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雨の通り道

5月16日作成 管理人・小雨がオリジナル・版権イラスト、日記などを雑多に書いているブログです。

カテゴリー「日記というか雑記」の記事一覧

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読んで読みまくる


コバルト文庫の松田志乃ぶさんの「悪魔のような花婿」シリーズハマりましたー
2巻の「遅れてきた求婚者」と3巻「薔薇の横恋慕」読んで、
キャラクターの相関関係や性格付け、かけあいが凄く絶妙で楽しいな~と思いました。
ヒューを守る女性騎士のサラとかFF9のベア様みたいでかっこいい!
自惚れやすぎるポー(フィリップ)の少年ウィリアム(ロビン)への対抗意識とかも笑えました。
ヴィヴィアンの兄ウィリアムをひたすら崇拝してる所とか、
美形なのに生真面目で女性に余り関心がなくてモテる自覚も無い所も可愛くて好きだし、
レディ・ドーラの冷静に息子二人や
ウィリアムとジュリエットの息子夫婦を観察できる所も素敵。
3巻冒頭の「このいばりんぼうのなで肩王子」もくっそ笑いました(笑)

で第1巻も買ったのですが、魔女カスタードに呪いをかけられた悪魔伯爵の元に
ジュリエットが嫁いできて…というあらすじを読んで
まず嫁いでくる場面から始まって段々城の秘密が明らかになってきて、
ウィリアムの正体というか呪いも判明して、
その上でジュリエットがウィリアムに惹かれていく過程や
大魔女カスタードとの攻防?を1冊まるごと使って丁寧にやるのかと思ってたら
凄いスピード展開でウィリアムの呪いのことも2人の関係のことも魔女との対峙も
さらっと書かれていて拍子抜けでした。
でもウィリアムのキャラクターが何と言っても良かったです~
完璧超人なキャラって返って面白みが無くなったり嫌味になったりする物ですが、
ウィリアムはそのおおらかさのおかげで素直に魅力的と思えるキャラになっていて好きです。
そして欲情(むらむら)すると12歳の少年になってしまうという呪いがとっても良いです!!
私ロリ専門でショタの気はそんなに無いつもりでしたが、
12歳ウィリアム少年とジュリエットのやりとり可愛いよ~vv
最初から12歳の少年だったらそんなに思わないだろうけど、
普段頭脳明晰で優秀なウィリアムが少年になっちゃうって所が最高にギャップ萌えです。
微エロと聞いてましたが全然不快なエロさじゃ無いし、
あくまでもコミカルで明るいお色気って感じなのも好きです~
「悪魔に捧げる恋歌」もレディ・アンのヴィヴィアンを思う健気な恋心が良かったです~
この2人くっつくと良いな~
``ヴィヴィアンはズボンは脱がなかった。『やめないでぇえええ!』乙女達はわがままだった``
の下りもめちゃくちゃ笑いました。
早く全巻借りて読みたい!

昨日は1日暇だったので他にもコバルト文庫とルルル文庫一気読みしましたー
コバルト文庫の湊ようこさんの「伯爵令嬢の華麗ならざる結婚事情」は
頭悪いので密漁事件の詳細が明かされていく感じに全くついて行けなくて、
カバー裏表紙のあらすじから完全なラブコメだと思っていたのでちょっと肩すかし。
コバルト文庫って恋愛物でも
何かミステリー仕立ての要素入れないといけない決まりでもあるのでしょうか。
主役二人の恋も薄味だったしなぁ…
でもアンナの現実的で色気より食い気な怖い物知らずのユニークなキャラは良かったです。

ルルル文庫の葵木あんねさんの「魔術師のプロポーズ」は面白かったです!
葵木さんの本は女王家の華燭、天の花嫁、恋する天女と4人の花婿、
首狩り帝の後宮読みましたが、
どれも中華風の世界観だったので西洋が舞台と言うだけで新鮮で、
表紙買いした位イラストや挿絵も凄く可愛くて
「そうだよこういうのが読みたかったんだよ!!」って感じで良かったです~
いつもの葵木さん作品に比べたら胸焼けする甘さも控えめだったし、
ヒロインのリリーネが王女という立場から感情を表に出さないようにしていたのが
マエストロ・アルヴェンに出会って恋することで
自分らしい生き方をしたいと思うようになるところが良かったです。

