワとマラーホフの2人の名演技が光るとても秀逸なジゼルだと思いましたー
本編は前に東京文化会館の音楽資料室でも観ましたが、
映像特典のヴィシニョーワ&マラーホフへのインタビューは多分今回初めて観たと思います。
こういう映像特典も大好きなので楽しめましたー
マラーホフがアルブレヒトを踊る上で気をつけていることはという質問に
「現実に起こりうる物語だから、現実をいつも意識して踊っている」
という様な事を言ったり、
「アルブレヒトでなくマラーホフを演じたい。
後にあんな風にアルブレヒトを踊ったのはマラーホフだけだと言われるようになりたい」
とマラーホフ以外が言ったら顰蹙を買いそうな事もごくさらりと言っていて印象に残りました。
マラーホフは思ってたよりロマンチストで
かなり夢想家で個性的な考えの持ち主だと感じましたが、
所々でおどけたリアクションを挟みながらの返答にユーモアも感じられて好感が持てましたー
一方のヴィシニョーワは質問も返答もマラーホフに比べると無難な感じだった気が。
でも思慮深げに少し口ごもった感じで話すシャイな感じの印象が意外で可愛かった。
ジゼルは白鳥と違って1幕でしか各バレエ団の独自性が出しにくくて
2幕はどのDVDを観てももちろん表現の違いはあっても同じような印象しか感じないので
そんなにたくさん持っててもなー…と買うの迷いましたが、
この2人の黄金コンビが観られる貴重な映像買って良かったですー!
シュツットガルト・バレエ団オネーギンとバレエという芸術
- 2018/04/23 (Mon) |
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はいツイッターに載せた色違いです(笑)手抜きですみません。
名前がリリーなので背景に百合の花を散らしてみました(でもドレスは薔薇…)
クリスタの色調補正で色変えるとき他に薄い緑も良いなと思ったんですが
ただでさえ淡い色で塗りのタッチが見えにくいのに
緑にするとほとんど濃淡が見えなくなっちゃうのでやめました…
確かリリー・ヘザー王妃に緑のドレスって描いたこと無かったと思うのでそのうち描きたい。
今日23日の夜中BSプレミアムシアターで
シュツットガルト・バレエ団のオネーギンやってたの観ましたー
オネーギン面白かったです。DVDも出てないし放送してくれて嬉しい。
群舞や踊りの構成が巧みで全幕飽きずに観られるのが良かったですー
クランコ振り付け作品の中でも一番の名作だなと。
オネーギン役のフリーデマン・フォーゲルは踊りは素晴らしいんだけど
1幕2幕と都会的で洗練されてるけど厭世的な美青年、という雰囲気が全然出て無くて
ただの軽薄な遊び人にしか見えないのが残念…
田舎娘のタチヤーナが魅せられるほどロマンチックな風情がないと。
タチヤーナ役のアリシア・アマトリアンはちょっと歳いってるけど
知的な美人で役に合ってて踊りも美しくて素敵でしたー
夢見がちな少女らしい内省的な演技も
乳母をからかったりするロミジュリのジュリエットみたいな可愛らしい演技も
どちらも上手でした。
こういうバレエを観る時、割と年かさのバレリーナが少女役を演じる時に
ふと本物の少女より少女らしく見える瞬間とかがあって、
そういう時にああ、バレエって美しいなーと思います。
もちろん役の歳に近いまだ若いダンサーが踊る本物の少女らしさも素敵なんだけど、
経験を重ねたからこそ出せる深みのある演技の中に見える少女らしさみたいな物がとても好き。
そういう意味ではバレエってオペラやミュージカルと違って
実際より年下の役を演じやすい芸術なんじゃないかと思います。
オペラもミュージカルもバレエもそれぞれ大好きでどれが一番好きとは決められないけど、
言葉がない芸術であるバレエほど身体が雄弁に語る芸術は無いんじゃないかなと。
バレエのそういう身体1つで役柄を演じきらなければならないという
制約が多いからこそ自由でやりがいがありそうな所はとても興味があるし惹かれます。
何かバレエ論みたいになってきたので軌道修正してオネーギンの話。
有名な手紙のパ・ド・ドゥと3幕の別れのパ・ド・ドゥは綺麗だったけど
特に何も感じなかったな…
それよりグレーミン公爵への貞節を貫くために