少女向け小説は楽しいですな!!まだ2冊読んでないのがあるのでちゃっちゃと読みます~


BSプレミアムでやっていた新国立劇場の白鳥の湖、
酒井はなさん主演の新国立劇場の白鳥DVD持ってるのでどうかなと思ってたのですが、
装置も衣装も同じなのに主役の王子が外人と言うだけで全く印象が違って良かったです。
やはり日本人だとどうしても王子様~というキラキラ感が出ないので外人の方が好き。
オデット・オディール役の米沢唯さん、お顔が純和風なので白鳥はちょっとキツかったけど、
黒鳥はメイクも濃いめにしてたので見た目も素敵だったし
妖艶な美女と言うよりはチャーミングな可愛らしいオディールで良かったです~
王子役のワディム・ムンタギロフは
もうちょっとオディールとオデットの狭間で懊悩する姿を表現して欲しかったかな…
3幕の舞踏会で花嫁候補の姫君達をけんもほろろに退け母である王妃に頑として反抗しておいて
オディールが登場して踊る段になると途端に緊張感のない明るい表情になるのが
うん、馬鹿王子らしくて良いと思うよ(褒めてる)
パ・ド・トロワも持ってるDVDより完成度高かったし、ルースカヤも良かったです。
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30歳の誕生日。


今日で30歳になりました。
写真は今日は母が用事あったので昨日した誕生日会で食べたシャトレーゼのケーキ。
シャトレーゼ凄く安いのに普通に美味しくてびっくりしました。
抹茶のモンブランが凄く美味しかったです~
上等な抹茶の味ではないけど、ちょっとチーズ風味の抹茶味が甘くて美味。

30歳、何だか実感湧かないけど、
去年あったような20代終わるの嫌だな~…って気持ちは
今月入ったあたりからほとんど無くなって、
逆に新たなステップを踏み出したような清々しい気持ちで迎えられたので良かったのかな。
キャリアがないとか恋人がいないとか(笑)他の人に比べて劣等感がないわけではないけど、
自分のあゆみでゆっくり歩いていけば良いんだって今は思えます。

ツイッターやメールでお祝い下さった皆様ありがとうございます><
ツイッターで頂いた素敵なイラストは明日あたり早速飾らせて戴きますね~vv
今日は母が1日いなかったので昼間~夕方までスカイプしてたのですが
素敵な語り愛&描き愛が出来てとっても幸せな誕生日になりました~vv
みんなも誕生日にスカイプ開いてみると良いんじゃないかな(ドヤァ…

幸せすぎて怖い


最近また寝るのが惜しいくらいやりたい事がいっぱいあって、
忙しいけど充実してて楽しいです!!
絵を描いたりDVD観たり読書したり…
楽しいこと、嬉しいことが有りすぎて幸せすぎる…
今にも大地震が来てこの幸福が崩れ去ったらどうしようと
地震の度に「今のが関東大震災じゃなくて良かった…」と思う日々です。


昨日発売の波津彬子先生の新刊、「ふるぎぬや紋様帳」
凄く良かったですー!!アンティーク着物にまつわる幻想ロマン。
キモノ姫とか愛読してる和大好きっ子な私にはたまりません!!vv
着物、幻想譚、着流しの美青年、猫、ちょっと変わった同僚etc…と
波津先生の大好きな物やお馴染みのモチーフがこれでもかと詰め込まれていて、
先生の趣味全開だなあ…と微笑ましく思いながら読みました(笑)
しかし惜しむらくは描き下ろしカラー口絵はある物の
雑誌掲載時のカラー扉が白黒でしか観られないこと;;
特に第二話の扉の白妙さんの着ている着物や背景すごーく好みでカラーで見たかったー><
…と思って検索したら扉出てきたので良かったです(笑)
でも想像していたより地味な色だったな…綺麗でしたが。
主人公の伊都子のインテリアデザイナーというクリエイティブなお仕事も
波津さん作品にしては珍しく結構描写されていて、
こんなお仕事するのかーと読んでて楽しかったです~大分取材したんだろうなあ。
普段は有能な上司だけどプライベートな話になるとオネエ言葉になる源ちゃんと
同僚の妖怪マニアの翔子ちゃんなど脇キャラも相変わらず良い味出してて好きですvv
代表作の雨柳堂と似たような和風ファンタジーの設定なのに
セルフ二番煎じにならず
全く違った魅力を持った作品に仕上がっている所が素晴らしいと思いました~
特に第3話の奥さんとご主人の愛情と第6話のお嫁さんとお姑さんの絆が好きです。
続くの楽しみ~vv今までを考えると次巻位で終わりそうですが。
更にフラワーズ増刊で久々に19世紀英国を舞台にした連載が始まるそうで、
第一話のカラー扉見たいし14日の発売日に雑誌買っちゃおうかなーと思ってます。