再会したオネーギンの手紙を破り捨てるタチヤーナ(アマトリアン)の
未練はどうしようもなくあって身を引き裂かれるような思いだけど、
それでも決然と別れを告げた後の幕が下りるまでの
苦痛に歪むような激しい、荒々しいと言ってもいいような表情がとても印象的でした。
アマトリアンの演技ドラマティック・バレエらしい細やかな感情を
要所要所でよく表してて良かったですー女優冥利に尽きる役だなあ。
2幕の誕生日会でオネーギンに目の前で手紙を破られショックを受けても
レンスキーをないがしろにする妹のオリガをたしなめたり、レンスキーを気遣ったり
決闘の後何かを悟った様な顔で大人の女性へと変わらざるをえなかったどうしようもなさとか、
タチヤーナという女性の豊かな人間性と心の強さがよく伝わってくる名演技でした。
グレーミン公爵はもう少し貫禄あるダンサーの方がより深みが出たと思うけど。
衣装も上品で足を上げたり回転する度にふわっとひるがえるスカート素敵だし
ラーリナ夫人の庭や家でのパーティーの牧歌的な雰囲気と
グレーミン公爵邸での舞踏会の瀟洒な雰囲気との対比も鮮やかで効果的でしたー
レンスキー役のデーヴィッド・ムーアも第2幕のソロ憂愁がよく出ていて素敵だったし
オリガ役のエリサ・バデネスも散々ネットで出っ歯だのブスだの言われてたけど
普通に可愛いと思ったけどなー。
本当はこの後21日に池袋のブックオフで買ってきた
ディアナ・ヴィシニョーワとウラジミール・マラーホフ主演の
ジゼルのDVDの感想書くはずだったんですがこの時点で既に長文なので明日にします…
私のブログが何故長くなるかって
一日の記事に話題を詰め込みすぎだからなのはよく分かってるんです。
本の感想とかも1日1冊だけ位にしておけば良いのはよく分かってるのですが、
何故ある程度たまってから感想書いてるかというと
まあ記事が流れるのが早くなるのがいやだって言うのもあるんですが、
一緒に載せる絵のストックが無いからなのですよ…
本を読むスピードと絵を描く回数が比例してない。別に画像無くても良いんですけどね…
だらだらだら(略)と通常運転
- 2018/04/20 (Fri) |
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薔薇色の舞踏会用ドレスを着たリリー・ヘザー王妃。最初の構想はこの色でしたの。
波津彬子先生のお嬢様のお気に入りの扉で久々に波津先生のヴィクトリアン貴婦人が拝めたので
影響受けてポーズや表情なんかも波津先生が描かれる美女を意識して描きました。
そしてやっと2月に買っていたクリスタの練習に手を付け始めました…
本当はアナログで描きたかったのですがピンクのコピックが切れそうだったのでケチって
CGならいくらでも色使えるし…と重い腰を上げて描いてみました。
顔普段描かない角度&表情だから怖くなっちゃったな…でも黒髪にはピンクが似合うと思う。
クリスタにも少しずつ慣れていけると良いな。
どのブラシ使っても
Photoshop Elementsのエアブラシと大差ない塗りになっちゃうのは困ったけど。
そんな訳で何日もいかがわしい内容の記事をTopにしててすみませんでした(笑)
内容的にいつも来て下さってるお客様にドン引きされたんじゃないかと心配してました(笑)
純情少女小説だけじゃ飽き足らない事もあるのですよ…
あれから「はなちゃんのみそ汁」という少し前に流行ってた?闘病記と
吉本ばななの小説「ふなふな船橋」、
我鳥彩子さんのコバルト文庫
「天都宮帝室の然々な事情 二五六番目の皇女、天降りて大きな瓜と小さな恋を育てること」
読みましたー
はなちゃんのみそ汁は前にも書いたと思いますが10年以上前思う所あって
癌の闘病記を読みあさってた時期があって、色々考えさせられる事も多かったので
最近は母がそろそろそういう病気がリアルになってくる頃で不安になるので
闘病記からは離れていたのですが、話題になってたし読みたくなって借りてきました。
冒頭のはなちゃんの作文が凄くしっかりした暖かい文章で感動的でしたー
本文も25歳で結婚前に乳癌が発覚して、抗癌剤の作用で妊娠は難しいと言われていた千恵さんが
奇跡的に妊娠してはなちゃんを授かり、