父が誕生日プレゼントに輸入盤のバレエのDVD買ってくれました。
ミラノ・スカラ座のザハロワ&ボッレのジゼルとノヴィコワ&フォーゲルのライモンダ。
どっちも良かったですー特にジゼル、衣装が豪華で見応え有りましたー
ザハロワ、ただ足を上げるだけのポーズでも1つ1つが本当に美しくてうっとりしちゃいました。
体の線がとっても美しくて、どんなポーズでも絵になる。
ジゼルのヴァリエーションは思ったほど上手いとは思わなかったけど。
お馴染みのジゼルの清楚な青い衣装も素材感があって素敵。
ただ、冒頭アルブレヒトを捜して見つからない事が分かると
所在なさげにスカートに手をやったりとちょっとした仕草はとても可愛いのですが
踊ってる内に心臓が痛んでよろめくシーンとか狂乱の場とか、
がっつり演技しなきゃいけない所ではやっぱり演技下手だなー…と思ってしまいました。
ボッレは本当に貴族として育ったとしか思えない気品溢れる佇まいと
ダイナミックなテクニックがとっても素敵。
第2幕の最後の方でアントルシャを何度も何度も繰り返すところは圧巻でした。
ジゼルDVDも1個しか持ってないしあんまり見慣れてないから比較は出来ないけど、
同じバレエ・ブランでも白鳥第2幕よりずっと楽しい。
ウィリ達の幻想的で静謐な群舞の美しさが好きです。
とはいえヒラリオンを踊らせ沼に放り込む所では
手を繋いで円になりヒラリオンを取り囲むウィリ達が
頭を極端に前傾させてるせいもあって、魂を持たない怪物そのもので本気で戦慄しました。
第2幕のジゼルとアルブレヒトのパ・ド・ドゥも好きですー
ジゼルが胸の前で手を交差させてぴょんぴょん飛び上がる所音楽と合っていて大好き。
最後のジゼルが一輪の花をアルブレヒトに渡して墓の中に消えていくシーンは、
普通なら「あなたは生きて」みたいな意味なのでしょうが、
私は「ありがとう」と言ってるように見えました。
愛してくれて、愛させてくれてありがとう、みたいな。

ライモンダは衣装が簡素でしたが、
カラフルな原色使いとか素材感が凝ってるので見応え有りましたー
第1幕夢の場ではバレエ学校の生徒達が出てきてとっても可愛いvv
衣装も色味の違う薔薇の花冠とか
襟ぐりとかスカートの裾にも薔薇がふんだんにあしらわれていて、色調がめっちゃ好みでしたv
白鳥とかくるみは音楽の順番が全て頭に入っているので
逆に観ていて気の抜けない所がありますが、
その点ジゼルとライモンダは漫然と観ていられて退屈しなくて楽しかったです~


相も変わらず買ったり図書館で借りたりしながらコバルト文庫読みまくってます。
花衣沙久羅さんの恋人達のファンタジー・ヒストリカルシリーズ
「愛はロココの薔薇に導かれて」、この前買って感想書いた2作より面白かったです。
18世紀フランスが舞台で、この作家さんヴィクトリアンよりこっちの方が合ってる気がします。
リゼットとラウールのカップルの感じも私好みで、
相手に惹かれていく過程もしっかり描かれているので王道で読みやすかったですー
成り行きで結婚したラウールがリゼットのコルセットを毎日締める手伝いをしたり
お約束の昔2人は出会っていた!展開があったりと色々ときめかせてくれました。
領民の子供達にブランコを作ってあげたり一緒に釣りをしたりして笑顔を見せるラウールに
リゼットが惹かれていく所とか、共感できて良かったですー
ラブシーンも艶っぽさより暖かく感動的なのが素敵。
あとフランスが舞台と言うことで、「アイ・マール」「モン・シェリ」など
甘い愛の囁きがフランス語で書かれている所も甘さとロマンチックさ倍増で良かったですー

松田志乃ぶさんの「悪魔のような花婿」シリーズも前から気になっていたので
手始めに短編集「ダイヤモンドは淑女の親友」読んでみましたが
これまたとっても面白かったです!
魔女の呪いにより欲情すると12歳の少年の姿になってしまう22歳の青年伯爵ウィリアムと
彼に嫁いできたジュリエットのラブコメディ(?)
ウィリアムの弟ヴィヴィアンとウィリアムとヴィヴィアンの母で未亡人のレディ・ドーラとか、
キャラクターや相関関係も絶妙で凄く良かったですー
全体的に甘いんだけど胸焼けするような甘さじゃなくて、
ひたすら明るくて屈託のない甘さとでもいう物が良かったです。
悪魔城と呼ばれているウィリアムの城ザ・スカイの人間が
その名にふさわしく喋る前に「クックック…」とか笑ったり、
侍女がハート型のパイを作ると聞いて臓物のパイを提案したりするところとか吹きました(笑)
とりあえず第一作目を図書館で予約してますー
2作目と3作目の方が先に来たので今はそっちを先に読んでます。
12歳ウィリアム少年可愛いな~vv

日本のオタク文化恐るべし


国立新美術館で今日から開催されている「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」展行ってきました。
平日のお昼と言うこともあり空いてて良かったです。
客層は私含めお察しな感じ…
でもおじいさんやおばあさんが一人ずつ
どちらも食い入るように展示を眺めてた姿が印象的でした。
写真は入場時に平日先着500名に配られてたアイカツのカード。

展示自体は

現代のヒーロー&ヒロイン、
テクノロジーが描く「リアリティー」_作品世界と視覚表現、
ネット社会が生み出したもの、
出会う、集まる_「場」としてのゲーム、
キャラクターが生きる=「世界」、
交差する「日常」と「非日常」、
現実とのリンク、
作り手の「手業」

の8章構成になっていて、
まず第一章の現代のヒーロー&ヒロインの章から
プロジェクターが一作品につき1つ三角形の柱に付いていて
各作品のアニメ映像を映し出しているという「展覧会」という響きのイメージとはほど遠い光景に
「何かえらい所に来てしまった…」と
こういう展示初めての私はやや圧倒されながら観ていきました。
七つの大罪はマンガ、アニメ共に紹介されてましたが、
今までフォロワーさん達がツイッターで語り合ってるの見てただけだったけど
凄く楽しそうで興味湧きました。
エリザベス様多分絶対私好みだと思うの…!!
あとマギも凄く面白そうでめっちゃ観てみたいと思いました。
普段アニメ全く観ないしチェックしないのですがアラビアンナイト風の世界観&音楽のアニメとか全く想像もしていなかったので何それ凄い楽しそう…!
流されてたアニメ映像も絵可愛いしエキゾチックでわくわくしました。
各アニメの解説を読みながら一口にアニメって言っても色んな表現方法や演出があるんだな~と。
ウテナは観た事無いのですが
演劇的な演出を使っているというのに興味を引かれたのと絵が綺麗でこれまた観たくなりました。

テクノロジーが描くリアリティの章の解説ではマンガやアニメ、ゲームで描かれた未来的な世界が更なるテクノロジーの進歩を呼び現実化したり、
更に進化したりするみたいな事が書いてあってなるほどと思いました。
ここではFF7が一例として取り上げられてるだけでなく、
最序盤ですがプレステでゲームを操作する事が出来たりして、
5,6年前位に初代プレステがお釈迦になって以来
全く触れてなかった7を久々に動かせると言うだけで胸熱で
意味もなくクラウドとバレットだけのパーティで戦闘したりしてました。
バスターソードの原寸大模型とかもあったけど撮影不可で残念。
クラウド達が新羅ビルからバイクとトラックで脱出するシーンのムービーもあって
あーこんなのあったあったと凄い懐かしかったです。
電脳コイルも紹介されてて嬉しかったー
あの懐かしい世界観なのにヴァーチャル合戦っていうのが凄い好きなのです。
あとダイフミな。ダイチ単体も大好きだけど。