千恵さんが闘病と娘さんやご主人の安武信吾さんの事などを綴ったブログを所々で挿入しながら
新聞記者の信吾さんの語り主体で進んでいく感じがさすが本職だけあって読みやすくて
癌になった事で千恵さんが食の大切さを見直し、
娘のはなちゃんにもごく小さい頃から料理の仕方や日常の家事など
生きていくためにしなければならない事をしっかり教えていく姿勢に感銘を受けました。
勉強は二の次で良い、
健康で生きる力が身に付いていれば将来どこに行っても何をしても生きていける、という
食育という育て方、考え方がとっても良いなあと。
そしてこの闘病記が既存の作品とは決定的に違っているのは、
病気のせいで不安定になって愛する娘であるはなちゃんをつい殴ってしまったりする千恵さんや
千恵さんに「あんたのせいで癌になったんよ」と言われて思わず手を上げてしまった信吾さん等
「病気になった事によるストレスから来る暴力」が書かれている事。
とても衝撃を受けると共に、
確かに自分が同じ立場だったら綺麗なだけではいられないよなあと考えさせられました。
それからもう一つは千恵さんを亡くした信吾さんの悲しみがページを費やして書かれている所。
他の闘病記では執筆しているご家族が当事者が亡くなっても
割と現実を受け入れて立ち上がっていく様に書かれているイメージだったので
千恵さんを亡くしてからの信吾さんの深い悲しみが癒される事無く
時間が癒してくれるなんて嘘だ、と自暴自棄になってしまうその後までじっくり書かれていて、
人が亡くなると言うことがどれだけ深い悲しみをもたらすのか思い知らされた気分でした。
癌が全身転移して末期の日々を生きる千恵さんの苦しみも
綺麗に取り繕うことなくありありと書かれていて読んでて苦しかった…
それでも4歳とは思えない程聡いはなちゃんのおかげで徐々に立ち直っていく信吾さんと
昼間は元気でも夜になると千恵さんを思って泣くはなちゃんが
2人で支え合いながら悲しみを乗り越えていく姿に胸を打たれました。
私も少しははなちゃんの様に身のまわりのことを出来るようになって
菓子パンばかり食べてる食生活もいい加減しっかり見直さないとなあと考えさられました。
ふなふな船橋は前にも1回借りてたのですが、
ふなっしーのステマみたいな冒頭部分に凄い拒否感を感じてしまって読まないで返したのですが
今読んでみたら普通に気にならなかったし面白かったですー
本当本ってその時の気分や体調などのコンディションによって
同じ物を読んでも全く感想が違ってくるよなあと実感しました。
俊介さんが吉本ばなな作品のヒロインの恋人役としては珍しく少女小説的なイケメンで
やり直せないかと伝えられた時のキスの描写とかもそれっぽくてときめきましたが、
少女小説を読むのとは全く違った所で面白さを感じました。
具体的に言うと俊介さんが早川さんをキープしておいた上での復縁申し込みじゃなくて
きっぱり早川さんを振って復縁を申し出てくれたなら
何を置いても一緒について行ったのに、と思うヒロインの所。
そういう微妙な心の心理とか、
少しの差で決定的に人生の方向性が決まっていく事もあるという所が面白いなあと。
ふなっしーに限らず、人生にはどんな時にも寄り添って慰めてくれる
妖精のような存在が誰にも必要なときがあるんだ、というのがそうかもなあと思いました。
天都宮帝室の然々な事情1巻は19日に市営地下鉄沿線のブックオフ巡りしようかと思って
結局めんどくさくてやめたのですが、時間が半端に余ってたので
あざみ野のブックオフに夕食まで時間潰すつもりで行ったら
まんまと108円になってたので喜び勇んで買ってきましたーずっと待ってたんだよ…!vv
2巻の方は去年の11月位に買って感想書きましたが、
コメディに吹っ切ってるのは良いけど話の筋に緊張感が無さ過ぎて読んでてだれたので
1巻はそこそこにバランスが取れててまあまあ楽しめました。
ヒロインの未鳴が凄く前向き思考の建設的な性格なところが魅力的で可愛かったし、
最近のコバルトって頭弱い系のヒロインがイケメンに言い寄られてはわわ;;
なイメージだったので未鳴の方から輝日にぐいぐい行くのが凄く読んでて気持ちよかったですー
ただ神火とか亜人とかラブコメなのに半端なシリアスぶっこんでくるのは好きじゃない…