ネット社会が生み出したものの章は
「ほしのこえ」といういくら短編とはいえ25分のアニメを
作画演出監督全て一人でやるとかすげーと思いました。
ネット上で公開された物が口コミで広がって拡散、大ヒット、商業商品化、って流れも
日本人のどん欲なネットワークパねぇーと。
個人的にぐんまのやぼうの脱力感が半端無くてやってみたいです。
「ある地域を支配するのに成功すると○○は群馬県になりましたとツイッターで呟ける
謎のシステムも評判を呼び~」とかいう解説もツボりました。

1つ1つの章の内容を書いてたらきりがないと分かったのでここからは印象に残った事だけ。
アイカツのコーナーには実際の衣装が3着展示されてました。
アイカツってちゃおでふろくのカードが付いてくる位でしか知らなかったんですが
実際にドレス着て歌って踊ってるの観るとかっわいいですねぇ。
うたプリはあんだけエリーでネタにしといて初めて登場人物やゲーム内容を知りました笑
Free!はイケメン男子達の筋肉祭りだと…?
スタイリッシュな作画の男の子達がみんなかっこよくて魅力的でした!

第7章現実とのリンクの章は比較的「展覧会」らしい内容で、
競艇やオペラ、野球、果ては歌舞伎の女形など様々な専門的なジャンルを扱ったマンガや、
少女漫画多めの原画、複製原画展示でした。
水沢めぐみ先生の寺ガールが紹介されてたのは驚き。
あとは水色時代や赤石路代先生のワン・モア・ジャンプも
半分ちゃおっ子だった私には懐かしくて涙ものでした。
水色時代のカラー可愛くて綺麗だったなー
ワン・モア・ジャンプも古すぎて見かけないけど始めから読んでみたい…


全体的には各章各作品は解説と共にぽんと提示されている感じで、
企画内容である「テクノロジーの進化を享受してきた社会潮流の中で、
同時代のマンガ、アニメ、ゲームに触れることは
その時代の日本の社会を重層的な側面からみること」は
観覧者に委ねられている感じで多少消化不良な感はありましたが、
ざっと見ていくだけでも日本のオタク文化の凄さがありありと分かって
良い意味でキチガイやな、日本人…と思いました。

新シリーズが出る毎にアクションの要素が変わったりしてプレイヤーを飽きさせないモンハン、
集める、育てる、戦う、交換する、と
お子様とかつてお子様だった人達の遊び魂、コレクター魂を満たすのに余念のないポケモン、
伊達政宗が英語を話す等破天荒なキャラクター作りと
「伊達政宗vs織田信長」など史実ではありえなかった夢の対戦が出来る等
歴史ファン垂涎の要素を盛り込んだ戦国BASARA、
よりリアルな表現を追求し車体の重量や内部の容積などを測量し、
コースの取材に世界各国を旅するグランツーリスモのスタッフ達…

とにかくありとあらゆる手を使い手を変え品を変えリサーチを重ね
私達消費者のニーズを満たそうとするメーカー、作り手側と
さっきも言いましたが面白い物には即飛びつき拡散させる
消費者、受け取る側、買い手、プレイヤー達との相互作用で
これだけ巨大な文化が誕生するのか…と良い意味で狂気を感じました。

とりあえずオタクとはいえアニメもゲームもマンガもほとんど知らない私ですら
一度は目にしたり聞いたことのある作品ばかりで、
特にけいおん!、あずまんが大王、鈴宮はるひの憂鬱、らき☆すたあたりは
内容やキャラのお勉強が出来てためになりました笑
ぶっちゃけ89年~現代にかけての売れ線集めましたみたいな感じ。
ほとんどはプロジェクターに映された映像を使っての展示でしたが、
いくつかのアニメなんかは設定画や台本?や絵コンテの展示もありました。
とりあえず今まで書いた様な作品がお好きな方は足を運んでみると楽しいかも知れません。

yomyom


写真は今日母がもらってきたゴディバのチョコレートアソート。
いやーいくらするのかなーこんな高級品食べたの久々ですわー。
左上のトリュフがチョコなのにフルーティーというかトロピカルで美味しかったです~

今日はまた最近読んでた本の話なんですが、その前に
BSプレミアムでやっていたI am samがもう冒頭から泣けて泣けて…
障害者とか反則だろ…って思うんですが
障害者=可哀想って言うのも何だかなあと自分に思うわけですが…
ショーン・ペンの演技が本当に凄くて。
そしてこの映画では前についったでも言いましたが
知的障害者も引きこもりも弁護士も健常者もみんな等しく弱さを抱えていて、
弱さを否定していないところがとても良いなあと思います。