ヒーローの輝日もいい人なんだけどいい人止まりというかそこまで魅力が伝わらなかったかな…
未鳴の正体を知って天都宮の陰謀がどうとかとぐじぐじしてる所はいらっとしました。
でも激情から未鳴を押し倒した輝日に未鳴が
「人間の男なんて!と拒む高飛車タイプがお好みですか?それとも弱々しく抵抗する方ですか?」
とか冷静に言う所は笑いました(笑)
全体的にはそれなりに楽しめたたのですが、
我鳥さんお得意のはずのギャグがことごとく滑ってたのは残念でした。
でも寸止めの神様~!と文句を言うのが今回はヒロインの方だったのは新鮮で良かった(笑)
あとがきの我鳥さんのテンションはうん…まあいつも通り…
未鳴ちゃんは若いのに凄いですね!とか書いてるのは若干引きました。
もう少し客観的にキャラを見て欲しい…
この自キャラ愛種村有奈に似てるんだよ…
つらつらつらと通常運転
- 2018/04/13 (Fri) |
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絵はイラスタ楽描きさくらちゃん。どうせならさくらちゃんの誕生日に載せればよかった。
まだイラスタの補正付きGペンツールに慣れてない頃なので線が太いです。
NHKEテレでやってた劇場版CCさくら封印されたカード観ましたー
劇場版サイズということで通常のアニメとはテンポが違うので
若干展開が遅く感じる所もありましたが、
坂本真綾さんCVの無のカードちゃんがめちゃくちゃ可愛かった~vv
ちっちゃくてふわふわウェーブヘアお人形さんみたいvv
苺鈴ちゃんも出てきてにぎやかで楽しかったです~
しかしさくらちゃんさくらカード編の最終回でテディベア渡して想い伝えたと思ってたのに
まだ両想いになってなかったのか…
最後の「だ~いすき!」可愛かったです♪
クリアカード編のアニメのほうも苺鈴ちゃん出てきて嬉しかったです~
苺鈴ちゃん本当ちゃきちゃき良い子で可愛くて大好き…
中国語(広東語?)話すところも可愛かった~結構長く滞在するみたいで楽しみです。
今日は漫画とTLの話です。
TLは前回書かなかっ仁賀奈さんの「禁断ロマンス童話 王子様に従属」の話と
あと2冊館山緑さんのジュリエット文庫とティアラ文庫の話を
全年齢ブログ(笑)という事を考慮して差し支えない程度に(笑)書こうと思います。
漫画はCuvie先生の「絢爛たるグランドセーヌ」10巻買いましたー
一読して思ってた展開と違ってうーんそっちの方行っちゃうのかーって感じでした。
9巻の引きは凄くわくわくしたので
玉木先生のコンテンポラリークラスの内容とか
滝本先生の過去をもっと掘り下げてやって欲しかったな…
でも相変わらずバレエ未経験者にも体感的にバレエのパやポーズの難しさが分かる感じや
奏のバレエ馬鹿でハングリーでコミュ力お化けな所は良かったです。
玉木先生の「例えてみれば外国語を覚えて世界が広がるって事!それってわくわくしない!?」に
「します!!」って奏可愛かった(笑)翔子と奏の友情も良いな~
コンテンポラリーに必要なスキルとかコンテを踊る意義とかを
しっかり提示してくれたところは良かったです~
マルセイユ留学も思ったより早かったけどレッスンの様子とか
バレエのリアルを知れる所がとっても好きです。
アンドレアとかまた訳ありげな新キャラが出てきて収集付くのか心配ですが…
ここから若干ピンク注意なTLの話。
前回の通常運転で書かなかった仁賀奈さんの禁断ロマンス童話は
仁賀奈さんの過去の作品に登場したキャラを使ったパラレル?な童話パロ本。
仁賀奈さんネットで評判良いけどかなり前に最初に買った「いいなりラプンツェル」が
設定も行為(笑)の描写も全く萌えなくて何であんなに評価高いのか分からん、と思ってましたが
最近ピンク成分が不足してた時に買ってみた「不埒なマリアージュ 略奪の王子と祝福の姫君」が
ヒーローのキャラが良くも悪くも吹っ切ってて
行為の描写もなかなか萌えて良かったので大好きなお伽話パロという事で買ってみましたー
1冊で3話のお伽話パロが読めてなかなかお得で良かったです~
過去の仁賀奈さんキャラは全く知りませんが、
「野獣王子と人魚姫─従順初夜─」の彰久様が特に優しい貴公子かと思いきや肉食系で
鈴菜の健気な想いも可愛くて幸せな人魚姫も良いな~と思いました。