喪女SNSで奨めて頂いたので図書館で予約して
ワリス・ディリー著「砂漠の女ディリー」読みました。
アフリカのソマリア生まれの著者ワリスは5歳の時に
FGM(女性性器切除)を施され、13歳の時老人と結婚させられそうになり
家を逃げ出して都会の親戚を頼り、やがてロンドンに出てモデルとして成功します。
その数奇な運命もさる事ながら、序盤のソマリアでの遊牧生活の描写が
読んでいて皮膚感覚でアフリカの砂漠の熱気や雨の近づく気配などを感じられて、
美しい詩文の様なそれでいて観察眼に溢れた詳細な文章で
遊牧生活の過酷さや楽しみなどがいきいきと綴られていて引き込まれました。
ロンドンに出てからのサクセスストーリーもとても面白いのですが、
序盤の五感に訴えかける様な文章が無くなってしまって、
せせこましい都会の情景に変わっていくのが
そのまま雄大なアフリカの生活とロンドン、
そしてパリやミラノ、NYなどの都会との空気間の違いを表していて
その違いが歴然としているのが面白かったです。
FGMという少女にとってとても残酷な悪習への怒りももちろん感じましたが、
ワリスの常に希望を失わず運命を切り開いていく力強い生き方に圧倒されました。
そしてモデルの仕事でも、自分らしさを引き出してくれるカメラマンが好き、と言ったり、
やはりダンサーや絵描きなどと仕事こそ違えど、モデルという仕事もまた
自分らしさ、自分なりの個性の表現をしたい物なんだなと
芸術に携わる人間の本能的な欲求は皆同じなんだなあと思いました。
5時間半位かけて一気に読んでしまいましたが、とっても面白かったです。
FGMという悪習の犠牲者ではあっても、
アフリカ人であることに誇りを持っているというワリスの言葉が印象的でした。


少女向けラノベも相変わらず読んでます。
葵木あんねさんのルルル文庫「首狩り帝の後宮ー寵姫は文を読むー」うん…うん…
何だかこの作者さんの作品はいつもヒーローとヒロインが序盤でくっついてしまって
ヒーローがヒロインに甘甘な台詞を囁き続けるという感じで、
この作者さんには珍しく平凡設定のヒロインでしたがヒーローがヒロインにベタ惚れなせいで
いつもと大して変わらない感じでした…
あまりにも早くヒーローが正体を明かしてしまうのでどきどきもなく
後半のファンタジー展開も正直どうでも良くて
ヒロインのキャラも変わっちゃうし…
ヒロインの侍女のキャラクターは可愛かったです(フォロー)


あとはコバルト文庫の花衣沙久羅さんの恋人達のファンタジー・ヒストリカルシリーズ、
「愛は英国公爵の瞳に導かれて」「愛は英国子爵の嘘に導かれて」も買って読みました。
この作者さんはベテランらしく文章が端正で良かったですが、
どちらも主役の2人が惹かれ合う過程は描かれてるのですが
恋に落ちる決定的な瞬間とでもいう物が描かれて無いのでちょっと物足りなかったです…
葵木さんみたいにひたすら甘甘が続くのも考え物ですが、
葵木さんにはちゃんと恋に落ちた瞬間の描写があるので…
もっと2人の心が近づいた事を印象的に描いても良いと思うのですよねー
とはいえ英国公爵~の方はラスト、
クリスマスにガイがアリスにプロポーズする所良かったです。
アリスの描いた小説で
騎士が涙を流すと紫の羽の妖精が蘇る所は不覚にも泣きそうになりました。
英国子爵~の方は前作のガイとアリスが出てきた所は良かったですが、
アーサーとルルのロマンスはあんまり印象に残らなかったなあ…
ラストルルが本当に男爵令嬢だと分かるところは蛇足では?と思いました。

何にしてもいくつになっても少女小説の中でしか味わえない
王子様と麗しの(またははねっかえりの)ヒロインのラブロマンスには
惹かれてやまない物があります。
しかしいい加減買うのは控えよう…本当に…置く場所がない!

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プロフィール

HN:
小雨
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
読書、映画鑑賞
自己紹介:
7月15日生まれのかに座、A型。
めんどくさがりでものぐさ。

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