「肉食王子と眠り姫─禁断果実─」も過去のクラウディオの純情が可愛かったし
クラウディオの乳母が妖精だった所とかも予想できなくて良かったです。
仁賀奈さんとにかくヒーローのキャラ付けと行為描写が徹底してて
これは確かにファンが付くのも分かるなという感じ。
とにかくエロエロな物が読みたいときに頭空っぽにして読める感じが良いなと思いました(笑)
対して館山緑さんのは行為の描写は凄くぬるいけど、
TLでは珍しく純愛路線で幸せな感じが萌えるなと思いましたー
逆に言えばエロいのを読みたい時には向かない感じで
去年の冬に買って何度も何度も読み返してる
「プリンス・ギャンブラー 王子様は策略がお好き」にしても
少女小説でも充分出せそうな感じだったのでTL枠としてはもう買わないな…と思ってたのですが
カイとアンネマリーの可愛い純愛は大好きだけどさすがに新たなお気に入りが欲しくなってきて
館山さんの他のTL作品も買ってみることに。
プリンス・ギャンブラーと同じジュリエット文庫の
「王子様とワルツを くちづけは恋のはじまり」と
ティアラ文庫の「子爵探偵 甘い口づけは謎解きのあとで」の2冊。
王子様とワルツをの方はドストライクなタイトルの割に思ったより萌えなかった…
プリンス・ギャンブラーがギャンブルのゲームの描写が凄く凝ってたので
タイトルになってるワルツやダンスの描写がさぞや力はいってるだろうと思ったのに
ダンスシーンが思いの外抽象的でダンスのうんちく的な物も全く無くて。
ヒロインのロジータの家が生業としている兵器工商会?みたいなのの実態もよくわからなくて
凄く読みづらかった…
けどプリンス・ギャンブラーと同じ
ブルームラント王国を舞台にしてるのはテンション上がりました。
カイやアンネマリーがちらっと出てこないかなーと思いましたが無かった…
せめてあとがきで2人のその後にも触れて欲しかったな…
あと行為に及ぶまでの流れが雑と言うか全然どきどきしなくて、
それ本当に今必要?って感じでした。
行為自体の描写はプリンス~よりは大分具体的だったけど。
子爵探偵の方はTLらしからぬ
キラキラ成分の全くないスタイリッシュな表紙には購買意欲そそられなかったけど、
王子様と~よりはヒーローの変人自称名探偵・イアンに言動とか萌えられました。
相変わらずヒロインのステラ・Dがイアンと結ばれるのはイアンのためにならないと
無理に身を引こうとする所はプリンス~と同じでワンパタだなあと思ったけど。
TLに本格的なミステリ要素も期待してなかったけど、
それにしてもその部分はお粗末すぎる…
結局アダム・ゴドウィンの遺したイヤリングにどんな逸話があるのかも明らかにされないし
敵役は勝手に海に落ちて死んでくれるし
最大の謎解き要素の筆跡の偽造が解決できたのも
たまたまステラ・Dの字に特徴があったからだし。
でもイアンとステラ・Dが結ばれるシーンはちゃんと説得力もあって
挿絵も相まってぬるいながらも萌えられて良かったです。
ステラ・Dに「こんなの恥ずかしい…」と言われて「駄目?」と聞くイアン可愛かった(笑)
とにかくそろそろプリンス・ギャンブラーを超えるまではいかなくても
並ぶ位にはお気に入りが欲しいと思ってたのですが
プリンス・ギャンブラーがいかに私の萌えツボにハマった作品だったのかを思い知りました。
ただ館山さん行為の描写を見るにプリンス~ではわざと綺麗目に書いてたみたいですね。
それが作品の全体的な雰囲気に凄く合ってて良かったです。
プリンス~のカイの挙措の1つ1つが目に浮かぶような描写が凄く好きで
今回買った2冊にもその辺のヒーロー萌えを期待してたのですが
やっぱり館山さん的にもカイは別格のお気に入りだったんだろうな、多分。
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小雨
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女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。
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